テーマ:仮面ライダーキバ(448)
カテゴリ:血の薔薇の記憶/キバ関連(終)
前述の通りiMacのトラブにつき、iBookでの書き込み。いやもうiMac Intel Core 2 Duoのスムーズな環境に慣れてたからiBook G3の表示速度のトロいことトロいこと・・・(苦笑)
まぁそれはともかく、本日のキバは夜勤帰りにリアルタイムでチェック。 【第17話 レッスン・マイウェイ】 ライオンファンガイアとの戦いで深手を負い、キャッスルドランに回収された渡は、バラの花に包まれながら傷を癒すしばしの眠りに就く。その様子を窺う次狼、ラモン、力。この子を始末すれば自分たちは解放されるのかと不穏なことを言うラモンに力も同意するが、次狼は応じなかった。「それはできん。音也との約束がある」 次狼の言葉が妙に耳に残った渡だったが、ふと目が覚めるとそこは自宅の工房のソファーの上だった・・・ 傷は癒えたものの、仲良くなったはずの"大ちゃん"までもがファンガイアだったことに打ちのめされる渡。自分が出会う人々は何故かファンガイアばかり、自分は何のためにファンガイアと戦っているのかと深く悩む。風邪引きで調子の上がらないキバットバットIII世は「面倒なことは考えるな!」と一喝するが・・・ その頃、名護は現金輸送車を襲っていた連続強盗犯・坂口を逮捕しようとするが、相手のボタンを取ることに気を取られた隙に散々殴り返されて逃走されてしまう。名護は怒りに任せて坂口の車を追うが・・・ 一方、何やら酷く落ち込んでいる渡を心配した静香は恵に相談相手になってもらうよう頼んで一緒に紅邸を訪ねるが、渡は『しばらく旅に出ます。探さないでください』と書き置きを残して姿をくらましてしまっていた。 22年前。音也はゆりから知り合いの少女マミのバイオリンの先生になってほしいと頼まれる。バイオリニスト一家の娘だというマミはオーディションを間近に控えながらスランプになっているという。乗り気でない音也だったが、少女をオーディションに合格させたらデートするという条件をゆりに飲ませて依頼を受け、少女の自宅へと向かう。が、そこで待っていたのはマミが自室に仕掛けたトラップの数々とマミの小生意気な言動だった。相変わらずへらへらした言動の音也をマミは相手にせず自宅を飛び出すが、後を追った音也は彼女がオーディションに受かって自分がゆりとデートできればお互い万々歳といつものお気楽ぶりを発揮する。 現在。マシンキバーで一人走る渡はとある湖畔に辿り着き、そこでアーチェリーの練習をする女性に出会う。渡に声をかけられた女性は、見よう見まねでアーチェリーに挑戦する彼の言動が気に入った様子だが、渡がバイオリン作りをしていると聞いて何やら微妙な表情を浮かべる・・・ 女性に誘われてスポーツクラブにやってきた渡だったが、そこで偶然にも渡を探していた恵と遭遇。渡を連れ戻そうとする恵は女性を散々おばさん呼ばわりし、怒った女性も応じて渡を挟んで大ゲンカを始めてしまう。 一方、何処かのテニスコートでテニスの練習をしていた女性をシースターファンガイアが襲った。その正体は例の強盗犯・坂口。坂口を追う名護は二度にわたって逮捕を試みるが、ファンガイアの本性を現した坂口に手も足も出ない・・・ 22年前。お腹を空かせたマミを『カフェ・マル・ダムール』に連れてきて食事をさせる音也だが、マスターの木戸はツケはダメだよと釘を刺し、払えないなら便所掃除しろと要求。音也は演奏のための為の筋力作りだと称してマミに便所掃除を押し付ける。そこへ次狼が現れ、音也はイクサを返すよう要求。かくて、二人はマミも巻き込んでビリヤードで勝負することに・・・ 現在。結局、女性のトレーニングに付き合うことになった渡と恵。アーチェリーでも抜群の腕前を披露した恵は女性と射を競い合うが、彼女のアーチェリーの腕前を見て、彼女がアーチェリーのオリンピック選手だった倉沢マミであることに気付く。と、急に頭痛を訴えて倒れ込んでしまうマミ。実は、彼女は以前ファンガイアに襲われそうになったことがあり、それ以来唐突にその時の恐怖感に襲われるようになってしまい、今回のオリンピック選考会もそのせいで敗れたという・・・ そんな中、ジョギング中の女性をシースターファンガイアが付け狙う。"ブラッディ・ローズ"の唸りを感じた渡は戸惑いながらも現場に駆け付け、キバに変身して戦いを挑むが、心の迷いに加えてキバットの調子が出ないせいもあってか動きに切れがなく、シースターファンガイアに圧されてしまう。