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くれーじーくえいる ぶろぐ

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冥王星の黙示録/PLUTO関連

2010.10.27
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 2003~2009年まで連載され、当店でも全力プッシュしていた浦沢直樹氏の漫画『PLUTO』。故手塚治虫原作『鉄腕アトム』の人気エピソード『地上最大のロボット』を独自の設定と観点でリメイクした意欲作として話題になった本作ですが、去る20日にその『PLUTO』がアメリカ・ハリウッドで実写CG映画化されるとの情報が飛び込んできました。

『PLUTO』の映画化に名乗りを上げたのは米ユニバーサル・スタジオ系列のイルミネーション・エンターテインメントで、過去には『アイス・エイジ』シリーズ等にも関わった新進のアニメ映画制作会社です。現時点では公開時期や監督・キャスト等の詳細は不明ですが、『PLUTO』の企画にも携わった手塚治虫氏の長男で映像クリエイターの手塚眞氏がエグゼクティブプロデューサーとして参加するようです。
 浦沢直樹作品の映像化といえば、過去には『YAWARA!』『MASTERキートン』『MONSTER』がマッドハウス制作でTVアニメ化されたほか、最近では『20世紀少年』が3部作で実写映画化されたのが記憶に新しいところです。また、『MONSTER』は2005年頃に米ニューラインシネマが実写映画化の権利を獲得して話題になったことがあります。あと、『鉄腕アトム』自体は米ハリウッドで『ATOM』としてCGアニメ映画化されて話題になりましたね。

 仮にも『PLUTO』ファンの端くれとしては今回の映画化の話は大いに喜びたいところですが、あくまでこれは"ハリウッドの映画制作会社が映画化の権利を獲得した"という段階であり、実際に映画として製作されるかどうかはまた別の話だったりするのがミソ。実際、『MONSTER』のハリウッド映画化の話も最初に情報が出てから5年経ちますが未だ具体的な音沙汰ありませんし・・・
 そんなわけで、今の所は話半分程度に聞いておいて今後の続報を待つのが正解と思われます。まぁファンとしては何とか本当に映画化してほしいところではありますが・・・






Last updated  2010.10.31 09:37:38
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2009.09.28
テーマ:PLUTO(19)
<←ようやく購入した『PLUTO』第8巻豪華版と付録・・・とは名ばかりの2冊(笑)>

 今年6月に発売されたものの放置状態だった(苦笑)漫画『PLUTO』(浦沢直樹/手塚治虫)の単行本最終巻となる第8巻豪華版を本日ようやくゲットしてきました。
 連載時フルカラー収録と特別付録を目当てに買い集めてきた単行本豪華版もこれでラストです。部屋の置き場所の問題や読みやすさを考えると、通常版までは流石に揃える気にはなれません(苦笑)

 『PLUTO』第7集 豪華版

 『PLUTO』第8集 通常版

<上記2つとも楽天アフィリエイト/楽天ブックス>

 収録内容については例によってここでは触れませんが、最終話のAct.65のサブタイトルは『史上最大のロボットの巻』になっていました。・・・ってあれ? 連載時はAct.31と被ってた気がしたが最初からこのタイトルだっけ?(ぉ)
 ちなみに、『PLUTO』の原作たる『鉄腕アトム』の『地上最大のロボット』は、最初『史上最大のロボット』のタイトルで『少年』誌に連載されたものの後に現タイトルに改題されています。
 恒例の巻末後書きは浦沢直樹先生と長年タッグを組んでいる漫画編集者・長崎尚志氏でした。個人的には浦沢先生に最後の締めくくりを書いていただきたかった気もしますが・・・
 そういえば、本巻を買うために立ち寄った本屋で『浦沢直樹読本』なる本を見つけました。実写映画版3部作で話題になった『20世紀少年』をメインに『PLUTO』等の浦沢直樹作品について浦沢先生や関係者のインタビュー・対談等を収録した内容となっていますが、これの中の『PLUTO』についての浦沢先生と長崎氏の対談では、『PLUTO』は当初4~5巻くらいの予定だったのが結局8巻にまで延びたのだそうで・・・

