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くれーじーくえいる ぶろぐ

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ZECT記録部の事件記録/カブト関連(終)

2007.01.21
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 いよいよ最終回の『仮面ライダーカブト』! 今回は夜勤明けのため録画でチェックです。前の職場は0730に夜勤が終わるので、家に帰り着いた頃にちょうどカブトが見られるタイミングだったのですが、現在の職場は夜勤終了が0830なので録画するほかなく・・・

<最終話>

 ZECTのトップに就いた三島は、全国民に例のネックレスの装着を呼びかけていた。しかし、ネックレスを着けない人間はワームの可能性があるとまで言う強権的な姿勢に、田所と岬は不安を抱く・・・

 父・睦を病院に運んだ加賀美は、蓮華から天道の手紙を託される。そこには、ネックレスが人間を"ネイティブ"化させるための一種のアンテナであり、そのアンテナに何らかのショックを与えることで全人類を一斉に"ネイティブ"に変えようとしていると記されていた。そして、どこかにそのための送信施設があるとも。
 TV放送でZECTが今日の午後3時に人類の勝利宣言を行うと知った加賀美は、それが人類を"ネイティブ"化させる手段と気付き、陰謀を阻止しようと病院を飛び出す。だが、加賀美親子には逮捕命令が出ており、ゼクトルーパー部隊を引き連れた田所と岬が加賀美の前に立ち塞がる。しかし、ひたすら前に突っ走ろうとする加賀美の決意を察した田所と岬は、逆にゼクトルーパー部隊に拳銃を向けた。「俺の部下に指一本でも触れてみろ、ただではおかんぞ!」"ネイティブ"のサナギ体となって襲いかかるゼクトルーパーたちに田所と岬が応戦する間に、加賀美は飛び出していった。

 放送施設のスタジオでは、巨大な緑色の隕石とダークカブトがケーブルで接続され、根岸と三島が放送の準備を整えていた。送信開始まで残り5分となったその時、ガタックが単身乗り込んできた! 「私は昔から嫌いだったんだよ・・・君のようにただ真っ直ぐな男が!」三島はグリラスワームに変貌し、強大なパワーでガタックを圧倒、さらに警備のゼクトルーパーたちも"ネイティブ"に変貌してガタックを袋叩きにする。人間だったときのことを思い出せと"ネイティブ"たちに呼びかけるガタックだったが、グリラスワームの触手と爪の攻撃を受けて倒れてしまう。そして、ついに放送が開始された。
「国家や民族の壁さえ越えられず、争い続ける人間に"ネイティブ"との共存など不可能です。だから我々は、人類をすべて"ネイティブ"にすることにしました。それが真の平和です・・・愚かな人間などもう必要ありません」カメラの前で宣言する根岸。その放送に呼応して、街中ではネックレスを身に付けた人々が苦しみ始める・・・
 満身創痍の加賀美は人類にも"ネイティブ"にも分け隔てなく接した天道の姿を思い出し、必死に立ち上がろうとするが、余裕の三島に踏み付けられてしまう。と、その時、どこからともなく聞き覚えのある声が!

「おばあちゃんが言っていた・・・世の中で覚えておかなければならない名前はただ一つ。天の道を往き、総てを司る男・・・天道総司」
 放送施設の送信塔に天道がいた! 天道は送信塔からダイブ、カブトエクステンダーで壁を突き破って施設内に突入する。「俺は世界そのもの。世界がある限り、俺はある・・・夢敗れた男に花一輪、その花と共に天に昇るがいい!」天道が手にしていた一輪の花を緑色の隕石に投げ付けると、隕石は派手に火花を散らし始めた。
「己自身さえ変えられない愚かな人間が!」「それがおまえらの限界だ・・・人間は変われる。"ネイティブ"も人間もあるものか。この世界に生きとし生けるもの、すべての命は皆等しい。他者のために自分を変えられるのが人間だ。自分のために世界を変えるんじゃない、自分が変われば世界が変わる・・・それが天の道!」人間を否定する根岸に天道は悠然と反論する。加賀美もまた、人間と"ネイティブ"が共に生きる争いのない世界を掴んでみせると叫ぶ。
 その言葉に"ネイティブ"化したゼクトルーパーたちは心を動かされ、根岸と三島の命令に従わなくなる。根岸はその場から遁走、元に戻ったゼクトルーパーたちが後を追う。一方、残された三島は再びグリラスワームに変貌し、カブト、ガタックと壮絶な戦いを繰り広げる!
 二人のライダーを向こうに回してやはり圧倒的な力を見せ付けるグリラスワーム。カブトはハイパーゼクターを召喚してハイパーフォームとなり、パーフェクトゼクターを召喚してマキシマムハイパータイフーンを一閃させるが、力負けしたパーフェクトゼクターは砕け散ってしまう。しかし、ガタックがガタックカリバーを投げ付けてグリラスワームに斬り付け、その隙を突いてカブトとガタックは同時にライダーキックを放った。直撃を浴びたグリラスワームは隕石を巻き添えにして大爆発を起こした!
 爆発の危険が迫る中、カブトはダークカブトを助けようとするが火災に阻まれる・・・

 何とか屋上に逃げ出したカブトとガタックだが、追ってきたゼクトルーパーたちを蹴散らした根岸が"ネイティブ"となってカブトに挑もうとする。その時、雄叫びと共に炎の中からダークカブトが飛び出してきた!
「この世界を頼んだよ・・・僕たちの世界を!」ダークカブトはそう言い残すと、根岸を道連れに自ら業火の中へと飛び込んでいった。そして、通信施設はついに大爆発を起こしたのだった。

 すべてが終わり、天道と加賀美は変身を解除。二人の手から離れたカブトゼクターとガタックゼクターは空の彼方へと消えていった。
「やったな・・・」「一度しか言わないぞ・・・同じ道を行くのは、ただの仲間にすぎない。別々の道を共に立っていけるのは・・・」「友達だ。それはおばあちゃんの言葉か?」「いや、俺の言葉だ」笑顔で語らう加賀美と、あくまでクールな天道。そこへ、岬と蓮華、田所が駆け付けて二人の無事を喜ぶ――――――

 その頃、『Bistro la Salle』ではひよりが弓子と共に自分の料理を完成させていた。ひよりのシェフとしての初めての料理は"HIYORIMIランチ"という名前で店に登場することになった。ひよりは心の中で天道に感謝する・・・


 そして一年後。それぞれの道を歩む一同の姿が・・・
 実家のそば屋に戻った田所が『Bistro la Salle』を訪ねると、スーツ姿の岬の姿が。岬はディスカビルコーポレーションという会社の社長となり、亡き神代剣が愛した爺やの味をコンセプトにしたレストランの経営に乗り出していた。さらに、そこへ風間大介と高山百合子も訪ねてきた。相変わらずの口調で岬に声をかける風間だが、やっぱり最後の決め台詞が出てこなくて百合子に呆れられるのだった。平和を噛み締める田所は気前よくそばでも打つかと張り切る・・・
 自転車で店にやってきたひよりは、以前より表情が明るくなった感がある。そこへやってきた樹花が笑顔で言う。「そばにいないときは、もっとそばにいてくれる・・・だよね、ひよりお姉ちゃん!」弓子と共に空を見上げる二人・・・
 大勢の来客で活気に溢れる店内。ひより、樹花、蓮華、弓子は張り切って料理を運ぶ。岬、田所、風間、百合子はその平和な光景を感慨深く見守る・・・

 一方、加賀美は交番勤務の制服警察官となっていた。横断歩道を渡る幼稚園児たちを引率する加賀美の姿を、父・睦は遠くから頼もしげに見守っていた・・・
「天の道を往く人はどこへ行ってしまったの?」ふと、一人の園児から尋ねられた加賀美は笑顔で答える。「あいつはね、今、豆腐を買いに行ってるんだよ」二人の目の前には天道邸が・・・

 作務衣に下駄履きといういつか見た姿で、片手に豆腐の入ったステンレスボウルを持って通りを歩く天道総司。だが、エッフェル塔や凱旋門がそびえ立つそこは何とフランス・パリ!?
 通りがかった男性に声をかけられた天道は、いつものように天を指さしながらフランス語で答えるのだった。

「おばあちゃんが言っていた・・・俺は天の道を往き、総てを司る男。天道総司だ」

 -FIN-


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 ついにカブトが終わりました!

 所詮争い合うだけの愚かな存在だと人類を否定した根岸と三島に対し、人類は他者のために変われると人類を是正する天道と加賀美・・・それがこの物語の辿り着いた結末でした。
 ツッコミどころとか不満とか、まぁないわけではありません。"仮面ライダー35周年記念作品"と銘打って登場した本作は、仮面ライダー史上稀に見る俺様キャラであろう天道総司の強烈な個性が光りましたが、総じて振り返ると、風間や神代がマスクドライダーになった経緯や、結局本筋に関わることなく退場した矢車&影山の存在意義など一部の謎や伏線が明かされず投げっ放しになったり、中盤で展開が冗長気味になったせいか詰め込み的な最終回になってしまうなど、平成仮面ライダーシリーズで指摘されてきた悪弊が今回もちらほら・・・そろそろ制作スタッフの刷新等を考えるべき時期に来ているのかもしれませんね。
 まぁ不満等は多々あれど、今はまず終わりよければすべてよしってことで一つ(いいのか?)


 とりあえず、最後は各自の一年後の風景に注目。
 実家のそば屋に戻った田所氏ですが、いきなりべらんめぇ口調はどうかと思います(笑)つか、あれが地だったんでしょうか。東映サイトによれば、企画当初は加賀美と田所がやがて敵対する展開が構想されていたそうですが、最終的に田所・加賀美・岬の絆の強さを描く方向に落ち着いたようで、見てる方としても正解だったと思います。
 亡き神代剣の遺志を継いで、ディスカビル家の名を冠したレストラン会社の女社長になった岬。爺やの味を生かすということでしたが、どうせなら爺やもちょっとだけ出てくれたらよかったのに・・・
 ドレイクとして最後の戦いに関与しなかったのは残念ですが(というかあの展開ではドレイク他のライダーは関与する余地がないな)、最後の最後までいいコンビだった風間&百合子。"ゴン"だった頃のトレードマークだったニット帽を被ってなかった辺り、百合子嬢もいつまでも"名無しの権兵衛"扱いなのはさすがに嫌になってきたんでしょうか(笑)
 店のシェフとして本格的に歩み始め、番組当初からは考えられないほど明るくなったひよりと、彼女を"お姉ちゃん"と呼んでいた樹花。何だか『Fate/stay night』の遠坂凜と間桐桜みたいな展開どういう経緯でお互いが義理の姉妹と知ったのかはわかりませんが、最高の兄貴を心の支えにこれからも元気にこの世界を生きていくことでしょう。
 一方、交番勤務の制服警察官となった加賀美新。さすがに警視総監の息子といえども最初はヒラからですね(笑)
 そしてラスト、フランスはパリに来てまで作務衣に下駄で豆腐だった天道総司! つか、何でパリなんだよとかいうツッコミはさておくとしても、パリロケなんぞ無理なのはわかるんですが、もろ合成バリバリなあの映像はもう少しどうにかならなかったのでしょうか(苦笑)

 まぁ何はともあれ、1年間楽しませてくれて本当にありがとうございました!






Last updated  2007.01.23 19:53:48
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2007.01.14
 今日は本来なら朝から昼勤だったのですが、何故か急遽休みになったのでゆっくりカブトを見られました(^^)

<第48話>

 根岸が配布したネックレスによって、人間社会に潜んでいたワームが次々とその存在を暴かれていく。この日もとある家族の夫がワームであったことが発覚した。子供を抱きかかえて逃げる妻を追おうとする夫だが、その姿はワームサナギ体に変貌してしまう。そこへ駆け付けた田所は女性を守ろうと"ネイティブ"のサナギ体に変身してワームに立ち向かい、最後はガタックか駆け付けてワームを倒した。
 しかし、一般の人々にとっては"ネイティブ"もワームにしか見えず、人間を守ろうとした田所は周囲に集まった人々から罵倒される。"ネイティブ"はワームとは違うと田所を擁護する加賀美だったが、逆に人々から投石を受ける有様であった。
 そこへ姿を現した根岸は、どんな生き物も命ある限り生きていきたいと思っている、ワームは少しやり方を間違えてしまっただけだと言う。そして、人間と"ネイティブ"の争いのない、人間と人間の争いのない、真の平和な世界を作りたいと自らの理想を語り、加賀美に力を貸してほしいと頼み込む。根岸の言葉に心を動かされた加賀美は、田所と共に根岸と握手を交わすのだった。
 一方、天道=カブトは相変わらずネックレスの破壊を続けていた。カブトは立ち塞がる"ネイティブ"のサナギ体たちを蹴散らすと、岬の制止を無視して配布場所のネックレスをクナイガンで破壊し、クロックアップして去ってしまう。知らせを受けて駆け付けた加賀美は、カブトの行動に怒りを募らせていく・・・

 ZECT本部の駐車場で、車に乗る根岸の前に三島が現れた。三島は手にしていた錠剤を瓶ごと車に投げ付けると、降りてきた根岸に言う。「流石は根岸さんですね・・・すでに"暴走スイッチ"の件まで知っていたとは」シラを切る根岸に、三島はさらに「もうタヌキの化かし合いはやめましょうよ・・・今、こいつは私の手の中にある」と手にしたダークカブトゼクターを示し、取引を持ちかけるのだった。「貴方の計画は美しい・・・だが、それを完璧にするには足りないものがある。私とならいい取引ができる」

