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くれーじーくえいる ぶろぐ

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鴻上財団金庫係の日誌/オーズ関連(終)

2011.09.05
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 仮面ライダーオーズもついに最終回。遅ればせながらやっとレビュー上げます・・・というかもう後番のフォーゼが始まってるってのに(爆)


【第48話(最終回)  明日のメダルとパンツと掴む腕】

<ストーリー>
 完全体となったウヴァの強大なパワーに手も足も出ないバース二人。そこへ、鴻上ファウンデーションが蓄えた膨大なセルメダルを取り込んだ映司が現れた。鴻上会長から800年前に先代のオーズたる王が使った10枚目のコアメダルを託された映司は"真のタトバコンボ"に変身、ウヴァを圧倒する。だが、世界の終末を望む真木博士はウヴァに強引にコアメダルを投入して"器"へと変貌させてしまう――――――


*やっと出てきた10枚目
 そもそも800年前に錬金術師たちによって作られたコアメダルは10枚存在し、その中から1枚が外されたことで完全な形になろうとする欲望が生まれ、グリードを生み出すことになったわけですが、最終回にしてその失われた10枚目のコアメダルが登場。そのコアは奇しくもタカ・トラ・バッタの3枚であり、800年前の先代オーズたる王が使った物でもありました。つまり、タトバがオーズのコンボに含まれているのは800年前の王が変身に使ったからということなのでしょうか? 個人的には終盤で10枚目が登場してグリードたちの存在に影響を与える展開になるのかと思ってたりしたんですが・・・
 しかし、他の青と銀の10枚目は一体何処に・・・?

*器になんかなりたくなかった・・・
 最終回を目前にしてようやく完全体になったウヴァでしたが、バース二人を圧倒して調子に乗ったのも束の間、大量のセルメダルを飲み込んだオーズにフルボッコされ、さらに真木博士が変身した恐竜グリードに助けられたと思いきや強引にすべてのコアメダルを投入されて怯えながら逃走、最後は無様に助けを呼びながらメダルの"器"という名の浮遊物体に変貌して消滅という、ある意味テンプレ通りの最期を迎えることになりました。ある意味、オーズの物語はウヴァに始まりウヴァに終わった感がありますが、仮面ライダーを彷彿とさせる姿なのにどうしてここまでネタキャラに堕ちてしまったのか・・・(笑)ウヴァが最期を迎えた場所がバイクの廃車置場というのも何だか皮肉めいた感じですね。
 かつてカザリに「暴走するのが怖いの?」と言われていたのがここにきて意味を持ったわけですが、結局の所ウヴァには完全体になるという以外は大して何も考えてなかったということなのでしょうか。

*停滞を打ち破りたかった男
 オーメダル、ひいては欲望に対する飽くなき野望を秘めつつも、最終的に映司たちのサポートに徹し続けた鴻上会長。ある意味第三者的な立ち位置から主人公サイドをフォローするという点では電王のオーナーみたいな存在だったといえるでしょうか。"飽和し伸び悩む世界を欲望が再生する"という鴻上の欲望に対する考え方は、彼の言う通り停滞する現代社会に対するメッセージなのかもしれません。

*キヨちゃんは今日も元気です
 一方、人類が最終的に到達するのは"無"であると最後まで鴻上の論に抗い続けた真木博士。結局、オーズとアンクの活躍によって世界を巻き込むことは叶わず、消滅という形で自分自身の終末を完成させる最期を迎えたわけですが、最後に例の人形を自分自身に擬して知世子さんの元に遺したのは彼のささやかな未練だったのか、それとも亡き姉そっくりな彼女への思いの残滓だったのか・・・

*生きることとは死ぬことと見つけたり
 真木博士によって自我を宿すタカのコアメダルを傷付けられて瀕死の状況に陥ったアンクは、最後は再び映司と共に真木博士の野望を阻止すべく最後の戦いに臨むことになりました。どこまでも利害関係だけで結び付いていると思われた両者でしたが、最後にアンクが傷付いた自分のコアメダルごとオーズをタジャドルに変身させて文字通りの一心同体で真木グリードを圧倒していく辺りは、友情とは言わないまでも命を知ったが故に映司をそれなりに案じる情がいつの間にか生まれていたということなのでしょう。
 そして最後、メダルの集合体に過ぎなかったはずの自分が"死"によって求めていた"命"を実感できたことに満足しつつ、アンクは消えていきました。欲しいものはもう手に入ったから満足して消えていく・・・というこの流れは漫画『うしおととら』の最終回で人間とは何たるかを"食って"満足しながら消えていったとらの最期を思わせますね。
 最終的にすべてのコアメダルは真木グリードの消滅と共に"器"共々消え去り、半分に割れたタカメダル1個だけが映司の手に残ったわけですが、主人公が変身能力を失って終わるのは平成ライダーでは珍しいですね。しかし、冬には新たな劇場版も控えているだけに、映画でどうやってオーズを登場させるのか気になるところです。
 一方、世界を救うために"どこまでも届く自分の腕"を求めていた映司でしたが、こちらも最終的に"自分一人で何でもしようとするのではなく、みんなで手を取り合えば力はきっと届けられる"という答えを見つけるに至ったようです。ラスト、割れたタカメダルを手に再び旅に出た映司でしたが、「いつかきっと・・・」という彼の呟きを見るに、いつかアンクと再会できるようにオーメダルを生み出した錬金術師の技術を探そうとしているのかもしれません。


 前作のWがなまじ平成ライダーとしては久々にまとまった出来だっただけに、オーズは色々物足りない点もあったように思えますが、最終回で何とか上手く纏めてくれた感じですね。
 何はともあれ、オーズに関わったすべてのスタッフ&キャストの皆さん、1年間お疲れ様でした!






Last updated  2011.09.08 04:11:57
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2011.08.22
 7月からずっと録画ばっかりでレビューをサボっていた仮面ライダーオーズですが、気が付けばもう来週が最終回です(苦笑)
 というわけで、第41話以降について徒然とまとめ(爆)


*イノセンス、それは、いのち(違)
 第41話でアンクロストに吸収されてしまったアンクでしたが、オーズ・プトティラコンボによってロストの意識を有していた赤のコアメダルが破壊されたことで無事復活。しかし、それによって3枚のコアを失い完全体になれなくなったアンクは、一度は復活した泉信吾の肉体を再び乗っ取り、さらに真木博士や他のグリードたちと組んで他のコアメダルの"器"となることでより完全な存在になろうと躍起になります。
 映司たちを敵に回してまでアンクが"完全な身体"を欲しがった理由、それはオーメダルの集合体であるグリードには本来知ることのできない人間の五感を感じられるもの、即ち人間の肉体ひいては"命"だったのでした。アンクが信吾の身体に憑依したことで五感=生命としての実感を彼の身体を通じて知ることができるようになったという伏線になっていたのは実に巧妙ですね。
 しかし、結局映司に対して冷徹になりきれなかったアンクは真木博士に自分のコアメダルを傷付けられて瀕死の状況に・・・それでも妙に満足感を覚えてしまっている辺り、本来グリードが至ることのできない"満たされる"という感覚を何となく理解しつつあるということなのでしょうか。

*食っても食っても満たされなかったモノたちの末路
 人間のような五感を持たないが故に、どんなに欲望を求めても満たされることがないグリード。番組も終盤となり、グリードたちはオーズから奪った自分たちのコアメダルを得て完全体となったものの、プトティラの力によって意志を司るコアを破壊されたことで次々に消えていきましたが、アンクが"命"を望んでいるのと同じように、彼らにもまた抱いていた欲望が明らかになっていきました。
 最も明確だったのはメズール。他のグリードたち、特にガメルに対してやたら面倒見がよく、ある意味グリード4人衆のオカン的存在(笑)になってましたが、それは彼女が抱いていた"愛情or母性"への欲求の表れだったようです。しかし、完全体になった途端に人間の母子を片っ端から誘拐してその"愛情"を貪るとは恐ろしい・・・あと、ガメルについては自分に優しくしてくれるメズールの存在そのものが欲していたものだったのでしょう。ちなみに、完全体のガメルは自分が触れたあらゆる物をセルメダルに還元する恐るべき能力の持ち主でしたが、不完全の状態でも自分自身でのセルメダル集め自体にあまり固執していなかったのは、完全体になればいくらでも得られるからという理由もあったのでしょうか。
 一方、劇中でははっきりとした自らの欲望が描かれなかったカザリですが、いきなり自分たちの陣営に入ってきて主導権を横から掻っ攫ったアンクをいつもの狡猾な手で出し抜こうとした辺り、カザリが欲していたのは"自分が中心の世界"とかだったのでしょうか。
 そして、意志を宿したコアメダル1個だけという瀕死の状況からアンクの助けで身体を取り戻し、最終回直前にしてようやく完全体となったウヴァ。今一つ力を発揮しきれないオーズプトティラとバース二人を向こうに回して大暴れしてましたが、虫系のくせして「虫ケラが!」とか言動が一々死亡フラグにしか見えません(苦笑)事実上の消去法でコアメダルの"器"の最後の候補になったわけですが、以前に他のコアメダルを持っていても取り込もうとせずカザリから「怖いの?」とか言われていたウヴァだけに、真木博士から"器"になることを求められても全力で拒否しそうな感じがしますね。