 で、これまた恒例の豪華版の特別付録ですが、今回は本編漫画にAct.62まで収録し、Act.64/65をそれぞれ昭和時代の漫画連載を思わせるレトロ調装丁の別冊付録2冊として同梱しています・・・・・・って、それもう実質的に付録でも何でもないじゃないか!(激爆)
 もう何というか明らかに付録のネタが尽きましたというのが見え見えな構成というか・・・(苦笑)単行本としては明らかにまとまりが悪く、無理矢理でも何かPLUTOに絡めた付録にしてほしかったところですね。


 なお、長らく放置状態になっている我が本サイトのPLUTOコンテンツですが、いずれ最終話のレビューやら総評やら載せようと思いますので、しばらくお待ち下さい(_ _)






Last updated  2009.09.28 20:32:23
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2009.04.04
テーマ:PLUTO(19)
 ついうっかり5日発売だと思ってたら今日だった(笑)今月のビッグコミックオリジナル誌2009年第8号。2005年9月以来足かけ2年に渡って追い続けてきた漫画『PLUTO』(浦沢直樹/手塚治虫)も今回を以て最終回です。
 その最終回は『史上最大のロボットの巻』・・・・・・ってあれ? Act.31とサブタイトル被ってませんか?(笑)まさか単行本で修正するんじゃないだろうなぁ(;^_^A(9月28日追記)連載時は『地上最大のロボット』だったような気がしたんですがもう覚えてないや(爆)ちなみに、このサブタイトルは原作が『少年』誌に連載されたときの最初のタイトルでした。

 トラキア合衆国・エデン国立公園の地下のマグマ溜まりに突入したアトムと"プルートゥ"=サハドを待ち受けていた"ボラー"。その人工知能となった"ゴジ博士"=アブラーはこの期に及んでもまだ自分をアブラーと言い張り続けるが、"プルートゥ"は「憎しみからは何も生まれない」と我が父の姿を騙ったそいつを否定し、アトムだけを自分の右手ごと地上に逃がして"ボラー"と運命を共にする。砂漠を花畑にするという自分が本来成すはずだった使命を思い出し、かつて自分が壁に描いた絵を見てくれたウランによろしくと言い残して――――――アトムがその瞬間に垣間見たのは、歩き出すロボットの姿に"生きている"ということを実感して涙した二つの人物の記憶・・・・・・かつて初めて目覚めたトビオ=アトムの姿に涙した天馬博士の姿と、ゴミ捨て場で拾い上げたロボットの我が子の姿に感動したゲジヒト夫妻の姿だった。
 かくて、世界の終わりとなるはずだった破局噴火は"プルートゥ"=サハドの捨て身の活躍によって防がれた。生き延びたアトムは残された"プルートゥ"の角を手に斃れていったロボットたちを思う・・・自分たちの戦いは何だったのか。そして、誰も憎しみ合わずに生きられる日がいつか来るのだろうかと・・・・・・

 というわけで、完璧すぎるくらいに原作のラストをなぞった最終回でした。

 ゲジヒト夫妻の悲劇のきっかけとなった例の子供ロボット、今回で"ロビタ"と名付けられていたことが判明しましたが、ロビタといえば手塚治虫先生のライフワークともいえる『火の鳥』の復活編・未来編に登場する人間とロボットの"融合"によって生まれたロボット。"人でないモノが人の心を得る"というこのシーンのゲジヒト夫妻を象徴するネーミングといえるでしょうか。

 そしてラスト、ベルギー・ブリュッセルの人工知能矯正キャンプから忽然と姿を消した"ブラウ1589"が現れた場所、それはトラキア国のアレクサンダー大統領と"Dr.ルーズベルト"の前。高度なロボット技術を擁していた旧ペルシア王国を陥れて我が国を発展させたかったという大統領の真意に付け入り、自分たちロボットが人間を支配する世界を夢見た邪悪なテディベアに対して、朽ちかけた"最初の人殺しのロボット"が下した断罪は、かつてアトムと交わした約束の結果なのでしょうか・・・?


