カテゴリ:エセ軍事マニアの呟き
昨日5日、東京都のアメリカ空軍横田基地にて在日アメリカ軍司令官兼第5空軍司令官の交代式が行われ、前任のサルバトーレ・アンジェレラ中将の後任としてジョン・ドーラン空軍中将が就任しました。
<「日米同盟が困難を好機に変える」在日米軍新司令官>(ANNニュース) (注:Web上のニュース動画のため予告なしに削除される可能性があります) ドーラン中将はF-16戦闘機パイロットの出身で、総飛行時間は4,000時間超。1988~92年まで日本の三沢基地に勤務していたほか、韓国やヨーロッパでの基地勤務、アフガニスタンでの統合作戦指揮等を経験し、今回の就任までは少将として米太平洋軍司令部参謀長を務めていました。 集団的自衛権の限定行使を巡る議論など日本の安全保障政策が大きな転換点を迎えつつある中、在日米軍の新司令官となったドーラン中将ですが、実は日本と意外な縁がある人物でもあります。1992年1月23日、三沢基地から米本土に向かっていたF-16が機体トラブルにより墜落、緊急脱出して洋上で漂流していたパイロットが海上自衛隊第71航空隊のUS-1A救難飛行艇に救助される事故がありましたが、この時救助されたF-16のパイロットが当時大尉だったドーラン中将でした。今回の交代式でも当時出動したUS-1Aの元乗員が招待され、ドーラン中将は改めて当時について感謝の言葉を述べたそうです。この事故については当時の航空ファン誌が特集記事を組んでた記憶がありますが、海自にとってもUS-1Aの性能ギリギリでのミッションだったようです。また、この任務で米空軍から第71航空隊に対して勲章が贈られたと記憶しています。 何はともあれ、日本との奇縁ある人物が在日米軍の司令官に就いたことで、今後の日米同盟の進展に更なる進展があることを期待したいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.06.08 09:57:11
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