 天道家を尋ねてきたひよりは、店で自分が出そうと思っている料理を樹花に振る舞った。まだ未完成の料理ながら、樹花は兄の料理と同じだと喜んで食べる。そして、「おばあちゃんが言っていました・・・料理は人から人へ受け継がれ、その味は人と人をも結ぶって」とひよりに語りかけた。
 一方、肩に跳弾を受けて入院中の蓮華は病室で意識を取り戻していた。ベッドの傍らには保温箱入りのオムライスと、『天』のロゴが書かれた封筒が。蓮華は「師匠・・・」と思わず笑みを浮かべるのだった。

 陸橋の下を歩く天道は、壁に背を預けて座り込んでいた影山を見つける。例のネックレスを首から提げた影山は苦しそうだったが、「俺たちはこれから光を求めて旅に出るんだ」と笑顔で言う。ネックレスは外していけとの天道の言葉を拒否する影山だったが、苦しむその姿が一瞬"ネイティブ"のサナギ体に変化してしまう。自分の変化に気付いて恐怖のあまり走り去る影山。天道は「やはりそういうことか・・・」と得心する。

 ZECT本部では、加賀美睦が手錠を掛けられて拘束されていた。三島は悠然と椅子に座りながら、平和維持のためにZECTを存続させ、そのトップに自分が就くと宣言する。睦は三島の足下に土下座して貴方の下で働かせてほしいと懇願するが、三島はその低頭平身ぶりが気に入らない。さらに、三島と組んだ根岸が"暴走スイッチ"の件がすでに露見していることを睦に告げる。床に突っ伏した睦はしかし、何故か不気味に嗤い始めた。三島は「黙れと言っている!」と椅子から立ち上がって睦を殴り飛ばす・・・
 そのZECT本部の地下の牢獄には"日下部総司"が鎖で拘束されていた。そこへやってきた三島と根岸は、"日下部総司"に自身の正体を語り始める。実は、"日下部総司"は人間から"ネイティブ"に改造された第1号であり、その後のマスクドライダー開発のための実験台として利用されていたのだ。と、そこへ突如天道が現れてカブトに変身、クロックアップして"日下部総司"を助け出した。
「人に危害を加えないのであれば、この世界で生きていけばいい。世界はおまえの敵じゃない。困難は多いだろう・・・だが、ひよりも困難に立ち向かい、今も頑張っている」そう告げて"日下部総司"を自由にする天道。だが、根岸と三島を許せない"日下部総司"は彼らを倒そうと走り去ってしまう。
 根岸と三島の前に立ち塞がった"日下部総司"はダークカブトに変身。だが、三島は全人類を"ネイティブ"に変える道具によって自らも最強の"ネイティブ"になれたと豪語し、グリラスワームへと変貌した! 戦いを挑むダークカブトだったが、グリラスワームの強大な力に圧倒されてしまう・・・
 一方、天道の前にはゼクトルーパー部隊を引き連れた加賀美が現れた。天道は例のネックレスが人間を"ネイティブ"に変える物だと明かすが、加賀美は信じようとしない。「正義は俺たちにある。俺はおまえを倒す」加賀美の宣戦布告に対し、「おばあちゃんが言っていた・・・正義とは俺自身! 俺が正義だ」と天道も豪語。両者はカブトとガタックに変身して戦いを繰り広げるが、カブトは敢えてハイパーゼクターを使わず、最後は両者ライダーキックの打ち合いに。しかし、ゼクトルーパー部隊の援護射撃でキックを阻まれたカブトはガタックのライダーキックを食らってついに倒れてしまう。次の瞬間、ゼクトルーパー部隊の銃撃でガス配管が損傷し爆発! カブトは瓦礫に埋もれる・・・

 戦いには勝ったが喪失感に苛まれる加賀美。そこへ岬から三島が反旗を翻したとの報が届く。父・睦はワームに内通していたとして拘束されていた。加賀美はガタックに変身して護送車を襲い、睦を救出して逃走するが、全人類を"ネイティブ"に変えるという根岸の言う"平和"の真意を知らされて愕然とする。満身創痍の睦は加賀美に明かす。35年間、自分が"ネイティブ"に従ってきたのは"暴走スイッチ"という"ネイティブ"への切り札を隠すため。自分と日下部総一は人類の未来を自分の息子たちに託すしかなかったのだと、加賀美に頭を垂れて号泣する睦。自分に大事なことを託してくれたことに感謝する加賀美だったが、睦はもはや自分たちに勝ち目はない、降伏しておまえだけでも生き延びろと促す・・・
 一方、夜の港に佇む矢車の元に苦しみながら影山がやってきた。だが、その姿がまたも"ネイティブ"に変わってしまう。「俺は兄貴も知らない暗闇を知ってしまった・・・連れて行って欲しかったけどさ・・・俺はもう一生この暗闇から出れないよ」哀しげに言い、パンチホッパーに変身して背を見せながら別れを告げる影山。矢車はキックホッパーに変身し、無防備なパンチホッパーの背後からライダーキックを放つ・・・
「相棒、俺たちは永遠に一緒だ。行こう、俺たちだけの光を掴みに・・・」斃れた影山に寄り添いながら、矢車は天の星を見上げて語りかけるのだった。

 ガタックに破れて瓦礫の下に埋まった天道。7年前、渋谷で同じように瓦礫に埋まったひよりが「殺さないで」と叫び、自分が「僕がそばにいる」と言って励まし、手を差し伸べたことを思い出した天道は、あの時生きる勇気をもらったのは自分の方だったのだと実感する。そして、目にした一輪の花に手を伸ばそうとするが、その上からさらに瓦礫が降り注ぐ――――――


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 大方の視聴者の予想通り(笑)、根岸が開発した例のワーム探知用ネックレスは、実は身に付けた人間を"ネイティブ"へと変貌させてしまう恐るべき代物であることが判明しました。
 登場当初から怪しさ大爆発だった根岸は、『人間と"ネイティブ"の争いのない、人間と人間の争いのない、真の平和な世界を作りたい』という一見穏健な理想論を熱く語っていましたが、思えば今回の冒頭、人間をワームから守ろうとして思わず"ネイティブ"としての姿を晒した田所に対し、周囲の人間たちが非難の言葉を浴びせていました。田所がどんなに人間を守ろうとしても、事情を知らない一般の人々からすればワームも"ネイティブ"も同じにしか見えず、異種の存在は結局人類に受け入れられないということを暗示しているかのようなこのシーンは、ひよりがこの世界で生きていく上で天道が最も懸念しているものかもしれません。
 もしどうしても両者の平和的共存が叶わないならば、異種である自分たち"ネイティブ"が人類に同一化するか、逆に人類を"ネイティブ"に同質化して、対立する両者の存在自体を解消してしまえばすべて平和になる・・・根岸の理想論の裏にあるのはそんな極端な平和論なのか、それとも平和を口実にした単なる"ネイティブ"による人類支配の手段に過ぎないのでしょうか?
 "ネイティブ"の意図が不穏なものになりつつある中、気になるのは加賀美、岬の上司にして同じく"ネイティブ"である田所の動向。公式サイトの次回予告を見る限りでは、根岸と三島の陰謀を阻止せんとする加賀美に岬と共に協力するようですが、はたしてどうなるのか・・・

 そして、実は"ネイティブ"による人間の"ネイティブ"化の実験の第1号であることが判明したダークカブトこと"日下部総司"。渋谷の"AREA X"に残されていた医療設備の残骸は、"日下部総司"に対して行われた種々の実験に使われたものだったのでしょうか。ダークカブトはもしかするとカブトをはじめとするマスクドライダーシステムのプロトタイプなのかも。しかし、彼が天道に擬態していたのは単なる偶然だったのか?
 ひよりに去られて一度はこの世界を憎みながら、本物の天道によってこの世界で生きていけばいいと自由を与えられた"日下部総司"の運命は果たして・・・

 一方、そんな"ネイティブ"に35年もの間忠実に従ってきた加賀美睦でしたが、やはりその真意は面従腹背だったようです。すべてのワームおよび"ネイティブ"を倒させる"赤い靴"になぞらえた暴走スイッチをカブトやガタックに組み込むことで、"ネイティブ"が事を起こしたときの牽制とする意図だったのでしょうか。
 しかし、そんな睦の意図を躓かせたのは、皮肉というか予想通りというか、腹心であった三島の反乱でした。以前から予想されていた三島裏切り&ラスボスフラグがまぁものの見事に実現してます(笑)
 そんな三島が自ら最強の"ネイティブ"と豪語して変身したのがグリラスワーム。名前のグリラス(Gryllus)はフタホシコオロギの学名Gryllus bimaculatusが元ネタの模様。仮面ライダーでコオロギ系のキャラクターといえば、龍騎のサイコローグおよびそれと契約した擬似ライダー"オルタナティブ"がお馴染みですな。しかし、コオロギモチーフと言いつつカラーリングは緑系で、言われなければバッタモチーフにしか見えないのは、"カブト=平成ライダーvsバッタみたいなコオロギ怪人=昭和ライダーのオマージュ"という図式を狙ったものでしょうか。

 根岸が語る平和への理想に一度は共感し、それを正義と信じた加賀美は、それに反する行動を取っているように見えた天道=カブトに敢然と立ち向かったわけですが、結局それは正義ではなく・・・っていうか、何かと人の主張に感化されやすい人ですねぇ加賀美は(爆)
 思えば第1話以来、天道をはじめとする様々な人々や事象に翻弄されながら成長してきた加賀美。父・睦に託された人類の未来のため、加賀美はいよいよ最後の戦いに臨みます。
 そして天道総司。仮面ライダー史上稀に見る傍若無人の俺様キャラながら、常に物事の裏を的確に見抜いてきた"天の道を往く男"もまた、ひよりと樹花という二人の妹、そして人類の未来を守るために最後の戦いに立ち上がります。


『仮面ライダーカブト』、泣いても笑っても次週いよいよ最終回です!






Last updated  2007.01.14 23:45:01
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2007.01.08
 次の仮面ライダーシリーズとなる『仮面ライダー電王』の公式サイト(http://www.tv-asahi.co.jp/den-o/)が立ち上がりました! 新たな仮面ライダー"電王"は、人間と契約してその過去をねじ曲げようとする未来からの侵略者"イマジン"と戦うという、何だかタイムパトロールものみたいな設定のようです。しっかし、本当に鉄道がネタになってるんですね(笑)"鉄道=ダイヤで定められた時刻に添って運行する"ってことで、"時"をテーマにした作品に繋げてるのでしょうか。
 新サイトには今のところ紹介画像とイントロダクションしかありませんが、ポーズを決める電王の後ろには、今後登場すると思われる新たな仮面ライダーらしき複数のシルエットが早くも見えます・・・

 それはさておき、いよいよ今日を含めて残り3話となったカブトです。

<第47話>

 7年前の東京・渋谷への隕石落下、それから始まった地球外生命体"ワーム"の出現、それに対抗すべく創設された特殊機関ZECT――――――加賀美睦はついにワームとZECTの存在を世間に公表し、未だ人間社会に潜伏するワームの殲滅に総力を挙げる決意を表明する。
 今日も街でワームサナギ体を倒したカブトとガタック。クリスマスの大攻勢以降、ワームの活動は沈静化しつつあった。勝利は近いと実感する加賀美に対し、天道は「勝負はこれからだ」とあくまでクールだった。

 ZECT本部での会議の席上、睦はワーム殲滅後にすべてのマスクドライダーシステムを回収し、ZECTを解散することを表明。同席する根岸も真の平和への第一歩にしたいと賛同するが、三島は不満顔。さらに、根岸はワームの存在を感知する特殊なネックレスを開発し、市民への配布を開始したことを明らかにする。もっと早く開発できていればと残念がる根岸に感謝の意を示す睦だが、三島は不満を隠さない・・・
 ネックレスは市役所前で市民に無料配布され、ワームの驚異に不安を感じる大勢の市民が殺到していた。加賀美や岬、蓮華は配布に大わらわ。田所と共にその様子を見守る根岸は、ネックレスの増産を約束する。配布を求める人々の中には何故か影山もいて、自分も多くのワームを倒したんだからと言って一人1個のネックレスを2個も持って行く。配布場所に通りかかった樹花は自分も欲しいと呟くが、天道は「タダより高い物はない」と素っ気ない。

 久々に『Bistro la Salle』に戻ってきたひよりに、天道は自分が見つけた彼女のレシピを渡し、彼女のシェフとしての最初の料理にしようと促す。ひよりは自分に料理なんてできないと戸惑うが、店主の弓子も彼女を励ます。「おばあちゃんが言っていた・・・本当に美味しい料理は、食べた者の人生まで変える」「おまえの言うことはいつもデカすぎる」「人間がデカすぎるからな」天道が最初の客になると約束して、ひよりは渋々ながらも料理に取り掛かるのだった。
 一方、街の路地で寝込んでいる影山は何やら体調が悪い様子。そこへ現れた矢車は、ゴミ捨て場で拾った白夜の写真を影山に見せながら「俺たちにも掴める光がある・・・真夜中の太陽、白夜の世界へ」と語りかけるのだった。