 何はともあれ、ようやく完結を迎えた『PLUTO』ですが、やはり終わりに向けてちょっと急ぎすぎた感は否めず、もう1巻分ほど話数を費やしてくれた方がよかった気がしないでもなく・・・とりあえず、6月に予定されている最終巻で載るであろう浦沢直樹先生の言い訳後書きに注目することにします(笑)
 ひとまず、長らくの連載お疲れ様でした!


<今回のより詳細なレビューをご覧になりたい方は、当店のPLUTOコンテンツ"Branch of MOST"までどうぞ(^^)>
*注:ブログよりレビューのアップが遅れる場合があります






Last updated  2009.09.28 18:06:02
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2009.03.05
テーマ:PLUTO(19)
 残すところ今月含めて残り2回となった漫画『PLUTO』(浦沢直樹×手塚治虫)。今月はAct.64『終わりの音の巻』

 アトムと"プルートゥ"の対決が終わったのも束の間、トラキア合衆国・エデン国立公園では世界滅亡へのトリガーとなる破局噴火の危機が刻々と迫る。アトムは一人公園の地下深くにあるマグマ溜まりへと飛び込み、そこに潜む"ボラー"の反陽子爆弾を解体せんと試みるが、マグマの強烈な高温の前ではアトムといえども5分で溶けてしまう。だがその時、共に"ボラー"に立ち向かうべく"プルートゥ"が残った左手でアトムを握り締める――――――
 Act.58に続いての登場となった"ボラー"ですが、のっぺらぼうを思わせる目鼻のない丸まっこい姿はどこか原作風ながら、マグマの中で手足を縮こまらせて泣きながらたゆたうその姿は初登場の時と同様に本当に赤子を思わせ、まるでトラキア国に蹂躙された旧ペルシア王国の怨念の権化として火口から誕生しようとしているかのようにも思えます。呼びかけるアトムを「ボラー!」という叫び声だけで吹っ飛ばす辺りも原作通りですが、原作のボラーのそれが単なる力の誇示なのに対してこちらは駄々をこねて泣き叫ぶ赤子のようでもあり、自我がないにも関わらず人工知能として内包した"ゴジ博士"="アブラー博士"の憎悪の感情によって動物的に反応しているようにも思えます。
 ところで、天馬博士は"ボラー"の強大な力を"惑星改造ロボット"と表していましたが、この辺は原作『鉄腕アトム』に『魔神ガロン』の巨人ガロンがゲスト登場した『アトム対ガロンの巻』(この話ではガロンは手違いで地球に落ちてきた惑星改造ロボットという設定)を彷彿とさせますね。
 人類滅亡の危機を目前にして、どこか達観した態度を見せる天馬博士に対して「貴方は長いこと研究室の中にいすぎた。たまには出ていらっしゃい」と告げ、例え滅ぶとわかっていても行動するのが人間だと断言するお茶の水博士と、トラキア各地で災害が発生して危機的状況に陥りつつあるにも関わらず、国の最高指導者の立場を投げ出して"Dr.ルーズベルト"の奴隷に甘んじてまで自分だけは生き延びようとするアレクサンダー大統領の哀れな姿の巧妙な対比が印象的です。

 さて、泣いても笑っても来月5日、『PLUTO』の物語は終わりを迎えます――――――


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Last updated  2009.03.09 09:43:25
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2009.02.21
テーマ:PLUTO(19)
<←『PLUTO』単行本第7集豪華版と付録『PLUTO設定画集』。残すところ後1巻か・・・(しみじみ)>

