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くれーじーくえいる ぶろぐ

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時の世界の車窓から/電王関連(終)

2008.05.10
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 4月12日から全国東映系でロードショー中の映画『仮面ライダー電王&キバ クライマックス刑事』(金田治監督)。愛媛でもようやく今月10日から松山・衣山シネマサンシャインと新居浜TOHOプレックスで上映が始まりました。
 というわけで、管理人も早速本日見に行ってきました。思えば、劇場版仮面ライダーをロードショーで見るのは劇場版『仮面ライダーアギト PROJECT G4』以来8年ぶり2度目だなぁ・・・

【ストーリー】

 車で逃走する二人組の銀行強盗を追跡する警察。と、そこへ現れたのは何故かショットガンやロケットランチャーで武装した良太郎、少女ハナ、そしてモモタロスたち!? 一方、二人組の強盗の正体は片やピンクラビットイマジン、そしてもう一方は何とホースファンガイアだった!?
 実は、オーナーがトレーニング中に予備の電王ライダーパスをはぐれイマジンに盗まれてしまい、パスを奪回すべくデンライナーの車内に"デンライナー署"を立ち上げて犯人捜しに乗り出したのだ。彼らの活動に協力すべく警視庁から若手刑事の鈴木が派遣されてくるが、気弱な鈴木はノリノリで暴走気味に"捜査活動"を展開するモモタロスたちにオロオロするばかり・・・そんな"デンライナー署"は何故か巷でも噂の存在。良太郎の姉・愛理も尾崎・三浦コンビと共に良太郎に差し入れすべくデンライナーを訪れてリュウタロスと対面することに。
 一方、その予備の電王パスを盗んだ犯人、はぐれイマジンのネガタロスは、指名手配犯の黒木、クラウンイマジンと契約する白人女性セーラ、さらに多数のファンガイアと手を組んで"究極の悪の組織"を作り上げようと企んでいた。その中には何やら潜入捜査気取りの侑斗とデネブの姿も・・・
 そんな中、偶然にも紅渡と静香に出会った良太郎たちは、彼らの情報からネガタロス一味のアジトを突き止めるが、手柄を焦る鈴木刑事は単身で乗り込んで捕まってしまい、後を追って潜入した良太郎たちも危うくネガタロスの罠にかかってアジトごと爆破されそうになる。何とか脱出した良太郎たちは、国会議事堂を襲おうとするネガタロス一味の前に立ち塞がり、たちまち始まる大乱戦。だが、ネガタロスがパスを使って変身した"ネガ電王"の恐るべきパワーに電王やゼロノスは苦戦を強いられる。そこへファンガイアの気配を察知した渡も駆け付けてキバに変身して加勢し、電王クライマックスフォームのボイスターズキックとキバのダークネスムーンブレイクがついにネガ電王を打倒! しかし、ネガタロスは時の荒野へ逃げ込み、ネガデンライナーとギガンデス体を操ってデンライナー&ゼロライナーと壮絶な戦いを繰り広げる。だが、最後はキバを乗せたキャッスルドランがデンライナー&ゼロライナーに加勢し、三者の連係攻撃でついにネガタロスとネガデンライナーを撃破したのだった。
 悪戦苦闘の末に黒木を逮捕した鈴木刑事は、協力のお礼にとデンライナーで22年前の過去の時間へと向かう。そこで鈴木は生前に死別した父の姿を初めて目の当たりにする。刑事として忙しく日々を送っていた父の後ろ姿に笑顔を浮かべる鈴木刑事であった・・・

 かくて事件は終わった。しかし、時の警察列車デンライナーの活躍はまだ終わらない・・・・・・?


□□□□□□

 1月末の最終回以来○ヶ月ぶりに、しかも銀幕で再会することになった電王ファミリーですが、お祭り騒ぎとノリの濃さはやっぱり健在でした(笑)時系列的には電王TV本編の最終回後と考えていいと思いますが、どんな経緯で良太郎がモモタロスたちと再会して"デンライナー署"に引っ張り込まれたのかとか、"2007~08年における桜井侑斗"ではなくなったはずの侑斗がどうやって新しいゼロノスカードを確保したのかとか、最終回で消滅したはずのイマジンの中からネガタロスなどが如何にして"はぐれイマジン"として残留できたのかとか、ストーリー面でのツッコミどころは満載です(苦笑)しかし、TV本編では見られなかった愛理とリュウタロスのご対面が実にほのぼのした雰囲気で実現したり(周りは大騒ぎなんだけど・笑)、これもTV本編ではなかった"侑斗に憑依するウラタロス"とか見所も結構有。しかし少女ハナ、いくら"見た目は子供、頭脳は大人"(江戸川コナンかぃ)だからってAT-4ぶっ放したりワイヤーアクションで大の大人4人を薙ぎ倒すってのはやりすぎだろう(爆)あと、どうせならジークも登場させて署の片隅で「臣下たちよ、存分に職務に励むYがよい」などとエラそうにふんぞり返ってる姿が見たかったなぁ(笑)
 悪くするととっ散らかってしまいそうなお祭り騒ぎ的ストーリーの中にあって核となっていたのが、良太郎たちに協力する警視庁の若手刑事・鈴木の存在。イマジンたちのおっかない見た目とハチャメチャな言動に振り回されながらも、生前に殉職した刑事だった父への憧れを胸に一生懸命立ち向かい、最後は指名手配犯の黒木を逮捕する手柄を挙げ、22年前の過去の時間で憧れの父の姿を目の当たりにすることになりました。この辺の流れは電王TV本編での契約者にまつわるドラマを核にしたドラマツルギーに沿ってるのでしょうか。

 一方、大々的にPRされていた『仮面ライダーキバ』との共演ですが、基本的には予想通りというかあくまで『仮面ライダー電王』の番外編であり、キバのキャスト陣は客演の趣です。TVのCMでは「22年前の謎に迫る!」とか宣伝して22年前の音也たちキバの過去組との絡みを予感させてましたが、蓋を開けてみればラストの22年前のシーンで音也がいつものキザキャラを披露しているだけでした(笑)ネガタロスの一味として登場するファンガイアもホースファンガイア以外は顔にメイクしただけの人間ばかりですが、流石に本編で出番の多いスパイダーファンガイアをここでやられ役に使うわけにはいかなかったのだろうなぁ。
 映画の撮影時期はキバTV本編の3・4話を撮影していた頃らしく、映画で出せるキバの要素は元より多くないことを考えると、キバ側がストーリーにあまり絡まなかったのはある意味しょうがないのかも。これが夏の劇場版だったらもっと両者の要素を取り込んだ映画になったかもしれません。
 とはいえ、クライマックスでの電王とキバの共闘や、デンライナー&ゼロライナー&キャッスルドランの連携バトルはやっぱり燃えます。キャッスルドランが例の荘厳なテーマ曲に乗って砂漠の中からネガデンライナーの攻撃を防ぎつつ登場し、デンライナー&ゼロライナーの上に四肢を踏ん張って波動砲(違)をぶっ放す大迫力の展開は何というか土壇場でオイシいところを持ってったというか(笑)この際、電王やゼロノスの武器でファンガイアを倒せるのかとか、逆にキバの技がイマジンに効くのかとか、キャッスルドランが時の荒野に突入できるのかとか細かいツッコミはしない方が幸せなのかも(爆)

 最後に今回の敵・ネガタロス。モモタロスの色と模様と角の位置を変えたような姿が印象的ですが、何らかの形でモモタロスとの存在の関連性も示唆されていたら面白かったかも。ネガタロスの声を演じたのは緑川光。管理人的には『新機動戦記ガンダムW』のヒイロ・ユイ役でお馴染みですが、あの頃に比べると随分声に貫禄が付いちゃったような気が・・・(笑)演技の賜物なのか、喉を酷使してあれが地声になってしまったのかはわかりませんが。

 ところで、今回は拳銃とかの発砲シーンがやけに気合い入ってましたが、エンディングロールで銃器アドバイザーがBIG SHOTとわかって超納得(笑)しかし、いくら何でも車内からAT-4をぶっ放すのはやめてほしかったなぁ(苦笑)






Last updated  2008.05.12 22:20:31
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2008.01.20
 17日から丸々2~3日ほど風邪と思われる体調不良で死んでた管理人です(苦笑)
 今週のガンダム00も録画したままでまだ見てませんが、それでも何とか体調が元に戻ってきたので電王最終回だけはチェックしました(^^ゞ

【第49話(最終回)  クライマックスは続くよどこまでも】

 デスイマジンに圧倒されるゼロノス・ゼロフォーム。だが、上空でのエネルギーの高まりを認めたデスイマジンは竜巻を巻き起こしながら撤退。変身解除した侑斗は、上空に巻き起こる見覚えのある時空の亀裂に驚く。それは、かつてあの湖で一度この2007年の時間を消滅させたあの現象・・・
 時を同じくしてやっと現代に戻ってきたデンライナー。降り立った良太郎とモモタロスも上空の異変を目の当たりにして、絶対にこの時間を消させないと決意を新たに最後の戦いへと赴く!

 カイのいるビルに向かう良太郎とモモタロスの前に立ち塞がるイマジンの群れ。ここまで来て迷ったりしてねえだろうなと問うモモタロスだが、その身体からは崩壊の兆しが・・・良太郎は意を決してモモタロスに自分の望みを告げる。「僕と・・・最後まで一緒に戦ってくれる?」モモタロスは襲ってきたイマジンを剣で斬り伏せながら応える。「おまえの望み、聞いたぜ!」そして良太郎も電王ライナーフォームに変身し、モモタロスと共にイマジンの群れへと突っ込んでいく。
 一方、同じくカイの元へ向かおうとする侑斗の前にもイマジンたちが立ち塞がるが、すでにゼロノスカードを使い果たした侑斗は変身できない。そこへ病院を守りきったデネブが駆け付ける。「過去が希望をくれる・・・やるしかないだろ!」侑斗は良太郎から託された錆びた懐中時計を握り締め、生身でイマジンたちに挑む。デネブも自身の崩壊の予兆を振り切って侑斗に加勢する。

 モモタロスがイマジンの群れと戦う中、いよいよこの時間を崩壊させようとする屋上のカイの元へと向かう電王ライナーフォームだが、待ち構えていたデスイマジンに苦戦する。しかし、電王はデスイマジンを振り切るとカイに飛びかかってそのままビルから地上へと落下! そこへ良太郎の危機を察してデンライナーから飛び出してきたリュウタロスが駆け付けるが、その時、ついに天空が割れ、衝撃が地上を崩壊させていく――――――

