太陽光発電に関する賛否-庶民の観点よりの事実
「日本ってのは、なんてサービスの行き届いた国なんだ!蛇口をひねれば、お金を入れなくてもお湯が出るなんて!」...いや、マヂでね...(汗) バケツの水が沸騰しそうな太陽。このパワーを放置するのはもったいないが... 太陽光発電、もう少し変換効率が上がるか、価格が安くなればねぇ... 化石エネルギーを使わない、CO2を出さない。理想的な発電技術ではあるが、計算上のEPTやLCAの数値だけで「素晴らしい!」と言うのはどうかな?なんて思うのです。ボクは太陽光発電についての専門家じゃない。だから「一般消費者の視点」で考えてみるのですが、設置に対する国からの補助金が「3~4万円/1KW」で~ 県などの助成金が「5~15万円」ぐらい、かな。4KWのモジュールの設置には220~250万円が必要となるわけで... まぁ、200万円の個人負担。細かい計算は省いて~ 実際に使われている方のお話を聞くと、年間の平均値として「1万円/1ヶ月」ぐらいの節約になっているらしい。1年で12万円、単純に計算すれば、17年で元は取れるってこと。5年ほど前なら27年かかるって話だったな。3KWで250万円ぐらいだったし、変換効率も低かったから。 「おぉ!17年後からは儲かるじゃん!」と~単純にはいかない。メンテナンスの費用も必要だしね。屋根に設置するから、屋根瓦のメンテは大変!「一体型」なら問題はないんだろうけどね。もっとも、耐用年数はかなり長いと思われます。パネル自体は25年ぐらいは使えるかな。パワーコンディショナーや買電計は10年で交換。総合して考えれば、25年間で50万円ぐらい得するかも。うん、それぐらいじゃない、実際は。電気をあまり使わない方(特に昼間)ならもっと数値は上がるだろうしジャンジャンバリバリ使う方はほとんどメリットはない。平均値の50万円を月割りにすれば1700円か... まぁ、微妙な数値。マクドのランチ、3回分の節約。。。(笑)もっとも、ローンを組んだら~ 金銭面でのメリットは無い。訪問販売とかで押し付けてくる「アドオン方式・10年払い」とかならば~ 50年かかっても元を取るのは無理じゃない?低金利の住宅ローンに組み込んでも利益は出ないはず。だから、この試算は「ニコニコ現金払い」の場合です。 こう書けば「オマエは否定するのか!エコを考えないのか!」と~お叱りを受けそうですね...(汗) 文頭のとおり、エコロジーの観点からすれば非常に理想的な発電設備だと思います。ただ、庶民の目からすれば「数十年分の電気代を先払いしてる」ような気持にもなるのです。あと... デザイン... 何とかならんのかぁ~!(汗笑) CRAFTで家を建てられる方は、デザインに関してもかなりこだわりを持っておられます。プロバンスやコッツウォルズ風の家に... あのパネルは...(汗笑) なので、CRAFTでは過去に一度も太陽光発電を設置したことがありません。「将来的に取り付ける」ことを前提にした家はたくさん建てましたが、まだ誰も乗せてないな... では、本日のとりまとめ。。。(笑)もし、貴方が「地球環境の向上」を何よりも尊び、自身の利益は鑑みないならば、どんな方法であれ、今すぐに太陽光発電を設置することをお勧めします。「自腹を切ってでも地球を守る!」という、素晴らしい志をお持ちの方は、大至急に施工店へご連絡を!「エコも大切だけど~損はしたくないな~」という方は、もう少し待つのが得策かも。年を追うごとに変換効率は高くなり、価格は安くなっています。施工業者が乱立し、安売り合戦も期待できます。原発問題より、太陽光発電に期待が高まる中、国家は当然、市町村としても推進をするでしょう。補助金、助成金をたくさん得ることができればイニシャルコストの回収は早まります。数年内には大きな変化が起きるかも?やはりデザインが大切!」という方は... お勧めするのは「陸屋根」です。ビルみたいなペッタンコの屋根に架台を組んで設置。道路からはまず見えることはありません。本体や屋根部のメンテナンスも容易。あとからモジュールを増設する場合でも対応が安易です。 えっと... ご質問は喜んで受け付けますが、反論はお手柔らかに...(汗笑) 天理市・Genuine Provence