 愛媛では本日発売となった『PLUTO』単行本第7集豪華版、早速今日地元の本屋で確保してきました。
 なお、第7集通常版は今月27日発売予定です。

 『PLUTO』第7集 豪華版 <楽天アフィリエイト/楽天ブックス>

 収録内容については当ブログおよび本サイトで散々書いてるのでここではツッコミません(笑)表紙を飾るのは待望のエプシロンで、裏表紙はAct.53&54でのエプシロンvs"プルートゥ"をイメージした描き下ろしのカラーイラストになっています。なお、恒例の巻末後書きは株式会社マッドハウスの取締役CCOである丸山正雄氏が担当。丸山氏は旧虫プロダクションの従業員(1972年に出崎統・りんたろう氏らと共に独立してマッドハウスを設立)であり、またマッドハウスは『YAWARA!』『MASTERキートン』『MONSTER』等の浦沢直樹原作のアニメ化作品のアニメーション制作を手掛けており、双方の縁での執筆でしょうか。

 さて、これまた毎回恒例の豪華版の特別付録、今回はファン待望ともいえる『PLUTO設定画集』です。『PLUTO』の企画開始時に浦沢直樹先生が執筆の承諾を得るべく手塚眞氏に会ったときに提示したら「浦沢さんの絵で描いてほしい」と返されたというプレゼンテーション用の資料絵と、浦沢先生と長崎尚志氏が『PLUTO』制作の裏事情について語る対談インタビューページが収録されています。よく考えたら、『PLUTO』の単行本豪華版でPLUTOに関連した付録が付いたのって第2集のシール以来久々ですね(笑)
 当初は原作そのままの手塚風のキャラクターデザインを考えていたというゲジヒトやアトムですが、実際に資料画を見てみるとホントに原作そのままです。手塚風の絵で描くことについて長崎氏が「自分としては手塚風の絵で描くのは違うと思っているが、それを言うと浦沢さんは描かないかもしれない」と考えており、手塚眞氏からの返事がある意味後押しになったという経緯が面白い。"アトムが雨の中レインコートを被って登場し、フードを脱ぐと角が出てくる"というアトム初登場のイメージは構想当初から考えられていたようですが、プレゼン絵での手塚デザインのネームは確かにかなり微妙です(笑)この辺は長崎氏の判断勝ちといったところか。
 そのアトムの浦沢流デザイン案、最初の絵はベタッとした髪型であまり可愛くなかったのが、原作のツノ頭の意匠を取り入れたクセっ毛&安達祐実のイメージを入れることで今の形にまとまったとか。安達祐実のイメージが入ってるというのを見て、『新機動戦記ガンダムW』のヒイロ・ユイのイメージが当初は男版内田有紀だったという話をふと思い浮かべてしまった管理人です(爆)
 一方、"プルートゥ"はプレゼン絵段階では人間の大男風デザインだったものの、浦沢先生がロボットのデザインの経験がないこともあって連載開始から終盤までは漠然としたイメージしかまとまっていなかったようで、長崎氏は"プルートゥ"の全貌が登場したAct.52の打ち合わせ段階でも全貌を描くかどうか思案していたそうですが、浦沢先生が「ここで全貌を描かないともたない」とネームを切ったところ長崎氏も応じたそうで、この辺の執筆者と編集者の駆け引きの妙は以前NHKの『プロフェッショナル 仕事の流儀』で放映されていた通りといったところですね。
 その他、お茶の水博士は予想通りというか手塚治虫先生がモデル。また、ヒゲオヤジ(伴校長)が『MONSTER』のライヒワインと同じ顔なのはそもそもライヒワイン自体がヒゲオヤジのオマージュだからだそうで。あと、天馬博士は逆に『MONSTER』の天馬賢三には敢えてしなかったという辺りは『プロフェッショナル』の中でも見られた"読者の予想を如何にして裏切るか"の一つの形といえるかもしれません。
 しかし、今の『PLUTO』の終わりに向けての急ぎっぷりを見ると、対談の中で浦沢先生と長崎氏が揃って「早く終わらせたくてしょうがない」と曰ってるのが妙に実感を伴ってきますね(苦笑)


