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クランキー猫’s

クランキー猫’s

C猫のPhilosophy2

Good morning! 今日は英語にしてみた。姪っ子のもう一つの悩みは飛行機で寝過ごして起きたら又日本だったらどうしようと言うものだった。どういう悩みだよ、中学生にもなって…。でも夢を持って生きて欲しいなあ、決して公務員になりたいとか言って欲しくない。

いや、公務員が悪いと言うわけではないですよ、念のため。立派な職業だと思うんですよ。人助けや、公共に奉仕する事に燃えてなりたいと言うなら良いんです。でも安定してるからと言う理由で中学生の時からは夢に入れて欲しくないです。正直言って。

C猫も日本で生まれて育ち、何をやっとくと良いかとか、例えばスチューワーデスになったら?とか親に言われたりとか。でもそれもあんたには無理だろうね、というニュアンスがしっかり込められていたが…。

でも今になって思えば、スチュワーデスが女性の最高の職業の一つなんて本当に嘆かわしいと思う。先進国の中では日本だけです、そんなのは。しかも崇め奉って男がちやほやするもんだからすっかり女性達もその気になる。

非難覚悟で言いますが、あんなのはウエイトレスと同じだ。チキンとかコフィーと言えれば英語は事は足るし彼女達もファーストクラスの客に見初めてもらうのに忙しいし。結局ずっと責任を持って続けて生きたいような職業ではないのですよ、ほんとに。

そうであれば誰もが腰掛にしようと思わないでしょ。でも最高裁の判事や医者ならまさか腰掛けにしようとは思わないでしょう。それはそれだけやりがいのある仕事だからだと思う。

親でさえ娘にスチュワーデスになったらと言う始末。どうにかならないだろうか…。何で娘のなりたいものになったらとか色んな可能性を示唆してあげないのだろう。そういう価値観に踊らされた一人としてほんとに改善して欲しいと思う。

医者になったら嫁の貰い手がないとか。それって貰いたくない男に問題があるのではないか。元を正せば賢い女性や自立した女性をハンドル出来ない男性に大いに問題があるのではないか。

可愛くて従順とかそういうのが良いと思う男が多くて、女性も仕方がないから従順に振舞う。というか本当の自分を見せないで結婚する。でもそれが続くわけではない。そんなんでやっていける訳がないのだ。そしてやがては対立し喧嘩ばかりする。

男性側からすれば、騙されたと思う。あんなに可愛くて従順で家庭に入りたがったし、子供を欲しがったのに…と。その前に皆が男性の都合の良いように出来たこの社会の仕組み自体に気づくべきであり、変えていくべきであると思う。

その過程に入りつつあると思う。結婚に夢を抱かなくなった女性達は結婚しなくなったし…。自分自身を隠さず表現できない人と一生一緒に居るなんてそりゃ、無理だと思う。絶対無理。一生自分を隠して暮らせないし…。

社会のストレスやプレッシャーも関係あるだろう。上司からは嫁に行かないのかとかいうセクハラを浴びせられるし、親にも。自分を曲げてでも上手くやって結婚しようと思うよね~、いやほんとに辛いと思う。

でもそういう風に感じさせる社会を変えていく必要なんだよね。少なくてもこの理論は分かっとくべきだと思う。そういう状況を潜り抜け、失敗もし、今に至ったC猫には結構状況は飲み込めてるけどね。でも自分が生まれて育った文化に疑問を持つってほんとに難しいよね。

毎日してる事、例えば食べるという事にどうして?って疑問を持たないのと同じ事。栄養を補給する必要だしとか色々あるだろうが、だれもそんな事は考えない。なぜって習慣だから。どうして自分を出せない人と結婚するの?なぜって皆してるから。これってUnderstandableでもやっぱりC猫にはとても難しいし後で不都合のでてくる事だと思う。

難しいな~。でも事実はスチュワーデスって多分年収$25000くらいの職業だと思う、アメリカや他の国では。外国のエアラインでは乗った人は分かると思うけど、全然花形職業ではないから年取ったおばさんの女性が多い。勿論他の国のエアラインでも同じ。違うのはアジアの一部の国だけではないか。

いや、他のウェッブでも例えば国連に勤めたいんだけどアメリカのどの大学院の学科に行けば良いかとかそういう質問だあるけど、一体国連で何をやりたいかと言う事が全く考えの中になかったりする。国連だって、会計課から、研究に関する課まで幅広くあるだろう。

国連に勤めるとカッコいいからするとか、スチュワーデスになると聞こえが良いから良い相手と結婚できるからではなく、どうしてその仕事をやりたいのかどういうやりがいがあるのか、と言う方向に行かないものだろうか。

スチュワーデスに真に生きがいを見つけ、保安要員としての役割に目覚め、それを心から好きと思うなら、全然良い事だとおもうのだ。

C猫に限って言えば、幼少の頃から何になりたいの?お前なら何にだってなれるよ、夢を持ってごらん、と言われた事はない。替わりにこういうのが良いんじゃないか、安定してるし、これは無理だろうけど、なってくれると親の鼻も高いししかも結婚相手にも不自由しないと言われた事は数え切れないほどある。

考えてみたら、女性が一生の仕事を持つと言う考えの大きな欠如が見られると思う。これが本当に大きな問題だ。だからアメリカに居て一生の仕事がもてる段になって何をやれば良いんだ?と思う人が結構居るのだ。C猫にも迷った時期はあったし、周りの日本女性にも結構居る。

これを文化的教育的問題と言わずしてなんと言おう。勿論男性達に関してもしかり、くいっぱぐれのない妻子を養える職業に就けよ、と言われて育つだろう。社会にでて結婚すれば学校に戻る事もないだろう。男として収入をキープする責任がある。

猫夫のように全て捨ててMBAにという事はないだろう。でもアメリカではこれがStandardである。誰もがやりたい事を追求しながら生活できる事とのバランスを保ちながらやっていくのだ。いや、全ての人がそうしている訳ではない。でも少なくてもそういう考え方が根底にある。

奥さんが、良いわ、その間私が働いてれば良いしと言うだろう。ここにも社会の弊害が。日本女性がそうしたくても、日本の社会が女性にPayが良く、やりがいのある仕事を与えてなければ、しかも社会の目がその男性を非難したりすれば(仕事をしないで学校に帰るという事で)実現し難い。

日本の男性社会は結局女性、男性の両方の自由を奪ってると言えるのではないだろうか。

なんだかすごいテーマになりました。そんなつもりではなかったのですが…。この社会の違いにはC猫はすごく強い意見を持ってます。だから、一人でも多くの日本の方に考えて欲しい、疑問を持って欲しいと思います。

人生を楽しんで生きる。仕事だってその一部。仕事だから楽しいわけがない、というのは悲しい事ではないでしょうかね。勿論、C猫だってセラピー辛い時もあるけどやっぱりやりがいあるし…。

勿論、アメリカの社会が完璧なわけでもなんでもない。でもこの事に関してはやっぱり両方を見比べるとアメリカを断然支持するC猫です。

Posted in diary on November 27, 2004 12:57pm (EST)

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