 辺り一面瓦礫の山と化す中、リュウタロスに助け起こされた良太郎。だが、まだ終わってはいない・・・
 一方、同じく無傷だったカイはついに俺たちの時間を手に入れたと喜ぶが、現れた良太郎がそれを否定する。立ち上がったカイが周囲を見回すと、崩壊したのはごく周囲だけ。良太郎はカイに告げる。「君は気付いていないんだよ、姉さんと桜井さんが守ったものに。消えたはずの未来に"特異点"が残ってるって・・・姉さんたちは生まれてくるはずの子供を忘れることで隠したんだ。その子は誰の記憶からも消えたけど、だからこそ君さえ気付かなかった。いつも目の前にいたその子・・・ハナさんに」そして姿を現す少女ハナ。彼女こそが未来に生まれるはずの愛理と桜井の子供、即ち未来の"特異点"。彼女の存在によって2007年の時間はカイたちイマジンの未来には繋がらず、彼女たちの未来に繋がるのだ。
 自分の目論見が潰えたことを知ったカイは怒りに震える。「最高だよおまえら・・・最高! 今すぐ潰す! 俺、死んでほしいって顔してるよな!?」そしてデスイマジン以下またも現れるイマジンの群れ。良太郎はハナを逃がしつつ一人対峙する・・・
 一方、良太郎の元へ駆け付ける侑斗に、デネブが今にも消失しそうな最後のゼロノスカードを託す。これを使えば桜井の存在はすべて消えるが、侑斗は桜井とは違う時間を生きることができる。それが桜井が侑斗に託す最後の希望。
 睨み合う良太郎とイマジンたち。と、そこへ現れたデンライナーから降り立ったのはモモタロス、ウラタロス、キンタロス! オーナーが不在なのに乗じてナオミが独断でデンライナーを動かして連れてきたのだ。さらに侑斗とデネブも駆け付ける。良太郎と侑斗は揃って電王ガンフォームとゼロノス・アルタイルフォームに変身! 「おまえたち、倒すけどいいよね!? 答えは聞いてない!」「最初に言っておく! 俺たちはかーなーりー強い!」
 かくて始まる最後の大乱戦。電王はガンフォーム、アックスフォーム、ロッドフォームと入れ替わりながらデスイマジンに応戦。ゼロノスやデネブもイマジンと激しい戦いを繰り広げる。鉄パイプを手に加勢しようとしたハナが逆にイマジンに襲われそうになるが、それを救ったのは何とジーク! 「降臨、満を持して! 姫、久しぶり。小さくなった姿もまた麗しい・・・」ジークもまたナオミが連れてきていたのだった。「姫はこの私が守る、家臣一同心置きなく働くがよい!」相変わらずの王子キャラを発揮しつつ素手でイマジンを退けていくジーク。
 最後にソードフォームとなった電王とゼロノス・ベガフォームがデスイマジンに挑む。電王が放ったデンガッシャーのオーラブレードがキンタロス、ウラタロス、リュウタロスのそれぞれの武器に吸収されてデスイマジンに命中しながら周囲を舞い、さらにジークが手刀で返し、ゼロノスがゼロガッシャー・ボウガンモードで放ち、最後は再び電王のデンガッシャーに戻る。「正真正銘のクライマックス・・・必殺、俺の必殺技ファイナルバージョン!」虹色に輝くオーラブレードに膾斬りにされたデスイマジンはついに大爆発した!
「終わった・・・くそ、けどおまえらも消える、イマジンはみんな、消える・・・」完全に敗北したカイはそう呟きながら消滅、イマジンたちもすべて消えていく。そしてモモタロスたちやデネブも・・・
 変身解除と同時に走り去っていく侑斗。一方、良太郎は呆然とその場に立ち尽くす――――――
 ゼロライナーに戻った侑斗の前には、いつの間にかデネブが用意していた食事が――――――
 その頃、時のターミナルでのオーナーと駅長のチャーハン対決も終盤。オーナーが山を崩した途端、旗がついに傾く――――――

 まだ話したいことがあったのにさよならも言えなかった・・・ガックリと膝を落とす良太郎と、何も言えず立ち尽くすハナ・・・・・・が、そこから目と鼻の先の物陰で何やら蠢く顔5つ。何とモモタロスたちとジークは消えていなかったのだ。驚かせてやろうと思って隠れていたが、良太郎たちの雰囲気にタイミングを逃して出づらくなってしまったらしい。ならば自分が出ようというジークをモモタロスが寄って集って止めてる間に、一同気付いた良太郎に見つかってしまい、もはや笑うだけ・・・
 一方ゼロライナーでも、椎茸飯を頬張りながら泣いている侑斗を扉の影から気まずそうに伺うデネブの姿が。そして気付いた侑斗は椎茸入れるなと叫びつつもデネブと抱き合って号泣し合うのだった・・・
 その頃駅長室では、旗が僅かに残った米粒の上に乗っかったまま斜めに立っていた。オーナーが言う。
「記憶こそが時間、そしてそれこそが人を支える・・・もう誰の記憶に頼ることもない、彼らが共に過ごした時間と記憶が彼らを存在させるんです・・・」
 そして、良太郎はモモタロスたちに胴上げされながら無事を喜び合ったのだった。

 夕陽の中、病室の愛理の前に桜井が現れる。「守れたのね、私たちの未来・・・」愛理の言葉に頷きながら消えていく桜井。「わかってる・・・いつか、きっと・・・」

 すべてが終わり、良太郎はオーナーにライダーパスを返納した。モモタロスたちが五者五様で見送る中、良太郎は「ありがとう」と告げてデンライナーを後にする・・・

 いつもの一日を迎えた『Milk Dipper』。今日も元気に来店した尾崎と三浦を出迎える愛理の笑顔はかつて以上に輝いている。一方、一人自転車に乗って走る良太郎の前にゼロライナーが出現。侑斗はデネブと共に笑顔で別れを告げて時の世界へと還っていく。そしてさらに現れるデンライナーにはハナ、オーナー、ナオミの姿が。そして、「うん、愉快であった」とジーク、「じゃあね」とウラタロス、「俺の強さにおまえが泣いた!」とキンタロス、「楽しかったよね! 答えは聞いてない!」とリュウタロス、最後に窓に顔をぶつけつつも「また会おうぜ!」とモモタロス。
 時の世界へと還るデンライナーを、良太郎は笑顔で見送るのだった。「いつか、未来で・・・」


<終>

□□□□□□

 平成仮面ライダー最終回のお約束、オープニング省略で始まった電王最終回。長かった時の列車の旅路もひとまずここで終点です。
 予想通りというか、白鳥百合子嬢出ませんでした! orz じゃなくて(笑)、ハナは未来に生まれるはずの愛理と桜井の子供でした。つまり、番組途中でハナが少女化してしまったのは、過去の侑斗が現代の愛理と接触したことによって生じた一種の逆行という解釈でいいのかな? また、ハナが体験したイマジンによる自分の世界の消失は、2007年1月10日でのカイによる例の大カタストロフが原因だったということになるのでしょうか。
 侑斗が最後のゼロノスカードを使ったことにより、"2007年の時間における桜井侑斗"の存在は完全に失われましたが、侑斗は元の自分の時間で"新たな桜井侑斗"として生き続け、いずれ大人になって野上姉弟と出会い、今度はイマジンの脅威に晒されることなくハナを育てていくのでしょうね。
 ちなみに、結局最後まではっきりしなかった桜井役ですが、後で調べてみたところ、エンディングのクレジットに役名なしで『岡野友信』という名があり、この方が桜井役だったことが判明しました(ご本人のブログで確認)最後の最後までその名を知られることのない扱いでしたが、こちらもお疲れ様でした(_ _)

 お約束の最後の大バトル、多勢に無勢と思われた良太郎を救うべく颯爽と駆け付けるウラタロス&キンタロス&ジーク! って、普通にナオミがデンライナーで連れてきたんかい!(笑)何だか前回までの涙展開を一瞬でぶち壊すような手法ではありますが、オーナーが時のターミナルに籠もっていたのはこのための伏線だったのでしょうか。しかし、モモタロスたちがそれぞれ武器を使う中でジークだけ素手ですか。モモタロスたちの武器は電王の各フォームに対応しているので、ジークにも自前の武器があったなら手斧とブーメランだったかも。そういえば、電王ロッドフォームもデスイマジン相手に珍しく徒手空拳で戦ってましたね。
 そしてデスイマジンへのトドメは、安直にクライマックスフォームを使わず基本形態のソードフォームに全員が力を合わせるというある意味電王らしい仕留め方でした。

 かくて戦いは終わり、モモタロスたちを含めたイマジンはカイ共々消滅・・・が、"記憶=時間"という電王世界の不文律により、良太郎や侑斗との思い出という"自分の時間"を手にしていたモモタロスたちとジーク、デネブは消失を免れたのでした。悲しむ良太郎がふと目の前を見るとモモタロスたちが颯爽と立っているというのではなく、悲しむ良太郎を見て出るタイミングを逸して困ってるモモタロスたちという辺りがこれまた電王らしい・・・しかし何で段ボールの看板に手書きで『俺、参上!』なんだか(笑)
 去っていくモモタロスたちが普通にデンライナーに乗っているのは、良太郎が手放したライダーパスがそのまま乗車券となったからかな? 何はともあれ、その気になれば続編や番外編も作れそうな終わり方ではありますね。

 平成シリーズの悪弊ともいえる詰め込み気味な中身&一部の謎や伏線が投げっ放しという感は否めませんが、ひとまず最後まで電王らしいノリのまま走りきった点は素直に評価したいと思います。
 制作スタッフ&キャストの皆さん、1年間お疲れ様でした!






Last updated  2008.01.23 10:07:45
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2008.01.13
 残り2話となった電王、今回は夜勤明けにリアルタイムでチェックです。
 ウラタロスがメインだけにOPは『Climax Jump DEN-LINER form』のウラタロスバージョンになるかと思いきや普通にオールバーションでしたね。あと、キンタロスのダンスだけ消えてる・・・(哀)っ

【第48話  ウラ腹な別れ・・・】

 イマジンの群れを何とか退けた侑斗とデネブは、カイに襲われて路上に倒れている愛理を発見する。一方、その様子を遠くから睥睨するカイの右手は何やら震えていた・・・
 キンタロスを過去の時間に置き去りにしたことにすっかり意気消沈しているデンライナーの食堂車。良太郎はモモタロスとウラタロスの身体から消滅の兆候が現れているのに気付くが、モモタロスは強がってみせる。今はとにかく2007年の現在に戻らなければ・・・
 そんな中、一人食堂車を出たウラタロスは消えゆく自身を実感してポツリと呟く。「まいったな、結構平気だったはずなんだけど・・・」と、ウラタロスはコックピット内に3体のモールイマジンが潜んでいることに気付く。モールイマジンたちは先程の戦いに紛れて車内に潜り込み、マシンデンバードの足下に爆弾を仕掛けてデンライナーを爆破しようと企んでいた。ウラタロスはそこへ堂々と入り込むとイマジンたちに声をかける・・・「僕もそろそろそっちに戻ろうか・・・千の偽り、万の嘘。僕が嘘を吐き続ける理由、教えてあげようか?」
 一方、時のターミナルの駅長室ではオーナーと駅長のチャーハン対決が佳境に入っていた。今回で長年の対決に決着が付くと意気込むオーナーに対し、駅長もまた意味深に言う。「この試合、何やら波乱の予感が・・・」