 それにしても、第7集でPLUTOの初期設定を付録にしたとなると、最終巻となる第8集の付録は一体何になるのか、ちょっと楽しみです。






Last updated  2009.02.21 15:10:34
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2009.02.20
テーマ:PLUTO(19)
 本日発売の単行本第7集豪華版に合わせて巻頭カラーで掲載となった今月の漫画『PLUTO』(浦沢直樹×手塚治虫)はAct.63『星に願いをの巻』

 アトムと"プルートゥ"の対決の場面から一転、今回はゲジヒトの謎の一つだった"500ゼウスの老人の記憶"の真相が描かれるエピソードでした。
 ゲジヒトの活躍によって解決した人質立て籠もり事件。無事救出された我が子の無事を喜ぶ人間の両親の姿を見たゲジヒトはその後、現場となったスクラップ置場で処分を待つロボットの残骸の中にまだ息のある子供ロボットを見つけ、そのロボットを買い取って自分たち夫婦の子供にしようと決意します。例の「1体500ゼウスでいいよ」という老人はそのスクラップ置場の作業員だったのでした。
 以前にも子供を申請したものの適合するタイプが見つからなかったらしいゲジヒト夫妻ですが、この事件での「地球がなくなってもおまえを離さない」という人間の親の言葉に感化され、ロボットである自分たちもそんな親になってみたいと考えたところにあの子供ロボットと出会ったということでしょうか。しかしその後、その子供ロボットはアドルフ・ハースの兄による子供ロボット連続誘拐殺人事件の犠牲者となり、ゲジヒトは憎しみから彼を射殺、そしてその事実はユーロポール上層部によって子供ロボットの存在もろともゲジヒト夫妻の記憶から消し去られたというわけです・・・
 改めて考えると、物語の初期にゲジヒトと初めて会ったアトムが彼のメモリーチップの記憶を読み取って涙を流したのは、ゲジヒトと子供を巡る哀しい過去と、それを認識できなくなっていた当時のゲジヒトを思ってのことだったのだろうと思います。
 しかしそれにしても、長いこと引っ張ったこの"500ゼウスの老人"の伏線を今頃になって回収にかかったのは何か意味があるのでしょうか・・・?

 そして場面は再びトラキア合衆国・エデン国立公園のアトムと"プルートゥ"に戻るわけですが・・・・・・前回までの緊迫の対決の状況から一変、二人して大地に寝転がって夜空を見上げているという構図のシュールさに思わず吹きました(笑)管理人はふと、手塚治虫の短編『黄色魔境』でアメリカ兵とナチス・ドイツ軍下士官が真夜中の遺跡に二人して寝転がりながら自分たちの戦争に疑問を呈したりする姿を思い出してしまいました。
 単行本第7集によれば残り2話ほどだそうですが、二人は"地球の滅亡"という事態にどのように立ち向かっていくのでしょうか。

 さて、明日は単行本第7集を本屋で確保してきまーす♪


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Last updated  2009.02.20 21:39:33
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2009.01.05
テーマ:PLUTO(19)
 コンビニでチェックした今年最初の漫画『PLUTO』(浦沢直樹×手塚治虫)はAct.62『ゲジヒトの遺言の巻』
 ちなみに、来月に『PLUTO』の単行本第7巻が発売されることになりました! 例によって通常版と豪華版の二本立てで、豪華版は2月20日、通常版は2月27日発売予定です。今回の豪華版の付録は何でしょうかね?

