テーマ:仮面ライダー電王(403)
カテゴリ:時の世界の車窓から/電王関連(終)
4月12日から全国東映系でロードショー中の映画『仮面ライダー電王&キバ クライマックス刑事』(金田治監督)。愛媛でもようやく今月10日から松山・衣山シネマサンシャインと新居浜TOHOプレックスで上映が始まりました。
というわけで、管理人も早速本日見に行ってきました。思えば、劇場版仮面ライダーをロードショーで見るのは劇場版『仮面ライダーアギト PROJECT G4』以来8年ぶり2度目だなぁ・・・ 【ストーリー】 車で逃走する二人組の銀行強盗を追跡する警察。と、そこへ現れたのは何故かショットガンやロケットランチャーで武装した良太郎、少女ハナ、そしてモモタロスたち!? 一方、二人組の強盗の正体は片やピンクラビットイマジン、そしてもう一方は何とホースファンガイアだった!? 実は、オーナーがトレーニング中に予備の電王ライダーパスをはぐれイマジンに盗まれてしまい、パスを奪回すべくデンライナーの車内に"デンライナー署"を立ち上げて犯人捜しに乗り出したのだ。彼らの活動に協力すべく警視庁から若手刑事の鈴木が派遣されてくるが、気弱な鈴木はノリノリで暴走気味に"捜査活動"を展開するモモタロスたちにオロオロするばかり・・・そんな"デンライナー署"は何故か巷でも噂の存在。良太郎の姉・愛理も尾崎・三浦コンビと共に良太郎に差し入れすべくデンライナーを訪れてリュウタロスと対面することに。 一方、その予備の電王パスを盗んだ犯人、はぐれイマジンのネガタロスは、指名手配犯の黒木、クラウンイマジンと契約する白人女性セーラ、さらに多数のファンガイアと手を組んで"究極の悪の組織"を作り上げようと企んでいた。その中には何やら潜入捜査気取りの侑斗とデネブの姿も・・・ そんな中、偶然にも紅渡と静香に出会った良太郎たちは、彼らの情報からネガタロス一味のアジトを突き止めるが、手柄を焦る鈴木刑事は単身で乗り込んで捕まってしまい、後を追って潜入した良太郎たちも危うくネガタロスの罠にかかってアジトごと爆破されそうになる。何とか脱出した良太郎たちは、国会議事堂を襲おうとするネガタロス一味の前に立ち塞がり、たちまち始まる大乱戦。だが、ネガタロスがパスを使って変身した"ネガ電王"の恐るべきパワーに電王やゼロノスは苦戦を強いられる。そこへファンガイアの気配を察知した渡も駆け付けてキバに変身して加勢し、電王クライマックスフォームのボイスターズキックとキバのダークネスムーンブレイクがついにネガ電王を打倒! しかし、ネガタロスは時の荒野へ逃げ込み、ネガデンライナーとギガンデス体を操ってデンライナー&ゼロライナーと壮絶な戦いを繰り広げる。だが、最後はキバを乗せたキャッスルドランがデンライナー&ゼロライナーに加勢し、三者の連係攻撃でついにネガタロスとネガデンライナーを撃破したのだった。 悪戦苦闘の末に黒木を逮捕した鈴木刑事は、協力のお礼にとデンライナーで22年前の過去の時間へと向かう。そこで鈴木は生前に死別した父の姿を初めて目の当たりにする。刑事として忙しく日々を送っていた父の後ろ姿に笑顔を浮かべる鈴木刑事であった・・・ かくて事件は終わった。しかし、時の警察列車デンライナーの活躍はまだ終わらない・・・・・・? □□□□□□ 1月末の最終回以来○ヶ月ぶりに、しかも銀幕で再会することになった電王ファミリーですが、お祭り騒ぎとノリの濃さはやっぱり健在でした(笑)時系列的には電王TV本編の最終回後と考えていいと思いますが、どんな経緯で良太郎がモモタロスたちと再会して"デンライナー署"に引っ張り込まれたのかとか、"2007~08年における桜井侑斗"ではなくなったはずの侑斗がどうやって新しいゼロノスカードを確保したのかとか、最終回で消滅したはずのイマジンの中からネガタロスなどが如何にして"はぐれイマジン"として残留できたのかとか、ストーリー面でのツッコミどころは満載です(苦笑)しかし、TV本編では見られなかった愛理とリュウタロスのご対面が実にほのぼのした雰囲気で実現したり(周りは大騒ぎなんだけど・笑)、これもTV本編ではなかった"侑斗に憑依するウラタロス"とか見所も結構有。