 デンライナーを突如激しい揺れが襲う。見れば列車が線路から外れていた。驚く良太郎たちの前に、モールイマジンたちを引き連れたウラタロスが現れて宣言する。「悪いけど降りてもらうよ。元の時間には帰らせない」
 どこかの過去の時間に停車したデンライナーからまとめて放り出される良太郎、モモタロス、リュウタロス、少女ハナ、ナオミ。と、モモタロスたちが何故か実体化しているがそんなことはどうでもいい。訳がわからない良太郎たちを前に、ウラタロスは最初からこうするつもりだったと豪語する。「手に入れた時間は守る、けど、自分が消えたら終わりだよ。あのクマ、やっぱり脳ミソ干物だねぇ」冷ややかなウラタロスに愕然とする一同だったが、モールイマジンたちからの光弾攻撃に追い散らされてしまう・・・

 一方、2007年の現代では、愛理を捕まえて彼女の中を探ったにも関わらず何も得られなかったことにカイがうろたえていた。「何だあれ、分岐点の鍵なのに鍵じゃない・・・どうなってんだ・・・俺、最高に怒った顔してるよな? してるよなぁ!?」いつものヘラヘラ笑いも激しい憤りに引き攣るカイ。と、苦しげに口を押さえてその場に崩れたカイの身体から砂が零れ、デスイマジンが実体化した! カイは自暴自棄気味に命じる・・・「もう全部潰せよ・・・潰せ!」

 過去の時間に放り出された良太郎たちはその夜、路地裏で火を焚いて野宿するハメに。ウラタロスの離反に憤って足下の缶を蹴っ飛ばすモモタロス、食堂車に戻れないことに呆然とするナオミ、キンタロスに続いてウラタロスもいなくなり嘆き悲しむリュウタロス。だが、良太郎はウラタロスと一緒にいた間のことを思い返し、心配していないと決然と言い切る。今やるべきことは、デンライナーを取り戻して元の時間に帰ること。そしてもう一つ・・・良太郎が見つけた街角の電光掲示板には『2007年1月9日』の文字が! 良太郎たちがいるのは奇しくも桜井が失踪し、愛理が記憶を失う1日前の時間だった。
 その頃、まんまとデンライナーを乗っ取ったモールイマジンたちはすっかりご満悦。だが、ウラタロスはライダーパスがないとデンライナーは動かせないと言い、取りに行けばすむと告げる・・・
 ハナと共に当時の『Milk Dipper』にやってきた良太郎とハナ。良太郎は当時の愛理に直接聞こうと考えていたが、そこで過去の愛理と良太郎が言い合うのを目撃する。「どうして忘れなきゃいけないわけ!? 新しい家族ができるって、姉さんも桜井さんもあんなに喜んでたのに・・・大体、僕が時間を元に戻すとか、意味わかんないよ!」過去の良太郎は愛理の説得を拒んで店の外に飛び出してしまうが、背後からもう一人の自分=現在の良太郎にいきなり声をかけられて腰を抜かす。過去の良太郎曰く、愛理には桜井との間に赤ちゃんがいるのだという。現在の良太郎にそんな記憶はなく、それが消えた記憶の真相なのか? 良太郎は驚きのあまり気を失った過去の自分から上着を拝借すると、愛理から話を聞くべく過去の自分になりすまして店に戻る。

 2007年の現在では、病院に運ばれた愛理に侑斗が付き添っていた。が、その病院の前に大勢のイマジンが! 侑斗はデネブと共に病院の玄関前に立ち塞がり、最後の赤いゼロノスカードでゼロノス・ゼロフォームに変身する。が、さらにそこへデスイマジンが現れた。そのパワーたるや鎌の一振りで病院の窓ガラスが吹き飛ぶほど。ゼロノスは雑魚イマジンをデネブに任せ、自らはデスイマジンに立ち向かうがまるで歯が立たない・・・
 一方、ビルの屋上に佇むカイは下界を睥睨しながらシラケた口調で呟く。「よく見たらこんな時間、面白くも何ともないって気がするよ」そして、カイが天に向かって両手を広げると同時に天が割れ始める・・・

 過去の愛理から話を聞く現在の良太郎。愛理はお腹の中にいる赤ちゃんをイマジンから守るために、良太郎に赤ちゃんの存在を忘れてもらおうとしていた。イマジンが過去を壊しても未来の良太郎の記憶によって修復されるが、欠けた記憶で修復された時間には赤ちゃんは存在しないことになり、イマジンから隠すことができる。何故なら、この子は良太郎と同じ未来の特異点。だから明日、桜井はゼロノスカードを使う。未来を守るため、愛理がこの子と桜井の存在を忘れなければならないから――――――
 その頃、野宿していたモモタロスたちの前に、パスを奪うべくウラタロスとモールイマジンたちが現れた。たちまち戦い始めるウラタロスたちとモモタロス。と、その様子を見守っていたナオミがあることに気付く。ウラタロスと一緒にいるモールイマジンは3体、つまり、今デンライナーには誰もいない・・・
 店を出た良太郎とハナは未来を守った愛理たちに想いを馳せる。自分が例の3個目の懐中時計を買ったのも、恐らく新しい家族のため・・・と、そこへナオミが取り返したデンライナーが駆け付けた!
 廃工場で繰り広げられるモモタロスとウラタロスたちの戦い。そこへ良太郎たちを乗せたデンライナーが到着する。突然のことに驚くモールイマジンたちにウラタロスはしれっと言ってのける。「あー、誰か留守番残るべきだったねぇ」「全員で行こうっつったのおめーだろ!」「ご冗談」焦ったイマジンたちは爆弾のスイッチを出して良太郎たちに降りろと脅すが、それをウラタロスがいきなりひったくってスイッチオン! 一瞬伏せる一同だったが何も起こらない。仕掛けられていた爆弾はすでに解体されていた。すべては敵味方を巻き込んだウラタロスの大芝居だったのだ。
 たちまち始まるモールイマジンたちとウラタロスの戦い。良太郎はウラタロスを列車に乗せようとするが、ウラタロスは良太郎からベルトを取り上げて自ら電王ロッドフォームに変身、ライダーキックでモールイマジンの1体を撃破する。やがてデンライナーが走り出すが、ウラタロスは先に乗った良太郎にベルトとパスを返すと一人その場に留まる。モモタロスは慌ててコックピットに乗り込んでマシンデンバードのブレーキをかけるが列車は止まらない。ウラタロスはモールイマジンたちと戦いながら言う。「おまえたちには感謝してるんだよね。これ以上あっちにいたらクールでカッコいい僕じゃいられなくなりそうだったから。僕は嘘泣きしかしたことないし・・・時間を手に入れるのも良し悪しだよね」
 そして、1月9日の時間から走り去っていくデンライナー。リュウタロスは号泣、モモタロスもデンバードに座ったまま「大バカ野郎・・・」と頭を垂れる。そして一人扉の前に立ち尽くす良太郎・・・
 デンライナーを見送ったウラタロスは、わらわらと現れるモールイマジンの群れに一人立ち向かっていく。「今夜は、僕に釣られてみる?」

 2007年の現在、病院の前で必死にイマジンの群れを迎え撃つデネブだが、あまりにも数が多すぎる。一方、ゼロノスも圧倒的に強いデスイマジンにいよいよ追い詰められてしまう・・・そして、カイはすべてを崩壊させようと天空に亀裂を開けて――――――


□□□□□□

 突如として車内に潜り込んでいたモールイマジンたちと結託したウラタロスによって過去の時間におっぽり出されてしまった良太郎たち。が、何の偶然かそこは"あの日"の1日前、2007年1月9日でした。
 そして、過去の自分と入れ替わった良太郎が過去の愛理から聞かされた驚愕の真実。それは、桜井と愛理の間に子供が生まれようとしていたこと! しかも、未だ生まれぬその子は"未来の特異点"であり、桜井と愛理はイマジンの魔の手からその子を守るべく敢えてその記憶を消すことを選んだのでした。 "人の記憶=時間"という電王世界のカラクリの中では、子供の存在を知る桜井・愛理・良太郎からその記憶がなくなれば、時間が修復されても子供は"存在しない"ことになるわけです。つまり、翌1月10日に桜井がゼロノスに変身したとき、そのカードの余波で愛理は桜井と子供の記憶を自分から消し、良太郎からも子供の記憶を消したということでしょうか。というか、本来ならば第1話の時点で良太郎は姉経由で多少なりともイマジンの存在を知っていたはずだったんですね
 何はともあれ、今回良太郎がその記憶を認識したことで、消え去った子供が2007年の時間に戻ってくる可能性が出てきたことに・・・あれ、もしかしてこの桜井と愛理の子供って・・・?

 一方、モールイマジンたちと結託したはずのウラタロスですが、やっぱり彼は希代の詐欺師でした! 気付かれないうちにイマジンたちが仕掛けていた爆弾を解体した上、デンライナーを動かすためにパスがいると称してまんまとイマジンたちを外に誘い出してナオミにデンライナーを取り戻させると、自らは「これ以上あっちにいたらクールでカッコいい僕じゃいられない」と粋な台詞を残して過去の時間に留まったのでした・・・
 ホントに櫛の歯が欠けるように脱落していったウラタロスとキンタロス。でも、最終回で再び良太郎たちに合流するのはすでにわかりきってる話なので(ぉ)、後は如何にしてそれが描かれるかですな。もしかしてジークが一枚噛むのかな?
 ところで、まだ良太郎と契約していないはずのウラタロスたちが過去の時間で実体化していたのは何故・・・?

 一方、"時の分岐点"のはずの愛理から何も得られずとうとう完全にキレてしまったカイは、全部潰してやると自暴自棄気味に最後の大カタストロフを発動!? そして、そのカイから現れた最後の先兵は死神がモチーフのデスイマジン。最終回を飾る強敵に相応しく、最後のカードを使ったゼロノス・ゼロフォームをまるで相手にしない最強級イマジンに対して電王は果たして勝機があるのか・・・
 あと、病院の入口で一人雑魚イマジンの群れに立ち向かうデネブですが、モチーフが武蔵坊弁慶だけに最後は大往生なんて嫌なオチじゃないでしょうな・・・最終回の予告で侑斗が泣きながら食事食ってたのも気になるし(不安)


 さぁ、泣いても笑っても怒っても熱出しても次回はいよいよ最終回! 良太郎と4人のイマジン(+ジーク)、ハナ、ナオミ、オーナー(+駅長)、侑斗、デネブ、そして愛理と桜井・・・彼らの運命を共有してきた時の列車デンライナーがクライマックスの果てに辿り着く終点は何処か、心して見届けたいと思います。






Last updated  2008.01.14 11:16:12
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2008.01.06
 今年最初にして残り3話の1話目となった今回の電王。メインがキンタロスだけあってか、OPも『Climax Jump DEN-LINER form』のキンタロスバージョンでした。ということは次回はウラタロスバージョンかな?