 ネックレスによるワーム発見の効果は絶大、加賀美や岬もその効果を実感する。が、そんな中、増産されたネックレスを輸送するトラックが何者かに襲撃され、ネックレスが破壊されてしまった。護衛していたゼクトルーパー隊員によれば、相手の姿は見えなかったという。襲撃者がクロックアップを使っているとすれば、相手はワームか?
 田所のチームは襲撃者を誘き出すべく、荷台にガタックを乗せた囮の輸送車を仕立てる。そして予想通り、囮の輸送車を何者かが襲撃してきた! すかさずクロックアップするガタックだが、そこにいたのは何とカブト!? 愕然とするガタックをカブトはクナイガンで牽制し、そのまま姿をくらましてしまう・・・
 輸送車を襲撃したのがカブトであると判明し、ZECTはカブトの殲滅を決定。残念がる根岸は、ZECTがネックレスについて調べた理由を睦に問うが、睦は疑う政治家を黙らせるためやむなくと釈明する。
 カブト殲滅の命令は田所から加賀美に下達された。天道には何か考えがあるはず、それを聞き出せるのは自分だけと、加賀美は冷静に命令を引き受けるのだった。

 翌日、新聞の朝刊を目にしたひよりと樹花は、天道が国家機密漏洩等の容疑で全国に指名手配されたことを知って不安に駆られる・・・
 そんな中、市役所前のネックレス配布場所に天道が現れた。指名手配犯の出現に慌てて逃げ出す市民。天道は「人気者は辛いな」と呟きつつ警備のゼクトルーパー隊員を軽々と蹴散らすが、そこへ本物の天道を狙う"日下部総司"が現れる。「おばあちゃんが言っていた・・・太陽が素晴らしいのは、塵さえも輝かせるからだ」「塵になるのは・・・君だ!」二人はそれぞれカブトとダークカブトに変身し、クロックアップしながら壮絶な戦いを繰り広げる。両者の力は相変わらずほぼ互角。だが、ダークカブトの戦法を見切ったカブトはハイパーフォームとなって攻撃をかわし、逆にパーフェクトゼクターを召喚してマキシマムハイパータイフーンでダークカブトを圧倒した。変身を解除した"日下部総司"に「やはりおまえは俺ではない」と冷ややかに言い残してカブトは去っていく。
 倒れた"日下部総司"の元に三島が近付く。「いい土産ができた」"日下部総司"の頭を撫でながらほくそ笑む三島の真意ははたして・・・?
 人々が非難の声を上げる中、クナイガンでネックレスを箱ごと破壊するカブト。そこへガタックと田所たちが駆け付けるが、カブトはガタックにクナイガンを突き付け、両者は緊張の中対峙する。意を決した田所がカブトに向けて拳銃を発砲するが、カブトとガタックはその一瞬にクロックアップ。今なら他には聞こえないとネックレスを破壊する真意を問うガタックだったが、カブトは「気に入らないからだ」としか答えなかった。
 だが、クロックオーバーと同時にカブトが弾き返した弾丸が跳弾となって蓮華の肩に当たってしまった! 「自分が何をしたかわかってるのか!?」カブトの真意が読めず叫ぶガタックだが、カブトは姿をくらます――――――


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 最終回に向けて一気に加速し始めたカブトの物語ですが、今回含めて残り3話でこの展開では、詰め込みすぎてやっつけ仕事化してしまう感は否めず・・・まぁ平成ライダーシリーズでは半ば常態化しつつあるパターンではあるのですが(苦笑)
 ワームの完全制圧に向けて広く世間の支持と協力を集めるためか、ワームの存在をついに公にしたZECT。しかし、この判断は"ネイティブ"にとっては諸刃の剣となりうるものかもしれません。ZECTの本質は"ネイティブ"の保護であり、市民がそれを知ったときにどういう反応を示すかが気になるところです。端から見ればワームも"ネイティブ"も大して変わりませんから・・・
 一方、その"ネイティブ"の代表格である根岸氏は、人間社会に潜伏するワームをあぶり出すための秘密兵器として、ワームの存在を感知する特殊なネックレスの配布を開始。田所に反応しないところを見ると"ネイティブ"には反応しないようです。しかし、そのネックレスを2個も持って行った影山が体調を崩しているのは単なる偶然なのか、それともネックレスに何らかの危険なリスクが内包されているのか・・・? 「タダほど高い物はない」という天道の評は案外正鵠を射ているように思えます。
 ただ、ここに来て予想通りというか、ZECTと"ネイティブ"の内部に不協和音の兆しがちらほらと・・・"ネイティブ"に粛々と従う加賀美睦に反感を抱き始めているらしい三島(まぁ元々この人は登場当初から胡散臭いオーラ全開だったのですが)、相変わらず妙にフレンドリーな言動で真の平和を希求する態度を見せる根岸氏の未だ読めない真意、密かにネックレスに対して不審を抱いているようにも見受けられる睦氏。どうも微妙なズレが見られる三者の思惑は次回ついに決定的に崩れることになるのか?

 一方、敢えてZECTと世間を敵に回してまでネックレスの破壊に動き始めた天道。ただ、映像を見る限りではネックレスは"ネイティブ"には反応しないと思われるので、シシーラワームであるひよりの存在をネックレスによって暴かれるのを恐れての行動ではなさそうです。相変わらず真意の読めない俺様キャラ・・・
 そして、またも天道に敗れ去った"日下部総司"ですが、そこへ近付いてきたのは三島。かつて、鉄仮面を被せられて渋谷の"AREA X"に幽閉されていた彼の元にハイパーゼクターを持って行った三島ですが、そこで何が起きたのか、そして"日下部総司"とは何者なのか、いよいよ明らかになるのでしょうか?






Last updated  2007.01.09 19:34:39
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2006.12.24
 本来なら昨日・今日と夜勤のはずが、土日のためか一部の人員を除いて休みとなり、思いがけず火曜日までの4連休♪ 生産は忙しいらしいのに何故? ま、管理人としては正月休ませてくれれば無問題ですが(^^ゞ

 さて、来年の仮面ライダーは1月28日から放映開始だそうで、カブトは1月21日が最終回、全49話ということになります。来年ぐらいから新番組の宣伝が始まりますかね。

<第46話>

 岬の目前でスコルピオワームに変貌した神代が岬に襲いかかるが、陰から見守っていた加賀美が庇う。元の姿に戻った神代は自分がどうなったのかわからない。一方、岬はショックでプレゼントの箱を取り落としてしまう。
 そこへ現れた乃木から閃光を浴びせられ、一瞬スコルピオワームの姿になった神代は、自分がワームであることを知って愕然とする。一人走り去った神代は、姉と"自分"を殺したスコルピオワームが自分自身である事実に打ちのめされ、岬に贈ろうとしたマフラーを破り捨てる・・・
 一方、岬は加賀美がすべてを知っていたことを知り、言ってくれなかったことに腹を立てて加賀美を引っぱたいて立ち去ってしまう。後には彼女が神代に贈ろうとしたプレゼントの箱が残されていた・・・

 神代家に戻った神代は、自分がワームであることを知りながら黙っていた爺やを責める。「俺はすべてのワームを倒さなければならない・・・俺自身もな!」神代は投げやり気味に言い、爺やが用意したクリスマスケーキを払い除けて屋敷を出て行った。神代は冬の荒れた浜辺に赴き、泣きながら自ら荒波に足を踏み入れる・・・
『Bistro la Salle』では天道が加賀美から神代のことを知らされていた。何故黙っていたと問う天道に、自分も悩んでいたと答える加賀美。神代は悪い奴じゃないと訴えるが、天道は「ワームなら倒すしかない」と言い切る。加賀美はひよりや田所の存在を挙げて神代を庇うが、ワームとしての神代が自分の姉を殺しただけでなく他の人間も襲っているかもしれないと、天道はあくまで冷徹。一方、同席する岬は必死に自分を守ろうとした神代がワームであることを受け入れられない・・・
 その夜、天道家ではクリスマスイブの宴。天道お手製のブッシュ・ド・ノエルにご満悦の樹花に目を細めながら天道は思う。「樹花、おまえにはずっと笑顔でいてほしい。そしてひより、約束する。俺が世界を変えてやる、おまえが笑えるような世界に・・・」

 相変わらず各地で大量出現するワームサナギ体。カブトもガタックもその迎撃に出動する。
 海岸に出現したワームの大群と戦いを繰り広げていたガタックの前に乃木が現れ、カッシスワーム・クリペウスとなって襲ってきた。と、そこへ海中に身を沈めていた神代が現れ、スコルピオワームとなって何故かガタックに襲いかかった! スコルピオワームと戦えないガタックは二体のワームの攻撃の前に退却を余儀なくされる。
 戦いの後、倉庫で対峙する神代と乃木。ワームとして目覚めたらしい神代に満足し、自分の下で働くよう要求する乃木だったが、神代は「口の利き方に気を付けろ」とその喉元にサソードヤイバーを突き付ける。「俺のために働くのはおまえたちの方だ。俺はすべてのワームの頂点に立つ男だ!」神代は襲ってきたワームサナギ体を蹴散らしてそう豪語するとスコルピオワームとなり、カッシスワームとなった二人の乃木をも毒針の触手で屈服させた。
 その頃、神代家で一人待つ爺やの前に天道が現れた。「どうか坊ちゃまの望みを叶えてやってください」悲痛な表情で天道に頼む爺や・・・

 公園で神代と再会した加賀美。おまえなら人間として生きていけると信じている、そう言って岬のプレゼントの箱を手渡そうとするが、神代はそれを踏み付けると加賀美に向かって宣言する。「すべての人間は俺が倒す。すべての人間に伝えておけ、もうすぐ最後の戦いが始まるとな」神代の背後から現れた二人の乃木に驚く加賀美。その手にはいつの間にかガタックゼクターが握られていた・・・
 加賀美を人質にした神代は、マスクドライダーシステムさえ破壊すればワームに敵はないと、天道にすべてのゼクターを引き渡すよう要求する。「子供の頃からおまえを見てきた人が言っていた・・・おまえのことをよろしく。おまえの望みを叶えてくれとな」天道の言葉に神代は答える。「俺の望みはただ一つ・・・」
 指令車で状況を伺っていた岬は、ふと田所に尋ねる。ワームとは何なのか? 人間とは何なのか? 田所は答える。自分にもそれはわからない、だが、その答えを見つけるために我々は戦っているのかもしれない・・・
 ZECT本部では、加賀美睦と三島、根岸が一貫性のないワームの出現状況に首を傾げていた。そして田所と岬も、ワームの動きがある場所に集中し始めていることに気付いた。

 取引場所の工場に赴く天道。そこには神代と二人の乃木が加賀美を拘束して待ち構えていた。アタッシュケースに収められたカブト・ザビー・ドレイクの各ゼクターを無抵抗で神代に渡す天道。神代は「ライダーの最期だ」と豪語してゼクターたちをプレス機にかけて押し潰してしまう。「今日から我々ワームの時代が始まる!」解放された加賀美と天道の周囲をワームサナギ体の群れが取り囲む。だが、そこへ拳銃を手にした岬が単身現れ、この場所はすでにZECTに包囲されていると告げる。ライダーシステムのない人間に勝機はないと余裕の神代。が、その時、潰されたはずのゼクターたちが復活してプレス機から飛び出した! ゼクターを手にした天道と加賀美はカブトとガタックに変身、神代もサソードに変身する。かくて、マスクドライダー3人、乃木2人、ワームの大群、岬、ゼクトルーパー部隊が入り乱れての大乱戦が始まった!
 ワームサナギ体の群れを蹴散らしたガタックは、カッシスワーム・クリペウスをライダーキックで倒す。一方、ワームの群れが蠢く現場を通りかかった矢車と影山は、「もう一度求めてみるか、光を」と自身に巻き付けていた鎖を引きちぎってキックホッパーとパンチホッパーに変身、乱戦に加勢する。もう一体のカッシスワームに苦戦し踏み付けられるが、蹴飛ばしざまにライダージャンプを起動させてカッシスワームを宙へと吹き飛ばし、落ちてきたところにライダーキックとライダーパンチを浴びせてついに撃破。倒れて変身解除した矢車と影山は、ボロボロながらお互い生きていることを確認すると片手を上げてハイタッチするのだった。
 同じ頃、サシでぶつかり合うカブトとサソード。カブトのライダーキックを食らって変身解除した神代だが、スコルピオワームに変貌して尚もカブトに挑む。と、岬は立ち上がろうとした神代の片腕に、自分がプレゼントしようとしたあのブレスレットが填められていることに気付いた。神代の真意に気付いた岬は、二人を止めようと階段を駆け上がる。
 カブトと戦うスコルピオワーム。その脳裏で神代は岬に詫びる。自分が編んだマフラーを首に巻いた岬と一緒にお茶を飲み、遊園地に行き、食事をして、最高のクリスマスを過ごしたかった・・・
 ハイパーフォームとなってパーフェクトゼクターを召喚したカブトに体当たりするスコルピオワーム。だが、彼の意図を察したらしいカブトは攻撃を止める。「どうした天道!? 思い出せ、俺との約束を!」神代の幻影が叫ぶ。そして、駆け付けた岬の叫びも空しく、カブトはついにマキシマムハイパータイフーンを一閃させた!
 宙を舞った岬のプレゼントのブレスレットが、空しい音を立てて階段を転げ落ちていった――――――