*目覚めた欲望は限りなく・・・
「1日分の食い物と金とパンツがあればどうにかなる」と言い、一見欲望とは無縁の日々を送ってきた映司。アンクがやたら彼に突っかかっていたのも、欲望の塊たるグリードからすれば一見何も欲しようとしない彼は理解に苦しむ存在だったからなのでしょう。しかし、映司にもかつては"世界を救う"という大きな夢があり、そのために"どんなに場所にもどんな人にも届く力"を欲していたのでした。が、例の紛争での惨劇で自分の無力さを思い知り、自分の手の届く範囲で他者を助けるという形に矮小化せざるを得なくなっていたわけです。
 ですが、偶然にもアンクから託されたオーズという力こそが自分の望んでいた"どんなに場所にもどんな人にも届く力"になり得ると気付いたとき、ついに映司の"力"への欲望が爆発したわけです。世界や他者を救いたいという基本はブレていないものの、相変わらず自分を省みないという点もまた変わらず、そのくせ"力"に対する渇望のそれまでとは真逆方向への振り切れっぷりがある意味恐ろしくさえ思えます・・・

*人類よ、よき終末を
 完全体となったグリードが暴走して世界を食らい付くし、すべてが無に還った世界を望む真木博士。彼も映司と同じく紫のコアメダルのグリードへと変貌しつつありますが、映司と違って自ら積極的に紫コアを受け入れている分、グリード態への順応も早いのでしょうか。
 しかし、最早半分人外となりつつあるのに、例のキヨちゃん人形を落としたり傷付けられたりすると別人みたいに錯乱してしまうのは相変わらず(笑)この辺は真木博士が根本ではまだ人間としての感情を捨てきれないでいるということなのでしょうか。

*800年前の意趣返し
 自らが紫のコアメダルのグリードへと変貌しつつあるのも構わず、真木博士の"無"への欲望から世界を救おうと必死になっている映司。そして、そんな彼に火に油を注ぐかの如く、オーメダルを巡る事象に深く関わってきた鴻上会長の真意の一旦がようやく見えてきました。
 その目的とは、かつて800年前のオーズだった王が果たせなかった望み、即ちオーズをオーメダルの"器"として人間を超越した神に等しい存在へと進化させること。かつてのオーズはすべてのコアメダルを取り込んで神の領域に達しようとしたものの、自身の欲望が大きすぎたが故に暴走を起こしてしまいましたが、欲望が空っぽだった映司はまさに"器"に相応しい存在だったというわけです。本来ならすべてのコアメダルをオーズに集中させた上でさらに貯め込んだセルメダルを取り込ませる計画だったのでしょうが、現状ではコアメダルのほとんどを真木博士側に持って行かれたため、セルメダルだけでも取り込ませてオーズの進化を促そうというのでしょう。しかし、今の映司の手元にあるのは"無"の具現たる紫のコアだけであり、その紫コアのグリードになりつつある映司がセルメダルを飲み込んでしまったらそれこそ真木博士が望む"すべてを無にする存在"と化してしまう危険があるわけです。
 そういえば、鴻上会長が映司に託そうとしていた謎のプレゼントケース、あの中身は一体・・・?






Last updated  2011.08.28 01:05:14
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2011.06.17
 8月6日公開予定のオーズ劇場版『劇場版仮面ライダーオーズ WONDERFUL 将軍と21のコアメダル』ですが、いよいよTVでも予告映像が流れ始めました。探検家みたいな格好に何故か丁髷姿の鴻上会長に吹きましたが、果たしてどんな展開になるのやら・・・
 それはさておき先週と今週のオーズ感想。ちなみに来週はこの時期恒例のゴルフヤミー出現のためお休みです(笑)


【第37話  眠りと1億とバース転職/第38話  事情と別れと涙のバース】

<ストーリー>
 突然、都内各地で多くの市民が"眠りたいのに眠れない"という謎の不眠症状に悩まされ始め、知世子もその症状に苦しめられてしまう。それは、真木博士の下に集ったメズールがガメルと組んで生み出したウニアルマジロヤミーの仕業だった。その目的とは・・・
 一方、頭に残った銃弾がもたらす後遺症に苦しみつつも1億円を稼ぐためにバースとして戦い続ける伊達。後藤は彼の命を気遣って変身を止めようとするが、それが気に入らない伊達からコンビ解消を宣言されてしまう。そんな中、伊達に近付いた真木が1億円の報酬をエサにある提案を持ちかけてくる――――――


*今週の欲望:♪睡眠睡眠睡眠睡眠睡眠不足
 ほとんどオマケだった今回の欲望のテーマは"睡眠欲"。メズールとガメルがウニとアルマジロの合成ヤミーを生み出し、ヤミーの放った針に当たった人々を不眠状態にして"眠りたい"という欲求が最高潮に達したところで一斉に眠らせ、満たされた睡眠欲から大量のセルメダルを貯めるという巧妙な手段を使ってきました。ガメル自身の"眠りたい"という欲望から生まれ、本来はセルメダルが貯まらない彼の重量系ヤミーに、メズールの水棲系ヤミーの増殖属性をプラスすることで実質的に重量系ヤミーが大量にいるのと同じ状況を作り出したわけですね。
 思えば、俗に言う人間の3大欲(食欲・睡眠欲・性欲)が出てきたのは第3・4話の"食欲"以来ですね。まぁ"性欲"はこの時間帯の子供向け特撮番組で大っぴらに取り上げられるネタじゃないけど(笑)、以前出てきたクワガタヤミーは"親"たる女生徒の秘めたる恋愛感情から生まれたからある意味では"性欲"由来と言えなくもないかな?

*すべては1億円のため・・・
 頭に残った銃弾の後遺症か、眩暈等の症状に襲われながらも1億円を目指して戦い続ける伊達。そんな彼に戦力の拮抗化を目論む真木博士が1億円の報酬を提示して近付き、伊達は何とそれを受け入れて真木側に寝返るという行動に出ました。
 そこまでして1億円を稼ごうとする伊達の真意を色々と類推していた映司と後藤君でしたが、てっきり医療関係の学校を作るための資金作りかと思いきや、実は頭に残った弾丸を抜くための手術代稼ぎだったという、意外にどこまでも自分本位な伊達さんだったのでした(笑)とはいえ、映司たちが予想した医療学校作りというのもまったくのハズレというわけではないようで、以前映司に言っていた「医者の仕事はまず自分が死なないこと。でなければ誰も助けられない」をまさに有言実行しているわけですね。しかし、手術代が1億円って、相手はどこぞの黒いコート着た白黒頭のモグリの日本人医師ですか?(笑)
 しかし、そんな伊達の裏切りも実は真木のグリード化を阻止せよという鴻上会長からの差し金だったという2つ目のどんでん返しが(笑)さらに、それを予期していた真木博士があらかじめバースに自爆装置を組み込んでおり、マニュアルを読んでいなかった伊達は一瞬窮地に陥るも、密かにバースのマニュアルを読み込んでいた後藤君が先回りして自爆装置を解除していたという、以前の回でさり気なく張られていたいくつかの伏線を巧妙に回収する展開になっていたのが見事です。
 そして、グリード3人衆の猛攻の前についに散った・・・と思わせて実は生きていた伊達(笑)真木博士からの前金5,000万円と鴻上会長からの成功報酬5,000万円で見事に念願の1億円を達成し、再起を期しつつ意気揚々と旅立っていったのでした。殉職の予想を見事覆しての円満退場となったわけですが、最終回近辺で再登場あるのかな?

*今度こそバースを継ぐ者
 伊達が戦ってきたバースの姿を引き継ぐことが伊達を死なせないことだと自分なりの覚悟を決め、伊達を止める決意を新たにした後藤君。結果的に伊達は裏切っていなかったわけですが、後藤君は今度こそ伊達からバースを託されてついに二代目バースとして立ったのでした。流石に伊達と違って熱心にマニュアルを読み込んでいたお陰か、初変身でバースの能力をフルに発揮してグリード3人衆を翻弄しコアメダルまで吐き出させる大活躍ぶりでした。彼自身はあくまで伊達が戻ってくるまでの代役のつもりのようにも見えますが、どうせなら最終回近辺で伊達と並んでWバース揃い踏みとかないかなぁと期待してみたり。
 それにしても、伊達のために1億円を前借りしようとした後藤君に対する鴻上会長とエリカさんの査定額があまりにもヒドすぎる・・・(笑)まぁある意味、今回の件は後藤君を真の意味でバースの後継者として立たせるための鴻上会長による壮大な仕込みと言えなくもないのかも。

*今週のコアメダルの増減
 冒頭でウナギとバッタのコアメダルを真木側に取られた映司たちでしたが、最後の戦いで逆にカザリたちからコアメダルを奪ったことで、赤と緑を除く黄・銀・青・紫のコンボがオーズの手元に揃いました。次回はアンクのコアメダルに動きがあるかな?