【第47話  俺の最期にお前が泣いた】

 2008年を迎え、すっかり正月ムードのデンライナー。食堂車では和装姿の良太郎がモモタロスたちや少女ハナ、ナオミと福笑いに興じている。そこへやってきて新年の挨拶をする羽織袴姿のオーナーだったが、その心はすでに時のターミナルの駅長とのチャーハン対決に飛んでいるようだ。「長きに渡る戦いの歴史の中に今、一つのピリオドが打たれようとしているんです。まさに、ラストバトル!」その言葉はまるで良太郎たちのこれからの戦いをも暗示しているかのようで・・・

 やがてデンライナーはターミナルに到着。オーナーは早速駅長とのチャーハン対決に臨むが、両手スプーンキャッチをマスターしたオーナーに対し、駅長は目隠しでスプーンを操ってみせる・・・
 一方、デンライナーではウラタロスがオーナーの「これを逃すとしばらく駅長に会うチャンスがなくなる」という言葉の意味を考えていた。時のターミナルは"時の分岐点"を監視する役割も担っている、ということはつまり、そろそろ未来が決まるかもしれないということか。「くだらねえ、てめえはスケベなことかくだらねえことしか言わねえんだ。大人しく雑煮のダシにでもなってろ」とウラタロスの懸念を意にも介さない様子のモモタロスを「先輩の頭ってこの鏡餅以上にただの飾りだよね」とウラタロスが挑発し、たちまち始まる両者の取っ組み合い。しかし、コタツによじ登ったハナの鉄拳で両者ともあっさりKOされるのだった。
 そんな中、一人書き初めに興じていたキンタロスは良太郎たちにも今年の抱負を書いてみろと勧める。リュウタロスがモモタロスの顔に筆で落書きしたのをきっかけにまた始まる大騒ぎの中、何を書こうかと考える良太郎にキンタロスは言う。「大層に考えんと、良太郎がこうなったらええなと思うことを書いたらええんや。ま、おまえの望みを言えっちゅうやっちゃな」良太郎ははしゃぐ皆の様子を見ながら応える。「今年もモモタロスたちと一緒に戦っていけたらいいかな」その言葉に任しときと胸を張るキンタロスだが、その指先から微かに崩壊の兆候が・・・そして、一人それに気付いたウラタロスの手もまた・・・

 神社に初詣する振袖姿の愛理に揃って新年の挨拶をする三浦と尾崎。デンライナーを降りた良太郎も慌てて駆け付けるが、境内の砂利道に頭から転倒して草履の鼻緒が切れたりと新年早々不幸に見舞われる。本殿にお参りする愛理の横顔を見た良太郎は、デンライナーでの過去の愛理の言葉を思い出していた・・・
 その頃、カイは何処かの林で愛理と桜井への恨み節を呟きながら木々の間をうろつき、手にしていたカレンダーノートのページをメチャクチャに引き毟っていた。その頭上には木の枝に鈴生りになったモールイマジンたちの姿が。過去に飛ばせと急かすイマジンたちに対し、カイは苛立ち紛れにモールイマジンの一人を自分の拳で叩き潰しながら毒づく。「誰かの記憶がなけりゃ存在することもできないくせに、どうしようもないよなぁ、おまえら」それに対して「それもおまえがどうしようもない特異点だから」とヤジるイマジンたち。カイは木の幹を蹴り付け、落ちてきたモールイマジンを足蹴にしながら言い放つ。この時間を手に入れることは、この時間の人間の記憶を手に入れること。それはイマジンがこの時間に存在できるようになるということ。だからこそ、早く野上愛理を潰せと・・・

 良太郎たちが参拝する神社に、デネブが憑依した侑斗が派手な羽織袴姿で初詣にやってきた。が、愛理のガードそっちのけで侑斗が椎茸を好きになるようにとばかりお願いするデネブは侑斗に追い出されてしまう。そんな侑斗に良太郎は、"分岐点の鍵"たる愛理を守ろうとしていたことに感謝しつつ、愛理と桜井があの日何をしたのかを気にかける。恐らく自分の抜けた記憶もそれに関係しているはず。すべてを知らされているわけではないらしい侑斗は「軽く踊らされてる感じはあるけどな」とぼやく。と、その時、突如周囲のビルが消失して瓦礫と化し始めた! どうやらイマジンが過去で暴れているらしい。驚く良太郎と侑斗の元へいきなり投げ付けられる時のチケット。それは電柱の上に立つカイが寄越してきたものだった。まさか、自分たちを過去に追い払ってその隙に愛理を狙うという罠か? ゼロノスカードが残り少ない侑斗は良太郎にチケットを任せる。良太郎は自分の持っていた錆びた懐中時計を侑斗に託すと決意を込めて告げる。「過去が希望をくれる・・・僕たちが踊らされてるとしても、それはホントだと思う。過去も今も未来も守りきって、姉さんと桜井さんに思いっ切り文句言ってやろうよ」

 2000年6月16日の過去で手当たり次第に暴れ回るイマジンたち。そこへデンライナーが到着し、良太郎は電王ライナーフォームに変身してイマジンたちと戦いを繰り広げるが、如何せん数が多すぎる。挑発と逃げを繰り返すイマジンたちの動きはやはり時間稼ぎか。さらに、デンライナーへデネブからイマジンが愛理を狙ってきたとの報が届く。姉の身が危ないが、イマジンをこのままにもできない。電王が焦りを募らせたその時、そこへ何とキンタロスが加勢に入った。「おい良太郎、おまえの望み、果たしたで。これがモモの字、亀の字。俺に、リュウタや。契約完了!」キンタロスは良太郎からベルトを取り上げ、股引やら金太郎人形やらシャボン玉銃やらを見せながら言う。どうやら先程の書き初めでの良太郎の言葉を願いと解釈して実体を得たらしい。驚く良太郎に構わず、キンタロスは自ら電王アックスフォームに変身し、良太郎に戻るよう促しつつイマジンの群れと戦いを繰り広げる!
 デンライナーでキンタロスの行動に驚き怒るモモタロスたち。良太郎とチケットを共有している彼は実体化したらデンライナーには乗れなくなる。キンタロスは戻らない覚悟を決めているのだ。しかし、モモタロスたちやアックスフォームの身体からはじわじわと崩壊の兆候が・・・キンタロスを置いて2007年に戻る決意をするモモタロス。
 アックスフォームはイマジンを蹴散らしながら言い切る。「気にすな! 俺はとっくに消えるはずやったって言うたやろ。おまえのおかげでここまでおれたんや!」「そんな、僕はそんな凄いことしたつもりない!」「凄いことなんや。命だけのことやない、俺は時間も持てたんやからな」「時間?」「うん。カイの阿呆が言うとったように、俺らには思い出すような過去はない。そやけど、良太郎に拾われてからのことは全部思い出せる。俺は自分よりその時間を守りたいと思うとる!」そして、キンタロスはベルトとライダーパスをデンライナーに投げ戻し、群がるイマジンたちを押し留めながら良太郎を促す。「戻って戦うんや! おまえは強い!」良太郎は感情を堪えつつデンライナーに走る。きっと迎えに来ると誓いながら・・・
「おおきに!」走り去るデンライナーを見送ったキンタロスは、尚も蠢くイマジンの群れを前に臆することなく立ち塞がる。「ほんなら本番いこか。俺の強さにおまえが笑ろた! ・・・アカン、締まらんの。俺の強さはやっぱり泣けるで!」

 一方2007年の現在では、一人初詣から帰る途中の愛理を狙ってイマジンの群れが姿を現した。彼女に襲いかかろうとするイマジンの前に侑斗が立ち塞がり、ゼロノス・ゼロフォームに変身して迎え撃つが、やはり数の多さに苦戦を強いられる。その隙に走って逃げようとする愛理だったが、その前にカイが立ち塞がる。「なあ、何でおまえみたいのが分岐点の鍵なんだ?」カイは逃げようとする愛理を捕まえ、彼女の過去の扉に手を突っ込んで何かを探ろうとする――――――

 現代へと戻るデンライナーの車内は、キンタロスがいなくなったことに一同重苦しい雰囲気。そして、良太郎も一人扉の前に立ち尽くすばかり――――――


□□□□□□

 いや、まだ死んでませんからキンタロス(爆)>今回の記事のサブタイ

 てなわけで、この時期恒例のお正月モードで一見華やか&賑やかな雰囲気ながら、最終回に向かって状況は加速度的に悪化していくわけです・・・いよいよ"分岐点の鍵"たる愛理に狙いを定めたカイの一手は、イマジンの群れを操って過去の時間で一騒ぎ起こして電王とゼロノスを引き付けつつ愛理を直接攻撃する二正面人海戦術。たちまち圧倒的に不利な状況に追い込まれてしまった良太郎たちですが、その時、身を挺して良太郎の背中を押したのはキンタロス! 書き初めでの良太郎の何気ない言葉で強引に実体を得た彼は、デンライナーに戻れなくなるのを承知で2000年の過去に残り、自ら暴れるイマジンの群れを押し留める捨て石となることを選んだのでした・・・・・・(涙)

 しかし。

 先日の正月特番で放映された特別編集予告編にて、最終回直前らしき映像でキンタロスが良太郎やモモタロスたちと一緒にいるシーンがあったはず

 つーわけで、今回のキンタロス退場フラグはどうせブラフと分かってるからぶっちゃけ悲しみも半分(爆)

 ところで、2000年といえば電王劇場版でかの唯我独尊王子イマジン・ジークが良太郎たちと再会した時間でもあります。先の特別予告編でジークが再登場するのは明らかになってるので、今回のキンタロス一時退場がジーク再降臨への伏線になるのでしょうか・・・?

 今回の大量発生イマジンは、モールイマジンをメインにホエール、ブルーバード、ワスプ、モレク、コブラ、ゲッコー、ニュートと多種入り交じってましたが、モールイマジンは第35・36話の個体と異なりジャケットが黒色になっています。
 相変わらずヘラヘラ笑いながらも表情に明らかに余裕がなくなってきているカイですが、今回ちょっと気になったのは「おまえがどうしようもない特異点だから」という彼に対するイマジンたちの言葉。カイの罵声に対する単なるヤジなのか、それともカイの過去や目的に関連する何かが秘められているのか・・・?


 さて、次回は加速度的に悪化する状況の中、追い打ちをかけるようにウラタロスに離反フラグ!? まぁもっとも、"千の偽り、万の嘘"が合言葉の詐欺師イマジンたる彼だけにその真意は見てみるまでわかりませんが・・・そして、"あの日"の1日前に降り立つことになる良太郎は過去の自分自身と遭遇して何を知ることになるのでしょうか?






