男子テニス界の新星達
カナダのモントリオールで開催中のRogers Cup(カナダ・オープンとも呼ばれるATP1000クラスの大会)は二回戦が終わったところだが、ここ数ヶ月その兆候が見えていた男子テニス界での若手新星達の躍進がはっきりしてきた。もちろん、フェデラー(36歳)という奇跡が快調を保っているし、ナダル(31歳)も第1シードで優勝を目指しているのだが、二回戦を勝ち抜いた新世代の顔ぶれが目を引く。第9シードのゴフィン(26歳、Goffin)をあっさり蹴落とした韓国のチョン・ヒョン(21歳、Chung)、第11シードのプイユ(23歳、Pouille、彼自身が躍進する若手であるが)を破ったアメリカのドナルドソン(20歳、Donaldson)、現在無シードながら過去のトップ10のデル・ポトゥロ(28歳、Del Potro)を一蹴したシャポヴァロフ(18歳、Shapovalov)、これまた元トップ10のガスケ(31歳、Gasquet)に競り勝ったすでにトップ10入りしているA・ズベレフ(20歳、Zverev弟)、もう一人キリオス(22歳、Kyrgios)も加えておこう。彼らのうちだれが準々決勝まで生き残るか?ズベレフはキリオスと対戦するのでズベレフが残る、シャポヴァロフはナダルが相手ではちと無理か、チャンの相手はラオニッチを退けたベテランのマナリーノで可能性はある、ドナルドソンは番狂わせでティエムを破った今のテニス界では比較的背の低いシュワルツマンだがアルゼンチンのテニスはしぶといので五分五分か。