Last updated  2011.06.18 21:10:22
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2011.05.31
 8月6日から公開予定の仮面ライダーオーズ劇場版『劇場版仮面ライダーオーズ WONDERFUL 将軍と21のコアメダル』に、俳優の松平健が何と江戸幕府第8代将軍・徳川吉宗役で出演という驚きの情報が入ってきました(笑)
 松平健演じる徳川吉宗といえば、言わずと知れた代表作の『暴れん坊将軍』シリーズが思い浮かびますが、報道記事によれば役どころは"貧乏旗本・徳田新之助を名乗る徳川吉宗役"ということらしいので、実質的に暴れん坊将軍と仮面ライダーの超異色コラボレーションということになりそうです。ある意味、『暴れん坊将軍』の初の映画化ということになるのかな?
 800年前にコアメダルを生み出した錬金術師ガラの暗躍によって現代の東京の一部が昔の江戸と入れ替わってしまい、ヤミーと戦う映司たちに徳田新之助を名乗る徳川吉宗が協力するというストーリーになるようです。この映画ではオーズの新コンボ・ブラカワニが登場しますが、ネタバレ画像を見る限りではそのベースとなる爬虫類系のコアメダルにもどうやら吉宗が絡んでくるようです。
 ここ最近、時代劇とのコラボが妙に多い気がする特撮ヒーロー界。最初に児童雑誌のネタバレ画像を見た時は吹いてしまいましたが、まさか仮面ライダーと徳川吉宗、それも"暴れん坊将軍の吉宗"とのコラボが実現するなんてまさに予測不可能でした(笑)恐らく丸のまま『暴れん坊将軍』の世界観になるわけではないのでしょうが、大岡越前守忠相や爺、め組の面々といったお馴染みのレギュラー陣も映画に登場するのかちょっと気になります。
 というわけで、先週と今週のオーズの感想をば。


【第35話  夢と兄とバースの秘密/第36話  壊れた夢と身体とグリード復活】

<ストーリー>

 専門学校のファッションショーで自分のデザインした衣装が見事優勝を飾った比奈。審査委員長の沢口からフランスへの留学を打診されるが、アンクに憑依されたままの兄・信吾を気にして悩むことに。一方、アンクも信吾の肉体に違和感を覚えるようになっていた。一方、カザリたちを前に劣勢に立たされるウヴァは溜め込んだ大量のセルメダルを使ってある行動を企む。
 そんな中、比奈に続いて準優勝に終わった学友の杉浦祥子が捨てたトロフィーから真木博士がユニコーンヤミーを生み出す。ユニコーンヤミーは人々を次々に襲い、彼らの抱く"夢"を壊していく。バースと共にヤミーと戦うオーズだったが、その最中に突如信吾の意識が目覚めた――――――


*今週の欲望:人は夢を持つからこそ人でいられる
 学校のファッションショーで比奈に敗れ、父親との約束で学校を辞めざるを得なくなった学友の杉浦祥子。悔しさのあまり彼女が捨ててしまったその準優勝のトロフィーから真木博士が生み出したのは、幻獣のユニコーン(一角獣)をモチーフにしたヤミーでした。
 幻想種や絶滅種といった"存在しないもの"をモチーフにした紫のコアメダルに由来するヤミーは、人の欲望が込められた無機物から生まれ、その欲望を"否定"する行動を取るのが基本のようです。前に登場したプテラノドンヤミーは欲望の源たる人間そのものを消し去るという恐ろしい能力を持っていましたが、今回のユニコーンヤミーの能力は人の欲望の成れの果てといえる"夢"を破壊するというもの。そして、ファッションデザイナーを目指すという比奈の夢もその餌食となってしまいました。大好きだったものが急に大好きでなくなるという違和感を自覚していながら自分のデザインした衣装をハサミで切り刻んでしまう比奈がちょっと恐ろしい・・・
 以前のプテラノドンヤミーによって消された人間がヤミー撃破後にどうなったのかははっきりしませんでしたが、今回はユニコーンヤミーが倒された後に意識を回復した比奈が祥子からの「学校で待ってる」の言葉に頷いていたところからみて、ヤミー撃破によって壊された"夢"も回復したと解釈していいのでしょう。
 事件の中、夢を持つということの意味を考えた祥子に「夢は急がずゆっくり育てていけばいい」と語った映司。かつて"自分の力で世界を変える"という夢に挫折した経験を持つ彼ですが、戦いの最中にユニコーンヤミーに捕まって"夢"を引きずり出されてしまうハメになりました。しかし、今の空虚な彼だけにまったく何もないのかと思いきや、現れたのはユニコーンヤミーでさえ壊すのを諦めるほどとてつもなく巨大な地球のイメージでした。その意味するところは、彼自身今でも自覚していないところでかつての世界への夢を捨てていないということなのでしょうか・・・

*帰ってきた二人と小心者の虫頭の末路
 力を増すカザリ(+アンク・ロスト)&真木博士の連合に対して劣勢に立たされる一方のウヴァ。危機感を募らせた彼が取った次の一手は、溜め込んだ大量のセルメダルを使って消滅したメズールとガメルを復活させ、自分の味方に付けるというものでした。しかし、(そもそもカザリの計略が発端とはいえ)一度はコアメダルを狙って自分でメズールを襲っておきながら結局他者のコアを取り込もうとせず、そのくせ今更自分で復活させようと画策、自分より強くならないようにとわざとコアメダルを抜いた上、復活後は恩着せがましく味方に付けようというあまりの小者っぷりのオンパレードがもう・・・(笑)しかし、最後の最後でメズールとガメルがカザリ側に寝返り、今度こそ孤立無援となったウヴァはついに彼らの一斉攻撃の前に呆気なく消滅してしまったのでした・・・(合掌)
 前半でウヴァの思惑を見抜いたカザリはオーズを助けるフリをしてわざと手持ちの青・銀のコアメダルをウヴァに掴ませましたが、メズールに「そう言ってくれるのを待ってたよ」と言っていた辺り、別にウヴァを裏切るよう仕掛けをしていたわけではなく、計算高いメズールの性分ならいずれこちら側に付くだろうと踏んでの計略だったのでしょう。何はともあれ、これでウヴァを除くグリード4人衆が真木博士と組んだことになります。
 敢えなく倒されてしまったウヴァでしたが、そこは流石グリード。1枚残ったクワガタのコアメダルで辛うじて自我は保ったようです。しかし、他の緑系のコアは何処へ・・・? アンクと違ってコア1枚では肉体を作れないようなので、もしかするとアンクに拾われるか自分からオーズの元に転がり込むかしてまさかのオーズとの共闘でガタキリバコンボ復活という展開もあるかもしれません。

*兄復活への布石?
 前回アンク・ロストに取り込まれそうになった影響か、取り憑いていた泉信吾の肉体に違和感を持つようになったアンク。そして、ユニコーンヤミーとの戦いの最中に一時的ながらようやく信吾の意識が回復しました。
 自分が憑依していると信吾が復活できず比奈が困るという事情をそれなりにわかっているのか、わざと強がって単体行動しようとしたもののやはりどうにもならず、結局信吾の身体に戻ることになったアンクでしたが、意外にも比奈もアンクの存在を引き続き受け入れてくれたようです。最初の頃こそ兄の身体を勝手に使うアンクを嫌っていた彼女でしたが、長く一緒に暮らす中で情が移ってきたということなのでしょうか。

*ヒーローの頭の中のささやかな爆弾・・・
 登場当初、真木博士からの健康診断の勧めに妙に難色を示していた伊達でしたが、今回その理由が判明。何と彼の後頭部にはかつて海外の紛争か何かで受けたと思われる銃弾が残っていたのでした。そして、今回になってバースに変身中にその弊害か頭痛に襲われるように・・・
 1億円を稼ぐという目的のためにバースの装着者となった伊達でしたが、その目的は彼の性分から見てどうも自分の頭の中の銃弾を取り出すための手術代とかではなさそうに思えます。しかし、銃弾という爆弾を抱えたままの伊達の今後は果たして・・・