 すべてが終わった後、岬はどうしてと天道を責める。神代は神代のままだったのに・・・だが天道は答える。ああすることが自分と神代との約束だったのだと。

 神代家の大広間。その真ん中でロッキングチェアに座る疲れ果てた神代の手を、爺やが握り締める。
「ねぇ爺や・・・眠ってもいいかな?」「ええ、何も心配することはございません。爺がずっとそばにいますから・・・」「ありがとう、爺や・・・」
 そして、神代は目を閉じ、安らかな表情で永遠の眠りに就くのだった――――――


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 最愛の姉をスコルピオワームに殺されたのを機に、「すべてのワームは俺が倒す!」と誓ってマスクドライダー"サソード"としてワームと戦い続けてきたものの、実は自身がその姉の仇たるスコルピオワームそのものであったという大いなる矛盾の存在・神代剣。
 "最終回直前の敵側ザコキャラ大出没"と並んで、平成仮面ライダーシリーズでは毎年この時期恒例となりつつある"物語終盤に仮面ライダーが一人死ぬ"展開。今年はサソードこと神代がその縁起でもない法則の犠牲者となってしまいました。奇しくもクリスマスイブであるこの日に・・・

 ちょっと変な性格ながら、天道と対を成す天才肌の俺様キャラとして颯爽と登場した神代でしたが、番組が進むにつれて変なキャラの方が肥大化してどんどんギャグキャラ化(苦笑)、さらには亡き姉の面影を岬に見出してストーキングまがいの大仰なアプローチを繰り返し、蓮華の勘違い料理の味見役にもいつの間にか定着してギャグ化に拍車を掛けておりました(爆)しかし、そんな神代も成長して一人の女性として岬に接するようになり、岬もまたそんな彼に少しずつ心を引かれ始めていました。
 ・・・が、聖夜に神が仕組んだ悪戯か、ついに自身の正体を知ってしまった神代! ワームを倒そうとしていた自分自身が姉と"自分"を殺したワームだったという過酷な矛盾に苦悩した末に彼が選んだのは、自らワームを率いて人類の敵を演じ、ライバル的存在であったカブトに倒されることで、姉と"自分"の仇たる自身を断罪することだったのか・・・岬が贈ろうとしたブレスレットを左腕に付けていたのは、彼がワームでありながらも最後まで人間であり続けた証左だったのでしょう。
 思えば、少年に擬態して加賀美を利用しながら最後は彼を爆発から庇って散ったタランテスワーム・パープラ、ワームのリーダー格・間宮麗奈として天道たちの前に立ち塞がりながら最後は人間の心に染まって風間の腕の中で死んでいったウカワーム、そして今回のスコルピオワーム=神代の最期・・・ワームでありながら人間の心に感化されたワームたちは、何故皆これほどまでに切ない最期を遂げなければならないのでしょうか。
 そして、天道や加賀美のすぐそばにいるひよりや田所。"ネイティブ"としての顔を持ちながら人間として生きようとしている彼らには、果たしてどんな運命が待っているのか・・・

 一方、その神代にあっさりなびいて行動を共にしていたダブル乃木でしたが・・・弱っ!(笑)神代=スコルピオワームに触手で毒されたのが原因か、あるいは分裂で弱体化しちゃったのか、はたまた単純にワームとしてはスコルピオワームの方が強かったのか、今までのような特殊能力を発揮することもなく、先週まで散々コケにしていたガタックはおろかホッパー兄弟にすら倒されてしまいました。いやぁ、狡猾な乃木のことだから、神代がゼクターを破壊した途端に二人で神代を叩き潰そうとするに違いないと思ってたのにぃ(爆)
 しかし、乃木はこれで今度こそ完全に退場なんでしょうか? だとすれば、最強級ワームにしては噛ませ犬すぎる気が(苦笑)

 相変わらず傍観を決め込んでいた矢車と影山でしたが、「もう一度求めてみるか、光を・・・」と呟いて最後は戦いに加勢、カッシスワーム・クリペウスの片割れを苦戦しながらも見事撃破! しょっちゅう光と闇の狭間で揺れ動いていた影山と違い、頑ななまでに闇の住人を気取っていた矢車ですが、かつては"パーフェクトハーモニー"を身上にザビーとしてシャドウ部隊を率いた男。やはり心の何処かで光への憧れを捨ててなかったのでしょうか。戦いの後、ボロボロながらも満足そうにハイタッチする二人が印象的でしたが、来週はまた元に戻るんだろうなぁ・・・(笑)






Last updated  2006.12.24 20:58:11
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2006.12.17
 本来なら今日から夜勤の予定だったのですが、月曜日朝から新職場に赴くため、時間的に出勤は不可能。というわけで、敢えて夜勤の時間帯に合わせて旧職場に赴き、残してあった私物や仕事着を引き上げてきました。
 しかし、現場の担当者には会社から移動の連絡が入ってなかったようで・・・・・・今日行かなかったら危うく電話で呼び出されるところだったよ(苦笑)

<第45話>

「滅ぼしてやる、この世界を・・・何もかも・・・」ひよりに去られて現実世界への憎悪を露わにする"日下部総司"。そこへ二人となった乃木が現れて共闘を持ちかける。「君は今、我々の仲間になる資格を得た。すべてを憎むことで・・・ついて来い。もうすぐアルマゲドンが始まる。人間は我々の無差別攻撃に滅びの道を往くだろう」"日下部総司"はダークカブトとなって挑みかかるが乃木は難なく退け、「君はまだ生まれたばかりの子どもと同じだ。いずれ我々の力が必要となる」と言い残して姿をくらます・・・
 一方、"日下部総司"に襲われたひよりは何とか天道に保護されて入院。が、何があったのかという天道の問いかけに車椅子のひよりは「何でもない・・・僕が悪いんだ・・・僕がワガママだから・・・全部僕のせいなんだ・・・」と俯くばかり。
 同じ頃、岬を庇って重傷を負った神代も病床にいた。自分にできることはないかと訊く岬に、神代は自分は大丈夫だからと気丈に応える。岬は立ち去り際にふと神代の年齢を尋ね、年下と知って何故そんなことを聞いてみたくなったのかと自分で苦笑する。神代の病室には岬と入れ替わりに爺やが駆け付けてきた。

 街ではあちこちでワームが大量出現して無差別に人間たちを襲撃し、天道と加賀美は対処に追われていた。そんな中、ZECT本部の加賀美睦と三島の下を黒衣を纏った人物が訪ねてきた。根岸と名乗るそいつはどうやら"ネイティブ"らしいが、睦と三島は彼を"我が友人"と呼び、自分の革張り椅子を勧めるほどの低姿勢で応対する。やたら明るい言動を見せる根岸は、天道の存在が気になる様子。そこへ悠然と現れた天道は、睦が根岸に譲ろうとした椅子を横取りして堂々と腰を下ろす。根岸は最近のワームの怪しい動きを警戒し、"ネイティブ"も協力を惜しまないと天道に握手を求める。「安心しろ、俺がいればすべて上手くいく。昇る太陽に勝てる奴はいない」といつもの俺様ぶりを発揮する天道に、「ファンになってもいいですか?」とあくまでフレンドリーに接する根岸であった。
 一方、ガタックとワームが戦う現場に居合わせた影山は思わず加勢しようとするが、矢車は「俺がバカだった・・・自分を罰した」と言って自分の身体を鎖で拘束して無視を決め込む。その姿に何故か感激する影山・・・

 病室で爺やに食事を用意してもらう神代は、去年、亡き姉と一緒に過ごしたクリスマスの記憶を思い出していた。今年もステキなクリスマスになればと願う爺や。が、神代は何故か食欲がない様子・・・しかし、見舞いにやってきた岬から食事を食べさせてもらった途端、神代は嬉しさから一気に元気を取り戻して退院を宣言。そして、そんな神代の前に天道が現れ、ZECTにスカウトする。だが、神代の正体がスコルピオワームであることを知る加賀美は真実が言えずやきもきする・・・
 ZECT入りした神代はゼクトルーパー部隊の指揮を任されるが、すべてのワームを倒すため、そして愛する岬を守るためと称して"ミサキーヌを守る会"結成を宣言、ゼクトルーパーを使って歩道橋でコケそうになった岬を助けさせたり、彼女がビデオを返却しようとするレンタルビデオ屋の閉店を遅らせようとするなど公私混同気味・・・

 ワームの大量出現はますます拡大する一方で、まったく敵の動きが読めない。カブト、ガタック、さらにドレイクも対処に奔走するがとても追い付かない。天道は矢車と影山にも協力を求めようとするが、二人揃って自身を鎖で拘束している姿を見て「一瞬でもこんな奴らをアテにした俺がバカだった」と呆れて引き上げる・・・
 そんな中、指揮車で指揮を執っていた岬もワームの群れに襲われるが、ゼクトルーパー部隊を率いる神代が駆け付け、サソードとなって敵を殲滅。が、神代はワーム撃退そっちのけで川に落ちた岬の片方の靴を探し始め、付き合わされたゼクトルーパーたちもしまいには呆れて撤収してしまう。神代の相変わらずな言動に困り果てる岬だったが、何故かあまり悪い気はしない。やがて、ようやく彼女の靴を見つけた神代は、その場で彼女にデートを申し込み、岬もあっさり彼からの誘いを受けるのだった。
 神代は張り切って岬のためにマフラー編みに励み、爺やもそれを手伝いながら、神代の幸せが続くよう願う。一方、加賀美は岬が神代とデートすると知ってますます困惑する・・・
 そしてデートの日。岬は宝飾店でプレゼント用のブレスレットを買う。密かにその様子を窺う加賀美・・・
 一方、爺やの運転するリムジンでデートに向かおうとする神代だったが、渋滞に巻き込まれ、車を降りて一人待ち合わせ場所へと走る。が、そこへ乃木が出現! 神代はサソードに変身して迎え撃つが、カッシスワーム・クリペウスの前にまたも敗北を喫する。倒れ伏して苦しむ神代の身体が奇妙な光を帯びたのを見た乃木は、神代の正体に気付いたのか・・・?
 同じ頃、ワームと戦うカブトの前にも乃木が現れていた。ハイパーフォームとなったカブトはパーフェクトゼクターを召喚、マキシマムハイパータイフーンでワームの群れを一蹴するが、カッシスワーム・クリペウスは姿をくらます・・・

 待ち合わせ場所で待つ岬の前にようやく辿り着いた神代だったが、乃木との戦いで受けたダメージが大きく、足下がおぼつかない。離れて様子を窺っていた加賀美が異変に気付いて飛び出そうとしたその時、神代は岬の目の前で苦しみながらスコルピオワームに変貌してしまった!
 思わぬ事態に悲鳴を上げた岬に、前後不覚となったスコルピオワームが襲いかかる――――――


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 ・・・今回はついうっかり寝過ごしそうになり、オープニング前の冒頭部分を見逃してしまいました(泣)

 今回と次回のエピソードは井上敏樹氏が脚本を担当。毎度物議を醸す井上氏脚本の回ですが、今回は比較的まともな展開だったような(笑)
 しかし、ドレイクが出たのに風間が出ないとはこれ如何に? 風間役の加藤和樹さんのスケジュールが合わなかったのでしょうか。

 さて、事態はワームサナギ体の大量出現&無差別攻撃という状況に発展。ここ最近の平成仮面ライダーシリーズでは毎年恒例?となりつつある、最終回直前の敵側ザコキャラ大出没(笑)しかし、乃木が"アルマゲドン"(終末戦争)と呼ぶ最後の大カタストロフにしては少々チープな気も・・・この後まだ何かあるのか? 世界を憎悪し始めた"日下部総司"を味方に引き入れようとするのも、人類に対する最後の大攻勢への布石なのでしょうか。
 そんなわけで、しつこく2人に分裂して復活した新たな乃木のワーム態はカッシスワーム・クリペウス。名前のクリペウス(clipeus)はラテン語でしょうか、『盾・手盾』という意のようで、古代ローマ起源の円形の盾のことをこう呼ぶようです。前形態の名前の"グラディウス"にも同じく古代ローマ時代の剣の名前の意があり、デザインイメージを共通させているようです。名前の通り片腕に盾状のパーツが増えてますが、今度はどんな特殊能力があるのやら・・・
 一方、対する"ネイティブ"側にもこの期に及んでまた新キャラが登場。根岸と名乗るそいつは"ネイティブ"らしいですが、黒衣を纏って現れた辺り、以前加賀美睦氏が指示を仰いでいた黒衣の人物の一人なのでしょうか。しかし、まるでご近所さんを訪ねるような気安さでZECT本部に現れ、相変わらず俺様全開な天道にも「ファンになってもいいですか?」と笑顔で接する一見フレンドリーな彼の言動の裏には何かが隠れてそうな予感がします。

 姉をスコルピオワームに殺されたのを機に、すべてのワームを倒すことを誓ってマスクドライダー"サソード"となったものの、実は自身がそのスコルピオワームそのものであるという大いなる矛盾の存在・神代剣。今回はそんな彼のラストエピソードです。これまで散々岬にストーキングまがいの大仰なアプローチを繰り返しては嫌われ続けてきた神代でしたが、この手の悲恋ネタのお約束展開というか、ここにきて二人の関係にようやく進展が見られ始めました。
 岬の個人的な護衛にゼクトルーパーを動員する公私混同ぶりを発揮するなど、相変わらず言動には問題が多いものの、岬へのその想いだけは相変わらず真摯な神代。そして、その彼の一途な想いに、岬も何だかようやくまんざらでもなくなってきた様子です。が、そんな二人の間に立ち塞がったのは、神代がスコルピオワームであるという冷酷な真実・・・神代のあまりな正体を知ってしまった岬と、ついに自身がワームであり姉の仇であるという矛盾を知ってしまう神代。二人の行き着く先ははたして・・・?
 岬が買ったブレスレット、神代(半分は爺や)が編んだマフラー。二人の思いが託されたアイテムははたしてそれぞれの元に届くのか?