Last updated  2008.01.08 20:36:54
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2007.12.30
 今日は電王の放映はお休み。しかし、その代わりの冬休み特番として本日0630~0900(放送日時は地域により異なる)までテレビ朝日系列にて『冬だっ! 休みだっ!! クレヨンしんちゃん&ドラえもん! 朝からどドーンと150分SP』が放映されました。
 いや、クレヨンしんちゃんとドラえもんは管理人的にはぶっちゃけどうでもいい(笑)管理人が興味があるのは、今回の特番の中で放映される『仮面ライダー電王』最終3話の先取り予告映像と、今年8月に放映された電王とクレヨンしんちゃんのコラボアニメ『仮面ライダー電王&しん王 真夏の夜にオラ参上!』の再放送、そして来る2008年1月27日(日)からスタートする電王の後番『仮面ライダーキバ』の初お披露目なのです(^^ゞ

*電王最終3話の先取り予告映像
 残り3話に迫った電王ですが、その予告3話分をまとめて放映なんて何という自信家なんだテレ朝(笑)
 その予告編ですが、様々なネタバレ要素が散りばめられてましたね~ 傷付いた良太郎を守るモモタロスたちの中にキンタロスもいるってことは、次回47話での退場フラグはやっぱりブラフ?(笑)また、予想通りというかジークが加勢に駆け付ける模様。他にも大量発生イマジンの中に何やら銀色の強そうな奴が混じってたりとか、病室で横たわる愛理に寄り添う桜井等々、最終回に向けて気になる要素満載です。

*仮面ライダー電王&しん王
 8月の放送は見なかったので今回が初見。まぁストーリー云々なんてあってないようなもんなので端折りますが、いやぁまるっきり方向性の違う2作品をここまで強引且つスムーズにくっつけちゃうとはなぁ(笑)誰かがやるだろうと思っていた『世界の車窓から』の電王パロをオーナー自らやってくれるとは(爆)あと、白鳥百合子声のハナなんて久しぶりに聞いたなぁ・・・(遠い目)

*新たなる戦士、キバ!
 そして最大の注目点、後番の『仮面ライダーキバ』が早くもお披露目です! まだ正式な制作発表はないようですが、すでにテレ朝公式サイトも開設され、いよいよ本格的に動き出しました(^^)
『仮面ライダーキバ』は、人間世界に潜むヴァンパイアの一族"ファンガイア"に立ち向かう、人間とファンガイアの間に生まれた青年・紅渡の物語。かつて22年前に同じくファンガイアと戦っていた父と、現代でファンガイアと戦う子、両者の運命が交錯しながら進んでいく、電王とは大きく趣を変えた骨太なストーリーにになりそうです・・・が、主人公とコンビを組むコウモリ型モンスターの名前とか色々見てると何だか微妙に電王臭が漂ってくる気がするのは何故(爆)
 今回の特番では主人公の紅渡を演じる瀬戸康史君が早くも登場し、電王=野上良太郎役の佐藤健君と揃い踏みで恐らく最初で最後の電王・キバのダブル変身を披露してくれました。
 まだ他の主要スタッフやキャストは公表されていませんが、メイン脚本は井上敏樹氏になる模様。井上氏のメイン脚本担当は『仮面ライダー響鬼』後半部以来2年ぶり、シリーズ当初からでは『仮面ライダー555』以来実に4年ぶりとなりますが、道理で設定背景がアギトに似てるわけだ(笑)管理人的には音楽とファンガイアのクリーチャーデザインの担当が気になるところです。

 ちなみに1月27日当日は夜勤明けなので充分リアルタイム視聴が可能です(笑)というわけで、当ブログでは電王に引き続いて『仮面ライダーキバ』をフォローアップしていく予定です(^^ゞ






Last updated  2007.12.30 08:52:28
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2007.12.23
 今日の電王はリアルタイムでチェック。次回は来年1月6日放送なので、これが今年最後の電王の放映となります。
 今回はOPがお馴染みのAAA from DEN-Oに戻ってましたね。残り3回ともこのままなのか、それともデンライナーバージョンとシャッフルするのか? まぁ最終回は平成仮面ライダー最終回のお約束でOPなしになりそうな気がしますが。

【第46話  今明かす愛と理】

 2007年1月10日、思い出の湖に飛んだ良太郎と侑斗が見たものは、ゼロノスに変身した桜井がカイ率いるレオソルジャーに敗れ、それと共に崩壊していく世界とその中に消えていく姉の姿・・・
 荒涼とした砂の平原で一人はしゃぐカイを目の当たりにしてがっくりと膝を突く良太郎。だが、これはあくまで過去の記憶を見ているに過ぎない。侑斗は良太郎を叱咤して一旦元の2007年に戻ることに・・・

 デンライナーの食堂車で、良太郎が目撃した真実にリュウタロスたちも驚く。かなり巨大な時の破壊だったが、"特異点"である良太郎がその先の時間に存在したことでその記憶を始点に元通りに修復されたのだろうと侑斗は言う。だが、それは良太郎が記憶している当時の出来事とは違いすぎる。自分の矛盾した記憶もあの日に関係しているのではと考える良太郎・・・
 一方、ビルの屋上をフラフラしつつ、この世界が自分たちの時間に繋がらないことに首を傾げるカイ。相変わらず忘れっぽいのをアルビノレオイマジンにツッコまれつつ、カイは改めて良太郎の抜け落ちた記憶を探ろうとする。

 夜、焚き火の前で寝転がっていた侑斗にデネブが声をかける。そろそろ良太郎に知っていることを話してもいいのではとのデネブの言葉に、侑斗も考えを変えつつあるようだ。過去で起きた出来事を明かさなかった未来の自分に「何かヤな奴じゃねえ?」と思わず不満を漏らす侑斗。デネブは桜井が愛理や良太郎、そしてこの時間と未来も全部大切にして一人で必死に戦っていたと語る。そんな桜井を助けようと、デネブはカイを裏切って彼と契約したらしい。もっとも、彼の望みが過去の侑斗を戦わせることだとは思っていなかったようだが。巻き込んでゴメンと謝るデネブに侑斗は「そう思ってんならずっと一緒に戦え。消えたら承知しねえ!」と告げ、大喜びで頷くデネブを見て自分も微笑むのだった。
 一方、クリスマス一色のデンライナーの食堂車では、ナオミが沢山の短冊で飾られたクリスマスツリーを眺めていた。自分が書いた『食堂車がずっと満員でありますように』の短冊の裏に『ずっとクライマックス』と記されているのを見て微笑む彼女。そこへ唐突にモモタロスたちがパーティーをやろうと駆け込んできて慌ただしく準備を始める。ナオミも笑顔で飲み物の用意に取りかかる・・・
 同じ頃、『Milk Dipper』でも良太郎と愛理、少女ハナ、尾崎と三浦がささやかなクリスマスパーティーの真っ最中。サンタとトナカイに扮した三浦と尾崎のカラオケに合いの手を入れつつも、良太郎は笑顔の愛理を見て、以前姉と二人で例の懐中時計を買ったときの記憶を思い出す。良太郎が一人で選んだ懐中時計はやっぱり愛理へのプレゼントだったのではと言うハナだが、8月であることが良太郎には引っかかる。結婚式に合わせたのではとのハナの言葉にも、結婚式は良太郎が高校を卒業した4月か5月にする予定だったと良太郎は言う。と、ここで新たな矛盾に気付く二人。良太郎の記憶では、桜井が失踪したのは結婚式の1ヶ月前。だが、それが2007年1月10日ということは、結婚式は2月の予定だった・・・?

 グラウンドのスタンドに一人佇み、新たな自分の記憶の矛盾に悩む良太郎。が、そこへアルビノレオイマジンを引き連れたカイが現れた。「おまえ過去へ行きたいって顔してるよなぁ、俺はおまえの抜け落ちた記憶を知りたいって気がする」カイは良太郎の身体にいきなり片手を突っ込んで過去の記憶を探り、何かを見つけ出す。「なるほど、そゆことか。消さなきゃいけないのはアレ、桜井侑斗じゃないな」そこへ侑斗が駆け付けるが、カイはカレンダーノートを開いて2007年1月10日を選ぶと、自分の過去の扉を開いてアルビノレオイマジンを過去へと飛ばしてしまう。すかさずチケットをかざす侑斗を蹴り飛ばしたカイは嗤う。「ずっと騙してくれて、ホント最高って気がするよ」困惑する良太郎に侑斗が明かした真相。桜井が過去の時間を逃げ回っているのは、実は本当の"分岐点の鍵"を隠すための囮。故に良太郎にも迂闊に明かせなかったのだ。そして、その本当の"分岐点の鍵"とは実は愛理だった!

 再び2007年1月10日。歩道を歩く愛理の前にカイが現れ、砂となって消え去ると同時にアルビノレオイマジンが実体化した。だが、愛理は怖がる様子も見せず毅然と対峙する。そこへデンライナーとゼロライナーが駆け付け、良太郎と侑斗が立ち塞がる。二人は電王ライナーフォームとゼロノス・ゼロフォームに変身して立ち向かうが、アルビノレオイマジンは圧倒的な強さで二人を翻弄する。と、そこへマシンゼロホーンに乗って桜井が駆け付けた。彼が纏うインバネスの下にはゼロノスの変身ベルトが! 桜井はゼロノス・アルタイルフォームに変身し、ゼロフォームと連携して反撃、最後は電王がフルスロットルブレイクでアルビノレオイマジンを撃破した!
 良太郎は桜井に問い質そうとするが、桜井は何も言わずマシンゼロホーンに乗って去ってしまう・・・

 デンライナーの食堂車に招かれた過去の愛理。オーナーから渡されたキャンドルを手に良太郎と侑斗に歩み寄った彼女は、二人が別の時間から来た存在であることを見抜く。外では扉に貼り付いて様子を窺うモモタロスたちも驚くが、リュウタロスだけ一人で拗ねたように壁に背中を預けている。
 愛理はすべてを知っていて、この状況も予期していた。かつて、一緒に夜空を眺めていた桜井と彼女の前にゼロライナーが現れたのを機に、桜井は未来を守るべくゼロノスとなった。そして彼女も・・・「消えた未来をもう一度私たちの時間に繋げないと・・・未来も、過去も、今も。時間は人がちょっとずつ刻んでいく大切な記憶だから」愛理はそう言うと、沢山辛い思いをさせてると侑斗と良太郎に頭を下げる。良太郎を心配する愛理の言葉に良太郎は「仲間がいるから」と力強く答え、外ではモモタロスたちが思わずもらい泣き。そして、愛理はキャンドルを起き、あの湖で下ろすよう二人に頼む。それは実際にあったことであり、必要なこと。「いつか未来が守られたとき、そこにきっと・・・だから、今は忘れなきゃ。侑斗が待ってるから」侑斗はそんな愛理に一輪の白い花を手渡すのだった。

 そして再び例の湖。崩壊していく世界と消失する愛理――――――
 元に戻った湖に浮かぶボートの中に残された懐中時計――――――
 湖畔に佇む愛理の手の中で舞い散っていく白い花びら――――――
 その彼女の姿を遠くに見ながら、帽子とインバネスを纏った桜井は懐中時計を手に去っていく――――――
 そして、湖畔に佇む愛理に駆け寄る良太郎――――――

