カテゴリ:エセ軍事マニアの呟き
<←今回の訓練展示で唯一の大型火砲発射だった74式戦車。連写のタイミングのせいか何だかしょぼい砲炎です・・・(笑)>
本日21日、管理人は香川県善通寺市にある陸上自衛隊善通寺駐屯地で開催された、陸上自衛隊第14旅団創隊7周年・善通寺駐屯地開設63周年記念行事の見物に出かけてきました。 前日までの雨天でコンディションが危ぶまれた今回の行事でしたが、幸い雨は未明までには上がり、晴れたり曇ったりとすっきりしない空模様ながら何とか雨には祟られずにすみました。ただ、一昨日くらいから急に気温が下がったので朝方は少々肌寒かったです。もっとも、管理人は平気な顔して上着なしで出かけましたが・・・(笑) 早朝0600過ぎに西条を出発し、0800過ぎには善通寺に到着。今回はいつも臨時駐車場になっている最寄りの学校2ヶ所が雨天によるコンディション悪化で使えず、近隣の四国学院大学の駐車場に車を置いて徒歩で駐屯地に向かいました。まぁ割と徒歩でも余裕で歩ける距離ですが、普段会社まで歩いて通勤してなかったら多分耐えられなかったでしょうね(笑) 今回の記念行事も例年通りに記念式典・観閲行進・音楽演奏・訓練展示という流れで進行しましたが、当初予定されていた第1空挺団隊員による空挺降下は天候不良で中止となりました。なお、今回は来賓が座る観閲台が07式機動支援橋を用いて設営されていたほか、西側の招待者席もセミトレーラーの荷台を二つ並べて設営されていたのがユニークです。ただ、一般来場者の席は西側招待者席の手前に固めて配置されていたので、観閲行進の撮影ポジション取りに少々悩まされました。訓練展示の撮影は観閲台の反対側に回り、去年よりは多少マシになりましたが、どうもここ数年は午前中の来場者が多くなっててその分場所取りが難しくなっている気がします。今回は遠距離撮影に使う可能性を考えてシグマAPO50-500mmも持参しましたが、微妙な撮影位置のおかげで観閲行進と訓練展示の撮影で大活躍してくれました(笑) 今回の記念行事での一番の目玉は、去る3月に第14旅団司令部付隊の隷下から独立新編された第14化学防護隊で、NBC偵察車等の新装備はまだ特にありませんが、他の師団・旅団で逐次行われている特殊武器防護隊/化学防護隊の改編の流れがようやく来たという感じです。訓練展示も今回は前半が格闘展示、音楽演奏を挟んでの後半は各関連施設を占拠した敵工作員を普通科と戦車の協同で制圧、その後敵が撒いた化学兵器を化学防護隊が検知・除染するという化防隊新編を意識した内容になっており、火砲の空砲発射は74式戦車がオマケ程度に1発撃っただけでした(苦笑) 訓練展示終了後、厚生センターで昼食を買って一休みしてから遅れて到着したGONG00さんと合流し、駐屯地グラウンドで装備品展示を見て回りました。 なお、今回の装備品展示および飛行展示等に登場した装備品は以下の通り(カッコ内は所属部隊) <装備品展示・飛行展示登場装備> *車輌 ・カワサキKLX250R 偵察オートバイ(第14偵察隊) ・1/2tトラック(第14後方支援隊第2整備中隊) ・高機動車(第15普通科連隊第1中隊) ・軽装甲機動車(同第3中隊) ・87式偵察警戒車(第14偵察隊) ・96式装輪装甲車(第14後方支援隊第2整備中隊) ・74式戦車(第14戦車中隊) ・78式戦車回収車(第14後方支援隊第2整備中隊) ・化学防護車(第14化学防護隊) *火砲 ・FH-70 155mm榴弾砲(第14特科隊) *誘導弾 ・81式短距離地対空誘導弾(第14高射特科中隊) ・93式近距離地対空誘導弾(同) *その他陸上装備 ・空挺降下用装備(中央即応集団第1空挺団) *航空機 ・MDヘリコプターズOH-6Dカイユース(第14飛行隊) ・ベル/富士UH-1Jイロコイ(第14飛行隊) ・シコルスキーSH-60Jシーホーク×3(海上自衛隊第24航空隊) *飛行展示のみ ・川崎T-4×2(航空自衛隊西部方面航空隊司令部支援飛行隊) *飛行展示のみ 先日に某自称市民団体が陸自練馬駐屯地での小銃等の展示について銃刀法違反で東京地検に告発するという一件があり、その影響で装備品展示での小火器の展示を自粛する通達が陸幕から出ているせいか、今回は小火器や迫撃砲等の重火器は展示されませんでした。まぁ善通寺では過去にも小火器の展示だけないことがよくあったし、多分自粛になるだろうなと予想はしていたので別にガッカリはしません(笑) 例年より装備品が少なめな代わりというわけでもないのでしょうが、今回は81式短SAMの装填展示や93式近SAMの操作体験、74式戦車の姿勢制御展示といったちょっとしたアトラクションも披露されていました。 ついでに、今回善通寺で見つけた地味な新装備がこちら(笑)自衛隊の3 1/2tトラック(旧称73式大型トラック)は1999年頃からキャビン形状等を変更した新型に更新され、その後もエンジン変更や一部車両への防弾板の追加等のマイナーチェンジが行われていますが、2012年度からの納入車はエンジン変更によりフロントグリルの形状が若干変更され、キャビン位置もそれに伴って少し高くなっています(左画像の左側が新型)しかし、ほとんど間違い探しレベルの差ですな(爆) あと、もう一つ気になったのが祝賀会場になっている体育館の入口そばに置かれていた74式戦車風のバルーンで、これがまた遠目からだと本物と見紛うくらい割とよくできていて、砲塔には何故かロシアの12.7mm重機関銃風のプロップまで載ってるというヘンな凝りようでした(笑)もしかするとデコイとして使われてる物だったりするのか? ただ、うっかり撮るのを忘れてしまったのが非常に悔やまれます・・・(苦笑) というわけで、ひとまず今月最大のヤマとなる第14旅団のイベントを無事終えましたが、来月は海自関連の行事がいくつか控えています。特に来月24・25日には毎年の恒例行事である海自掃海殉職者慰霊祭と掃海部隊一般公開等が予定されていますが、幸いというか来月24日が会社の生産調整日の都合で休みになったため、久しぶりに出かけてこようと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.04.27 10:04:56
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