*最強フォームの弱体化は昨今のお約束だったはずだが(謎)
 後半のバトルでグリード3人を相手に大苦戦を強いられたオーズでしたが、自分の意志で紫のコアメダルを引き出してプトティラコンボを発動、今度は暴走することなく最後まで使い切ることに成功しました。ちょっと唐突な展開にも思えますが、映司がプトティラを自分で制御できるようになったのは喜ばしい反面、その分彼がグリード化しつつあるという伏線にも見えるのが若干不安です。
 昨今の平成仮面ライダーの最強系フォームは登場してしばらくすると急に弱体化するのがお約束な気がしますが、今回のプトティラは映司の意志下でもグリード3人衆を軽く圧倒する相変わらずの最強っぷりを発揮。このまま最後まで最強を保ったまま進むのでしょうか。






Last updated  2011.06.05 19:20:04
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2011.05.20
 気が付けばオーズも第3クールを終えつつあり、怒濤の展開が続いていますが、如何なる結末に向かうのかは未だ見えてきません・・・
 さて、先週と今週のオーズは以前バッタヤミーの回を手掛けた毛利亘宏氏が脚本を担当。バッタヤミーの回では"正義"について深く掘り下げたストーリーが印象的でしたが、今回は果たして・・・


【第33話  友情と暴走と残されたベルト/第34話  親友と利用とその関係】

<ストーリー>

 新たな力・プトティラコンボを得たオーズだったが、一度発動すると暴走するそのパワーに伊達たちは手を焼くばかり。そんな中、映司の高校時代の友人でIT企業の社長である北村雄一が映司たちを自らの経営するレジャーランドへ招待した。喜び勇んで出かける映司たちだったが、その最中に比奈が園内で行方不明になってしまう――――――


*今週の欲望:正しい友達の作り方
 高校時代は引き籠もり、翻って今やIT企業の若き社長として活躍する映司のかつての友人・北村雄一。かつての引き籠もりを克服した彼の望みは、自分の親友になってくれた映司に頼られたいというもの。しかし、そのためにわざと比奈の失踪騒ぎを自作自演するという辺り、些か方法を間違ってしまったようで(苦笑)、さらにその"映司と仲良くなりたい"という欲望をアンク・ロストに狙われてフクロウヤミーを生み出すことになり、カザリたちに利用される格好になってしまいました。
 まぁ急に仲の良い友達ができたりすると、毎日一緒に帰りたがったりと何かと一緒にいたくなるというのはよくあることだと思うので、北村の今回の行動はそれが行き過ぎてしまったといえるかもしれません。多少ヤンデレな感はありますが、基本的に悪意はなかったようで安心です。
 北村によれば、高校時代の映司は何かと他人の世話を焼きたがる性分だったらしく、また自分の将来の夢を熱く語る一面も持っていたようです。しかし、そんな映司の影響で引き籠もりを乗り越えて自分の夢を追うことに邁進した北村とは対照的に、例のアフリカの一件で夢を持つことを捨ててしまった今の映司というのがある意味皮肉な対比になっていますね。

*憧れの存在はその手の中にあったけど・・・
 "映司の友人になりたい=他の奴が邪魔"という北村の心象を反映したフクロウヤミーによって伊達が攫われてしまい、残されたバースドライバーを手にすることになった後藤君でしたが、結局彼は「今の自分ではまだバースになれない」と考えてバースに変身しませんでした。そして、伊達はそんな後藤君の力を認めて「次にチャンスがあったときはおまえがバースだ」と太鼓判を押し、事実上のバース後継者宣言。しかし、次回は何やら伊達に問題が起きるようで、バースの今後の行く末は果たして・・・?

*最強の言うこと聞かん坊
 オーズの新たな力となったプトティラコンボのパワーは今回も強烈で、カザリとアンク・ロストを向こうに回して圧倒し、タジャドルコンボの必殺キックと相殺できるほどのアンク・ロストのキックを直撃されてもびくともしない強靱さですが、一度発動すると暴走して手が付けられないのが難点。今回は映司が自分の意志で体内の紫のコアメダルを発現させて辛うじて自力で変身できるに至りましたが、それでもやっぱり変身してしまうと止められないのは変わらず。変身解除まで自分の意志でコントロールできるようになってようやく真にオーズの最強の力となるのでしょうか。
 そういえば、今回はオーズがウナギのコアメダルをカザリに取られたものの、逆にカザリからチーターのコアメダルをゲットし、カザリは完全体リーチから一歩遠ざかることになりました。しかし、実質まともに使えるコンボがサゴーゾだけというのはキツいですね。

*二人を繋ぐのは利害だけ?
「あの変な髪の奴に利用されてるんじゃないのか?」という北村の疑問で改めて浮かび上がった、映司とアンクの奇妙な相互関係。「誰かを助ける力が欲しいから利用している」という映司に、「完全復活のために映司の力が必要」というアンクと、相変わらずお互いの利益のために組んでいるというビジネスライクっぷりですが、それでいてお互いの目的のためとはいえ"お互いどうしても必要な存在である"という点だけは共通しているというのが何とも奇妙です。果たしてこの二人の奇妙な友情とも呼べない相互関係は最後まで貫き通されるのでしょうか?






Last updated  2011.05.23 22:27:06
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2011.05.03
 去る4月25日、俳優の田中実氏が亡くなりました。NHKの連続テレビ小説『凛凛と』を皮切りに、『刑事貴族2』『同3』など数々のドラマ・映画に出演され、主役級こそ少ないものの爽やかで存在感のある役柄を数多くこなしてきた印象深い俳優だけに、自殺と見られる突然の訃報にはただ驚かされました。
 田中氏は特撮分野でも『ウルトラマンメビウス』のサコミズ・シンゴ隊長役等で知られ、最近では仮面ライダーWのVシネマ続編『仮面ライダーW RETURNS 仮面ライダーアクセル』にコマンダー・ドーパントこと相模広志役で出演しており、実質的な遺作となってしまいました。作中では犯罪者に妻を殺され、その怒りからドーパントとなってすべての犯罪者を滅ぼそうとする歪んだ正義に堕ちた刑事役という、かつての刑事貴族シリーズでの役どころを引っ繰り返したような悪役を好演していました。Web上でちらっと動画を見ただけですが、そのうちレンタルしてみようかなぁ・・・
 まだ四十路半ばで俳優としてこれから本番という時にまさかの自殺というのが何ともやりきれない気分です・・・・・・何はともあれ、田中実氏のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

 気を取り直して先週・今週のオーズの感想を。


【第31話  恩返しと企みと紫のメダル/第32話  新グリードと空白と無敵のコンボ】

<ストーリー>
 カザリと組んで鴻上ファウンデーションから離反した真木博士は、退職金代わりとばかりに研究所からある物を持ち去っていた。鴻上会長がヨーロッパから持ち帰ったというそれは、今まで一度も世に出たことのない新たな紫のコアメダルだった!
 その頃、ウヴァは力を蓄えるべくヤミ金融の社員たちに屑ヤミーを取り憑かせてセルメダルを生み出し、坂田という男を金で釣ってメダルを回収させて大量のセルメダルを蓄えていた・・・
 そんな中、映司は比奈の友人の鈴香から、毎晩夜中に自宅にお金を届けてくる不審な何者かを調べてほしいと相談を受ける。映司が突き止めたその人物こそ例の坂田という男で、高校教師だった鈴香の亡父への恩返しのつもりで毎晩金を届けていたらしい。ところが、鈴香の母はその金にすっかり甘えてしまい借金まで重ねるようになり、しかもその借り先が坂田がセルメダルを集めているヤミ金融だったという思わぬ構図が明らかに――――――


□□□□□□

*今週の欲望:情けは人のためならず?(誤用)
 かつてお世話になった亡き教師の家族に恩返しのつもりで毎晩密かにお金を送っていた青年・坂田。しかし、相手の家族は却ってそれに依存するようになり、よかれと思って行った行為が必ずしも相手にいい方向に働くとは限らないという皮肉な展開となってしまいました。他人に対する親切や善行は誰しも為したいと思うものですが、その行使には自らに責任が伴うもの、ただ善意を出しただけで助けた気になってはいけないという意味を込めた今回のテーマは、折しも東日本大震災で多くの善意が被災地に向けられている中で非常に意味深といえるでしょうか。
 そんな坂田の"人助けをしたい"という欲望から生まれた今回のヤミーはクロアゲハがモチーフの黒アゲハヤミー。以前登場したアゲハヤミーの色違い的ですが、キャラが女性になっているのが特徴。よく考えると、ウヴァがセルメダル集めに坂田を利用したのも、坂田の中の人助けへの欲望を高める狙いがあったのでしょう。