 ワームの大量出現という状況が流石に見過ごせない様子だった影山と、「闇の底には何も届かない」と称して自分自身を鎖で拘束しちゃったゴーイングマイウェー矢車。闇の住人を自称する者として、前回カブトたちに加勢する格好になった自分がよほど気に入らなかったんでしょうかね。しっかし、ワームと戦うガタックに加勢しようとしておきながら、結局あっさり兄貴を真似している影山君、君は二股膏薬か!(笑)






Last updated  2006.12.19 23:51:44
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2006.12.11
 来年放送予定の新しい仮面ライダー、まだ公式には情報解禁されていないようですが、児童雑誌等で少しずつ情報が出ているようです。それによると、"今度のライダーは龍騎・剣に続くカードライダー"らしいのですが、"桃太郎"とか"鉄道"とかアヤシいキーワードが乱舞していて中身がまったく読めません(苦笑)
 児童雑誌では新ライダーのデザインイメージが早くも出ている模様ですが、例によって早くも批判の声が・・・ま、放送開始前の新ライダーのデザインに対してせっかちな批判が出るのは毎年毎度のことなので別に気にはしませんが。

 しかし、管理人にとっては龍騎・剣の"カード系ライダー"は、どちらも第1話を見逃し、そして途中で見るのを止めたという点でどうも鬼門です(苦笑)ま、管理人には"第1話を見た仮面ライダーには最後まで付き合う"という自分的法則があるので、来年もそうであることを願いつつ・・・

 というわけで、昨日のカブトはリアルで見たけどレビューは今日です(笑)

<第44話>

 対峙するカブト&ガタックとひより=シシーラワーム&ダークカブト。その時、ダークカブトが隙を突いてクナイガンを撃ち、ガタックがカブトを庇って被弾! 「さようなら・・・」爆煙が晴れた後、そう言い残してひよりとダークカブトは姿を消していた。呆然とするカブトの足下に、破れたひよりの絵が風に乗って届く・・・
 夜の埠頭に佇みながら、ひよりがこの世界に戻りたくないというなら仕方ないと、悲しみを噛み締めつつ諦観する天道。一方、加賀美は何か違うのではないかと感じる・・・そこへ、蓮華が皆既日食を見たと報告する。やはり、皆既日食の時にこの世界と別の時空を繋ぐ入口が現れるようだ。

 乃木率いるワームの大群は、圧倒的な攻撃力でZECT部隊の防衛ラインを悉く突破して"AREA Z"に近付きつつあった。戦いを放っておけない様子の影山だが、「おまえはいいよな、正義の味方の燃えかすがまだあって」 と矢車は冷ややか。尚も言い募ろうとする影山を「そんなもんウジ虫にでも食わしちまえ」と矢車は無情に蹴飛ばし、「生きてるって空しいよな」と一言。
 部隊の指揮を執る田所は最終防衛ラインに戦力を集中すべくゼクトルーパー部隊を後退させるが、逃げ遅れた岬が乃木に襲われそうになる。そこへ駆け付けたのは神代! 「岬は俺が守る!」神代はサソードに変身すると、マスクドフォームのままカッシスワーム・グラディウスの攻撃から必死に岬を庇い続ける。「俺は岬の言う通り現実を受け止めたんだ。今の俺ではあいつに勝つことはできないが、岬を守ることはできる!」最後はコピーされたライダースラッシュで岬共々吹き飛ばされてしまうが、満身創痍になっても「これまで岬は俺の気持ちに気付かないで突き放してきただろう・・・俺は現実を見ることにおいても頂点に立つ男だ・・・」と強がってみせる神代に、岬は「"ミサキーヌ"でいいわ」と少し心を動かされるのだった。
 現場に駆け付け、担架で運ばれていく神代を見送った加賀美は、ひよりも強がっているだけで本当はこの世界に帰りたいのではないかと考える。でなければこんな優しい絵は描けないはずだと。その言葉に、かつてのひよりとの花にまつわる記憶を思い出す天道だが、まずは乃木を倒すのが先。天道は出動するときの加賀美の「おまえとならワームを倒せる」という言葉から、二人で同時攻撃すれば奴でもコピーできないだろうと攻略手段を思い付く。二人はカブトとガタックに変身するが、そこへ蓮華から再び皆既日食が見えたとの報告が入る。今ハイパーゼクターを使えば、何処かで時空の裂け目が現れると察したカブトに、ガタックはひよりを迎えに行くよう促し、自分はカブトが戻るまでワームと戦うことを決意。頼もしく拳を打ち合わせてそれぞれの戦いに赴く二人・・・

 ハイパーフォームとなったカブトはカブトエクステンダーを走らせながらハイパークロックアップ、エクスモードとなったカブトエクステンダーは宙を舞って皆既日食へと飛び込んでいった!
 一方、ガタックは単身カッシスワーム・グラディウスと戦うがやはり苦戦。そこへ、ライダーブレスを身に付けた影山が現れてザビーに変身、ガタックと共にカッシスワームに挑む。二人はライダースティングとライダーカッティングを放つが、タイミングがずれて同時攻撃には至らず、逆にカッシスワームに二つの技をコピーされて返り討ちにされてしまう。
 変身解除して倒れたボロボロの影山の前に矢車が現れる。「兄貴、俺の燃えかすも燃え尽きたよ・・・仇を取ってくれよ・・・」と足にしがみつく影山を「おまえ、まだそんな事言ってるのか」と冷ややかに一蹴する矢車だが・・・

 一方、天道は辿り着いた別の時空でひよりと三度再会していた。「僕は天の道なんか往かないよ。ひよりの兄・日下部総司としてひよりだけを守って生きていく。それが君にできる?」と嘲笑するニセ天道="日下部総司"に「俺は世界を守る。ひよりの帰るべき世界を」と宣言する天道。人類の敵たるワームである自分は現実の世界で生きていけないと感じるひよりだが、天道は言う。自分はワームだから戦うのではなく、人を殺め、希望や夢も踏みにじる奴らを倒す。「おまえとおまえが生きる世界を守る。7年前、瓦礫の下で初めてお前に会ったとき、そう決めたんだ」その真摯な言葉に心を開いたひよりは、ついに差し伸べられた天道の手を取る。天道と共に去っていくひよりに呆然とする"日下部総司"・・・
 元の世界に戻った天道は、再びワームとの戦いに赴く。ひよりは天道のGジャンを纏い、笑顔で彼を見送るのだった。

 カッシスワーム・グラディウスの圧倒的な猛攻の前に満身創痍のガタック。その目の前にはワームの大群が! 田所はマスクドライダーシステムを奪われるくらいならと"AREA Z"の自爆装置を作動させようとする。が、そこへようやくカブトが駆け付けた。「俺たちが力を合わせれば誰にも負けない」と豪語するカブト。さらに、「俺の相棒を嗤ったのはおまえか・・・俺も嗤ってもらおう」と矢車が現れてキックホッパーに変身。三人はカッシスワーム目がけて同時にライダーキックを見舞う! さしものカッシスワームも3つ同時に浴びせられたライダーキックはコピーできず、ついに膝を屈する。そして、最後はハイパーフォームとなったカブトがマキシマムハイパーサイクロンを発射してカッシスワームもろともワームの大群を葬り去ったのだった。
「借りができたな」「今度はメシでも食わせろ」戦い終えて、ボロボロの加賀美に肩を貸して去っていく天道。矢車も影山と共に去っていく・・・

 その頃、雨の中で天道を待っていたひより。だが、そこへ現れたのは黒いカブトゼクターを手にした"日下部総司"だった! 変身したダークカブトに追われて逃げようとするひよりだったが、キャストオフしたダークカブトのアーマーの破片を身体に受けて倒れてしまう。
「壊してやる・・・こんな世界!」怒りに任せて絶叫する"日下部総司"。そこへ、斃れたはずの乃木が二人も姿を現す――――――


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 強敵カッシスワームの登場以降、少々駆け足気味ながらも怒濤の勢いで物語が突っ走っています。

 自身がワームであるが故に、ワームを敵と見なす現実の世界にはもう生きられないと思い込んでいたひより。しかし、相手がワームだから戦うのではなく、人々を苦しめる奴らと戦う、ひよりと彼女が住む世界を守るという天道の言葉に、閉ざされようとしていた彼女の心はようやく救われたのでした。
 だが、彼女が一方を選ぶということは、もう一方が選ばれないということでもあります。結局選ばれなかった"日下部総司"は・・・

 カッシスワームに勝てないという自分の現実を認識し、満身創痍となっても岬を守ることに徹した今回の神代。毎度毎度ギャグ担当だったので今回は尚更カッコいいです(笑)岬もそんな彼にようやく心を動かされ始めたようですね。しかし次回は、マスクドライダーであると同時にスコルピオワームでもあるという大いなる矛盾の存在・神代剣にとっての最終章になる模様・・・岬の眼前でついにスコルピオワーム化してしまうらしい神代の未来は!? 次回は脚本担当がお馴染み井上敏樹氏ってことで、毎年この時期恒例の"物語終盤に仮面ライダーが一人死ぬ"がまたも!?(不安)
 一方、矢車と闇の世界を歩いていたはずの影山は、ZECTとワームの苛烈な戦いを見過ごせなかったのか、一度は逃げられたザビーゼクターを再び掴んでザビーに変身! 結局カッシスワームの前では噛ませ犬にしかならなかったわけですが、そんな"弟"の姿は「正義感なんて燃えかすはウジ虫にでも食わせちまえ」と突き放していた矢車をちょっとだけ動かしたようです。見捨てたはずのザビーゼクターに纏い付かれ、結局カブト・ガタックと共闘する格好になった辺り、落ちぶれた闇の住人を自認する矢車の中でも"パーフェクトハーモニー"をモットーとしていた頃の心はまだ死んでいないのでしょうか。

 そして最後は、カブト・ガタック・キックホッパーによるライダーキックの重ね打ち! 複数の仮面ライダーが共闘して同時攻撃ってのはある意味仮面ライダーの王道的シチュエーションですが、彼らのトリプル攻撃が強敵カッシスワーム・グラディウスを見事打ち破りました。最強級ワームも三段重ね膳は食いきれないのですね(笑)
「借りができたな」「今度はメシでも食わせろ」ひよりを巡る彷徨と強敵との戦いを経て、天道と加賀美の信頼関係もまた一歩深まったように思えます。

 ・・・が、かくて二つ大火が収まったかと思いきや、容赦なく放り込まれる新たな火種。それはひよりに選ばれなかった"日下部総司"! 天の道など往かずひよりだけを守って生きると豪語し、そのひよりに去られると「壊してやる・・・こんな世界!」と現実世界を敵視し始めた彼の姿は、彼が紛れもなく「ひよりと彼女が住む世界を守る」という天道の負の写し絵であることを窺わせます。
 そして、そんな"日下部総司"の前に現れる、斃れたはずの乃木!? それも2人!? 前の形態であるカッシスワーム・ディミディウスの名前にはラテン語で『半分』の意がありましたが、こういう含みがあったのですね。公式サイトによれば"2人に分裂"ということらしいですが、「私が死んでも代わりはいるもの」(某ロボットアニメの少女風)とばかりに複数の乃木=カッシスワームがいるということなのか? 1人でもあれだけ面倒な相手だった乃木ですが、今度はどんな能力を見せてくるのか。

 過去、最後の敵は"主人公の写し絵的存在"であることが多かった平成仮面ライダーシリーズですが、このカブトの物語の最後の敵もまた、やはり主人公・天道の負の写し絵たる"日下部総司"=ダークカブトなのでしょうか・・・






Last updated  2006.12.11 22:38:33
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2006.12.03
 残り話数も少なくなり、爆走態勢に拍車がかかっている感のあるカブトです。例によって積み残しになる謎もいくつかはあるでしょうが、とにかく綺麗に終わらせてほしいところですね。

<第43話>

『Bistro la Salle』では今日も蓮華が神代を味見役に料理の特訓。が、できてきたのはちらし寿司ならぬ"チラリ寿司"といういつもの勘違いレシピ、しかもちらし寿司とは似ても似付かない巻き寿司の出来損ないで、加賀美は呆れるばかり。
 そこへ天道が訪ねてきたが、いつもと様子が違う。妙に明るい口調で、蓮華の"チラリ寿司"を食べて美味いとまで言う。首を傾げる加賀美に「もう一人の僕はどこにいるか知らない? 消しに行くんだよ」天道は笑顔で言い、店を出て行った。
 その天道がワームの擬態と察した加賀美は慌てて後を追い、本物の天道を見つけて事情を告げる。天道はそいつが、いつか飛ばされた別の時空でひよりと一緒にいた奴だと気付くが、そこへ加賀美を尾行てきたらしいニセ天道が現れた。「ひよりはもう君に会いたくないってさ」ニセ天道はひよりのために本物の天道を消しに来たと言い、ダークカブトに変身。天道もカブトに変身して激しい戦いを繰り広げるが、途中で何故か攻撃を止めてしまい、ダークカブトに一方的に圧される。見かねた加賀美はガタックに変身してバルカンでダークカブトを牽制し、その隙に天道を助けてその場を離脱した。
 ニセ天道は別の時空でひよりと一緒にいた奴。ならば、どこかにこの世界と別の時空を繋ぐ入口があるはず。それを知っているのはニセ天道だけ・・・天道はそう考えて敢えて攻撃しなかったのだ。

