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一語楽天・美は乱調の蟻

2016.01.19
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権力争いの敗者に残された道は、組織を去るか組織にとどまり窓際に追いやられるか、二つに一つしかないでしょう。権力が集中している非民主的な組織の場合には、組織にとどまり不平を言い続けるという方法は、ほぼ無意味ですから。

さて、この敗者の中にどうしても組織に残して置きたい人たちが数名いるとします。経済的な理由からかもしれません、組織のドル箱であるとか。倫理的な理由もあるでしょう、この数人を追い出すあるいは窓際に追いやることは組織外からの倫理的な批判を受け組織の繁栄に危機をもたらす、というような。あるいは、超組織の政治的なプレッシャーもあるかもですね、大衆のような政治力を持たない人々ではなく当該組織の外の政治家達や企業組織とかです。

こうした何らかの動機で数名を残しておきたいとすると、一人をスケープゴートにして追放し、残る数名には謝罪をさせ以前とほぼ同じ待遇で残すことになります。映画などでもよく見られる、首謀者だけが斬首されて残ったものは生存を許される、というパターンの変種です。外部からのプレッシャーが相当ある場合には、この方法を使って組織の倫理的・経済的勢力を維持しようとするでしょう。

この場合、あるストーリーをでっちあげてすべてを正当化することが必要です。そのストーリーの流布にはマスコミ・メディアの助けが必要で、それを担当してくれるメディアには貸借関係が生まれることになります。あの時助けてもらったお礼に、これこれの情報をあげます、というように、今後そのメディアは特ダネをもらえる立場になるでしょう。

組織に歯向かった一人の人間が抹殺され数名のメンバーはプライドを傷つけられる、組織優先のこんな茶番劇が生まれる大きな原因は、当該組織が独裁的な権力を持ち過ぎているばかりか、市場を寡占若しくは独占していることです。組織を離れる自由がない、あるいは組織を離れたら生活していくことができない(干される)、という状況があるから、こんなバカげたことが起きるのです。クーデターの首謀者が、数名の信奉者と円満に組織を離れることができるような、仕組みが存在すればよかったのです。こんな独裁的な組織がメンバーの離脱に対してパワハラをするようなことがあれば、ほんとは独占禁止法などの法律的手段で取り締まるべきです。

例えば、アメリカのプロスポーツのように、時間的な制限の中でチーム間の移動が非常に自由な状況、これは個人の経済的利益を押し上げます。それによって、エンターテインメントとしての価値は上がり、観衆はより楽しめるでしょう。しかし、この新自由主義的な仕組みにも弊害はあります。一握りの特に有能な選手とそれ以外の選手との報酬の差が大きくなるのです。いわば、貧富の差が広がる、ということでしょうか。

ですから、組織間移動の緩やかな自由というのが理想的かもしれません。その点、日本のプロ野球の場合ですと、倫理的な枷がかかっていますから、組織間移動は比較的穏やかです。芸能界でも、これに似た状況づくりをすることが望ましい、と思います。

(注) タイトルにある「芸能人はなぜ干されるのか?」というのは、星野陽平の著書で2014年に鹿砦社から出版されています。






最終更新日  2016.01.19 10:19:34
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