*グリード金融道
 アンクやカザリにそれぞれ大きな動きがある中、しばらく音沙汰のなかったウヴァでしたが、何とヤミ金融の社員たちに屑ヤミーを憑依させてセルメダルを作らせ、塵も積もれば山とばかりに大量のセルメダルを貯めて力を蓄えるというまさにヤミー金融に精を出していたようです(笑)ザコ戦闘員扱いの屑ヤミーでも人間に取り憑かせればセルメダルは作れるようで、確かにアンクやオーズに邪魔されることなくメダルを蓄えられた上にオーズとバースを向こうに回して圧倒できるだけのパワーを得ることはできたわけですが、見方を変えれば他のコアメダルを取り込むリスクを恐れて安易な方法に逃げてるだけという感も・・・それにしても、ウヴァが坂田に報酬として渡していた金って果たしてどうやって調達したんでしょうか。
 そして、珍しく頭を使って優位をアピールしてたら調子に乗りすぎて痛い目を見るというウヴァの油断クオリティは今回も健在なのでした・・・(苦笑)

*若者が欲を捨てたその真相・・・
 相変わらず自分自身を省みずに他者を救おうとする映司。最早自分の命を賭けることすら考えていないその姿に、伊達はようやくかつて映司を見かけたときのある出来事を思い出しました。
 実はとある政治家の息子だった映司。かつてアフリカのとある村で内戦に巻き込まれ、命がけで村を守ろうとするも女の子を救えなかった辛い過去を持つ彼ですが、その裏には村を救おうという志を果たせないまま親が払った身代金で自分一人だけ助け出され、村を救おうとした自分の行動だけが"内戦に巻き込まれた政治家の息子が命がけで村を守った"という美談に仕立てられて親兄弟の人気取りに使われたという暗く重い事実が隠されていたのでした。そして、それを忘れようとして自らの心を乾かしてしまった結果、欲望に執着しなくなってしまったというわけです。
 坂田に"人助けをすることの責任"について語っていた映司でしたが、その陰には自分自身がかつて人助けをしようとして逆に内戦を助長する形になり、しかもそれを美談として家族に利用されたという過去のトラウマがあったわけです。しかし、"人が人を助けていいのは自分の手が直接届くところまで"という達観の境地に至ったものの、傍目から見ると何が何でも自分の手を届かせようとして無理をしているようにも見えるわけで・・・
 それにしても、忘れたと言いながらも母方の姓を名乗っているらしい辺り、まだ自分の家族に対するわだかまりがあるんじゃないかと思わせる映司ですが、政治家一家らしい彼の父親や兄弟は今後登場することはあるのかな? まぁ流石にちょっと残りの尺が足りなさそうですが・・・

*目覚める幻想種の意匠
 目まぐるしく動く情勢の中、グリードにも新たな展開。現在までに登場した5体のグリードに加えて、これまで一度もグリードとして実体化したことのないらしい紫色のコアメダルが姿を現しました。
 紫のコアメダルは絶滅生物や想像上の生物をモチーフにしているようで、具体的にはプテラノドン・トリケラトプス・ティラノサウルスの3種が存在するようですが、そもそも恐竜の発見をはじめとする古生物学が勃興したのが19世紀(1800年代)ですから、それよりさらに古い800年前=14世紀(1300年代)にプテラノドンやティラノサウルスの存在が知られてるわけないだろうという気も・・・(爆)
 まぁそれはさておき、真木博士によって完全に揃った10枚から1枚が抜かれたことで起動した紫のコアでしたが、不思議なことに他のコアメダルのようにグリード態を形成するのではなく、10枚のうち5枚が何と映司の体内に入り込み、残り5枚は真木が自ら取り込むといういわば人間のグリード化ともいえる現象が起こりました。鴻上会長曰く、存在しない生物をモチーフにした紫のコアの欲望は"無を求めること"であり、その意味ではどこまでも無欲な映司や、"世界の終わり"という"無"を求め続ける真木博士は紫のコアにとっては格好の"器"ということになるのでしょう。しかし、先代のオーズが欲望の塊故に暴走したのに対し、映司が変身する今のオーズが暴走しないのは映司の無欲さ故らしく、その無欲という部分に紫のコアが収まったことで今後オーズが暴走する可能性が高まったことになるようです。
 さて、それぞれ5枚ずつ紫のコアメダルを手にしたことにより、映司と真木博士はそれぞれ新たな力を得ることになりました。映司が得たのはオーズの新たなコンボ、プトティラ。圧倒的な戦闘能力に加えてタイツの色まで白黒になったりと様々な点で他のコンボとは異質な存在ですが、映司の意志とは関係なしに起動し、一度動き出したら相手がバースでもお構いなしに暴れ回るというバーサーカーじみた不安定要因を抱えているのが難点です。今回は比奈の呼びかけで何とか自我を取り戻しましたが、今後如何にプトティラの強大な力を押さえ込むかがカギになるのかな?
 一方、真木博士は他のグリードたちと同じようにヤミーを生み出す能力を獲得。アンクが右腕と残りの本体に分かれてヤミーの生成能力を本体側に持って行かれたのと似たような構図になっています。欲望を持つ人間にセルメダルを投入して生み出す他のヤミーと違い、紫のコアのヤミーは欲望を持たない器物から生み出されるようで、ガメルのヤミーと同様にセルメダルを得る手段としてはほとんど役に立たないようです。
 そんな真木博士が生み出したヤミーはプテラノドンモチーフの雄雌ヤミー2体。"無"を求めるコアから生まれただけに欲望の根源たる人間を黒煙で消し去るという恐ろしい能力を持ち、さらに欲望の塊たる他のコアメダルすら無力化してしまうというこれまでにないチート級のヤミーです。ちなみに、両者の声を演じたのは『Fate』シリーズのランサー役等でお馴染み神奈延年と『アンパンマン』のドキンちゃん役等でお馴染み鶴ひろみという何気に豪華な顔ぶれ。オーズでは他にもグリードを演じる声優陣が人間態として顔出しで登場しており、この調子だと来年の声優アワードで仮面ライダー電王に続いてシナジー賞取れるんじゃないかと期待してしまいます(笑)






Last updated  2011.05.08 17:44:28
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2011.04.19
 2月中旬にインフルエンザを患って以来、実に10話分もオーズの感想をサボっていたぐうたら管理人です・・・(苦笑)
 "正義"の意味を問うバッタヤミー、シャウタコンボ登場、左腕アンク出現、仮面ライダー放送通算1000回記念と色々盛り沢山だったのに、一度サボり癖が付くとなかなか直らないもんです(爆)
 まぁ何はともあれ、今回の第29・30話から再開していこうと思います。


【第29話  姉と博士とアンクの真実/第30話  王とパンダと炎の記憶】

<ストーリー>

 真木博士とカザリがつるんでいることが鴻上会長の知るところとなった。真木は早くカザリに進化を促そうとするが、慎重なカザリは耳を貸さず、逆に真木にセルメダルを投入してヤミーを生み出させる。真木の欲望から生まれたシャチパンダヤミーは何故か女性を見ると手当たり次第に力任せで抱き付こうとするが・・・
 一方、アンクが他のグリードのように復活できないことに疑問を抱く映司と、何かの気配を探っているらしいアンク。トラメダルを取り返そうと襲ってきたカザリに対して映司がオーズに変身して戦うが、そこへ突如アンクと同じ意匠の鳥のグリードが姿を現す??????


*今週の欲望:果たしてどちらが本当の姉なのか
 グリードであるカザリと組んでいることを鴻上会長に知られてしまった真木博士。自らの求める"終末"を目指して早くカザリに進化を促すものの相手にされず、逆にセルメダルを入れられて自分がヤミーの親になってしまいました。
 真木から生まれたのはシャチとパンダの合成ヤミー。ちょうど東京の上野動物園で新たに到着したジャイアントパンダの一般公開が始まり、ある意味絶妙なタイミングでの登場といえますが、パンダの目の周りの黒い部分が人の顔になっているという何とも気色悪いデザイン・・・そしてその行動といえば、目に付く女性に手当たり次第に抱き付いて怪力で締め上げるばかりという一見意味不明なもの。やがてヤミーが知世子さんまで狙いそうになり、真木はカンドロイドを動員して自らヤミーの阻止を試みるも負傷、皮肉にも知世子に助けられることになりました。
 何故か知世子に対して異様に関心を示していた真木ですが、その理由は彼女が彼の亡き姉・仁美にそっくりだったからでした。両親亡き後の母親代わりであり、真木がいつも傍らに置いている人形も姉からの贈り物、そして彼の持論たる"人もまた死で完成する"も実は姉から受け継がれたものだったようです。しかし、真木の回想に登場する姉・仁美は弟に優しく語りかける優しい姿と、一転して冷たく突き放す黒い一面の二重写し。結婚を機にいつまでも自分に依存する弟が煩わしくなって突き放したのか、それとも元々黒い性格だったのかは謎ですが、それが許せなかったらしい幼い真木は結婚式の前日の夜に姉の寝室に火を放って焼き殺してしまうという日曜朝の子供向け番組でやっていいのかわからない恐ろしい行為に出てしまったのでした・・・
 結局の所、"姉には美しく優しいままでいてほしかった"という真木の幼い頃からの歪んだ欲望こそが彼の"世界の終わり"を求める矜持へと繋がっていたわけで、シャチパンダヤミーの女性に抱き付いて締め上げるという行動も"美しく優しいうちに終わらせる"という真木の欲望の反映だったのかもしれません。
 かくて、ついに自ら鴻上ファウンデーションと袂を分かってカザリと共に"世界の終わり"を実現させるべく行動を開始した真木博士。姉殺しという重い過去を背負っている以上、彼には恐らく破滅しか残されていないのかもしれませんが、知世子さんの存在が今後何らかの影響を及ぼしていくことになるのでしょうか。