 そんな中、復活した乃木怜治が大量のワームサナギ体を引き連れて大攻勢をかけてきた。現場に駆け付けた加賀美はガタックに変身して応戦するゼクトルーパー部隊に加勢するが、乃木はカッシスワーム・グラディウスに変身すると、仲間のワームサナギ体を捕まえて自らの身体に吸収してしまう。さらに、カッシスワームはガタックが放ったライダーキックを吸収、逆にコピーしてガタックを一蹴してしまった!
 夜になっても街の各所では大量のワームの群れとZECT部隊の攻防が続いていた。田所と岬は前線でZECT部隊を率いていたが、そこへ乃木が襲ってきた。田所を一蹴し岬にも魔の手を伸ばす乃木。そこへ神代が駆け付けてサソードに変身して挑むが、カッシスワーム・グラディウスにライダースラッシュをコピーされて敢えなく返り討ちにされてしまった。神代は「次は勝つ」と強気だったが、「今の貴方ではあのワームは倒せない。その現実をちゃんと受け止めて。私は"ミサキーヌ"ではなく岬よ」岬の冷静な指摘に絶句する・・・
 一方、ZECTの医療施設に収容された加賀美を見舞った天道は、密かに蓮華にあることを頼む。ニセ天道は自分を倒せば必ず時空の彼方へ帰る、その時を狙って時空への入口を見つけ、加賀美に伝えてほしいと。だが、それは天道がわざと負けるということ・・・動揺する蓮華に、天道は加賀美には話すなと口止めする。

 一夜明けた天道家では、天道が樹花に料理を教えていた。急に料理を教えてくれることになった兄に首を傾げる樹花だが、天道は前から言ってただろうとはぐらかす。同じ頃、ニセ天道は街角でしわくちゃになったひよりの絵を眺めていた。それは別の時空で彼女が描いた妖精の絵。「もう苦しまなくていいんだよ、僕があいつを消してやるから」ニセ天道はそう言いつつ絵を破ってしまう。
 夜が明けても続くワームの群れの攻勢。その狙いは、どうやらマスクドライダーシステムを開発しているという"AREA Z"と呼ばれる地区のようだ。指揮を執る田所と岬は、現場に矢車と影山が現れたのを見つけ、もう一度シャドウ部隊の指揮を執ってほしいとザビーのライダーブレスを渡そうとする。影山は未練がある様子だが、矢車はライダーブレスのケースを蹴飛ばしてつれなく拒否し、嘲笑しながら立ち去っていく。・・・
 その頃、天道は港でニセ天道と再び対峙していた。思惑通り、攻撃せず一方的にダークカブトに攻め立てられるカブト。だが、そこへ蓮華から事情を聞いた加賀美がガタックとなって駆け付け、ガタックエクステンダー・エクスモードでダークカブトを牽制してカブトを助ける。「おまえはそんなに小さなヤツだったのか!? アメンボから人間まで地球上のあらゆる生き物を守るんじゃなかったのか! おまえがそんなでっかい奴だからこそ、俺はおまえを超えたいと思ったんだぞ!」加賀美に一喝されてようやく己の愚を悟った天道は、再びカブトに変身してダークカブトと再び対峙する。「おばあちゃんが言っていた・・・俺は世界の中心、ならば世界は俺が救ってやる!」
 一方、医療施設にいた蓮華は、窓の外が突然暗くなったのに気付く。その空では何と皆既日食が起きていた!
 カブトとダークカブトは激しい攻防を繰り広げていたが、カブトは「所詮おまえは過去の俺に擬態しただけ。だが、俺は既に未来も掴んでいる」と豪語するとハイパーフォームとなってパーフェクトゼクターを召喚、マキシマムハイパータイフーンを一閃させてダークカブトを屈服させた。「俺に擬態するのは1万年早い」膝を屈したダークカブトにパーフェクトゼクターを突き付けてひよりの元へ案内するよう迫るカブト。
 だが、そこへ何とひより本人が姿を現した。だが、ひよりは「二人が戦う必要なんてない。僕はもう決めたんだ、二度とこの世界には戻らない。僕はその方が幸せなんだ」と無表情で言い放ってカブトとガタックを驚かせる。そして、立ち上がったダークカブトを庇うようにシシーラワームに変身して二人の前に立ち塞がる――――――


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 突如としてこの世界に姿を現したニセ天道=ダークカブト。世界の外でひよりと二人だけで生きていくと言い、本物の天道を倒そうとしている彼ですが、そう言いつつ彼女が描いた絵を引き破ってしまう辺りに何か得体の知れないものを抱えているようにも思えます。しかし、時を同じくして乃木がワームの大群を率いて大攻勢をかけてきたのと、このニセ天道の出現は単なる偶然の一致なんでしょうか?
 一方、ひよりを助けようとして自分を犠牲にしようとした、ちょっといつもらしからぬ天道に活を入れた加賀美。これまで散々天道の俺様キャラに振り回されてきた彼ですが、何だかんだ言っても結局は天道のことを認めていて、故に彼の背中を超えようとしていたのですね(^^)
 が、そんな二人の前に久々に現れたひよりは、ニセ天道と一緒にあの時空で生きる方が幸せだと宣言して二人を困惑させます。自身がワームであるが故にこの世界では幸せになれないとでも思ってしまっているのでしょうか。

 前回カブトに敗れながらも大復活を遂げたその乃木は、ワーム態もカッシスワーム・グラディウスに変貌。名前のグラディス(gladius)はラテン語で『剣』の意。復活したカッシスワームは仲間のワームを吸収するばかりか、マスクドライダーの技をコピーして叩き返すという恐るべき能力を身に付けていました。しかし、時間制止能力もそのまま持ってるのかどうかはまだわかりません。まぁ持ってたらとっくに使ってるだろうし、あれだけの戦闘能力で技コピーに時間制止まで使われたら正直打つ手ないけど(苦笑)ただ、東映TV公式サイトでは、天道が乃木を倒すためのヒントを見つける旨のコメントがあるので、天道たちがどう立ち向かうのか気になるところです。
 今回ちょっと哀れだったのは、乃木に吸収されてしまった配下の喪服の女2人。あれだけ思わせぶりに引き連れているのだから、各々が乃木の配下としてカブトたちの前に立ち塞がるのかと思いきや、正体は何のことはないサナギ体で、しかもリーダーのエサにされる始末・・・まぁ残り話数が少ないからしょうがないが(笑)
 その乃木の狙いは"AREA Z"。マスクドライダーシステムの開発拠点だそうですが、他にも何か隠されてるような気がするのは自分だけでしょうか。

 今回も例によって蓮華の勘違いレシピの毒味役の神代。乃木に襲われかけた岬を助けるべく颯爽と現れたまではよかったが、あっさり返り討ちに・・・幸いダメージでスコルピオワーム化しなくてよござんした(笑)しかし、「現実をちゃんと受け止めて。私は"ミサキーヌ"ではなく岬よ」と岬に冷徹に言われてしまったのは、乃木にボコにされてもまだ虚勢を張る姿が、前回「曇りのない目で君を見る」と言いながら相変わらず"ミサキーヌ"呼ばわりなのと相まって"見栄を張るだけで現実に向き合おうとしていない"と彼女が感じたからでしょうか。
 一方、相変わらず本編に介入せず我が道を往くやさぐれ兄弟。しかし、一度は失ったザビーへの道が再び提示されたとき、つれなく吹っ切った矢車に対して影山はまだ未練があるようです。次回は矢車=キックホッパーとカブト、ガタックの共闘が見られそうですが、闇を歩いているはずの矢車は如何にしてカブトとの共闘を選ぶのか?






Last updated  2006.12.04 15:38:28
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2006.11.26
 夜勤明けでチェックした今日のカブトですが、親父が訪ねてきたり松山に行ったりでまとめが遅れました(笑)
 そーいえば、来年も仮面ライダーが制作されるとの情報が児童雑誌辺りで出ているとか。次はどんな仮面ライダーになるのか楽しみで心配です(笑)

<第42話>

 パーフェクトゼクターを手にカッシスワーム・ディミディウスに挑むカブト・ハイパーフォーム! が、カッシスワームは一瞬で時間を止め、制止したカブトに逆に痛打を浴びせる。吹き飛ばされて海に転落するカブト。
「時は私のためだけに流れているのだ」冷ややかに豪語して乃木は立ち去っていく・・・

 ワームの群れを率いてエリアC-3を制圧した乃木は"ネイティブ"たちを拘束する。拳銃を手に阻止しようとした田所も、乃木の時間制止で逆に拳銃を奪われて拘束されてしまった。乃木は人質にした田所ら"ネイティブ"たちと交換に、ZECTに最後のアンチ・ミミック弾を引き渡すよう要求してきた。ワームとの交渉は断固拒否かと思われたが、加賀美睦は本部会議室に同席していた黒装束の人物たちに指示を仰ぎ、乃木の要求を受け入れる決定を下す。

 街中を闊歩していた矢車・影山・神代の3人は、路上で以前会った豆腐屋のオヤジと遭遇、さらに天道も現れる。矢車の豆腐をもう一度食べたいという影山に「今の俺に豆腐は眩しすぎる」と返す矢車だったが、「闇の住人を気取っているようだな。だが、おまえは本当の闇を見ていない」と天道に言われ、かつての豆腐対決のリベンジを約束。が、豆腐屋のオヤジに豆腐は売り切れたと言われて一旦水入りに。
 やがて、矢車たちはエリアC-3に足を踏み入れるが、そこに乃木が立ち塞がった。3人はキックホッパー、パンチホッパー、サソードにそれぞれ変身して戦いを挑むが、カッシスワームに時間制止されて相打ちとなり、散り散りバラバラになってしまうのだった・・・

『Bistro la Salle』にいた加賀美たちの前に三島が現れ、アンチ・ミミック弾と人質を交換する交渉役として加賀美が指名されたことを告げた。それは睦の意向によるものだったが、"ネイティブ"のために交渉に応じることが納得できない加賀美は命令を拒否、怒りに任せてガタックのライダーベルトも放り出して店を飛び出してしまう。
 鬱憤を晴らすかのように野球場で一人壁に向かってボールを投げ続ける加賀美は、信頼していた田所の姿に思いを馳せる。そこへ蓮華から知らせを受けた天道が豆腐入りのボール片手に現れた。「何故父親が投げたボールを息子のおまえが受け止めてやらない?」睦は加賀美がワームとの交渉に納得しないことを承知で何故交渉役に指名したのか? 父親の思いを受け止めてやれとの天道の言葉に加賀美は・・・
 加賀美と別れた天道は、乃木に敗れて「俺はダメ人間でも頂点に立つ男だ~」とゴミ捨て場で一人泣く神代を見つける。岬の心は戻ってこないと嘆く神代を「当然だ、おまえは岬を見ていながら岬を見ていない」と諭し、手にしていた豆腐を冷奴にして食べさせる天道。豆腐には醤油が合うと知って感激した神代は、岬に自分の亡き姉の幻影を重ねてばかりだったと気付いて元気を取り戻し、天道の豆腐を手に『Bistro la Salle』にいる岬を再度訪ねる。姉の面影しか見ていなかった自分の浅はかさを詫びる神代に岬は「ええ」と頷き、神代は受け入れてもらえたと一人有頂天。一方、神代の言葉を聞いた岬は、自分も曇りのない目で田所を見るべきだと決意を新たにする。

 アンチ・ミミック弾を手に交渉に向かおうとした三島たちの前に加賀美が現れ、交渉役を引き受けると告げる。三島は加賀美にアンチ・ミミック弾を渡すと、交渉が失敗すればエリアをミサイルで吹き飛ばすと警告する。
 連絡を受けた岬、蓮華と合流して交渉場所に到着した加賀美は、待っていた乃木の部下の喪服女にアンチ・ミミック弾を渡し、人質となっていた田所たちをトラックに乗せる。が、女が手にしたアンチ・ミミック弾のケースには蓮華のワイヤーが括り付けられていた。蓮華はワイヤーを一閃させてアンチ・ミミック弾を奪回、加賀美は皆が逃げる隙を作るべくガタックに変身してカッシスワーム・ディミディウスに戦いを挑むが、相手の圧倒的なパワーに手も足も出ず変身解除してしまい追い詰められる。駆け付けた田所もカッシスワームに殴りかかって加勢しようとするが焼け石に水。と、そこへ空のボールを片手に天道が現れた。俺は豆腐を買いに来ただけだと言いつつ「おまえにも借りがあったな」とカブトに変身し、カッシスワームと対峙する。田所はその間に倒れた加賀美に駆け寄って右手を差し伸べ、加賀美も今度はその手を掴んで立ち上がった。二人はトラックに飛び乗って脱出するが、目の前に助けを求める人々が現れた。加賀美は人々に向けて最後のアンチ・ミミック弾を浴びせ、ワームの姿を現した彼らを蹴散らしながら現場を離脱した。
 一方、ハイパーフォームとなったカブトは再びパーフェクトゼクターを召喚し、キャノンモードにしてカッシスワームに光弾を放つが、カッシスワームは時間制止で攻撃を逃れて逆にハイパーカブトを弾き飛ばす。しかし、時間制止が解けると同時に、すでに発射されていた無数の光弾がカッシスワームに襲いかかった。虚を突かれたカッシスワームに向けてカブトはマキシマムハイパーサイクロンを発射、カッシスワームは手下のワームサナギ体共々吹き飛ばされたのだった。
 人質を無事救出し、最終手段のミサイル攻撃も寸前で阻止された。「加賀美、何で助けに来てくれた」「田所さんが言ってくれたじゃないですか。正しいと思えばひたすら前に突っ走れ、それがおまえだって」トラックを走らせながら笑顔で和解する田所と加賀美であった。

 夜、樹花と共に湯豆腐に舌鼓を打つ天道。が、天道は矢車との豆腐対決をすっかり忘れていた。忘れ去られた矢車と影山は港で静かにふて腐れる・・・
 一方、加賀美は野球場で一人ボールを投げていた。と、そこへ古ぼけたキャッチャーミットを填めた睦が現れる。そのミットはかつて加賀美が使っていたもの。無言でバッターボックスにしゃがんでボールを待つ睦に、加賀美は静かにマウンドに立ってボールを投げ、二人は断絶していた心を通わせるかのようにキャッチボールに興じるのだった・・・

 その頃、港の一画にカブトに敗れた乃木が姿を現していた。絶叫と共にカッシスワームに変身したその姿がさらに凶悪なものへと変わっていく。そして、それに呼応するかのように天から地上に雷光が降り注ぎ爆発。その炎の中からダークカブト=もう一人の天道が姿を現した!