 夜、店で一人飾られたクリスマスツリーと望遠鏡を見上げる愛理。その傍らに一片の白い花びらが・・・

 その頃、無数のイマジンのエネルギー体が蠢く夜空に向かって、いつになく怒りをみなぎらせるカイが吠えていた。「最悪って気がするよ・・・本っ当に最悪だ」絶叫と共に無数のエネルギー体を自分の身体の中に受け入れるカイ。そして、地面から夥しい数のモールイマジンが姿を現す――――――


□□□□□□


 実は愛理こそが"分岐点"の鍵だった! という衝撃の今回。そればかりか、愛理は桜井共々"時間"を巡るイマジンとの知られざる戦いの存在をすでに知っていたようです。
 桜井と愛理は夜空の星を二人で眺めていた時にゼロライナーに遭遇し、それをきっかけにイマジンによる未来の消滅という危機に立ち向かう決意をしたようです。となると、二人にゼロライナーを託して未来を守るための戦いを要請した人物がいるのか・・・?
 桜井はゼロノスとなってカイの魔の手に立ち向かうも、例の湖での戦いで敗北を喫し、それをきっかけに一度は2007年の世界はイマジンの未来と繋がって崩壊し、愛理が消滅。しかし、それは何らかの理由によってリセットされ、復活した愛理は桜井に関する記憶を失います。それはまるで"分岐点"の鍵たる自分自身の存在を隠すかのように・・・そして、桜井は過去の自分にイマジンとの戦いを託し、自ら"分岐点"の鍵を装い囮となって過去の時間を彷徨っていたというわけです。桜井にとって、"分岐点"の鍵を守ることは未来を守ることであり、何より自分の恋人たる愛理を守ることなのでしょうね。
 そして、同時に明かされたデネブと桜井の馴れ初め(笑)イマジンでありながら、一人で戦う桜井の悲壮な決意に心を打たれて味方になったという辺り、キンタロスを凌ぐ浪花節野郎じゃないか(笑)桜井から託された役割を最後まで全うしようとするデネブと、それを自分なりに受け止める侑斗の姿は微笑ましくも頼もしいですが、「懐いちゃおうかなぁ」とか言いながらあんまりくっつくとまた腐○子にいらん燃料を(ry
 さらに今回、強敵アルビノレオイマジンに苦戦する電王とゼロノス・ゼロフォームの前に現れた桜井は、カイに真相を知られたことでもう逃げ回る理由がないとみたのか、自らゼロノス・アルタイルフォームとなって加勢! まさかの赤と緑のゼロノスの共演ですが、絶妙のコンビネーションでイマジンの火球攻撃を避けたのはいいけど、電王に当たってるじゃん(笑)ってあれ? 侑斗と桜井がそれぞれ変身ベルトを持っているということは、ゼロノスの変身ベルトは2つあるのか? しかし、今回も桜井の配役は明かされず。残り3話だってのにまだ引っ張るのか(苦笑)

 2007年の現在に未来を繋ぐため、そのきっかけを作るため、自らあの湖へと赴く過去の愛理の毅然とした決意。その彼女に侑斗が託した一輪の花が、以前の回想の映像で湖に立つ彼女の周囲に舞っていた雪のような花びらに繋がるとは実に巧妙な演出ですね。果たして、今の愛理はいずれ訪れる終焉の時、記憶を取り戻してかつてのように笑ってくれるのでしょうか。

 しかし、壮大なパズルのピースはまだ埋まっていません。桜井と愛理を巡る謎はある程度見えてきましたが、良太郎の抜け落ちた記憶の真相はまだ不明どころか、桜井と愛理の結婚式の日付という新たな矛盾が・・・
 良太郎の記憶では、桜井が失踪したのは結婚式の1ヶ月前ということですが、それなら結婚式は2月のはず。が、良太郎が認識していた結婚式の予定は自分の高校卒業後、つまり4~5月頃で、桜井の失踪から3~4ヶ月もの開きがあることになります。この日付の矛盾は一体何を意味するのか? 少なくとも2007年1月10日の出来事は事実として時間の流れに記録されているようですから、やはり良太郎の方に記憶操作じみた何かがあるということか・・・

 一方、今の今まで桜井に振り回されてきたカイはいよいよブチ切れ寸前? そして大量のエネルギー体を自分自身に取り込んで繰り出してきたのは、平成仮面ライダー終盤のお約束の一つ、雑魚イマジン大量発生!?
 それにしても、アルビノレオイマジンに「酷くなってるぞ」とツッコまれるほど極端なカイの忘れっぽさですが、もしかして自分で過去への扉を開く能力の弊害なんでしょうかね。この調子ではあの湖での出来事も今は覚えてないんだろうなぁ・・・

 今回は引き立て役だったモモタロスたち。クリスマスツリーに吊された短冊に踊る罵詈雑言の数々が如何にも彼ららしいというか(笑)しかし、こんなささやかなシーンもいずれ訪れる悲劇的な最終回への布石なんだろうなぁ・・・愛理と良太郎たちの会話をモモタロスたちが盗み聞きする中、一人だけ壁の花になって拗ねてるリュウタロスが可愛らしい(笑)
 そして年明けの次回、キンタロスに涙の別れの予感!? まさか残り3回で櫛の歯が欠けるみたいにモモタロスたちが消えていくなんて展開じゃないだろうなぁ(汗)






Last updated  2007.12.24 22:34:24
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2007.12.16
 今日は朝から野暮用で徳島まで出張っていたので、電王は録画でチェックです。

【第45話  甦る空白の一日】

『Milk Dipper』の店内でクリスマスの飾り付けをする途中、高所作業中についうっかり床に引っ繰り返ってしまった良太郎。オーナメント塗れになった自分を見て屈託のない笑い声を上げる愛理を見た良太郎は、かつて桜井が同じ事をしたときにも同じように笑っていた彼女の姿を思い出す・・・桜井がいなくなってからもう1年になろうとしていた。
 その時、宅配便で店に届いた1個の荷物。それは良太郎が自分宛に送ったものだったが、良太郎は身に覚えがない。梱包を開けてみると、そこには良太郎が持っている桜井の懐中時計とそっくり同じ物が入っていた・・・

 街の雑踏を彷徨するカイ。良太郎の抜け落ちた記憶を探ろうとする彼はいつに飛べばいいかと考え、通りかかったサラリーマンの男性の過去の扉をいきなり開くが、狙えそうな過去がないと見るや弊履の如く放り出し、アマリリスを口ずさみながら彷徨い続ける・・・

 公園のベンチで2つの懐中時計を見比べる良太郎と少女ハナ。送られてきた時計には裏の"The past should give us hope."(過去が希望をくれる)の文字がなかった。そして、過去を彷徨う桜井も同じ時計を持っている。つまり、まったく同じ懐中時計が3つ存在することに・・・送り状の文字は確かに自分が書いたもので、そこから良太郎は自分と愛理がこの時計を買った時計店を思い出す。去年、桜井との結婚が決まってすぐの頃、買い出しの途中だった愛理は店で懐中時計を見つけ、"新しい家族の時間を刻んでいく"という想いを込めて桜井と二人で1つずつ持とうと考えたのだ。結局予算不足で時計は1個しか買えず、良太郎と愛理からのプレゼントとして桜井に渡したのだった・・・オーナーが言っていた"何か重大なことが抜け落ちている"というのはこれのことなのだろうか?

 デンライナーの食堂車ではモモタロスたちとナオミが大はしゃぎでクリスマスの飾り付けの真っ最中。そんな中、良太郎が何かを忘れているということについて考えを巡らせるウラタロスとキンタロスだが、モモタロスは最後までとにかく戦うだけだと豪語する。そこへ何故か七夕の短冊を持ってくるリュウタロス。ナオミの勘違いを真に受けたらしい。が、リュウタロスの短冊に『モモタロスのあたまがよくなりますように』と書かれているのを見てモモタロスが怒ったのをきっかけにたちまち始まるイマジンたちの取っ組み合い。その喧噪を余所にナオミは『食堂車がずっと満員でありますように』と書いた短冊をクリスマスツリーに吊すのだった。

 懐中時計を買った時計店に赴いた良太郎とハナ。手違いで送るのが遅れたという店主曰く、去年愛理と一緒に買いに来た後、良太郎が一人で来店して来年の8月に同じ物を送ってほしいと頼んだらしい。しかも姉には内緒だと言い、何やら嬉しそうな顔だったという・・・だが、良太郎にはそんなことをした記憶はなかった。何かがおかしい。狭い範囲で自分の記憶が飛んでいる。「桜井さん失踪に関しては君の証言しかない。しかし、そのたった一つの証言が間違っているとしたら・・・?」オーナーの言葉を思い出した良太郎は、過去に行けば手掛かりが掴めるかもしれないと考えるが、チケットなしでの過去行きをオーナーが許可するはずがなく、侑斗に頼もうとする。
 一方その頃、先程の時計店で商品の在庫を気にしていた店主にイマジンのエネルギー体が憑依し、姿を現したスノーマンイマジンがやけに丁寧な言葉遣いで願いを要求してきた・・・

 ゼロライナーで過去に行けないかと侑斗に頼み込む良太郎だが、侑斗は頑として拒否。だが、どこか歯切れの悪いその態度に、良太郎は侑斗が何かを隠していると確信する。そんな二人の様子をデネブはハナと共にオロオロしながら見守る。と、そこへモモタロスからイマジン出現の報が!
 店主が止めるのも聞かず、街中でメリークリスマスと叫びながら在庫品の時計をバラ撒くスノーマンイマジン。店の在庫を全部捌きたいという店主の願いを強引に解釈して叶え、過去に飛ぼうとするが、駆け付けた電王ソードフォームに蹴っ飛ばされる。しかし、電王はその場にあったサンタクロースのバルーンを傷付けまいとするあまりスノーマンイマジンに翻弄されてしまい、その隙にスノーマンイマジンは過去へと飛んでしまう。電王のチケットが示した日付は2007年1月10日、何とそれは愛理が記憶をなくした日だった! だが、過去へ向かおうとする電王の前に侑斗が現れ、自分が行くと言って止めようとする。変身解除した良太郎は「何かあるなら僕は知りたい、どんなことでも」と制止を振り切り、デンライナーで過去へと向かう・・・

 2007年1月10日。時計店の倉庫で嵩む在庫に頭を抱えていた店主の身体から実体化したスノーマンイマジンは、桜井ではなく何故かこの時間の良太郎を探そうとする。そこへ現れる電王プラットフォーム。「君に用はないんですけどね」「僕もだよ。用があるのは君じゃない」「何だとこらぁ!」たちまち始まる戦闘。電王はライナーフォームとなって応戦するが追い込まれ気味。しかし、もう後がないと思われた所でデンカメンソードをウラロッドに合わせ、近付きすぎたスノーマンイマジンをフルスロットルブレイクで撃破! 息つく間もなく電王はマシンデンバードを駆って思い出の湖へと向かう・・・
 湖に辿り着いた良太郎とそこに追い付いた侑斗。そして、二人の目の前の湖畔ではゼロノス・アルタイルフォームがカイ率いるレオソルジャーたちと戦いを繰り広げていた。奮戦空しくレオソルジャーの攻撃に敗れて倒れ伏し、変身が解けたその正体は桜井! 思わず駆け寄ろうとする良太郎を止める侑斗。勝利を確信したカイは天に両手を向け、空を切り開いて異空間を現出させる! そこから放たれる凄まじいエネルギーと衝撃波、良太郎を庇って地面に倒れ込む侑斗、そのそばを走り抜けていくゼロライナー・・・頭を上げた良太郎が見たのは、湖面に立ち尽くす愛理の姿。良太郎の声に振り向いた彼女の口が動く。「未来は、きっと・・・」そして消えていく愛理と桜井・・・・・・

 ――――――気が付いたとき、良太郎と侑斗は辺り一面砂漠と化した荒野に立っていた。その砂漠の中で一人歓喜の笑い声を上げるカイ。過去を手に入れた、俺の世界だとはしゃぐその姿が意味するものは・・・?