 エデン国立公園を舞台に戦いを繰り広げるアトムと"プルートゥ"ですが、"プルートゥ"はアトムに両方の角と右腕をもぎ取られて危うく撃破されそうに…………あれ? 世界の7大ロボットのうち6人を倒したにしては随分弱くないか?(笑)
 まぁ今までの戦いの中でも部品を撒き散らし、時には角や腕を失うほどのダメージを度々被り、それにも関わらずアブラー博士によって戦いを強いられてきたわけですから、いい加減ボディにガタが来ててもおかしくはないです。また、アトムが一度は敗れた相手を今度は圧倒するという展開は、原作で100万馬力にパワーアップしたアトムがクライマックスの阿蘇山での対決で終始プルートウに優位を保っていたのをなぞったものでもありますね。

 "プルートゥ"に倒されたロボットたちのそれぞれの生き様と思いを背負い、ついには憎悪の感情に引きずられるように"プルートゥ"にトドメを刺そうとしたアトムでしたが、寸前でそれを抑えたのは皮肉にもその憎悪の"源"たるゲジヒトの最期の記憶でした。かつて憎悪によって人間を殺すという大罪を犯した身であるゲジヒトが、その記憶を取り戻した末の死の間際に「復讐からは何も生まれない」という真理に辿り着いたのは、ある意味では本作における"ロボットの憎悪"という命題への一つの答えなのでしょう。
 それにしても、ちょうど世間ではイスラエルによるパレスチナ西岸ガザ地区への攻撃が話題になっていますが、そんな時期に会わせるようなタイミングで本作で「復讐からは何も生まれない」という言葉が出てきたのは皮肉めいてますね。ま、パレスチナ問題はそんな理想論で片付く話じゃないですけどね(苦笑)

 ラスト、揃って涙を流していたアトムと"プルートゥ"。自分自身が流す涙に戸惑う"プルートゥ"に、アトムもまた泣いてしまう理由がわからないと言っていましたが、二人にはまだ涙を流して泣くという現象が心理的に如何なる意味を持つのかということはまだ理解できないのかもしれませんね。この辺、Act.47で天馬博士に促されてゲジヒトを喪った悲しみに泣くヘレナとの対比になっているように見えます。

 さて、次回は待望の『PLUTO』第7巻豪華版の発売日に合わせて2月20日号で巻頭カラー掲載となるようです。アトムと"プルートゥ"の対決は今回で一段落すると思われますが、このタイミングで巻頭カラーということは、まだこの漫画は終わりませんね(爆)


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Last updated  2009.01.06 18:10:00
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2008.12.05
テーマ:PLUTO(19)
 夜勤帰りにチェックした今月の漫画『PLUTO』(浦沢直樹×手塚治虫)はAct.61『滅亡の時の巻』

 史上最大の噴火に向かって不気味なカウントダウンを続けるトラキア合衆国のエデン国立公園を舞台に、ついに始まったアトムと"プルートゥ"の対決。序盤では"プルートゥ"とロボットたちの対決はいずれもぼかした形で表現されてきただけに、本作でロボット同士の本格的な対決アクションって久々に見た気がします(笑)しかし、山岳地帯を舞台にした格闘戦でアトムが"プルートゥ"の片方の角の先端をへし折るという流れは、原作の阿蘇山での最終対決というよりは中盤でサルタンの隠れ家に赴いたお茶の水博士を追って駆け付けたときの痛み分けの対決に似ている感じがします。