しかし少女ハナ、いくら"見た目は子供、頭脳は大人"(江戸川コナンかぃ)だからってAT-4ぶっ放したりワイヤーアクションで大の大人4人を薙ぎ倒すってのはやりすぎだろう(爆)あと、どうせならジークも登場させて署の片隅で「臣下たちよ、存分に職務に励むYがよい」などとエラそうにふんぞり返ってる姿が見たかったなぁ(笑) 悪くするととっ散らかってしまいそうなお祭り騒ぎ的ストーリーの中にあって核となっていたのが、良太郎たちに協力する警視庁の若手刑事・鈴木の存在。イマジンたちのおっかない見た目とハチャメチャな言動に振り回されながらも、生前に殉職した刑事だった父への憧れを胸に一生懸命立ち向かい、最後は指名手配犯の黒木を逮捕する手柄を挙げ、22年前の過去の時間で憧れの父の姿を目の当たりにすることになりました。この辺の流れは電王TV本編での契約者にまつわるドラマを核にしたドラマツルギーに沿ってるのでしょうか。 一方、大々的にPRされていた『仮面ライダーキバ』との共演ですが、基本的には予想通りというかあくまで『仮面ライダー電王』の番外編であり、キバのキャスト陣は客演の趣です。TVのCMでは「22年前の謎に迫る!」とか宣伝して22年前の音也たちキバの過去組との絡みを予感させてましたが、蓋を開けてみればラストの22年前のシーンで音也がいつものキザキャラを披露しているだけでした(笑)ネガタロスの一味として登場するファンガイアもホースファンガイア以外は顔にメイクしただけの人間ばかりですが、流石に本編で出番の多いスパイダーファンガイアをここでやられ役に使うわけにはいかなかったのだろうなぁ。 映画の撮影時期はキバTV本編の3・4話を撮影していた頃らしく、映画で出せるキバの要素は元より多くないことを考えると、キバ側がストーリーにあまり絡まなかったのはある意味しょうがないのかも。これが夏の劇場版だったらもっと両者の要素を取り込んだ映画になったかもしれません。 とはいえ、クライマックスでの電王とキバの共闘や、デンライナー&ゼロライナー&キャッスルドランの連携バトルはやっぱり燃えます。キャッスルドランが例の荘厳なテーマ曲に乗って砂漠の中からネガデンライナーの攻撃を防ぎつつ登場し、デンライナー&ゼロライナーの上に四肢を踏ん張って波動砲(違)をぶっ放す大迫力の展開は何というか土壇場でオイシいところを持ってったというか(笑)この際、電王やゼロノスの武器でファンガイアを倒せるのかとか、逆にキバの技がイマジンに効くのかとか、キャッスルドランが時の荒野に突入できるのかとか細かいツッコミはしない方が幸せなのかも(爆) 最後に今回の敵・ネガタロス。モモタロスの色と模様と角の位置を変えたような姿が印象的ですが、何らかの形でモモタロスとの存在の関連性も示唆されていたら面白かったかも。ネガタロスの声を演じたのは緑川光。管理人的には『新機動戦記ガンダムW』のヒイロ・ユイ役でお馴染みですが、あの頃に比べると随分声に貫禄が付いちゃったような気が・・・(笑)演技の賜物なのか、喉を酷使してあれが地声になってしまったのかはわかりませんが。 ところで、今回は拳銃とかの発砲シーンがやけに気合い入ってましたが、エンディングロールで銃器アドバイザーがBIG SHOTとわかって超納得(笑)しかし、いくら何でも車内からAT-4をぶっ放すのはやめてほしかったなぁ(苦笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.05.12 22:20:31
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