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2020.12.27
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筒美京平ベスト5(その3)

迷いに迷って、平山三紀(現在は、平山みき)を第3位に持ってくることにした。彼女のどの曲をというのではなく、筒美京平がその声に惚れ、彼女の為にはだれにも負けないいい曲を作る、と人に言っていた「平山三紀」とのコラボに対して敬意を表したい。もちろん作詞家の橋本淳もコラボの一人として入れるべきだと思う。

1970年前半に筒美・橋本が作り上げた「平山三紀」のイメージは、恋多き自由な女、という感じだった。「ダウンタウン六本木、いろんな男の眼の前で抱かれたかったのに、愛なんて女の部屋の幻ね」(恋のダウンタウン)とか、「ヨコハマ、素敵な男がいっぱいいるわ、わたしの好きなあの人は一人で海を見ているわ、ビューティフルなお話ね」といった歌詞によく表れている。「真夏の出来事」では、「彼の車に乗って真夏の夜を走り続けた、最果ての町わたしは着いた、悲しい出来事が起こらないように、祈りの気持ちを込めて見つめあう二人を、朝の冷たい海は鏡のように映していた、恋の終わりを知っていた」というように、都会の遊び場の話ではないが、衝動的に一泊旅行に出た二人が見ているのは希望のある未来ではなく、その旅限りの気まぐれな関係である。

現実の平山三紀は、いくつかのインタビューによると、とても真面目な女性だったようで、お酒もタバコもやらなかった、とか。(ところで、彼女は1977年に結婚、2005年に離婚、相手は「ばんばひろふみ」というフォーク歌手、バンバンという2人組のグループで「いちご白書をもう一度」をヒットさせている。)

現実の平山のことは横に置いておいてイメージに戻ろう。当時の日本では新しい16-ビートのリズムに乗って流れてくる、弾むようなハスキーボイスで描かれる奔放な女のイメージは、一部の男性には堪らなかっただろう。たとえば、もし僕がその頃アメリカの田舎町で精神的に孤立していて「真夏の出来事」を聴いたとしたら、アメリカン・ポップスを思わせるイントロから最初のバースで心が掻き立てられたところへ、サビの「悲しい出来事が」と(Cのキーで)E7に曲調が変化するところで、不安が頭をもたげ、ああ、やっぱり日本に帰りたいなーなんて感情に襲われ、こんな歌を歌っている歌手に恋をする、かも知れない。

初期の平山三紀の作品から、次の6曲を選びユーチューブなどからアナログで録ってコラージュしてみた。すべて、作詞・橋本淳、作編曲・筒美京平である。サウンドが凝っているのでおそらく後年のリミックスだろうと思われる。

コージーサンプルはここをクリック

恋のダウンタウン(1973年11月)
ビューティフル・ヨコハマ(1970年11月)
フレンズ(1972年3月)
麦の匂い(1975年2月)
熟れた果実(1974年6月)
真夏の出来事(1971年5月)






最終更新日  2020.12.27 09:40:59
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