*800年前の荒ぶる王の物語
 一方、第25・26話で突如現れたアンクの鳥系ヤミーとそれを生み出した"左腕のアンク"についても今回ついに正体が判明、それは同時にオーズに隠された秘密の一端を明らかにすることになりました。
 今回映司たちの前に現れた"もう一人のアンク"。顔の右半分と右腕が異様に欠けたそれはまさにアンクの失われた本体でした。性格が右腕アンクとは全然違って子供のようで、しかも記憶もなくただヤミーを生み出す本能だけが残っているという不安定な存在ですが、その理由は800年前のオーズとの関わりにあったようです。
 事の発端は800年前、ある王が世界を支配する力を手に入れようとしてオーズに変身し、すべてのコアメダルを取り込もうとしたことでした。そして、同じ目的で一人だけその王に味方したのがアンクでした。しかし、欲望塗れだったらしい王はオーズの力を使いすぎて暴走し、手を化していたアンクからもコアメダルを奪い、ついには他のグリードたちをも取り込んで何と石棺に変貌、自分のコアメダルを取り戻そうと右腕を飛ばしたアンクも右腕だけ棺に収まってまとめて封印されてしまったというわけです。先代の変身者がそのまま敵怪人を封印する存在になるという展開は、仮面ライダークウガで過去のグロンギを封印して眠りに付いた先代クウガたるリントの戦士を彷彿とさせますが、肉体が分解されて棺になってしまうというのもあらかじめオーズの機能として組み込まれてたんでしょうか?
 アンク本体の自我は右腕に宿っていたわけですが、残された身体はメダルに還元されずその後も残存していたようです。そして、長き眠りに就いていたその本体をヨーロッパで発見し、コアメダルを抜き取って目覚めさせたのは何と鴻上会長だったのでした。以前のタジャドル初登場の回でヨーロッパ旅行の手土産と称して映司にクジャクのコアメダルを渡そうとしましたが、恐らくそのメダルこそが密かに持ち帰ったアンク本体から抜き取ったものだったのでしょう。クジャクメダル以前にも5,000枚のセルメダルと一緒にコンドルのコアメダルを輸送しようとしていたことがありましたが、もしかすると何らかの理由で外にあぶれていたコンドルメダルを鴻上会長が手に入れ、それをきっかけにヨーロッパでアンク本体を見つけることになったのかもしれません。何にせよ、今回の物語におけるタジャドル登場→鳥系ヤミー出現までの騒動の発端は結局鴻上会長だったわけです。
 結局、性格が子供そのものなアンク・ロスト(公式呼称らしい)は少年の姿に擬態し、真木博士とカザリの手元に置かれることになりました。これで当分、アンクは自分のコアメダルと身体を取り戻すどころか下手すると自分が吸収されかねない状況に陥ったことになります。ちなみに、アンク・ロストの声は『機動戦士ガンダム00』の沙慈・クロスロード役等でお馴染み入野自由ですが、人間体は声優の顔出し出演ではなく別の子役というのはメズールに続いてですね。
 一方で、800年前の先代オーズの暴走の経緯を知ってもなおヤミーとの戦いで平気でコンボを使おうとする辺り、相変わらず自分自身というものに頓着しない映司ですが、彼の性分だと自分が棺と化してグリードを封印することにもまったく躊躇しなさそうなのが恐ろしいところです・・・






Last updated  2011.04.24 22:15:02
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2011.01.30
 次回で最終回を迎える『天装戦隊ゴセイジャー』の後番組となる東映スーパー戦隊シリーズ第35作『海賊戦隊ゴーカイジャー』。何やら第1作『秘密戦隊ゴレンジャー』からの歴代スーパー戦隊が総登場する"戦隊版ディケイド"みたいなストーリーになるようですが、何しろ元ネタとなる戦隊の数がやたら多いだけに、ディケイドみたいに中途半端に終わらず最後まで描ききれるんでしょうか・・・
 まぁそれはさておき、先週と今週のオーズの感想。


【第19話  赤いメダルと刑事と裏切り/第20話  囮と資格と炎のコンボ】

<ストーリー>

 鴻上会長に呼び出された映司は、鴻上からヨーロッパ土産として赤いコアメダルを託される。それはアンクのコンドルメダルだった。アンクが泉刑事の肉体を捨ててしまうことを恐れた映司はメダルを受け取らず鴻上に返すが・・・
 そんな中、かつて泉刑事に世話になったという男・奥村安二が映司たちの下を訪ねてきた。3年前に強盗事件を警察に密告した安二は主犯の山金トイチに襲われそうになったところを泉刑事に助けられ、泉刑事を恩人と慕っていた。だが、その服役中の山金が突如脱獄、カザリのヤミーに憑依された山金は自分を裏切った安二と泉刑事への復讐を果たそうと暴走する??????


*今週の欲望:恨み晴らさで
 今回ヤミーの元になったのは、自分を警察に撃った相方と泉刑事を恨む服役中の強盗犯・山金の復讐心という欲望でしたが、本筋としては自分のコアメダルを取り返そうとするカザリの計略がメインなので、安二と山金の件は狂言回しといった感じです。
 泉刑事に恩義を感じていたのは本当らしいものの、カザリに脅されてアンクからコアメダルを奪うという裏切り行為に荷担させられた安二。それでも映司を助けてお互いに相方への愚痴を言い合ったりする辺り、すぐ周囲に流されてしまう小心者だけどそんなに悪い奴ではなかったようです。しかし、あの後山金共々どうなったのやら・・・
 そんな山金から生まれた今回のヤミーは何とライオンとクラゲの特質を合わせ持つ合成ヤミー。昭和仮面ライダーのゲルショッカー怪人を彷彿とさせるモチーフ合成怪人ですが、実在する"ライオンのたてがみクラゲ"ことキタユウレイクラゲもイメージしてるんだろうかとふと思ったり。

*コアメダルコンプまで後一歩!
 自分のコアメダルをほぼコンプしつつあるカザリはさらにメズールのコアメダルの能力も取り込み、ライオンクラゲヤミーを生み出すなど新たな進化の段階に達しつつあるようです。以前にお互いのコアメダルを強引に取り込んで暴走してしまったメズールとガメルとは違い、頭脳派のカザリらしく巧妙に計略を進めている感じです。
 最終的にライオンクラゲヤミーは倒されたものの、オーズ側からライオン・トラ・チーターの3個を奪還したことで、カザリがコアのコンプにリーチをかけているという状況は変わってないわけですが、何となく次の死亡フラグがカザリに立ってしまった感じも・・・

*鳥は未だ羽ばたけず・・・
 一方、安二を利用したカザリの計略でメダルホルダーを奪われたオーズ側はタカメダル1個のみと早くもメダル全喪失の危機・・・と思いきやそこは流石にアンク、映司を囮にしてカザリの気を引く隙に彼の持っていたクジャクメダルを奪って窮地を脱するという如何にもグリードらしい容赦のなさを見せました。しかし、散々言い争ったりしながらも比奈を戦いから庇おうとする辺り、やはりアンクの行動にも変化が見られるようです。
 今回はアンクに囮に使われるという目に遭わされた映司でしたが、それでも"ヤミーを倒す"という点において目的は違うもののそれだけは信用できるという映司とアンクのビジネスライクじみた関係が改めて示された感じです。"信頼はできないが目的のためなら信用できる"という二人のこのあやふやな関係は果たしていつまで続き、今後変化することはあるのでしょうか。
 何はともあれ、ようやくアンクの手元にクジャクとコンドルのコアメダルが揃い、4個のコアメダルを取り戻したわけですが、映司の当初の懸念に反してアンクは元の姿を取り戻すことはできませんでした。コア1~2個になったメズールでさえ辛うじて人間体を維持していたことや、元の姿を取り戻せなかったにも関わらず妙に達観したようなアンクの表情から見るに、やはりアンクには片腕にしかなれない何か別の秘密がありそうです。

*空に羽ばたく鳥の王
 ようやく3種揃ったアンクのコアメダルから生み出されたオーズの新たなコンボフォーム・タジャドル。公開中のオーズ&W映画で一足先に登場していますが、今回がより完全な形での登場となるようです。圧倒的なパワーでライオンクラゲヤミーを圧倒し、また左腕に専用武器タジャスピナーを装備している辺り、前作Wにおけるファングジョーカーのような中間形態という位置付けでしょうか。しかし、華麗に戦うタジャドルの姿をじっと見つめるアンクの表情が何とも気になります・・・
 これで残る未登場のコンボはメズール系のみとなりますが、噂では何やら新たなグリードとそのコンボの情報も・・・?

