一語楽天・美は乱調の蟻

2005/09/08(木)14:27

全米オープン 男子準々決勝

35歳のアンドレ・アガシ対25歳のジェームス・ブレークが準々決勝で対戦した。試合が終わったときにはニューヨーク時間で深夜を越えていた。テレビ放映は、なんと2セット対2セットのタイになったあたりで、スポンサーの都合によりカット。そりゃないだろう、ここは日本じゃないぜ、と怒ったがどうしようもない。そのあとはusopen.orgの速報で30秒くらいずつじっと画面を見つめて、スコアがアップデートされるのを待つ、という惨めな観戦になった。 先日紹介した、昨年大不運に見舞われたブレーク、今年になって大活躍だったが、ここに来て同じアメリカの超ベテラン、アガシと対戦。ブレークが初めの2セットを簡単に取って、解説のマッケンローも、アガシの動きが悪い、とか何とか抜かしていたが、第3セット中盤から老いたりと言えどもショットの正確さでは世界で一二を競うアガシが挽回、タイに漕ぎつけた。 第5セットはタイブレークになり、8-6でアガシがブレークを粉砕した。驚異の35歳である。 アガシとブレークはかなり親しい。試合後のネットを挟んでの挨拶も単なる儀礼的な握手ではなく、男同士しっかりと抱き合い、お互いを褒め称えた。20数年前に長髪で色シャツを着てウインブルドンに出ると駄々をこねたヒッピーの面影はない。

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