テーマ:仮面ライダー電王(403)
カテゴリ:時の世界の車窓から/電王関連(終)
祭りや縁日で沿道に並ぶ露店の定番の一つがお面屋さん。先月の松山の椿まつりでも多数の露店が軒を連ねており、その中に当然お面屋さんもいくつかあったのですが・・・当時本編未登場だった電王ロッドフォームのお面がもう並んでたぞ。いいのか?(笑)
【第6話 サギ師の品格】 デンライナーの食堂車で殴り合いを繰り広げるモモタロスとウラタロス。が、戻ってきたハナに二人ともぶっ飛ばされて水入りに・・・相変わらずキツい女だなとぼやくモモタロス目がけ、さらにフォークを投げ付けて黙らせるハナであった。 そんなハナが気に入ったらしいウラタロスは、良太郎が"特異点"と知った上で憑依したらしい。「デメリットなくしてメリットなし」と、自由に動けなくなるのを承知で"特異点"のメリットを敢えて選んだという。良太郎は"特異点"について訊きたいことがあるようだが、今は少年を襲ったイマジンの契約者を探す方が先。ハナは良太郎をデンライナーで休ませ、イマジンに襲われた少年に会いに行く。 クラストイマジンは大輝のサッカーチームのメンバーを襲い続けていた。負傷して次々に病院に運び込まれてくる仲間の姿を見て、怪物が本当に仲間を襲っていると知って恐怖する大輝・・・ そこへ訪ねてきたハナは少年を襲う怪物について訊こうとしたが、大輝は怯えて病院から逃げ出す。追い付いて再度問い質すハナだが、大輝は知らないと答えるだけだった。 一方、デンライナーでは休息中の良太郎を尻目にモモタロスたちがくつろぐ。「僕はね、あの時の砂の中にいたんだ。一人ぼっちで何年も何年も時の砂の中を彷徨ってた。いつかあの電車に乗るんだ、そう思って砂の味しかしない唇を噛みしめて・・・」落涙までしてしんみりと身の上を語るウラタロスに思わずもらい泣きするモモタロスとナオミ。が、それは全部真っ赤なウソで、ウラタロスはまんまと良太郎の身体を借りて外に遊びに出かけてしまい、女性たちとデート三昧。携帯電話でその話を聞いて呆れ返るハナ・・・ 良太郎は一旦元に戻って『Milk Dipper』を訪ねるが、ウラタロスは愛理も気に入った様子で良太郎は落ち着かない。そこへ尾崎と三浦が駆け込んできた。三浦は良太郎が悪霊に取り憑かれていると思っているらしい。ウラタロスはすかさず良太郎に憑依して、取り憑かれているのは尾崎だと言ってのける・・・ 大輝を連れたハナと合流した良太郎。ウラタロスがイマジンと契約した少年を知っていると言うので身体を貸すが、それはハナをデートに誘うためのウラタロスのウソだった。「人生を面白くするのは千の真実より一つの嘘だよ」と言ってのけるウラタロスに「真実から逃げることをウソって言うの。私そういうの大っ嫌い。卑怯でしかないもの」と怒るハナだが、ウラタロスは「卑怯って楽しいよ」と動じない。だが、その言葉に自分の態度を恥じた大輝は、自分がイマジンと契約したことを打ち明けるのだった・・・ ――――――2006年10月15日。その日、地区予選の決勝戦で大輝は大事なPKを外す失態を犯し、以来補欠に甘んじていた。レギュラーに戻りたい一心から大輝はイマジンに願いを言ってしまったらしい。だが、イマジンは契約者の願いを歪な形でしか叶えない存在なのだ。怪物とハナが怖くて正直になれなかったという大輝に、ハナもまた自分のキツい言い回しを恥じるのだった。 他のチームのメンバーをイマジンから守るべく走る良太郎たち。だが、姿を現したクラストイマジンは契約完了を宣言して大輝の過去へと飛んでしまう。良太郎たちはデンライナーで2006年10月15日へと飛ぶが、その車内でオーナーは良太郎にウラタロスの処遇について選択を迫る。