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 人類の敵たるワームを倒すことが正義と信じてZECTの一員になった加賀美新。しかし、そのZECTの真の目的は人類と契約した"ネイティブ"という異生命の保護であり、ZECTのトップである父・睦も自らを"ネイティブ"の下僕と公言、自身もそのためにあらかじめ準備された駒の一つであり、さらには信頼していた上司・田所さえも実は"ネイティブ"であったという驚愕の事実が次々と明らかとなり、自身の信念を砕かれた加賀美はZECTも父も田所さえも信頼できなくなってしまいました。
 そんな加賀美にワーム側との交渉役を命じた睦。ワームとの取引に応じるという判断自体は、恐らく"ネイティブ"に関係していると思われる黒装束の者たちの意向を受けたものですが、その交渉役として睦がZECTの決定に絶対納得しないであろう息子を敢えて選んだのは、睦も内心では決して黒装束の者たちに100%忠実ではないということの現れなのでしょうか。
 人類と"ネイティブ"、そして睦の真意がどこにあるのかはまだ見えませんが、加賀美は自分を叱咤激励してくれた田所を信じ、睦の意向を信じてワームに立ち向かい、ひとまず自らの信念を取り戻したようです。ラスト、無言でキャッチボールに興じる加賀美と睦の姿は、断絶してきた親子の絆を回復するきっかけとなるのでしょうか。
 天道に諭された神代が岬に告げた言葉「曇りのない心で見る」、それは神代だけでなく、加賀美や岬の田所に対する視線にも通じるものがありました。

 相変わらずギャグ要員の矢車&影山。今回はカッシスワームにボコにされ、チリ紙交換車の上に落ちてどっかの港まで運ばれるという情けないオチでしたが、本当にこのまま本編に大して関わることなく終わっちゃうんでしょうかね?
 しかし、矢車の"地獄の豆腐"って、まさか『Fate/stay night』原作に出てくるような超激辛麻婆豆腐じゃないだろうな(笑)

 そして、最後のカッシスワーム・ディミディウスとカブトの2回戦。カブトはホーミング機能付きらしいパーフェクトゼクターのキャノンモードを利用して、時間制止を使ったカッシスワームに不意打ちを浴びせる戦法でリベンジを果たしましたが、よく考えたらカッシスワームの時間制止能力自体への対処手段はまだないという罠・・・しかも、甦ったカッシスワームには新たな能力が!?
 さらに、カッシスワームの強化に呼応したかのように時空の歪みの向こうから現れたダークカブト=もう一人の天道! ダークカブトの出現がワームの意図と関係があるのか否かは不明ですが、混沌とする物語の行く末に新たな一石を投じることになるのは間違いないでしょう。






Last updated  2006.11.27 18:29:36
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2006.11.19
『仮面ライダーカブト』もいよいよ第4クールに突入し、一気に終幕に向けて物語が動き始めた模様です。しかし、全何話かはまだわかりませんが、今までと同様に来年1月末に最終回となるなら、残り話数は恐らく10話にも満たないでしょう。果たして上手く着陸できるのか・・・?

<第41話>

 街の一角で密かに行動するゼクトルーパー部隊。彼らは用意した特殊な砲弾をランチャーで発射し、街の上空で爆発させた。次の瞬間、付近にいた人間たちが撒き散らされた成分を浴びて咳き込み、その一部が次々とワームサナギ体に変貌した! そこへシャドウ部隊が駆け付けてワームを撃破していく――――――
 これこそ、ZECTが新たに開発した"アンチ・ミミック弾"の効果であった。ワームの擬態能力を無効化するZECTの新たな切り札だが、今は偶発的に完成できた3発しかない。しかし、これが完成すればワームとの戦いを勝利に導くことができる。1発目によるテストが成功裏に終わったのを受けて、ZECTは2発目のアンチ・ミミック弾を実戦投入することを決定、手始めにエリアC-3のワームを一掃する作戦を実施することになった。そして、それに先立つ"友人たち"の移送も・・・

 とある山に登った天道は、山脈の向こうに昇る朝日を指さして呟く。「俺の往くべき道、それは・・・」

 アンチ・ミミック弾によるワーム殲滅作戦に先立ち、田所のチームは運送業者に艤装して一般市民を逃がす任務に就いていた。だが、その対象は何故か一部の人間だけ。田所たちは人々をトラックに乗せて移動するが、そこへワームサナギ体の群れが襲ってきた。懸命に戦う田所たちだったが、トラックに乗せられていた人々はワームに襲われた途端、何と"ネイティブ"に変身して逃げ出した。さらに、"ネイティブ"たちはガタック=加賀美を見て「あいつはトップの息子だろ!?」と田所に訴えかける。思わぬ言葉に耳を疑うガタック。
 と、そこへ超高速で何者かが襲いかかり、逃げようとした"ネイティブ"たちは次々に爆散、岬も弾き飛ばされて負傷してしまう。「ZECTの諸君! 今度はアンチ・ミミック弾というつまらない兵器を開発したようだねぇ」侮蔑の声と共に6人の喪服の女たちを率いて現れたのは、黒いコートにステッキ姿の男・乃木怜治。乃木はカッシスワーム・ディミディウスに変身するや、挑みかかるガタックを一瞬で一蹴して去っていった。
 自分がZECTのトップの息子とは? "ネイティブ"とは? 混乱する加賀美は田所を問い詰めるが、田所は沈黙・・・

『Bistro la Salle』では、今日も蓮華が神代を味見係に料理に挑戦。が、出てきたのはきんぴらゴボウならぬ"金ぴかゴボウ"・・・そこへ負傷した岬を加賀美が担ぎ込んできた。加賀美から岬との恋仲は芝居だったと明かされ、再び岬への恋心を燃やす神代。
 加賀美は単身警視庁に乗り込み、警視総監である父・睦にZECTについて問い質そうとするが、警護の警官たちに取り押さえられた末、三島に蹴飛ばされて気を失ってしまう・・・
 翌朝、店で目覚めた岬と神代。豪奢なベッドを店内に持ち込んで彼女を寝かせていた神代は、二人で愛においても頂点を目指そうと熱く岬を口説くが、天道が朝食に用意した豆腐と納豆が何なのかわからない・・・岬は納豆を食べながら「貴方と私は所詮住む世界が違うのよ。これ以上私に付きまとわないで」ときっぱり神代を拒否するのだった。
 同じ頃、加賀美は睦の自室で目覚めていた。父がZECTのトップだと知り、改めてZECTと"ネイティブ"の関係について問う加賀美に「終幕は近い」と睦は言い、隠された真実を語り始める。ZECTは"ネイティブ"の物、自分もまた"ネイティブ"の下僕に過ぎないと。加賀美がガタックとなったのも、35年前に最初に現れた"ネイティブ"と接触し、計画書にその名前を記したときから決定付けられていたのだと。自分は何のために生まれてきたのかと肩を落とす加賀美に、「我が魂はネイティブと共にある、そして、その意志を継ぐ者は、おまえだ」とその手を握る睦だったが、加賀美はその手を振り払って走り去ってしまう。睦はただ悲痛な表情を浮かべるだけ・・・

 店に集まった天道、岬、加賀美。自らが集めた例の緑色の石を手に、天道は謎の真相を推理する――――――
 7年前の渋谷隕石と同じ組成の隕石が、それよりも前、恐らく35年前に地球に墜ちた。人類はそこから現れた"ネイティブ"と接触し、取引をした。"ネイティブ"がマスクドライダーシステムを作り、人類は"ネイティブ"をワームから守るという契約。ZECTはそのための組織だったのだ。7年前、渋谷の廃墟で幼い天道にライダーベルトを託したのも自分の父に擬態した"ネイティブ"だった。「"ネイティブ"といってもワームはワームだ」「ZECTが胡散臭い組織だということはわかっていたはずだ。だが、ワームを倒すことに変わりはない。今更騒ぐな」平然と言う天道だが、加賀美は"ネイティブ"と人類の関係に納得がいかない。と、そこへ田所が訪ねてきた。やはりすべてを知っていた田所は、アンチ・ミミック弾を使用したエリアC-3のワーム殲滅作戦に加賀美も参加するよう命じるが、加賀美はもうZECTの命令など聞きたくないと拒否。田所は敢えて加賀美を説得しようとはせず、「俺は人類を守るためなら命を賭けてワームと戦う、例え一人になってもな」と言い残して去っていった。

 廃車置き場で一人失恋の味を噛み締めている神代。と、そこへ矢車と影山が声をかけてきた。「失恋・・・最高の暗闇だ」「地獄へ堕ちようよ・・・」「ちょうどいい、俺は八つ当たりにおいても頂点に立つ男だ!」神代は投げやり気味にサソードに変身してキックホッパー&パンチホッパーと戦うがあっさり敗北。「最悪だ・・・」打ちひしがれた神代は「最悪は、最高なんだよ」「おまえも俺の弟になれ」矢車と影山の誘いかけにあっさり懐いてしまうのだった・・・

 ZECT本部の一室。マスクドライダーシステムに"赤い靴"を仕込んだ者について尋ねる天道に「私は惜しい友を失った」と答える睦。天道はそれが自分の父・日下部総一と察し、睦が彼の意志を継いだのだと悟る。「彼はまさに天の道を往く人だった」悲痛な表情の睦に、「あんたもその道を往くというのなら、俺もあんたを信じよう」と天道。「私は君に恨まれても仕方のない男だ・・・だが、私の息子だけは・・・」「大丈夫だ、俺は加賀美を恨んだりはしない」睦にそう告げて天道は部屋を出て行く。

 街の一画に密かにゼクトルーパー部隊が展開し、でいよいよワーム殲滅作戦が開始されようとしていた。加賀美も信じられる人のためにと作戦に参加する。だが、開始直前になって、エリアの周囲が乃木率いるワームの群れに包囲されていることが判明、田所は作戦を中止しようとするが無線障害で指示が伝わらない。そして、田所たちが指令車で現場に駆け付けたその時、アンチ・ミミック弾が発射されてしまった。たちまち市民に擬態していたワームサナギ体が姿を現すが、何と田所もガタックや岬の目前で"ネイティブ"に変貌してしまう。あまりのことに戦意を失ったガタックはワームの群れに一方的に痛め付けられるばかり。"ネイティブ"となった田所が加勢しようとするが、そこへ乃木が現れる。「ZECTの諸君! 君たちの作戦など最初からお見通しだ!」乃木は人間態のまま圧倒的な体術でガタックを圧倒してしまう。
 そこへ現れる天道。「おばあちゃんが言っていた・・・人が歩むのは人の道、その道を拓くのは天の道」天道はカブトに変身、乃木もカッシスワーム・ディミディウスとなって互角の戦いを繰り広げる。人間態に戻った田所はその隙に加賀美を助けようとするが、不信に陥った加賀美は田所の手を拒絶する・・・
 一方、カブトはハイパーモードとなってパーフェクトゼクターを召喚し、ハイパークロックアップで挑むが、カッシスワームが左腕を構えた瞬間、カブトの時間が停止し、逆に痛撃を食らって弾き飛ばされてしまった!


