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ランチを食べながらテレビのチャンネルを回していたら、「Django」という1966年の映画をやっていて、主演のFranco Nero(フランコ・ネロ)という名前に覚えがあったので、途中から覗いてみた。西部劇だったが、もしやこれはその昔クリント・イーストウッドの出世作にもなったマカロニ・ウェスタンの一つではないか、と思いながら、最後まで観てしまった。
ストーリー自体は、南北戦争後のメキシコ国境近い町で、アメリカ人とメキシコ人の悪党どもを相手に、主人公ジャンゴがガトリング(Gatling)砲のような機関銃で数十人の悪党を殲滅したり、金塊を奪うために軍の砦を攻撃したり、両手を銃床で打ち砕かれ指の使えないジャンゴが、拳銃の引き金を保護する用心金(trigger guard)を外して、指を使わずに数人を打ち殺したり、悪人どもを蠅のように打ち殺していく、昔のチャンバラ映画のようなB級映画だった。 調べてみると、この映画やはりマカロニ・ウェスタン(英語ではマカロニではなくSpaghetti)の初期のもので、その呼び名からわかるようにイタリア製西部劇、監督のセルジオ・コルブッチ(Sergio Corbucci)、主役フランコ・ネロ、ともにイタリア人だった。この映画のヒットの後、タイトルに「Django」が入るものは30作以上作られたそうだが、そのほとんどは<公式の>Djangoではない。フランコ・ネロは1987年にもう一度「Django Strikes Again」で公式のジャンゴを務めている。 「Django」の邦題は「続・荒野の用心棒」となっていて、まるでクリント・イーストウッド主演の「荒野の用心棒」(1964年)の続編であるかのようだが、実際には監督も違うし主役の設定も違う。ちなみに、「荒野の用心棒」(英:A Fistful of Dollars)にその邦題を付けたのは、黒澤明の「用心棒」(1961年)を非公式にリメイクしたためだった。無許可でリメイクしたことから著作権侵害訴訟になり、イタリア制作会社は敗訴して興行収入の15%支払うことになったとか(日本語版ウィキペデイア「荒野の用心棒」の項)。 B級映画「Django」は、いまだに一部の人たちに人気があり、カルト映画の一つである。ジャンゴがガトリング銃の入った棺桶を引き摺って歩く、という映像イメージが、人々を惹きつけたのだろう。暴力的な映画で有名なクエンティン・タランティーノ(脚本、監督)が2012年に「Django Unchained(ジャンゴ 繋がれざる者)」を作っている。ホラーやドタバタ以外のB級映画は別に嫌いでもないので、この新作も一つ観てみようか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
あれ?と思いつつ拝見しました・・私の【荒野の用心棒】って記憶に有る映画の主演はジュリアーノ・ジェンマと言う俳優でした・・! 映画館では観てないのですが、まだ実家で過ごしていた時代に深夜枠で観ていた記憶が有ります☆
ジュリアーノ・ジェンマ・・今思えばトム・クルーズに似た感じで、笑顔がメッチャ可愛い♪イイオトコでした~♪ 【荒野の1ドル銀貨】って題名のもあったかな~! フランコ・ネロのはもしかしたらそれ以前なのかな~?? 勧善懲悪 !ですから、まあ何をしてもすっきり~でしたね☆ (2017.12.15 21:56:32)
tom☆さんへ
この頃のタイトルのつけ方ときたら、安易というかいい加減というか、滅茶苦茶ですね。tom☆さんの覚えてるジュリアーノ・ジェンマのは「夕陽の用心棒」というタイトルのようですよ。英語題はA Pistol for Ringo、ということは主役の名前はRingoなんですね。クリント・イーストウッドの映画は、最初が「荒野の用心棒」で、その後は「夕陽のガンマン」になってますね。荒野と夕陽と用心棒とガンマンを適当に組み合わせるという、配給会社は一緒なのかな?「荒野の夕陽」というタイトルはなかったのかな?「荒野の1ドル銀貨」もありましたよ、イタリアでの公開は「夕陽の・・・」の3か月後になってますね。やはりジュリアーノ・ジェンマ。 (2017.12.16 03:18:51) |
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