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一語楽天・美は乱調の蟻

2016.01.24
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NBAもほぼ前半戦が終了して、西部地区はどうやら昨年の覇者ウォリアーズと名コーチ・パパヴィッチ(Wikipediaではポポヴィッチ)のもとで禅僧のように粛々と勝ち続けるスパーズの争いになることは既定の事実でしょう。これに対して東部地区では、キング・ジェームスことレブロン・ジェームズを擁するクリーブランド・キャバリアーズが勝率7割3分で一応首位に坐していますが、対ウォリアーズでは2戦2敗、しかも1月18日の試合では30点以上も差をつけられたボロ負け、対スパーズでも1戦1敗、いざ最終対決の日には全く分が悪い現状なのです。

そこで何とかしなければならないとチームの責任者が選んだのは、コーチの更迭でした(アメリカ時間1月22日)。勝率7割3分を残していながら更迭されるとは、NBAコーチの高給生活も決して楽ではありません。この更迭は早くから予想されていたようです。というのは、今回更迭されたコーチ、デイビッド・ブラットはチーム内の評判が今一だったのです。ブラットは、ヨーロッパでコーチをしていて2014年に引き抜かれた人で、NBAでは選手としてもコーチとしても経験がなかったのです。ブラットのコーチのスタイルは、比較的権威主義的だったようで、それも不興を買ったのでしょう。

NBAのコーチがどれほど困難な仕事かについては、あれこれ読んだ記事から推測するのですが、権威を比較的尊重する日本の組織環境に慣れた人間には想像できないものだと思われます。10数人のチームのロースターに並ぶのは、全員激しい競争を勝ち抜いてきたつわもの達、彼らにリスペクトされ受け入れられには、単に戦術にたけているなどの技術面だけでは無理でしょう。NBAで選手として活躍した歴史があるとか、NBAでコーチの経験があり、チームをプレーオフにも導いたことがある、などの要因があれば、選手も耳を傾けるでしょう。

更に悪い事には、キャバリアーズにはキング・ジェームスというスーパースターがいるのです。彼に逆らって信頼を失ってはチームを動かすことができません、かといって彼にこびへつらっては他の選手のリスペクトを得ることができません。試合中に選手を交代させようとしてジェームスがそれに異議を唱え撤回せざるを得なかった、というシーンも何度か目撃されています。もはや、コーチであてコーチではない、給料は貰っても威厳は貰えない、腰巾着の状態だったのでしょう。

更迭から一夜明けた土曜日の記者会見で、ジェームズは青天の霹靂だった、と言っていますが、このチームは歴然と彼のチームです、事前に彼が知らされていなかったとは考えられません。アメリカ文化は、公式の会見では日本以上に本音と建前をはっきりさせますから、これがジェームズの建前ということでしょう。ちなみに、新コーチのタイロン・ルーは、ジェームスも気に入ってる、とか。






最終更新日  2016.01.24 12:40:49
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