良太郎が自分のパスをウラタロスと共有しないならば、ウラタロスはデンライナーから退去させられて時間の中を永遠に彷徨うことになる・・・だが、大輝が本当のことを話してくれたのはウラタロスがわざとウソを吐いて自分がハナに怒られる姿を見せたからだと、良太郎はあっさりウラタロスを残すことを選択する。「確かにウソは悪いけど、人のためにウソを吐けるなら悪いイマジンじゃないかなって」俄には信じがたいハナとナオミは良太郎の懐の広さと超前向きな思考に驚く。一方、「釣った魚に助けられるとはね・・・カッコ悪い」と何か思うところがあるらしいウラタロス・・・ 決勝戦でPKに臨む大輝の中から現れたクラストイマジンがハサミを武器に観客を襲う! そこへ到着したデンライナーから降りた良太郎は電王ソードフォームに変身するが、クラストイマジンは相変わらず逃げの一手。後を追う電王だったが、海に逃げたクラストイマジンに海中に引きずり込まれてしまった! モモタロスが泳げないため、電王は海中でクラストイマジンに一方的に襲われる。だが、そこへウラタロスの呼びかけが・・・「僕のウソを安っぽく解釈されるのは許せないよ。僕のウソはウソのためのウソなんだから。でも、僕が泳げるのはウソじゃない」それに応じてベルトの青いボタンを押すと、電王はソードフォームからロッドフォームへと変身した! 「おまえ、僕に釣られてみる? 悪いけど、僕は逃がさないよ」陸に戻った電王ロッドフォームはデンガッシャーをロッドモードに組み替え、再び海に逃げたクラストイマジンをデンライナー"イスルギ"から射出されたカメ型メカに乗って空から追う。「知らないのかなぁ、この先に大渦があるのに」電王が投げかけた巧妙なウソに引っかかったクラストイマジンは見事に釣り上げられて地上へ。「ひ、卑怯だぞ!」「よく言われるよ」電王はロッドを振るってクラストイマジンを圧倒し、最後はロッドを投げ付けて動きを止めたところへキックでトドメ! だが、吹っ飛ばされて海に落ちたクラストイマジンは龍のようなギガンデス・ハデスに変貌する。電王は"イスルギ"が連結したデンライナーを駆り、搭載武器でギガンデス・ハデスを撃破した。 大輝は逃げ続けていた自身を恥じ、自分の努力でレギュラー復帰を目指してサッカーの練習に励む日々を送っていた。 一方、未だにウラタロスとの同居に納得がいかないモモタロスだったが、ナオミから二人揃って特製コーヒーを用意されてひとまず矛を収めるのだった。 □□□□□□ ついに登場した電王の第2形態・ロッドフォーム! 全身青いアーマーで固めてますが背中だけ赤いのはソードフォームから移行したからでしょうか。どこかカブトのガタックを思わせる顔はソードフォームに比べると遥かに仮面ライダーらしいデザインですが、ソードフォームが"桃"からあの顔になるのに対してロッドフォームは"亀"が顔に変わるんですね。となると、金太郎がモチーフという第3形態は"熊"が顔になるのか? 釣り竿に魚籠を持つ浦島太郎モチーフらしく、お得意のハッタリかまして水中のイマジンを釣り上げるトリッキーなアクションが印象的でした。 デンガッシャーをロッドに組み替えて戦う電王ロッドフォームですが、属性が"水"で棒術使いという辺りはクウガ・ドラゴンフォームを彷彿とさせます。また、ロッドをイマジンに投げ付けて串刺しにして動きを止め、ライダーキックでトドメを刺すのが必殺技のようですが、ロッドを受けたイマジンの正面に亀甲のような光の模様が浮かび、そこにキックを食らわすシークエンスは仮面ライダーアギト・シャイニングフォームのライダーキックや仮面ライダーファイズのクリムゾンスマッシュを思わせます。昨年のカブトは"平成仮面ライダーシリーズの集大成"を標榜してましたが、今年の電王も平成仮面ライダーのエッセンスを結構取り込んでますね。 一方、デンライナーも電王のフォームに合わせて先頭車両が変わるようで、デフォルトでは赤い"ゴウカ"が先頭車両ですが、今回はそのさらに前に青色の"イスルギ"を連結。