そこへ駆け付けた名護はイクサに変身すると、青いフェイクフエッスルをイクサナックルにセットしてキバットが召還したガルルセイバーを奪い取り、ファンガイアそっちのけで猛然とキバに斬りかかった! イクサの容赦ない攻撃にキバは手も足も出ないまま翻弄されていく・・・・・・ □□□□□□ 今回は井上敏樹氏ではなく『仮面ライダーカブト』のメイン脚本でお馴染みの米山正二氏が脚本を担当。井上脚本じゃないキバは今回が初かな? 今回のキバットバットIII世の蘊蓄は、19世紀のイタリアのバイオリニスト、ニコロ・パガニーニ(1782~1840)について。"バイオリンの鬼神"とまで言われるほどの卓越した演奏技術の持ち主だったそうで、「悪魔に魂を売り渡して演奏の腕を手に入れた」と人々から噂され、死後も教会から埋葬を拒否されて亡骸は56年間も各地を転々としたという逸話も残っているとか。ちなみに、パガニーニが愛用したバイオリンの名器"カノン"は彼の死後、他人に譲渡・貸与しないという遺言付きで故郷ジェノバ市に寄贈されたものの、20世紀に入ってからは遺言を無視する形で定期修理を兼ねて他のバイオリニストへの貸与と演奏が行われているそうです。ある意味、キバで取り上げるには相応しいかな? それにしても、予想通りというかイタい、イタすぎるぞ名護さん(苦笑)強盗犯の坂口ことシースターファンガイアに散々コケにされて必死になって追い回すものの、いざキバを目の前にするとまたもファンガイアそっちのけでキバをフルボッコする始末・・・前回のあの過剰なまでの自信&微妙な格好良さはどうした?(爆) 今回のイクサはフェイクフエッスルの一つでガルルセイバーをキバから奪うという新たな能力を披露しましたが、やはりイクサはキバの能力を参照して22年かけて機能強化されてきたんでしょうか。しかし、それでファンガイアじゃなくてキバに斬りかかるんだからもうどっちが悪役なんだか・・・(呆) "大ちゃん=ルーク"の件をきっかけに、キバとなってファンガイアと戦うことに疑問を感じ始めた今回の悩める渡。キバットバットIII世がまたも風邪で調子が上がらないのも追い打ちになってファンガイアとイクサ相手に踏んだり蹴ったりですが、彼はこの苦難を乗り越えて己の戦う意味を見いだすことができるのでしょうか。 よく考えると、キバットは今まで渡に対して"ファンガイアと戦う理由"らしきものを明確に語ったことはありません。キバットもまたファンガイアの打倒を目的としているはずですが、その意志や目指す帰結を"キバを継ぐ者"たる渡に対して今のところ明確に示していないように見えるのは何かストーリー上の意味があるのでしょうか? 一方22年前では、音也がゆりとのデートを条件にバイオリニスト一家の娘というワガママ少女のレッスンを引き受けることに。初見で散々振り回されたお返しのつもりか(笑)、一見いい加減でぐうたらな指導とも呼べない言動で少女を振り回してますが、元より音楽に関しては人一倍の情熱を秘めている音也だけに、まるで真剣にバイオリンの練習に取り組まない少女の裏に潜む何かを見抜いているのか・・・? そういえば、22年前のワガママ少女の名前は"マミ"、現在で渡が出会った女性アーチェリー選手の名前も"倉沢マミ"。もしかしてこれって・・・? 今回、22年前でイクサの所有権を巡ってビリヤード対決に臨んでいた音也と次狼=ガルル。しかし、現在で深手を負ってキャッスルドランに回収された渡に対して、殺っちゃおうかと物騒なことを呟くラモン&力ですが、この辺にもキバと彼らアームズモンスターたちの繋がりがあくまで"盟約"に過ぎないことが窺えます。一方、次狼は二人の言葉を「それはできん。音也との約束がある」と却下。過去編において、対立の果てに音也と次狼の間に訪れるであろう結末がどんなものであるかを匂わせる意味深な台詞です。 そういえば、イクサに掻っ払われたガルルセイバーに「あのバカオオカミ!」と毒づくキバットがウケましたが、これもキバットがアームズモンスターたちをあくまで"手段"としてしか認識してないことの現れか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.05.20 16:07:00
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