カテゴリ:なんちゃって鉄ヲタの鉄道ワンダーランド
<←四国鉄道文化館南館の正面引き込み線に鎮座し、館内へ牽引されるC57 44。テンダー(炭水車)は一足先に館内に収容済です>
去る21日に外観の再整備と塗装がほぼ完了した愛媛県西条市の国鉄C57形蒸気機関車44号機"春雷号"は、昨日27日未明に旧所在地の西条市民公園から搬出されてJR伊予西条駅に隣接する四国鉄道文化館南館へ移送されました。 移送に際しては機体を釜・運転台・車輪の前方部分とテンダー(炭水車)に分けて低床特殊トレーラーに搭載し、市民公園から南館までの約800mの道のりを時速約10kmで1時間ほどかけて運搬し、南館前の引き込み線に無事移設を完了しました。 できれば移送の様子を見てみたかった管理人でしたが、移送されたのを知ったのは当日夕方の出勤前に見た南海放送のニュースでという体たらく・・・(苦笑)まぁどっちにしろ夜勤中だったので見に行く暇はなかったんですけどね(爆) というわけで、移送の様子については以下の動画ニュースをご参照ください。 <↑特殊トレーラーでSL移送 (愛媛新聞動画ニュース)> (注:上記動画はWeb上の配信記事のため時間経過により削除される可能性があります) このままだと南館内に収容されるまでに機体の全体を見られないと思い、ダメ元で一夜明けた今日の夜勤明けの早朝に南館まで出かけたところ、運良く機体が南館内へ収容される一部始終に立ち会うことができました。 南館の車輌展示館前の引き込み線にカバーがかけられた状態で置かれていたC57 44はテンダーがない状態でしたが、展示館の裏側に回ってみると館内にテンダーだけ置かれているのが見えました。その後朝飯を探しに30分ほど現場を離れているうちに館内への引き込み作業が始まりました。館内への引き込みは後部にワイヤーを繋いでウィンチで引っ張る方法で行われたようで、30分余りをかけて微速後進で無事館内へと収容され、館内でテンダーとの再接続を行ってすべての移設作業が終了しました。 ところで、今回の外観整備完了・移設の中でちょっと気になったのが機体の前照灯。元々以前の野外展示の時点でレンズが失われており、当初は地元のガラス工房でレプリカの製作を検討していたところ、同型品を所有していた人から寄贈を受けたそうですが、21日に足場が撤去されてお披露目された時に装着された前照灯のレンズが割れているのに気付き、今日の引き込み作業でもさらに割れてしまっているのが確認できました。今後、3月から運転室等の整備が行われる予定ですが、前照灯のレンズは果たしてどうするのでしょうか・・・ (*3/6追記:先日大山氏から頂いた情報によると、装着していたレンズは工房で製作された試作品だったそうで、本試作のほか本物のレンズも確保済とのことでひとまず安心しました) まぁ何はともあれ、南館に収容される前に整備の終わったC57 44の綺麗な姿を曲がりなりにでも写真に収めることができたので満足です。後は大山氏による今後の整備記録をチェックしつつ7月の南館オープンを楽しみに待つことにします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.03.06 09:38:25
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