搭載武器自体は"イスルギ"が備えるビーム砲を除いては桃太郎のイヌ・サル・キジをモチーフにしたミサイル等をそのまま使うようですが、水中のギガンテス体に対してモンキーボマーを爆雷の如く投下する使い方が上手い。今後登場する第3・4形態にも同様に専用の先頭車両が付くのでしょうか。 それにしても・・・カナヅチの仮面ライダーって本邦初じゃないか電王ソードフォーム=モモタロス!?(笑) モモタロスとウラタロスの大ゲンカを、どっかのヤクザかチンピラみたいにテーブルに片脚踏ん張って止めちゃったハナ嬢。このままデンライナーにおけるイマジン衆の支配者となっていくのか(笑) そんな彼女も、自分のストレートな言動で却って大輝少年を怖がらせてしまったことには少々反省した模様。まぁそりゃあいきな現れた見知らぬ女性に怪物について根掘り葉掘り聞かれりゃ誰だって怖がると思うけど(爆)それにしても、ハナがあれだけ力を込めてイマジンを敵視するのには何か理由があるのでしょうか・・・ 本作における謎の一つである"特異点"・・・イマジンにとっては本来回避すべき存在のようですが、ウラタロスのようにデメリットを承知で"特異点"たる人物に接近する奴もいるようで、果たして如何なる意味を持つ存在なのか? しかし、「今度ゆっくり説明する」とハナは良太郎に言ってましたが、それって第4クール後半になってからの話ですか?(爆) 大事な試合でPKを外してしまったサッカー少年・大輝の苦い思い出を守る今回のお話でしたが、今回は前の2回とは異なり大輝少年の過去を変えることはありませんでした。オーナーからの苦言に少しは配慮したのかな?(笑) 前回の山越の過去は、いわば結果に至る途中経過を切られたのを良太郎たちが繋ぎ替えたものの結局至る結果は同じだったというオチでしたが、今回の大輝少年の場合は時の運に左右された過去であり他者が書き換える余地のないものだったといえます。もっとも、電王の世界観でも"歴史の自己修正力"があるなら、例え大輝少年がPKを成功させる結果に変わったとしても、その後の歴史で試合中に大ミスをして結局現在ではやっぱり補欠という結果に至ったのかもしれませんが。 そして、相変わらず正体の見えない懐中時計の男は今回も過去の現場の片隅に・・・ ウラタロスの処遇について良太郎に決断を迫るオーナーはいつになく威厳あるところを見せてましたね。 今回はクラストイマジンのギガンデス態"ハデス"が登場。ウミヘビとも魚の骨ともムカデとも龍とも取れるその姿は"水中を泳ぐ者・大地を這う者"を象徴したもの。名前のハデス(Hades)はギリシャ神話の冥府の王(ローマ神話ではプルートー)で、地獄を意味する言葉としても使われるようで、前回のギガンデス・ヘブンと対になっています。 前回と合わせて見るに、ギガンデス態はイマジンが得た契約者の心象イメージの根幹となる属性(バットイマジン:コウモリ→空、クラストイマジン:カニ→水・地)だけが元の姿とは無関係に肥大化した姿ということになるのでしょうか。そうなると、ギガンデス態が登場するかどうかは別にして、今後登場する敵イマジンのモチーフからそのギガンデス態の属性を推測できそうです。さすがにどんな姿になるかは予想が付かないけれど・・・ 次回、ウラタロスの気ままな振る舞いのせいでまたも良太郎にとばっちりが!? 3・4話はモモタロスの傍若無人ぶりを良太郎が身体を張って戒めるエピソードでしたが、ウラタロスにも同様な展開があるのでしょうか。もっとも、ウラタロスのあのキャラでは大して堪えないような気もしますが・・・(笑)
Last updated
2007.10.06 22:20:15
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