 一方、トラキア合衆国のアレクサンダー大統領ら政策スタッフは、気象予報ロボットのアーノルドからエデン国立公園が噴火した場合の被害予測を知らされることに。その噴火の規模たるや、1億tを超える火山灰などの噴出物によってトラキア合衆国の農業や経済が壊滅するばかりか、その噴出物は成層圏にまで広がって地球環境を大幅に低温化させ、1ヶ月もすれば人類全体が1/10にまで減少するほどの破滅的な事態をもたらすとのことで、それはまさに6,500年前に起きたとされる隕石衝突による恐竜絶滅か、あるいは冷戦時代に予想された"核の冬"を彷彿とさせるものがあります。そして、本来なら噴火には至らないはずが、アブラー博士によって震源地たる地下のマグマ溜まりに仕掛けられたと思われる"爆弾"によってそれが引き起こされようとしているという一刻の猶予もない事態に・・・
 しかも、"Dr.ルーズベルト"はすでにそれを承知していて、事態が起きれば生物は死滅するだろうが自分たちロボットは生き残れるという狡猾な思惑を抱いていました。この辺はハリウッド映画の『ターミネーター』シリーズにて軍事用スーパーコンピュータ・スカイネットが核戦争を引き起こして荒廃した世界に生き残ったロボット文明を築き上げるという世界観を彷彿とさせますが、ちなみに原作の『鉄腕アトム』でも人間に代わって世界を支配しようという野望を抱くロボットは何度か登場しています。

 10倍近い体格差をものともせず"プルートゥ"と互角に渡り合うアトムですが、彼もまた"プルートゥ"と同じように憎しみの感情を内包する存在。どうやら憎しみ同士の激突になりそうですが、遠く日本でその戦いを感じ取ったウランは何を感じるのか・・・


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Last updated  2008.12.06 20:43:18
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2008.11.06
テーマ:PLUTO(19)
 ・・・そういえばもう5日だってことをすっかり忘れてましたよ(苦笑)

 というわけで、1日遅れでチェックした今月の漫画『PLUTO』(浦沢直樹×手塚治虫)はついに60話目となるAct.60『真実の真相の巻』。折しも講談社のモーニング誌にて浦沢先生の新連載『BILLY BAT』が始まったこともあってか、終幕に向けて少々急ぎすぎの感はありますが・・・

 今回は終幕に向けての風呂敷収納とばかりに、一連の高性能ロボット破壊事件および"ボラー調査団"メンバー殺害事件の発端といえる4年前のペルシア王国での出来事の顛末が、ゲジヒトの記憶を受け継いだアトムの口を通じて明かされました。
 かつて、ペルシア王国のダリウス14世が構想した祖国の緑化計画。それに基づいてアブラー博士が生み出そうとした"ボラー"は大量破壊ロボットなどではなく地球緑化のための環境改造ロボットとなるはずでした。しかし、その開発は試行錯誤を極め、アブラー博士は天馬博士の力を借りて"最高の人工知能を備えたロボット"を別に製作し、"ボラー"の開発をサポートさせようとします。が、恐らくその"ボラー計画"の存在を察知したのであろうトラキア合衆国が大量破壊ロボットの規制を名目に仕掛けた第39次中央アジア紛争によって"ボラー計画"は一転して暗い復讐劇へと変容してしまいます。アブラー・天馬の両博士が開発した"最高のロボット"は死亡した本物のアブラー博士の姿と憎悪を受け継ぎ、世界への復讐の先兵として我が子サハドを"プルートゥ"として世に送り出す一方、地球緑化ロボットとなるはずだった"ボラー"も存在しない"ゴジ博士"の人格を内包した彼によって恐るべき大量破壊兵器へと歪められてしまったのでした。さらに、アブラー博士は最も許すまじき敵であるトラキア国に対して地球すら滅ぼしかねない罠を・・・
 "ボラー調査団"という名前に込められた意味、砂漠を緑化するロボット、アブラー博士と天馬博士が生み出した"最高のロボット"、実は存在していなかった"ゴジ博士"――――――まだいくつか残された伏線はあるものの、これまでに物語の中に散りばめられてきたパズルのピースが一挙に組み立てられて真相を炙り出していく展開はオーソドックスな手法とはいえ見事な流れです。というか、いつの間にペルシアでそこまで調べ上げていたんだゲジヒト(苦笑)できればその辺の細かい動きもこれまでの話の中で描いてくれていればよかった気がしますが・・・
 思えば、オランダに留学していた頃のサハドは故国ペルシアの砂漠を緑に変える夢を抱いていましたが、それもまたダリウス14世によるペルシア王国の緑化計画の流れの中で彼に与えられた使命だったのかもしれません。しかし、結局彼はその夢を果たすことなく父・アブラー博士の姿を纏ったロボットの手によって"プルートゥ"という怪物に変容させられてしまったわけで・・・
 今回の終盤、多国籍軍の攻撃によって陥落する王宮内で一度は自決を考えたダリウス14世の前に"プルートゥ"がその姿を現し、ダリウス14世が狂気すら孕んだ表情で彼に世界への復讐を命じるシーンは、原作『地上最大のロボット』の冒頭にて完成したプルートウにサルタンがアトムたち世界7大ロボットの打倒を命じる印象的なシーンの再現になるわけですが、原作の冒頭を本作においては物語の終幕間際に一連の事件の発火点として持ってきたのが実に巧妙です。

