2013/12/16(月)11:49
奈良県で初めて!だそうです。。。
昭和40年代から50年代、景気の変動に伴い何度となく起こった住宅建築ラッシュ。
「建てれば儲かる」という時代でした。そしてさらにバブル景気。
買った次点で何百万も儲かる、なんて… 今では考えられない…(汗笑)
そんな時代に於いて、やはり「悪徳業者」は活躍します。
正攻法では儲けが少ない。もっともっと、ガバットも受けてやる!とう輩。
どうすれば?犯罪者にはなりたくないが、何か良い案は…
そう、都市計画法や建築基準法の「すきま」を狙うのです。
法基準を守っているようで、実はかなり問題がある住宅。
現在でも、そんな状況で建てられた多くの「違法建築物件」が存在します。
今回は、そんな中でも「連棟住宅」として建てられた住宅について。
建築確認申請上では「連棟」そう、テラスハウスとなっている。
しかし、現実には「一戸建て」という家が多く存在します。
これらを建て替える場合、確認申請上の建物自体として取り扱います。
たとえば「5連棟」の場合、5軒全部を建て替えなければならないのです。
事実上は不可能に近く…「再建築不可」として扱われています。
時代も変わり、頭の固いお役所もこの現実をどうにかすべきだと?
法改正により、所定の手続きと諸条件を満たすことで単独再建築が可能に!
ただし… 「再開発」という扱いになり、かなり大変な作業です。
クライアント様との出会いは2年前の今頃、だったかな。
その頃には法的には不可能だったので、進展は無し。
今年の春に改めてご相談を受けることとなりました。
建築士との打ち合わせ、調査、役所関係との検討と信施の積み重ね…
9月に実質的な手続きに着手、ようやく今月中に確認申請が許可されそうです。。。
全国でも実例は少なく、なんと奈良県では初めてとの事!
役所関係者さんも、建築士さんも、クライアント様も頭の中がグルグル?(汗笑)
どうにか目処はつきました。いよいよ来月より着工です!
今回は「セルフビルド」を多く取り入れます。
クライアント様はDIYでのリフォームの達人!様々な経験をお持ちです。
その経験を活かし… 室内の壁の漆喰塗りを、すべて自らの手で行うと!
さらにガレージ部の屋根や外壁の板張りなども。。。 本職顔負け!
楽しみです。。。 また進展をアップしますね!