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4月27日のニューヨーク・タイムズに推理小説「ダビンチの暗号」がキリスト教会側からの反論を受けているとの記事が出ていた。
3月7日の僕の日記で紹介した「ダビンチの暗号」、アメリカでは売れに売れて、どうやら600万部を突破したようだ。キリスト教が確立していくときにローマ帝国の国教になり、それと前後していろいろな異端を弾圧していった。弾圧された異端の中には、イエスがもっと人間的な預言者で、マグダラのマリアと結婚しいた、マリアこそがイエスの教えの後継者で、彼女はイエスの子供を生みフランスに落ち延びた、そういう伝説(本当かもしれないが)を信じていた人達がたくさんいた。「ダビンチの暗号」はそんな伝説をからめた推理小説で、近来稀に見る大ベストセラーとなった。 カトリック教会が、異端を弾圧、イエスを神格化、マリアを娼婦に蹴落とし女性一般を聖職から排除してきた、そういう歴史を一般読者に広めたことで、問題が起こってる。殆んどのアメリカ人はそんなこと知らなかったのだ。大多数のアメリカ人が神の存在を信じ、カトリックではないにしてもキリスト教のドグマを信じて生きている。そういう社会にとっては、この本は問題である。 ロン・ハワードが映画化することも決まった、この作品。前作、「天使と悪魔」もあわせて、ぜひ読んでください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004.04.28 15:09:47
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