□□□□□□

 世間はクリスマス間近ってことで、電王もこの時期恒例のクリスマスモード。デンライナーもすっかりクリスマス一色ですが、先輩に気遣いできるようになったのかと思いきや『モモタロスのあたまがよくなりますように』などと短冊に書いてるリュウタロスヒドすぎ(爆)しかし、そんな中でもモモタロスたちがいずれ消えるであろうことを考えると、ナオミが短冊に書いた『食堂車がずっと満員でありますように』という言葉が何だか重いなぁ・・・

 さて、これまで電王の物語における大きな謎、そして起点となってきた桜井侑斗の失踪と愛理の記憶喪失。その真相がいよいよ明かされることになりそうです。
 今回明らかになった時系列をちょっと整理してみると・・・

2006年某日、愛理と良太郎、時計店で懐中時計を買い、桜井に贈る
 ↓
後日、良太郎は一人で再び来店、姉には内緒で同じ懐中時計を2007年の8月に自分宛に送るよう依頼
 ↓
2007年1月10日、桜井侑斗、失踪。愛理、桜井の記憶を喪失

 この中で、今の良太郎には後日一人で懐中時計を買ったという記憶がないようです。しかも、何やら嬉しそうな様子で、姉には内緒で自分で自分宛に送るというどこか謎めいた行動です。単純に推測してみると、姉と一緒に店を訪れたときに予算不足で1個しか買えなかった時計を自分のバイトか何かで買い、桜井と二人で1つずつ時計を持ちたいという姉の望みをこっそり叶えようとしたようにも見えます。しかし、何故その記憶が良太郎から消えているのか・・・?
 そんな中、イマジンの暗躍をきっかけに偶然にも開かれた2007年1月10日への道。しかし、侑斗はやはり何かを知っているのか、過去に向かおうとする良太郎を止めようとします。それを振り切って過去に飛び、イマジンを倒した良太郎が思い出の湖で目の当たりにした衝撃の光景・・・それは、ゼロノスに変身した桜井がカイ率いるレオソルジャーたちに敗れ、カイが天空に次元の隙間を開き、湖畔に立ち尽くしていた愛理の姿が消え去って、一面荒涼とした"カイの望む未来の世界"が現出する様だったのです。
 しかし、カイの望む荒れ果てた未来と繋がったはずの2007年の現在は、今も何ら変わりなく穏やかです。桜井が失踪し、愛理が記憶を失っているのを除けば・・・・・・これの意味するところはつまり、2007年の現在とカイの望む未来は何らかの理由で分断されてリセットされたということでしょうか? 
 さらに明らかになったのは、この事件に愛理が深く関わっているかもしれないという点。愛理が桜井の記憶を失ったのは、彼が消えたショックから自ら記憶を封印したものと思われてきましたが、どうやらそうではないようです。そして、次回予告ではアルビノレオイマジンと対峙する愛理の姿が・・・もしかして、本当の"分岐点の鍵"は良太郎ではなく愛理?

 噛ませ犬となってしまった今回の敵イマジンは雪ダルマがモチーフのスノーマンイマジン。とうとうネタ切れしたのかついに初の非生物系イマジンですよ(笑)肩から生えてる角を見たときはトナカイイマジンだと思ったんだがなぁ(爆)ちなみに、元ネタの『スノーマン』はイギリスのレイモンド・ブリッグズが描いた有名な絵本でしょうか。一見紳士的なようで急に横暴になる裏表の激しい性格みたいで、良太郎に「君に用はないんですけどね」と言ったら「僕もだよ」と逆に言い返されて「何だとこらぁ!」と逆ギレしてたのが面白い(笑)
 それにしても、スノーマンイマジンとの戦いでは一見押されているように見えた電王ライナーフォームでしたが、追い詰められたかと思いきやフルスロットルブレイクで逆に一蹴! 良太郎がやられるフリをして相手が自分の間合いに入るのを待っていたとしたらなかなか戦上手じゃありませんか。今回はウラロッドを使っての必殺技でしたが、良太郎にとっては何でも"電車斬り"なのか(笑)まだ出ていないキンアックスとリュウガンでの必殺技はどんな感じになるんでしょうね。

 次回はこれまで帽子とインバネスに隠されてきた桜井の素顔がいよいよ明らかになるのでしょうか。






Last updated  2007.12.17 21:50:02
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2007.12.09
 今日の電王は夜勤帰りの朝にリアルタイムでチェック。今日のOPのサビはリュウタロス版ですが、予想通りというかあまり変わり映えしませんでしたね(笑)

【第44話  決意のシングルアクション】

 一緒に戦わないという良太郎の言葉に怒りを露わにするモモタロス。戦うことがモモタロスたちを消すことになる、自分で自分を消す戦いなどしていいはずがないと良太郎は言うが、モモタロスは格好良く戦えればそれでいい、俺たちの時間が消えるとかどうとかに興味などないと言い放つ。見かねたリュウタロスが僕はいいよねと声をかけるが、同じく良太郎に拒否されてショックを受ける。怒り心頭に発したモモタロスは思わず掴みかかろうとしてウラタロスとキンタロスに制される・・・

 やがて、デンライナーは時の荒野のターミナルに到着。ウラタロスとキンタロスは気分転換を図ろうとモモタロスを外に連れ出すが、憤懣やるかたないモモタロスは何処かへ行ってしまう。一方、まだ落ち込んでいるリュウタロスも一人別行動を取る。良太郎たちの問題に首を突っ込む気のない侑斗はデネブと共にデンライナーを降りてターミナルに入るが、時間潰しとばかりにはしゃぐデネブに連れ回されることに・・・そんな中、デンライナーに取り付いていたアルマジロイマジンは、ターミナルで暴れる方が面白いと内部に潜り込んでいく。
 その頃、アルビノレオイマジンを従えたカイは疑問に頭を悩ませていた。桜井侑斗を消せばこの時間が自分たちの未来に繋がるはず、だが何かが妙。何か大事なものが抜け落ちているような・・・
 ターミナルの中は風景がコロコロ入れ替わる不思議空間。その中を良太郎は一人彷徨う・・・一方、ターミナルのショッピングモールで駅長グッズの数々にはしゃぐデネブを尻目に、侑斗は愛理の絵を見ていたリュウタロスに声をかける。僕のことをいらなくなったのかなと呟くリュウタロスに侑斗は「逆だろ」と言う。「逆だから、あいつもどうしていいかわかんないんだ」
 一方、一人2007年に戻った少女ハナは『Milk Dipper』を訪ねていた。大嫌いなはずの奴らなのに、いなくなった方がいいはずなのに、今のまま変わってほしくない・・・そんな葛藤に悩むハナに、愛理はもうその人たちが大好きになっているのだろうと言う。「変わってほしくないって思うくらい、その人たちとの今が大切になってるのよね・・・だから、辛いわね」

 遊具のある公園となったターミナル内で、敵イマジンの気配を察するウラタロスとキンタロス。「良太郎がどう言おうと俺は戦いをやめる気はないで。俺の命はとっくに良太郎に預けとる」と言うキンタロスに「僕はキンちゃんみたいな浪花節は似合わないから」とおどけるウラタロス。そして二人は姿を現したアルマジロイマジンに立ち向かっていく。しかし、鉄球を振り回し、自ら球状になって襲ってくるアルマジロイマジンに苦戦・・・
 イマジンが暴れ出して騒然となるターミナル内。来場者たちが避難する中、現場に駆け付けようとする良太郎の前にモモタロスが立ち塞がった。あくまで自分一人で戦おうとする良太郎に対し、モモタロスは自分の剣を投げ渡して俺に一発でも打ち込んでみろと迫る。電王プラットフォームに変身した良太郎は躊躇いつつも剣を手にモモタロスに挑む・・・一方、やたら頑丈なアルマジロイマジンに苦戦するウラタロスとキンタロスに、銃を手にしたリュウタロスが加勢するが、まだ劣勢を挽回できない。
 何度斬りかかってもモモタロスに投げ飛ばされるばかりの電王プラットフォーム。やはり良太郎の力だけではイマジンには勝てない。二度と一人で戦うなんて言うなとのモモタロスの声に嫌だと言い、座り込んだまま変身解除した良太郎は泣きじゃくる。モモタロスたちが消えるかもしれないのに戦わせるなんてできない、だが、自分はこの時間を守るため戦うことに何の迷いもない。モモタロスが消えるのは嫌なのに・・・そんな矛盾に悩む良太郎の横に座ったモモタロスは迷う必要なんかないと言う。「ただまぁ、ちょっとでも守りたいと思うとしたらよ、今ってやつだ」良太郎がもし倒れれば自分たちも道連れ、だから戦わせろとモモタロスは言い、立ち上がって良太郎に手を差し出す。その言葉に意を決した良太郎は彼の手をしっかりと掴んで立ち上がった!

 海沿いの公園となったターミナル内で、アルマジロイマジンに苦戦するウラタロス、キンタロス、リュウタロス。だが、そこへ駆け付けた良太郎とモモタロスが後ろからアルマジロイマジンを蹴り倒してウラタロスたちと合流、これからも一緒に戦ってくれるという良太郎に一同は喜んで頷く。良太郎は電王ソードフォームに変身!
「俺、参上! いいか何とか野郎、今日の俺は始まる前からクライマックスだぜ!」電王ソードフォームはデンガッシャー・ソードモードで一方的にアルマジロイマジンに斬り付けるとウラタロスに交代し、ロッドフォームが長柄でイマジンを攻める。続けてキンタロスに替わってアックスフォームとなり、アルマジロイマジンの鉄球を受け止めて逆に引き千切って投げ返すと、リュウタロスが憑依してガンフォームとなって連射でアルマジロイマジンを痛め付ける。そして最後は全員が結集してクライマックスフォームに変身しイマジンを圧倒する。「バカな、何で急に!? 俺の方が強いのに!」「バーカ、どっちが強いかじゃねえ、戦いってのはな、ノリのいい方が勝つんだよ!」そして、最後はデンガッシャーを振るって"俺たちの必殺技クライマックスバージョン"でアルマジロイマジンを成敗した!