*悩める青年とその背中を押す男
 相変わらず悩める青年・後藤君は何を思ったか、会社勤めのくせに『クスクシエ』でバイトをすることに。そうなると後藤君も知世子さんのコスプレに付き合わされることになるのかと思ったら、早速今週のスイスフェアでチロリアン風衣装を着せられておりました(笑)しかし、スイス料理ってチーズフォンデュの他に何があったっけ?
 知世子さんもそれなりに事情を承知した上で後藤君を雇ったのでしょうが、鴻上ファウンデーションには了解取ってるんでしょうか。しかし、今回エリカが如何にも事務的な普段の言動から一転して華麗な戦いぶりを披露したので、ますます後藤君の立つ瀬がなくなってきた感も・・・(苦笑) 
 しかし、そんな後藤君の背中を押す動きを見せたのが伊達でした。バースになるチャンスがありながらプライド故に蹴ってしまったと自己嫌悪に陥る彼に、今はまだバースを扱えるだけの力がないことを敢えて教えた上でいずれは自分の後釜になれるようにとバースバスターを託しましたが、ある意味では退場フラグともいえるわけで、やはり伊達は後藤君が成長するまでの中継ぎ的な位置付けなんでしょうか。果たして伊達は目標の1億円を稼いで円満に退くのか、それとも志半ばに斃れてしまうのか・・・
 一方で、映司と同様に世界を股に掛けて働いていたらしい伊達は『クスクシエ』に飾られていた映司の写真を見て何やら心当たりを感じたようです。後藤君が付いていけないバースのパワーを軽々と使いこなす辺り、それなりにタフな仕事をやってきたのでしょうが、もしかすると映司のトラウマになっている例の村の一件と関わりがあったりするのか・・・?






Last updated  2011.02.05 06:21:04
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2011.01.16
 昨年秋の放送終了後も現在公開中の映画にオーズと共に登場するなど人気の衰えない『仮面ライダーW』ですが、今度は平成仮面ライダーでは初めてとなるオリジナルビデオ作品『仮面ライダーW RETURNS』が今年の春と夏にリリースされることになりました。
 このビデオは仮面ライダーアクセルこと照井竜と、昨年夏のW劇場版で敵役を務めた仮面ライダーエターナルこと大道克己の物語を描くもので、前者は現在の映画で結婚した竜と亜樹子が巻き込まれる事件を、後者は大道が不死兵士NEVERそしてエターナルとなるまでを描くサイドストーリーになっています。アクセル編ではアクセルの新形態として全身金色のアクセルブースターが登場し、赤黄青とアクセルの信号機フォームが文字通り揃うことになります(笑)また、エターナル編ではW本編のラストを飾ったユートピア・ドーパントこと加頭順も登場し、大道との過去の接点が明かされるようです。

 まぁそれはさておき、今年最初のオーズの感想。そういえば、先週の回は久々に録画せずリアルタイムで見ましたよ・・・


【第17話  剣道少女とおでんと分離ヤミー/第18話  破壊と理由とウナギムチ】

<ストーリー>
 映司とアンクの前に現れた仮面ライダーバースこと伊達明。鴻上生体研究所が開発したバースはセルメダルをエネルギー源とする戦士であり、伊達は1億円の報酬を目的にセルメダルの総取りを二人に宣言する。
 そんな中、剣道少女・白鳥梨恵の強くなりたいという欲望に目を付けたウヴァがカブトヤミーを出現させた。暴れるヤミーに立ち向かうオーズとバースだったが、突如カブトヤミーの身体からクワガタヤミーが分離してしまう・・・


*今週の欲望:彼女が本当に望んだもの
 今回のヤミーの親となった剣道少女の梨恵。強くなりたいという彼女の欲望に目を付けたウヴァによって生み出されたヤミーでしたが、今回は何故か途中でその体内から別のヤミーが分裂するというアンクですら未知の事態が発生しました。一人の人間の欲望から2体ものヤミーが生まれてしまった理由、それは彼女が強くなりたいと思った本当の理由・・・剣道場の教師への密かな恋心と、その教師がちょうど大会の日に結婚式を迎えることに対する些細な嫉妬心だったのでした。
 結局、伊達に背中を押されたこともあり、間一髪の所で自分の過ちの決着を付けられた梨恵でしたが、元々憧れの教師が結婚することに関しては最初から受け入れていたようなので、ヤミーの代わりに自分が結婚式場に乱入とか変に昼ドラじみた展開にならなかったのはちょっと安心(笑)
 というわけで、今回のヤミーはそれぞれカブトムシとクワガタをモチーフにしたカブトヤミーとクワガタヤミー。クワガタヤミーの声は檜山修之が演じましたが、ただ壊せ壊せと呟きながら吠えるだけなのである意味声優の無駄遣いな気も・・・(笑)

*予想以上の伊達男
 前々回から登場した仮面ライダーバース。現在公開中の映画では後藤君がバースに変身したようですが、本編では後藤は真木博士からの誘いを結局蹴ったらしく、代わりにバースの装着者となったのが伊達明でした。
 どうやら映司と同様に長く海外を旅して日本に戻ってきたらしい伊達ですが、オーメダルやグリードといった事象にはあまり興味はないらしく、1億円を稼ぐという純粋な金稼ぎを目的に鴻上と契約しているようです。しかし、自ら欲望塗れのドロドロと公言しつつも、目的のために他人の手は借りず、自分を泣かせることもしないとそれなりに真っ当な筋は通しているらしく、また梨恵の心の中に潜む小さな感情や映司の抱える漠然とした危うさを即座に見抜く洞察眼も持ち合わせているようで、ある意味では映司とは正反対のキャラクターです。セルメダルが貯まるまで事態を静観するなどやはり抜け目のないところはあるものの、今の所は思ったより好印象の持てる人物ではあるようです。
 そんな伊達が変身するバースはオーズと異なりセルメダルのみで稼動するシステムらしく、腕や足に各種のギミックを瞬時に装着して戦います。内部の装着者の表情が描写されるのってアギトのG3-X以来のような気が・・・しかし、ドリルアームやキャタピラレッグを使うだけで自動的にメダルがくっついてくるその姿はまさに歩くセルメダル回収装置(笑)手持ち武器のバースバスターはセルメダルからエネルギーを抽出して弾丸として撃ち出す仕組みのようですが、メダルを一々ミルク缶からケースで掬って装填というのはちと煩雑にも思え、普通に射撃する度に排莢の如くメダルが吐き出されるギミックでもよかったんじゃないかという気も・・・あと、使用済のセルメダルは映像で見えないところで消滅? それと、バースのドリル攻撃で吐き出されてしまったウヴァのコアメダルは?
 セルメダル回収が目的なのに戦闘の度にそのセルメダルをやたら消費してしまうバースは些か燃費が悪いように感じますが、ヤミーを倒せば3桁以上のセルメダルは確実に稼げるわけですから数十枚くらいの消費は問題ないというスタンスなんでしょうか。いずれにせよ、鴻上側としては人間に制御できないコアメダルをオーズに集めてセルメダルを集めてもらい、一方でセルメダルをエネルギー源とするバースを自前で用意するという周到なオーメダル回収システムを整えたことになります。そういえば、年末年始休暇でヨーロッパに出かけていたらしい鴻上会長ですが、来週その成果が早くも映司に披露されるようで・・・

