テーマ:仮面ライダーキバ(448)
カテゴリ:血の薔薇の記憶/キバ関連(終)
今日は会社で夜勤中に痛恨の作業ミスをしてしまい、危うくキバの放映時間までに帰れなくなるところでした(苦笑)
【第6話 リプレイ・人間はみんな音楽】 シープファンガイアと戦っていたキバの前に立ち塞がる名護。だが、その間に恵がシープファンガイアに連れ去られてしまった。名護は近くにいた渡にキバを見なかったかと問い、渡は自分を指さすものの、キバが渡だとは思いもよらない名護には相手にされず・・・ 22年前でもゆりがスパイダーファンガイアに連れ去られてしまった。『カフェ・マル・ダムール』で音也と対面した嶋は、音也にゆりの救出を依頼。音也は彼女を助けたら嶋が組織する"素晴らしき青空の会"に加えてもらうという条件で依頼を受ける。その話を戸口で立ち聞きする次狼・・・ その頃、ゆりはとある廃園になった遊園地内のビックリハウスに監禁されていた。そこの壁には大量のゆりの写真が貼られていた。彼女の前に現れたのはかつて彼女が戦ったスパイダーファンガイアこと糸矢僚であった。あの戦い以来すっかり彼女に惚れ込んでしまったらしい糸矢はやたらハイテンションな言動でゆりに迫る・・・ 現在。奇しくも同じ廃遊園地のビックリハウスに監禁された恵は、壁に色褪せた母・ゆりの写真が貼られているのに気付く。そこへ姿を現したのは何と糸矢僚。どうやらゆりの娘である恵をゆりの代わりにしようということらしい。糸矢は恵に近付きたがるシープファンガイアこと倉前昇を足蹴にしてマニキュアを買ってこいとアゴで使う・・・ 22年前。ゆりが攫われた駐車場でスパイダーファンガイアが残したクモの巣の跡を調べる音也だったが、手掛かりは見当たらない。と、そこへ現れた次狼は何やら鼻を動かして臭いを嗅ぐと、付いてこいと音也を促す。 一方、現在の同じ駐車場で渡は恵を捜すがやはり手掛かりはない。と、そこへ何故か倉前が現れる・・・ 22年前。次狼と音也が辿り着いたのは例の廃遊園地。鼻が利くらしい次狼はゆりはここにいると言う。何故自分を助けるのかという音也の問いに次狼は答える。「おまえには品がない。恐らくキリマンジャロとモカの違いもわからないだろう。が、まぁ惚れた女のために命を賭ける男は嫌いじゃない」変な奴だと思いつつ敵地に乗り込んでいく音也を次狼は見送る。 ハウス内では糸矢がゆりの足先にペディキュアを塗りつつ、ゆりを自分の花嫁にすると豪語。と、そこへ棒を手にした音也が背後から近付いていくが・・・ 一方、現在の同じハウス内。22年前と同じように恵を自分の花嫁にすると宣言する糸矢。そこへ倉前に手引きされた渡が現れて恵を返すよう訴えるが、スパイダーファンガイアとなった糸矢にあっさり退けられてしまう。 その頃、22年前の『カフェ・マル・ダムール』では次狼がマスターの木戸に呟いていた。「相変わらずコーヒーは完璧だ。だが、コーヒー店には美しいウェイトレスが必要だ。違うか?」 22年前。ゆりの唇を派手な口紅で飾った糸矢は上機嫌でウエディングドレスを探しに行く。ゆり共々捕まった音也はもうダメだと落胆するが、ゆりは諦めるのはまだ早いと自分の羽根型のネックレスで縛めを切ろうと試みる。そんな中、自分に付きまとう理由を尋ねるゆりに音也は答える。「人間はな、みんなそれぞれ音楽を奏でているんだ。知らず知らずのうちに心の中にな。俺はな、おまえの中から聞こえてくる音楽が好きなんだよ」その言葉に少しだけ心を動かされるゆり。が、そこへ白いドレスを手に糸矢が現れる・・・ 一方、現在でも恵共々渡が拘束されていた。何も出来なかったことを悔やむ渡を最後の最後まで頑張ると励ます恵は、ふと廃墟の中に22年前に母が残した羽根型のネックレスが落ちているのを見つけ、縛めを切ろうとする。渡に何故そんなに強いのかと問われた恵は、自分でもよくわからないと言いつつ答える。「昔、母さんが言ってたの。人間はみんな音楽を奏でてるって。あたしは自分の中の音楽を守りたいの。そしてみんなの音楽を守りたい」そこへ黒いウエディングドレスを手に糸矢が戻ってくるが、突如現れたシープファンガイアに銃撃を食らわされて遁走させられてしまう。元の姿に戻った倉前は、恵は自分の花嫁だと豪語してにじり寄る・・・ 22年前と現在、同じ廃墟の教会内でドレスを着せられて寝かされているゆりと恵に、それぞれ糸矢と倉前が近付く・・・現在、何とか縛めを説いて外へ出た渡は、必死に恵の音楽を感じ取り、彼女の元へと急ぐ。恵のライフエナジーを奪おうとする倉前を飛んできたキバットバットIII世が阻み、駆け付けた渡がキバに変身して戦いを挑む! 一方、22年前ではゆりにキスしようとする糸矢の前に鉄パイプを手にした音也が駆け付けるが、スパイダーファンガイアとなった糸矢に一蹴されてしまう。が、そこへ次狼が現れてスパイダーファンガイアを挑発。外へ飛び出した次狼はジャケットを脱ぎ捨てて雄叫びを上げる。その瞳が赤く輝き、蒼い狼の如きガルル怪人体へと変貌! ガルルはワイルドな戦いでスパイダーファンガイアを圧倒するが、顔面に糸を吐き付けられてその隙に逃げられてしまう。 