テーマ:防犯(381)
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日本滞在中、一人暮らしの親戚が裏玄関に監視カメラを設置したいとのことで、パナソニックのホームセキュリティシステムを購入・設置しました。パナソニックの製品番号はKX-HJC100Kで、これはホームユニット(KX-HJB1000)というカメラからの情報を受信・録画・制御するパーツと屋外カメラ(KX-HJC100)で構成されています。いくつか問題点がありその解決に数日かかりましたが、なんとか使えるようにはできました。
一番の問題は、初期設定です。ホームユニットを無線ネットワークにつなぎ、カメラにネットワーク接続し、その上でセキュリティシステムとして作動させるためには、パソコンではなくスマホあるいはタブレットが必要なのです。パナソニックの商品紹介には確かに、スマホやタブレットで制御し、そのためには専用アプリケーション「ホームネットワーク」のインストールが必要です、とは書いてあるので、パソコンでもできるだろうと思い込んだ僕が楽観的に過ぎたのでしょう。最悪の場合でも僕が所有している二台のアンドロイド機器が使えるだろうと考えていましたが、海外居住でユーザー登録してる機器では使えませんでした。 このシステムと連動できるアンドロイド機器は日本で登録したものに限定されるのです。Google Playで専用アプリをダウンロードしなければならないのですが、海外居住としてユーザー登録した機器ではダウンロードできない、という致命的な壁にぶち当たったのです。いま現在そのアンドロイド機器が日本にあろうと国外にあろうと関係なく、その機器のユーザー登録が国外だったらアウトということです。Google Playでは、ある種のアプリのダウンロードは国や地域の制限があります。これは多分著作権保護のためなのでしょう。監視カメラシステムの場合、いったいどんな著作権保護の必要があるのでしょうか、理解できません。 解決策として二つ試してみました。一つは、パナソニックがGoogle Playにアップしている英語版のHome Network Systemというアプリを試すことです。多分海外で販売している監視カメラシステムのために作ったものでしょう。ダウンロード・インストールはできましたが、残念ながらこのアプリでは初期設定することはできませんでした。理由はわかりません。二つ目は、手持ちのアンドロイド機器に、日本在住のユーザーを追加した上で日本語版のアプリをインストールする方法です。インストールはできましたが、初期設定はできませんでした。 万策尽きて、それほど高くないアンドロイドのタブレットを急遽購入しました。わりと信頼のできるメーカーのタブレットを2万円弱で手に入れ、無事に専用アプリをインストール、初期設定を完了できました。 初期設定にはいくつかネットワークに関する制限があります。まずは、タブレットとホームユニットの両方が同じネットワーク上の2.4GHzに接続しなければならないという制限です。2.4GHzと5GHzの両方の周波数を使っているルーターの場合は、両方とも2.4GHzを使うように設定しないとなりません。さらに、初期設定の時には、タブレットとホームユニットは同じ名前のネットワーク(同じSSID)に接続していなければならない点です。これらはそれほど困難なく解決可能です。 こうして、悪戦苦闘追加費用心的苦痛の末、やっと設定に成功、カメラに付いている動作モニターで32GBまでのSDカードに自動録画、そしてスマホ・タブレット上で再生・消去が可能になったのでした。録画した映像を果たして外出先から見ることができるのか不安でしたが、Wifiでも携帯回線でも可能で安堵しました。専門業者に頼めば10万円を超えるでしょうから、5万円以下で出来たことはまずまずでしょう(精神的苦痛の費用は計算に入っていませんが)。 上述した二つの問題点、PCの使用不可とアプリのダウンロード制限、の他にあと二つパナソニックに再考してほしい点があります。 一つは、ソフトウェアのアップデートをするのに、初期設定と同様、同じネットワーク上でないとできないという点です。設置した家に出向いてアップデートをしなければならないという制限です。そんな馬鹿な、と思いませんか。もう一つは、詳細マニュアルがオンラインでしか読むことができない点です。pdfバージョンも見当たらないのですから、これも驚きです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.06.17 04:55:59
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