*自分のない男と自分を見失っている男
 ある意味自分の欲望に何処までも忠実な男である伊達から「何もないのに戦ってる方が俺的には不気味で危険」「あんたは自分を泣かすタイプだから」と言われてしまった映司。開始当初から随所で示されている、自分自身に頓着しない彼の抱える危うさが、伊達の何気なく鋭いツッコミによって改めてクローズアップされた格好です。
 他者を助けるために戦うが自分自身にはまるで執着しないという映司の姿は、『Fate stay/night』の衛宮士郎を彷彿とさせるものがありますが、過去の大災害のトラウマから病的なまでに他者を救うことに囚われている士郎と違い、映司が何故自身に執着しなくなったのかは未だはっきりしません。その辺の経緯や、今後映司が自分にとって譲れない何かを確立していくのかもこれからの物語の鍵の一つになってくるのでしょう。
 しかし、映司がいくら欲望に無頓着とはいっても、恋愛というある意味人間にとって基本的な欲求の一つにまで疎いとは思いませんでした(笑)真顔で伊達にそれについて尋ねる辺りが滑稽ですが、その最中でもこっそりタコ型カンドロイドを忍ばせて追跡する辺り、相変わらずの食えなさが光ってましたね。
 一方、両極端ながらそれなりにキャラクターが出来上がっている映司・伊達の間でまたももがき苦しんでいた今週の後藤君。真木博士に媚びたくないとバース装着者への道を蹴ってはみたものの、そのバースの力を目の当たりにして結局未練を捨てきれず後悔してみたりと、変に純粋な青年であるが故に真面目に徹することも極端に振り切れることもできずブレ続ける辺りは如何にも普通の人間といった感じです。ひょんな事から『クスクシエ』に転がり込んでしまった後藤君は次回から店に勤めることになるようですが、彼もまた知世子さんのコスプレ趣味に付き合わされるんでしょうか・・・
 そういえば、年末年始にエジプト旅行を満喫してきたらしい知世子さんの発案か、今週の『クスクシエ』はエジプト特集でした。調べてみるとエジプト料理はハト料理が名物だそうで、他にもターメイヤと呼ばれる空豆のコロッケやエジプト風混ぜご飯のコシャリ、モロヘイヤのスープ等がポピュラーだそうです。しかし、この店だと何かスゴいアレンジがなされて出てきそうな印象が・・・(笑)






Last updated  2011.01.18 17:35:43
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2010.12.30
 いよいよ第2クールに突入したオーズですが、大晦日も間近になってやっと2話見ました(苦笑)


【第15話  メダル争奪と輸送車と器/第16話  終末とグリードと新ライダー】

 鴻上ファウンデーションによる5,000枚ものセルメダル+クジャクのコアメダルの輸送任務。その輸送車の中に何故か比奈が囚われていることが判明し、半信半疑ながらも輸送隊を追うことになった映司でしたが、それは混沌としたコアメダル争奪戦の幕開けでした・・・
 すべてはコアメダルを集中させる"器"に相応しい存在を見極めようとする真木博士と結託したカザリの計略。比奈を拉致して映司とアンクを引っ張り出す一方、大量のセルメダルを餌に他のグリード3人衆も釣り出して、双方から奪ったコアメダルをガメルに集中させるという計画でした。
 そして、その過程で鴻上会長の口からグリード誕生の秘密がついに明かされることに・・・

*それは13世紀に生み出された恐るべき生命工学だった
 800年前、当時の科学者たちが人工生命を作り出そうと試み、様々な生物の要素を凝縮した10枚のコアメダルを開発。当初それは何の意志も持っていなかったが、10枚のメダルからわざと1枚欠けた状態にすることでそれを満たそうとする欲望が生まれて進化を促し、そして生まれた存在がグリードでした。そして、オーズはその抜き取られたコアメダルを使ってグリードを封印するために作られた戦士ということのようです。完全なものから敢えて一部を欠けさせることでそれを補おうとする力が生まれて進化を誘発するという概念は、どっかの進化論の研究の中であったような気が・・・もっとも、人工生命を求めてコアメダルを生み出した科学者たちが最終的に何を目的にしていたのかはまだ謎です。
 各グリードのコアメダルは3種×3枚=9枚ですから、元々10枚となると1枚余分ということになりますが、1種だけ4枚あるというのもちょっと考えにくいので、残る1枚は1枚だけで機能を発揮する特別なメダルであるという可能性もありそうです。
 ちなみに、800年前といえば13世紀(西暦1210年頃)、ちょうどこの頃はイスラムからヨーロッパに錬金術が伝えられて発展した時代であり、時期はちょっと遅れますが15~16世紀のルネサンス初期にはスイスの錬金術師パラケルススがホムンクルスと呼ばれる人工生命を提唱しています。グリードを生み出したコアメダルによる人工生命の研究も、もしかするとホムンクルスのように錬金術の一分野として行われたのかもしれません。

*そして崩れていくグリードたちの絆
 自らのコアメダル9枚を揃えようとしているグリードたちですが、アンクをして「コアがないだけでボロボロ崩れるヤワな存在」と言わしめる辺り、結局の所グリード自体はコアメダルが生み出す人工生命の一形態に過ぎず、決して完成された形というわけではないようです。
 かくて、すべてのコアメダルを集めることでグリードがさらに完全な人工生命になるという可能性が今回の件で示されたことで、辛うじて保たれていた感のあるグリード4人衆のまとまりは完全に崩壊。カザリに1枚残してすべてのコアを奪われたメズールは怪人体に変身すらできなくなった上、カザリの言葉に感化されたらしいウヴァにまで残り1枚のコアを狙われるハメになってしまい、ついには自分のも含めて14枚のコアメダルを集めたガメルと融合、さらに真木博士が開放した5,000枚のセルメダル+ウヴァのコア2枚まで取り込んで最早タコだかシャチだかわからない巨大グリードへと変貌。しかし、まずは基本となるグリード自身が自分のコアメダルをすべて揃えていることが前提になるようで、コアが揃わないままのガメルとメズールが変貌したそれはパワーをコントロールできず暴れるだけの悪食の怪物でしかありませんでした。
 姉御じみた言動で他のグリードたち、特にガメルを可愛がっていたメズールと、終始無邪気な言動を繰り広げていたガメルだけに、両者揃って退場となったのは少々寂しい感じです。しかし、コアメダルの概念を考えると、9枚揃えば今後復活する可能性は充分にありそうではあります。今後は残るウヴァとカザリもお互いのコアメダルを狙い合うことになるのでしょうか。
 ちなみに、今回はグリードがメインになったため1話退場のオマケ同然だったヤミー。ガメルが自ら生み出した今回のヤミーは陸亀がモチーフのリクガメヤミー。伸びた亀の首の根元に人間風の顔があるという気色悪いデザインですが、一度引っ繰り返ると起き上がれないって辺りが如何にもリクガメですね。
 結局、真木博士が試みたグリードをメダルの"器"とする実験について、鴻上会長は失敗、真木は成功とそれぞれ真逆の結論に至ったようですが、この辺にも"欲望の力で世界を再生させる"という鴻上会長の野望と、"良き終末"を模索する真木との決定的な思想の相違が現れています。

*何故アンクは腕一本でいられるのか
 一時はガタキリバ・ラトラーター・サゴーゾと3種のコンボを揃えるまでになっていたオーズでしたが、今回の目まぐるしいコアメダル争奪戦の結果、ガタキリバ・ラトラーターの他はウナギとゴリラのメダルが1枚ずつとなりました。ある意味今回の発端となったアンクのクジャクのメダルは結局カザリに持って行かれてしまいましたが、いずれはオーズ側の手に渡ることになるのか?
 ところで、今回コアが1枚だけになってしまったメズールは人間体になるのが精一杯の状態でしたが、どうやら彼らにはアンクのように腕一本で実体化することはできないようで、逆にアンクが腕だけで存在できることが一つの謎になってきました。単純に他のコアメダルを持っていたためなのか、それとも何か他の要因があるのか・・・?

*ついに登場、第2のライダー
 今回のもう一つの注目は、真木博士が開発した新たなメダルシステムの装備。それがオーズにおける2号ライダーとなる仮面ライダーバースです。コアメダルが力の源になっているオーズとは違ってセルメダルのみを力の源にしているようですが、戦闘時は随分と大量にセルメダルを消費するようです。
 地味にオーズの戦いをサポートする形でデビューしたバースは、一見何だか昔の東映レスキューポリスシリーズの強化スーツかサポートロボットを思わせるメカメカしいデザインですが、そのデザイン&アクションのコンセプトはどう見てもカプセルトイ販売機、いわゆるガシャポン。アイテムや装備を取り出すときの「カポンッ!」という効果音のマヌケさが無骨な外観とのいいギャップになってる感じです(笑)そういえば、取扱説明書付きの仮面ライダーって『仮面ライダー555』のファイズシリーズ以来ですね。
 そして、そのバースの変身者はてっきり後藤君かと思いきや、何やらミルク缶に大量のセルメダルを貯め込んだ一見好青年風の男でした。まぁ戦闘時の動きからして後藤君じゃないだろうとは思いましたが、彼は一体何者なのか・・・
 そういえば、バースの取説にははっきりと『仮面ライダーバース』と書かれており、オーズの世界観にも"仮面ライダー"という言葉は存在しているようです。前作の仮面ライダーWは風都の都市伝説として人々から仮面ライダーと呼ばれるようになりましたが、本作における"仮面ライダー"はあくまでバースに対する名称になるのか、それともオーズもいずれ仮面ライダーと呼ばれることになるのかな?






Last updated  2010.12.30 16:20:05
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