一方、現在ではキバとシープファンガイアが戦いを繰り広げるが、キバはシープファンガイアの高速移動と銃撃に苦戦を強いられる。そんな中、目覚めたキャッスルドランの中では幽閉されている次狼=ガルル他3人のモンスター人間体たちがチェスに興じていた。その一人、セーラー服に半ズボン姿の少年が窓の外を見ながら、自分たちがここに閉じ込められて何年になるかを問い、次狼が20年くらいと答える。少年が指を鳴らすと、板の上の白い駒が黒いポーンを飲み込み、少年はまた僕の勝ちと笑顔で宣言する。 シープファンガイアの容赦ない銃撃に手こずるキバ。業を煮やしたキバットは緑のフエッスルを吹き鳴らして"バッシャーマグナム"を召喚、それに気付いたセーラー服の少年は半魚人バッシャーの彫像となってキャッスルドランから発射されてキバの元へと飛び、銃へと変形。キバの右腕が緑色に変化してバッシャーフォームとなった。シープファンガイアは高速移動でキバ・バッシャーフォームの銃撃を悉くかわすが、キバは周囲に水を纏い、月夜を背に必殺技アクアトルネードを発射! 竜巻を纏った弾丸は高速移動で逃げるシープファンガイアを追尾して命中、ステンドグラス状に固まったシープファンガイアはキバに指で突かれて砕け散ったのだった。 事件が終わり、入院中の恵を静香と共に見舞った渡はバイオリンの演奏を披露し、初めて人前で演奏することができた。思わず渡を見直した恵に渡も応える。「僕も聴かせてもらいましたから・・・恵さんの音楽」 一方、22年前。夜の街を歩く次狼の瞳が赤い輝きを放つ―――――― □□□□□□ 今回のキバットの蘊蓄はバイオリンの語源。「バイオリンの語源はラテン語のヴィチュラである。それは『喜びの女神』を意味する」とのことですが、Webで検索してみると、バイオリン属の楽器であるビオラ(viola)は「とても喜ぶ」という意味のラテン語vitulorに由来しているともいわれ、このviolaに「小さい、少し」という意味の接尾辞inoを加えたイタリア語のviolinoがバイオリンの語源といわれているようです。 さて、ストーカーなファンガイアに捕まった過去と現在の母娘をそれぞれ助けようとする音也と渡の姿が同時進行で描かれる今回ですが・・・嶋さん、ファンガイアハンターの組織名が"素晴らしき青空の会"って何ですかその緊張感のないネーミングは(爆) しかし音也、惚れた女を助けようという気合いだけは買えるものの、いざ戦いではあの体たらくではファンガイアハンターになるなんて22年早いな(苦笑)以前ゆりの剣を奪ってオクトパスファンガイアやモスファンガイアと戦ったときはいい線いってるように見えたんだけどなぁ・・・ そんな音也にさり気なく手を貸した次狼ことガルル。蒼い狼の如き怪人体に変身してのスパイダーファンガイアとの対決はキバよりカッコいいかも? しかし、元に戻った次狼が裸だったのを見ると、『響鬼』で魔化魍に倒されてしまったザンキのケ○丸出しを思い出してしまう・・・(笑) 久々の登場となった糸矢僚ことスパイダーファンガイアですが、ファンガイア化して振り切れたのか元からそうだったのかわかりませんが、音也すら霞んでしまうほどの超はっちゃけキャラでした(苦笑)というかゆりに塗った口紅のカラーのセンス悪っ!(笑)22年前はガルルにフルボッコされ、現在ではシープファンガイアに離反されてどちらもあっさり退場させられましたが、この調子でこれからも過去でゆり、現在で恵を狙い続けるんでしょうか。 「人はみんなそれぞれ心の中に音楽を奏でている」という、ゆりの心をちょっとだけ動かしたらしい音也の言葉は、22年の時を経て母から娘の恵にも受け継がれていたようです。そして、廃墟に残されていた母のペンダントもまた時を超えて恵へと受け継がれたのでした。渡も父の言葉が自分の知る人にいい影響を与えていたと知って少しは成長したのでしょうか。 そして初登場のキバの第3形態バッシャーフォーム。半魚人のマーマン族の末裔たるバッシャーの力を得て発現する射撃戦闘に特化した姿ですが、どこか女性的な流れるような動作が印象的です。高速移動するシープファンガイアを連射でも捉えきれないと思いきや、最後の必殺技は恐怖のホーミング弾! 半魚人だけに戦闘時に周囲に水のフィールドを纏うということで水をモチーフにした映像効果となっていて、バッシャーマグナムのデザインも何だか放水銃みたい(笑) ただ、平成ライダーにおける射撃武器系のライダーやフォームって番組が進むにつれて影が薄くなるというかヘタレるというジンクス?があるので(笑)、バッシャーフォームもちゃんと活躍できるといいなぁ。 キャッスルドランに幽閉されているバッシャーの人間体はセーラー服に半ズボン姿の少年ですが、演じるのは『電王』第5・6話でサッカー少年・大輝を演じていた小越勇輝君。奇しくも『キバ』でも6話での本格登場となりました。バッシャーも次狼=ガルルのように22年前に姿を見せるのかな? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.04.03 11:01:15
コメント(0) | コメントを書く
[血の薔薇の記憶/キバ関連(終)] カテゴリの最新記事
|
|