ネットなどで自作の卓球マシンを検索すると,ボールの切込みを入れた円盤が回転して順に押し出す方法.これが確実ではあるのですがギヤドモータと固定部分が必要で,回転速度やギヤ比の調整も難しそうではあります.ジャンクを探すと1秒1回転くらいするギヤドモータがあったのでこれを使うことにしました.
球入れも一体型にするために3Dプリンタの最大サイズ,15cm角いっぱいいっぱいに部品を設計しました.
ヘッドと円盤を組合わせたところ.
ヘッドのモーターも汎用的で安価な模型用モーターのようなものが良いのですが,パワーが欲しく,かつ電源の調達が簡単なように,ドローン用のブラシレスモーターを使うことにしました.
模型用モーターは結構電流を食います.電圧も低めです.
このブラシレスモータは5Vで動き,電流も数100mAで回ります.
ローラーがまた問題.ここでは卓球マシンだからラバーを貼ってみましたが,相当強力な接着剤で貼らないと剥がれます.回転した時の遠心力はバカになりません.
貼っては剥がれを繰り返し,最後はラバーのつなぎ目を糸で縫い合わせました.
ボール送りの部分には追加工で輪ゴムを入れてあります.
ボールが1つずつ押されて,1個ずつローラーに送られる仕組みです.
これが無いと,マシンが上や下に傾いたときに球が転げ落ちて,一度に2発出たりとかします.
全部組み上げたらこんな感じ.
電源は5Vのスマホ予備バッテリー,制御はArduinoマイコン.
高さは,角材を並べて調整します.
ラージボール用自作卓球マシンの動画
ニッタク 卓球マシン ラージボール専用ロボット ロボッチャ44 初心者から上級者まで対応 NT-3021