おびやまロボット研究所 ~マイコン電子工作と自作ドローン~

2014/12/09(火)19:16

トライコプターをもとにした垂直離着陸機(VTOL)

ありそうでなかったVTOLです。 QuadcopterをもとにしたVTOLは既に作られていますが、Tricopterによるものは探したけど見つかりませんでした。Quadcopterが傾いて飛行機になる時は、4機もモータ不要で冗長な感じですが、トライコプターならモーターが一つ減らせます。 また、主翼にエレボンを追加し、ピッチ制御のモータは折ペラにして飛行機モードでは完全停止して飛ばせば、双発無尾翼機になり、より完全な飛行機に近づけられます。 トライコプターだけどプロペラは固定、ラダー翼でヨー制御、通常のトライコプターと前後逆にしています。手前側が前。 発泡スチロールの機首は空気抵抗をさげるため、中にコントローラ(APM2.5)が入っています。 エレベータを前に倒し、フロント(ラダー)モーターを弱めれば連続的に飛行機モードになります。しかも、コントローラの姿勢制御が効いてて、飛行機モード時にも角度を安定化するようにフロントモータが働きます。 ギアをエレベータにミキシングすれば、スイッチでヘリと飛行機モードを切り替えることもできます。 ターンはエルロン操作で左右モータのパワーを加減し、ラダーで傾きをいれます。 飛行機モードに入ると主翼の揚力が得られるのでモーター出力を少し絞った状態で滑空できます。 エルロンを翼端につければ、ヘリモードではほとんどプロペラの風を受けず、飛行機モードでは十分に働かせることができるように配置を考えました。 動画はこちら、VTOL, modified Tricopter --追記-- 飛ばした結果、旋回性がよくなかったのでちょっと改良、主翼端の上半角を大きくしました。

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