くれーじーくえいる ぶろぐ

2014/10/02(木)01:05

共通ポイント三国志の始まり?

雑感などなど(72)

<←管理人の手元にある共通ポイントカード3種。真ん中が今回入手したミスタードーナツRポイントカードです>  コンビニ、ガソリンスタンド、飲食店、小売店など多業種の店頭で利用時に提示するとポイントが付与される共通ポイントサービス。現在はレンタルショップのTSUTAYAを展開するカルチュアコンビニエンスクラブが運営する『Tポイント』(会員数約5,000万人)と、三菱商事系のロイヤリティマーケティングが運営する『Ponta』(同約6,500万人)が二大巨頭の様相を呈していますが、そこへ本日より新たに楽天が新規参入することになりました。  楽天は自社が運営する楽天市場にて購入金額に付与するポイントサービス『楽天スーパーポイント』を提供していますが、本日からこれを加盟社の実店舗に拡大した『Rポイントカード』をスタートしました。加盟店舗でカードまたはスマートフォンアプリを提示すればポイントが付与され、貯めたポイントは加盟店舗および楽天市場等の楽天グループで利用可能です。また、店舗によっては電子マネーの楽天Edyとの併用により付与ポイントの増加も可能です。  開始当初の加盟社は12社約11,300店舗で、今後も順次拡大を図っていく予定です。今日から同ポイントサービスを開始した主な業態・企業は以下の通り。 *百貨店:大丸、松坂屋 *コンビニ:サークルKサンクス、ポプラ *飲食店・ファストフード:ミスタードーナツ、カフェ&バー プロント *石油小売り:出光 *その他:55ステーション、日通引っ越しサービス、アリさんマークの引越社 etc.  ファミリーマート・ENEOS・ガスト等を擁するTポイント、ローソン・昭和シェル石油・ケンタッキーフライドチキン等を擁するPontaと比較してもひとまず遜色のない陣容ですが、先行2陣営に比べるとミスドを除けばいささか業界3〜4番手が多い印象? 思えば、ミスタードーナツが自前のミスドポイントカードを廃止してからちょうど一年、今後ポイントサービスをどうするのか気になっていましたが、楽天陣営に加わる形になったのはちょっと意外でした。また、同じく自社のポイントサービスを廃止したサークルKサンクスもこれへの布石だったわけです。  なお、RポイントカードはPontaカードと同じく各加盟社ごとにデザインカードを発行しており、管理人は比較的利用頻度の多いミスドのカードを選択しました。ミスドでは商品購入100円につき1ポイントが付与され、1ポイント1円相当で会計に利用できますが、以前の旧ミスドポイントみたいにグッズ交換にも利用できるようにするのかどうかはまだ判然としません。個人的にはグッズ交換に使えないと魅力半減のような気もしますね。  何はともあれ、今後はどこまで加盟社を拡大し先行2陣営との差別化を図れるかが鍵になるでしょう。会員数約9,400万人を擁するインターネット通販大手の参入により、共通ポイント業界はさしずめ"共通ポイント三国志"の様相を呈しそうな予感です。

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る