 散っていったゲジヒト他6人の高性能ロボットたちに事件を終わらせることを告げ、いよいよ"プルートゥ"との決着に赴かんとするアトム。奴が待つのはやはり原作の阿蘇山に相当するらしいトラキア国のエデン国立公園。そこには果たして何が待ち受けているのか? 物語の決着まで後少しです・・・


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Last updated  2008.11.07 04:29:12
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2008.10.03
テーマ:PLUTO(19)
 5日発売と思っていたら今日にはもう地元のスーパーの書籍売場に並んでいてちょっとビックリした(笑)今月の漫画『PLUTO』(浦沢直樹×手塚治虫)はAct.59『さまざまな再会の巻』。次回でもう60話目に突入するんですねぇ(しみじみ)

 前回に続いて"再会"にスポットを当てた今回。単身ヨーロッパに赴いたアトムは、自らを甦らせたきっかけであるゲジヒトと縁のある二人のロボット、ブラウ1589とゲジヒトの妻ヘレナを訪ねることに。アトムとブラウ1589の間にどんな縁があるのか語られなかったのは少々肩透かしの感がありますが、ブラウ1589はアトムの姿に"心"の存在を感じ取ったのでしょうか。
 そして、ドイツ・デュッセルドルフでヘレナと対面したアトムは、自分たちの欠損した記憶を知りたいと言うヘレナに対して「ロボットは嘘を吐かない」と言いながらも「何もない」と敢えて優しい嘘を吐く・・・"ロボットは嘘を吐かない(吐けない)"は原作でも本作でもロボットがロボットたる所以の一つとされ、ブラウ1589や天馬博士も「完全なロボットは嘘を吐く。他者にも自分自身にも」と曰わっていましたが、ゲジヒトの記憶を"憎悪"もろとも取り込んで甦り、ヘレナを思って敢えて真実を告げなかったアトムもまた"完全なロボット"に一歩近付きつつあるということなのでしょうか。

 一方、亡きエプシロンの友人である気象予報ロボットのアーノルドは、トラキア合衆国内で続発する気象データの異常に全地球的規模の災厄の予兆を感じているようです。ちなみに、彼が上司との押し問答の中で引き合いに出したサントリーニ島(ティーラ島)とは、エーゲ海に浮かぶギリシャ領キクラデス諸島の火山島のことで、ミコノス島と並ぶギリシャの人気観光地です。元々は一つの大きな島だったのが紀元前15世紀頃に起きた噴火で中央部が陥没してカルデラとなり、現在の三日月型の島になったそうで、この噴火は後のプラトンによるアトランティス伝説に大きな影響を与えたといわれています。この噴火では当時島にあったクレタ文明時代の古代都市アクロティリが壊滅したといわれ、この辺も『PLUTO』で今後予想される災厄を予感させるものといえそうです。


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Last updated  2008.10.04 14:03:05
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