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 今回は、ワームの擬態能力を奪う新兵器アンチ・ミミック弾の登場を軸に、人間とワームの戦いの構図が少々駆け足気味ではありますが加賀美睦や天道の口から語られ始めました。
 そのキーワードは"ネイティブ"と呼ばれるワームたち。彼らは敵たるワームより前、恐らく35年前に地球に来訪し、人類と相互補完的な契約を結んで人間社会に溶け込んでいたようです。ZECTは人類が"ネイティブ"を守るための手段であり、カブトをはじめとするマスクドライダーシステムもそのために"ネイティブ"が生み出したもの。そして、その誕生には加賀美睦と天道の父・日下部総一が関与しているようです。しかし、人類は"ネイティブ"に如何なる価値を見出して彼らと手を組んだのでしょうか?
 日下部総一の意志を継ぎ、自らを"ネイティブ"の下僕と公言する睦は、その信念に我が子・新をも捧げようとしたのか。しかし、ワームに殺された次男・亮の存在が何だか忘れられているような気も・・・今後のフォローを期待。ただ、一方でマスクドライダーに組み込まれた"赤い靴"はワーム・ネイティブを問わずすべてを殲滅しようとするものであることはすでに明らかであり、それを日下部総一が作ったのだとしたらその意図はどこにあるのか・・・?

 とはいえ、そこにどんな崇高な理念があるにせよ、自分がワームとの戦いのためにすでに用意された存在だったという事実は、ただひたすらワームを人類の敵と認識してきた加賀美にとっては重くのしかかる衝撃でしかない。しかも、信頼してきた上司・田所でさえ実は"ネイティブ"だったという更なる衝撃の事実が明らかになり、打ちのめされた加賀美はZECTも"ネイティブ"も信頼できなくなってしまいます。"ネイティブ"でありながら人類を守るために戦うと語った田所の姿は、傷心の加賀美への救いの光となるのか?

 そういえば、今回はゼクトルーパー部隊がサナギ体とはいえ初めてまともにワームを倒してましたな(笑)

 打ちのめされたと言えば神代。岬に今度こそ完膚無きまでにフラれた神代は、さらに矢車&影山のやさぐれ兄弟にまでボコられ、何故か彼らにすっかり懐いてます(笑)今のところ誰彼構わずケンカ売ってるようにしか見えず、相変わらず存在意義が見えないこの二人ですが、来週は神代も交えてカッシスワームと戦うようで、やっと本筋に関わってくるのか? あと、神代にはスコルピオワームという伏線がまだ残っているので、こちらもどうなることやら。
 あと、今回は久々に蓮華の勘違いレシピが炸裂してましたが、正直今の管理人に金ぴかという言葉は禁句です(笑)だって、金ぴかと聞くと『Fate/stay night』に出てくるあの英雄王を思い出しちゃうんだもの(爆)

 さて、麗奈=ウカワームに続いて現れた幹部格ワーム、乃木怜治の正体は、カブトガニをモチーフにしたカッシスワーム・ディミディウス。カブト=カブトムシのライバルたるクワガタはガタックで使ってるので、カブト繋がりでカブトガニなのか。ついでにやっぱり水棲節足動物系・・・久々に二つ名を持つワームの登場ですが、名前のカッシス(cassis)はラテン語で『兜』(そういえば仮面ライダーアギトにも同じ名前を冠するエイ系アンノウンのポタモトリゴン・カッシスがいましたな)、ディミディウス(dimidius)は同じくラテン語で『半分の』の意。半分という意味が名前に含まれているということは、もう1体対となるカッシスワームがいるのでしょうか? 人間態のまま猛ラッシュでガタックを圧倒し、さらに時間を停止させる能力でカブト・ハイパーフォームすら退ける厄介な強敵ですが、何となく短命で終わってしまいそうな気がするのは何故でしょう・・・まぁ残り10話ほどだしね(笑)乃木が引き連れていた喪服女6人衆も今後出番あるのかなぁ?

 ま、厄介な敵が現れれば現れるほど、それを覆す主人公ってのがこの手のバトルの醍醐味なので、天道が如何にしてこの難敵を打ち破るかに期待しましょう(^^)






Last updated  2006.11.20 10:35:31
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2006.11.12
 ここ最近カブトは録画ばっかりだったので、久々にリアルタイムで見た気がします(笑)
 ・・・って前にもどっかで書いたな、この台詞(爆)

<第40話>

 ハイパークロックアップによってカブトが飛ばされた別の世界。そこにいたのはひよりともう一人の天道。そいつは黒いカブトに変身すると、猛然とカブトに襲いかかった! 両者激しく拳を交えるがまったくの互角、最後は双方ライダーキックを放って相打ちとなり、カブトは弾き飛ばされて元の世界に戻ってしまう・・・

 ワームから辛くも逃れた風間と麗奈。だが、ワームとしての記憶を失っている麗奈は自分の中に潜む何かに恐怖する。風間は「貴方はワームなんかじゃない。貴方は貴方だ」と励ますが、そこへ矢車と影山が現れ、今なら簡単に麗奈を倒せると狙い、キックホッパーとパンチホッパーに変身して襲いかかった。風間はドレイクに変身して応戦するが、ドレイクがパンチホッパーと戦っている間にキックホッパーが麗奈に迫る。しかし、怯える麗奈を見たキックホッパーは「この女、瞳の奥に闇が見える・・・俺と同じ地獄を見たか」と呟いて何故か攻撃を止めてしまう。そこへ駆け付けた百合子が辺りに消火器をぶちまけ、その間にドレイクは麗奈を連れて逃げ出した。影山は麗奈を逃がした矢車に疑問の目を向ける。
 麗奈を連れて逃げる風間だったが、その途中、麗奈が唐突にワームの記憶を取り戻した。変身したウカワームは風間を殴り倒すが、トドメを刺そうとしたところで人間の麗奈の心が蘇り苦悶の声を上げる・・・

『Bistro la Salle』にて、加賀美、岬と相席しつつコーヒーを飲みながら物思いに耽る天道。あの世界にひよりと一緒にいた擬態の自分は一体・・・? そんな天道を気遣う加賀美だったが、彼もまた岬と付き合っていると神代にウソを吐いてしまったことを気にかけていた。と、その神代が何故かキューピッド姿で来店! すっかり加賀美と岬が恋人同士だと思い込んだ神代のぶっ飛んだ祝福ぶりに何故か蓮華まで乗っかり、顔を引き攣らせながらも必死で取り繕う加賀美と岬であった・・・
 店を出た天道はひよりのマンションに向かい、オウムに餌を与える。そのオウムが「頑張れ、ひより」と鳴いたのを耳にして、「俺はずっとおまえのそばにいたわけじゃなかった・・・」と悔やむ天道。

 ウカワームに殴り倒された風間が意識を取り戻したとき、再び人間の心を取り戻した麗奈は自分が風間を傷付けてしまったと自分を責める。風間は彼女を気遣い、歌を唄ってほしいと囁く。子供の頃、人間に恐怖心を抱いていた麗奈は、歌をきっかけにそれを克服し、声楽家を志したのだった。「もしまた私が私でなくなったら、別の私に伝えてほしい。心の声に耳を澄ますように、きっと私の歌が聞こえるから・・・」麗奈は風間にそう頼み込む。
 風間は『Bistro la Salle』を訪れ、天道に麗奈に手を出すなと告げる。相手はワームだという天道の言葉に、「大切な人がワームだった、ただそれだけのことだ。おまえに俺の気持ちがわかるか!?」と反論する風間。天道は「わかるさ、俺にだって」と静かに答える・・・
 一方、麗奈は練習に励んだ結果、講師も驚くほどの短期間でかつての声を取り戻し、オペラの新人公演に出演できることになった。携帯電話で風間にその喜びを告げる麗奈だったが、そこへ喪服の女が現れてサブストワームに変身し襲いかかろうとする。が、そこへ矢車が現れてキックホッパーに変身し、麗奈を逃がしてサブストワームを蹴散らした。物陰からその様子を窺っていた影山は矢車の行動が我慢ならない様子・・・

 そしていよいよ公演当日。会場の控室に赴いた麗奈は、自分の公演用の衣装をハサミで切ろうとしていたサークルの女性と鉢合わせする。女性は後から戻ってきた麗奈に出番を取られた嫉妬心から暴れ出し、麗奈と揉み合いになるが、麗奈はまたもワームの心が戻ってきた発作に苦しみだし、その場から逃げ出す。
 異変を察した風間が駆け付けるが、再びワームの心に戻った麗奈はウカワームに変身する。人間の麗奈の言葉を告げる風間に対し、「バカバカしい、人間など所詮欲望の塊、取るに足らぬ存在だ」と冷ややかに応えたウカワームは、麗奈を守ると言って現れた矢車を一瞬で弾き飛ばしてしまうが、またも人間の心と葛藤して苦しむ・・・
 人間に戻った麗奈はドレスを纏い、風間の手で美しくメイクされる。だが、自分はもう元に戻れない気がすると涙を浮かべ、風間に訴える。「もうすぐ私は私でなくなってしまう・・・約束してください、風間さん。その時は貴方の手で私を・・・」
 観客席で風間が見守る中、本番前のホールのステージに立って『家路』を詠唱する麗奈。と、その姿に一瞬ウカワームの影がダブり、麗奈の表情が険しさを帯びる。緊張する風間だったが、麗奈はなおも歌い続けた・・・
 会場の外で、ワームの心を取り戻した麗奈と対峙する風間。人間の麗奈を返せと叫ぶ風間に、あの女の心は完全に封じ込めたと冷ややかに応える麗奈だが、風間は「じゃあ何故おまえは歌い続けた? 途中でワームになったはずなのに!?」と詰め寄る。ウカワームとなって襲いかかる麗奈に、風間は変身せず生身で立ち向かう。そこへサブストワームが現れるが、その前に「ヤボなことはやめておけ。おまえの出る幕はない」と天道が立ち塞がった。天道はカブトに変身してワームの群れと戦い、最後はハイパーフォームとなってパーフェクトゼクターのハイパースラッシュでサブストワームらを撃破した。
 一方、風間は生身でウカワームの攻撃を必死に避け続けていたが、ウカワームは駆け付けようとした百合子に襲いかかろうとする。風間は意を決してドレイクに変身、ライダーシューティングを放つがウカワームはクロックアップで回避、ドレイクもクロックアップしてウカワームと激しく渡り合う。そして、突っ込んできたウカワームにドレイクが迷いながらも2発目のライダーシューティングを発射、ウカワームは前後からライダーシューティングを浴びて爆炎に包まれた!

 戦いが終わり、斃れたドレス姿の麗奈を抱き起こす風間。「不思議だな・・・私は、何故・・・」ワームだった頃の声で静かに呟き、麗奈は息を引き取る。風間は麗奈の亡骸を抱き締めて「好きでした、本当に・・・」と泣き崩れるのだった――――――


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 カブトもいよいよ節目の第40話。物語の中盤を盛り上げてくれた幹部級ワーム、ウカワームこと間宮麗奈がついに斃れました・・・

 子供の頃、人間を恐れていた己の心を歌によって救われ、声楽家を志していた麗奈はしかし、何の運命の悪戯かはわかりませんがウカワームに擬態され、以来ワームの幹部的存在として天道たちの前に幾度も立ち塞がってきました。しかし、ふとしたきっかけで人間の心を取り戻した彼女に救いの手を差し伸べたのは、皮肉にも敵として戦ったドレイク=風間でした。
 人間としての心とワームとしての心の衝突に翻弄された末、再びウカワームに戻ってしまった麗奈は、彼女に本気で恋したドレイクのライダーシューティングの前についに斃れます。しかし、一瞬ウカワームの姿になってもなお歌い続けた麗奈の姿と、今際に風間に抱き締められたときの麗奈の「不思議だな・・・なぜ、私は・・・」という最期の言葉は、人間の麗奈の心が最後の最後でワームの心に勝ったことを示していたのかもしれません。
 今回のエピソードは麗奈の最終章ということでしたが、一方の風間は今後どうなるのやら・・・願わくば今回で見納めなんて薄情なことのないように。

 冒頭で登場したもう一人の天道の変身した姿、ダークカブト。少なくともその戦闘能力はカブトと互角のようです。しかし、天道があのもう一人の天道を"自分の擬態"と認識していたのは、単純に"自分と瓜二つ=ワームの擬態"という判断なのか、それとも彼の正体について何か思い当たる節でもあるのか・・・?

 何だかすっかりコスプレ屋と化している最近の神代、今回は加賀美と岬の大嘘カップル(笑)の前途を祝福せんとキューピッド姿・・・・・・もう何も言いません(爆)
 そーいえば、店で加賀美と岬が食べていたカボチャ器のサラダか何かとおぼしき料理、あれってまさか蓮華作・・・?

 かつて、「闇の住人が光なんか求めようとすると手痛いしっぺ返しを食らう」と影山に言い放っていた矢車ですが、今回はその矢車が何やら麗奈に惚れ込んでたようです。かつて人間を恐れていたという彼女の心の奥底を垣間見て何らかの共感を抱いていたのでしょうか。しかし、結局ウカワームに戻った麗奈に、以前自分が影山に言ったように手痛いしっぺ返しを食らわされる結果に・・・しかし、あのマンガ的ぶっ飛ばされ方は見事だ(笑)
 影山と共に去りながら自分が愛でていた野の花を踏み付けていく矢車の姿が、どこまでも闇に生きていこうとする彼の心を表しているようで非常に印象的でした。

 さて、来週からは新たな幹部級ワームとZECTの新兵器登場で一気に急展開!? 加賀美がついに父・睦の裏の顔を知ることに・・・?






Last updated  2006.11.13 09:30:51
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