カテゴリ:エセ軍事マニアの呟き
<←ポートアイランド北公園から捉えた、潜水艦『こくりゅう』進水の瞬間。よく見ると艦尾のスクリュー部分はスクリューが付いていないのではなくスクリューにカバーを掛けてるだけのようです>
欧米ではハロウィーンの本日31日、兵庫県神戸市の川崎重工業(株)神戸工場にて、海上自衛隊のそうりゅう型潜水艦の6番艦の命名・進水式が行われました。 数日前に現地在住のHKさんから情報をもらい、先日の築城出動に続いての10,000円近い交通費出費になるものの、折角の機会なので見に行くことにした次第です。 自衛艦の進水式を直に見るのは、昨年の三井造船(株)玉野事業所での護衛艦『ふゆづき』(DD118)に続いて二度目ですが、流石に『ふゆづき』と違って部外者を招いての一般公開ではないので、外から進水の一部始終を撮影する程度です。 式典の開始時間は1235ですが、余裕を持って到着し準備するためには済生会西条病院前0635発・神戸三ノ宮1040着の高速バスに乗る必要があり、前日30日の夜勤を後半半休で切り上げて出発することにしました。 予定より少し早めの1030頃に神戸に到着し、JR三宮駅でHKさんと合流、バーガーキングで早めに昼飯を済ませた後、ポートライナーで撮影場所となるポートアイランド北公園へと向かいました。 事前にHKさんから提案された情報で、川重神戸工場を捉えられる最適な撮影ポイントとして、工場に程近い兵庫突堤と、港湾を挟んで反対側に位置するポートアイランド北公園を提案されたのですが、兵庫突堤からだと障害物が多く進水の瞬間が見にくいとのことで、距離はあるものの艦尾からの進水が見られるポートアイランド側から撮影することにしました。そんなわけで、先日の築城に続いて今回もシグマAPO50-500mm持参です。 1200過ぎに現地に到着し、北公園の防波堤の中程で神戸工場がよく見えるポイントを確保してカメラを準備しましたが、荷物を軽くするために持参した一脚ではシグマ500mmの重さを安定させられず、結局HKさんが持参していた三脚を借りることにしました(苦笑)しかし、流石は500mm級の超望遠レンズだけあり、テレ側一杯で上の画像の通りですがかなり寄って画を撮ることができました。 何はともあれ、そうりゅう型6番艦となる平成22年度計画8121号艦は川重神戸工場にて無事進水し、SS506『こくりゅう』と命名されました。今後艤装等を行い、2015年3月頃就役の予定です。 今回初めて直に見た潜水艦の進水式でしたが、一つ気付いたことがあります。潜水艦の中でも重要な機密の一つとされる艦尾のスクリュー部分ですが、てっきり進水段階では付いていないのかと思いきや、上の画像の通りスクリューをカバーで覆ってるだけのようですね。もっとも、機密として重要なのは表面加工等の細部であってスクリューの形状自体は大した秘密ではないそうですが。 なお、今回の艦名の由来は東西南北を守るとされる四竜、即ち蒼竜(青竜)・白竜・赤竜(紅竜)・黒竜が由来と思われ、そうりゅう型ではすでに本艦を含めて三つが使われたことになります。そうりゅう型は現在までに9番艦まで予算化されていますが、次は四竜の中の赤竜または紅竜、あるいは四竜の長とされる応竜、また四神の中央とされる黄竜なんかも候補になりそうです。そろそろネタ切れかと思っていた竜(龍)の名前ですが、探せば他にも色々あるみたいですね(笑) ひとまず北公園で進水式の様子を撮影した後、管理人はHKさんと共に神戸港中突堤に向かい、1545発の神戸ベイクルーズの遊覧船に乗って改めて川重神戸工場と隣接する三菱重工業(株)神戸造船所を洋上から見て回りました。本日の川重神戸工場では艤装岸壁に移動した『こうりゅう』と共にはつしお型潜水艦1隻が見られた他、三菱神戸では揃って入渠中のおやしお型潜水艦2隻が見えました。 かくて今回の潜水艦見物行脚は一通り終了。1750発の帰りの高速バスまではまだ多少時間が残ってましたが、HKさんと一緒に元町商店街界隈を適当に散策していたら案外簡単に時間を潰せました(笑)当初は長田区にあるKOBE鉄人プロジェクトの鉄人28号モニュメントでも見に行こうかと思ってましたが、次の機会にすることにします。 さて、築城基地航空祭・神戸での潜水艦進水式とミリタリー関連行事が目白押しな今週の管理人ですが、実はもう一つ残ってまして(笑)、明日は地元の陸上自衛隊松山駐屯地で創立記念行事が予定されています。今回の神戸行脚のついでにHKさんにも高速バスで来ないかとお誘いをかけたのですが、バスの予約が取れなかったということで今回は残念ながらお預けとなりました。ま、来年の四国管内の自衛隊広報イベントまでのお楽しみということにしましょう(苦笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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