 戦い終えてターミナルを後にするデンライナーを安堵しつつ見送る侑斗。一方、デネブは大量の駅長グッズを身に付けてすっかりご満悦・・・
 デンライナーの食堂車ではナオミとハナがご馳走を用意し、良太郎たち一同は揃って乾杯。そんな中、駅長とのチャーハン対決がイマジン騒ぎで延期になったのが微妙に不満らしいオーナーは良太郎に「これからですよ良太郎君、本当の戦いはこれからです・・・」と意味深に言い残して出て行く。はしゃぐモモタロスたちを尻目に、良太郎は一人真剣な表情で何かを思う・・・

 その頃、カイはようやく結論に行き着いて不気味な笑い声を上げていた。「やられたよアレに、桜井侑斗にさぁ・・・やっぱり足りないんだ、最初にこの時間に来たときから一つだけ抜け落ちてるものがある・・・野上良太郎、おまえの記憶だ」

□□□□□□

 今回の舞台は時のターミナルの内部。定期的に情景がコロコロ転換する異世界と化していましたが、複数のターミナルを有しているだけに様々な時間が混在するポイントだからでしょうか。ロケ場所がJRの施設だったせいか新幹線らしき車両の姿もあり、デンライナーやゼロライナーだけではない様々な時の列車が行き交う場所としての雰囲気が出ていたように思います。
 それにしてもあの駅長グッズの数々、そんなに需要あるのか? つか、前回の"神のスプーン"以上に美術スタッフ悪のりしすぎ(苦笑)

 未来が繋がらなければイマジンは消えるという秘められた結末を知り、モモタロスたちが消えるような戦いはできないと彼らとの共闘を拒否しようとした良太郎。いつもは迷惑かけられたり嫌な奴だったりしても、自分にとっては今やかけがえのない奴ら。でも、自分が戦って未来を守れば彼らは消えてしまう。だけど自分は戦いをやめる気はない・・・そんな葛藤に陥ってしまった良太郎の恐れの理由は、今やすっかり日常の一部になってしまったモモタロスたちとの"今"を失いたくないがためでした。
 しかし、そんな良太郎との"今"という時間を守りたいと思っているのはモモタロスたちとて同じでした。そういえば、良太郎に拒絶されて一人で拗ねてたリュウタロスですが、自分が描いた愛理の絵を眺めていた辺り、彼も本当は消えてしまいたくないのでしょうね。イマジンによって自分のいた時間を奪われ、イマジンを嫌っていたハナにとっても、今やモモタロスたちとの日常はかけがえのないものになっているようです。
 かくて、悩みながらアルマジロイマジンとの戦いに赴こうとした良太郎の前に敢えて自ら壁として立ち塞がってみせた"漢"なモモタロス。結局、非力な良太郎はモモタロスに一撃も見舞うことはできませんでしたが、彼らもまた自分と同じ気持ちなのだと理解したようです。前にも書きましたが、イマジンの力を使おうが使うまいが、戦いの末に今を守ればイマジンの未来とは繋がらない=イマジンが消えるという結末に変わりはないわけで、要は良太郎にそれを受け入れる覚悟があるかどうかなわけです。まぁ今回の一件だけで良太郎がその覚悟をできたわけではないのでしょうが・・・
 何はともあれ、サシで殴り合って和解するというどっかの青春映画みたいな展開を経て再び友情を取り戻した良太郎とモモタロスなのでした。最後のクライマックスフォームも余計な小細工なしに真にみんなの心が一つとなった現れなのでしょう。改めて心を一つにした彼らの前に一方的にフルボッコされるアルマジロイマジンが何だか可哀想に見えましたよ(笑)こりゃ女性型イマジンじゃ弱い者イジメに見える懸念があるわけだよ(爆)


 ・・・しかし、そこに俄に立ち込める暗雲。悩みに悩んだカイがようやく思い出した重要な事実、それは他ならぬ野上良太郎の中にある記憶の欠落!? そして次回、時のチケットが桜井侑斗の失踪したその日に繋がるとき、その秘密はついに明かされる・・・?






Last updated  2007.12.11 20:39:34
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2007.12.02
 東映TVの電王公式サイトに、最終回までの残り話数が出ました。現時点で残り6話ということは全49話? 50話? つか、残り6話で本当に全部片付くんだろうな?(笑)というわけで今週の電王は録画でチェックです。
 気になっていたOP曲は『♪えーやん、えーやん、スゴいやん!』と予想通りキンタロスの関西弁でしたねぇ(笑)

【第43話  サムシング・ミッシング】

 良太郎からオーナー経由で"分岐点"について問い合わせを受けたターミナルの駅長がデンライナーに持参した大きなアタッシュケース。一同が注目する中開けられたその中に入っていたのは・・・眩く輝く数々の黄金のスプーンセット!? "その一匙がチョモランマをも制するという神のスプーンフルセット"に一人で感激するオーナーを尻目に、すっかりシラケて席に戻るモモタロスたちであった・・・
 しかし、改めて良太郎に"分岐点"について問われた駅長は答える。「サービスとして結論を先に申し上げますと・・・桜井侑斗なる人物を"分岐点の鍵"とするのは疑問があります」

 アルビノレオイマジンを従え、ビルの屋上で一人愚痴るカイ。桜井侑斗一人を消すのに手間取っていることに不満たらたらのカイだが、「時間を変えるなんて簡単なんだけどなぁ」と呟くと、ある家にクリスマスプレゼントを手にした家人が入っていくのを見つけ、カレンダーノートから2006年12月17日のページを探して手でなぞる。するとその家は一瞬で燃え上がって瓦礫と化してしまった・・・
「"分岐点"さえ繋がれば、後は俺たちの自由だ」そう言ってビルの屋上から身を投げたカイを、同じく飛び降りたアルビノレオイマジンが空中で受け止める。そして、新たなイマジンのエネルギー体が犠牲者を求めて今日も飛び去っていく・・・

 デンライナーで駅長の答えを吟味する良太郎とオーナー。桜井が"分岐点の鍵"ではないなら、自身の存在を消してしまうゼロノスに矛盾はなくなるが、それだと桜井が時間の中を逃げ回る理由がわからない。桜井が失踪した前後に何かあったのではないか、そう考えたオーナーは例のスプーンセットを弄りつつ、良太郎にかねてから抱いていた疑問をぶつける。
 桜井の失踪も、その後の姉の記憶喪失も、実は良太郎の証言しか証明するものがない。良太郎は他のみんなは記憶が消えているからと言うが、オーナーはそこに疑問を呈する。「そう・・・しかし、そのたった一つの証言が間違っているとしたら?」驚く良太郎を尻目にオーナーは呟く。「どうも妙ですよ・・・何か重大なことが抜け落ちているような・・・」
 川の土手に座りながら考え込む良太郎と少女ハナ。確かに桜井のことに関しては自分の証言しかないのだが、良太郎には自分が間違っているという認識はない。そこへ幻影のモモタロスが鍛錬を持ちかけるが、割り込まれて起こったハナに蹴っ飛ばされる・・・
 一方、土管の並ぶ空き地にゼロライナーを停めて休息中の侑斗とデネブ。自分の記憶をなくしながらもコーヒーのレシピを完成させようとする愛理の言葉を思い起こしている侑斗に、デネブは焼き芋を手渡しつつ自分も何があっても最後まで侑斗と一緒に戦うと決意を新たにする。が、そこへ現れた子供たちに声をかけられ、デネブがまた自分に憑依してキャンディを配っていたことに気付いた侑斗は、愛想笑いで子供たちを撒きつつデネブにプロレスでお仕置きを・・・

 そんな中、街の片隅でチンピラの大崎がアルマジロイマジンに襲われていた。「痛~い斬り方と痛くない斬り方、どっちがいい?」「・・・痛くない方で」「わかりました~痛くない方の斬り方・・・なんてあるわけねーだろうが!」漫才みたいなやり取りをしつつ、暴力団と縁を切りたいという大崎の願いを勝手に解釈して彼に斬り付けようとするアルマジロイマジン。そこへ状況を察したモモタロスが憑依した良太郎がハナと共に駆け付けるが、アルマジロイマジンは大崎の過去へと飛んでしまう。過去へ向かおうとした良太郎とハナの前に、アルビノレオイマジンを従えたカイが現れて忌々しげに言う。「おまえさ、ずっとそれにくっついてるけど、いつまでも続かないってわかってる? イマジンの時間がこの時間に繋がらなかったら、おまえら根無し草みたいな奴らはヤッバいんじゃないかなぁ?」良太郎=モモタロスは相手にしようとしないが、カイは続ける。「そうだ、イマジンはみんな消える。消えるんだよ、こんな風に」カイは指を鳴らし、近くのビルを消滅させてみせる。それに驚いて元に戻った良太郎は幻影のモモタロスに触れようとするが、幻影は砂と化してしまう。動揺する良太郎にカイは笑いながら言う。「過去がない未来は存在できない。この時間が手に入らないなら消えるしかないだろ?」
 そこへデンライナーが到着し、良太郎は過去へと向かうが、車内で良太郎はモモタロスたちにカイの言葉について問う。モモタロスたちは曖昧にはぐらかすが、自分たちの時間を守ればモモタロスたちが消えるという事実に良太郎の動揺は消えない・・・

 2006年6月25日。街の路地でヤクザにぶっ飛ばされていた大崎の身体からアルマジロイマジンが実体化し、ヤクザたちを蹴散らして暴れ始める。そこへ到着した良太郎は電王ライナーフォームに変身してアルマジロイマジンと戦うが、戦えばモモタロスたちは消える、でも戦わなければ他の人々が消えるという矛盾に悩んで力が出せない。そして、電王は何を思ったかデンカメンソードを置いて素手でイマジンに立ち向かっていく。無論、良太郎の力では歯が立つはずもなく、鉄球とカギ爪を操るアルマジロイマジンに一方的に痛め付けられてしまう。アルマジロイマジンは偶然その場にいた桜井もろとも電王に一撃を食らわそうとするが、そこへゼロノス・ゼロフォームが駆け付ける。が、ゼロノスが助けたのは桜井ではなく電王・・・? そして、桜井は一人立ち去っていく・・・2007年の現代でそれに気付いたカイは首を傾げる。「何でアレより野上を?」
 デネビックバスターを撃ちまくるゼロノスだがアルマジロイマジンには通じない。ゼロノスは自分が隙を作って電王にデンカメンソードで必殺技を撃たせようとするが、電王は何故か必殺技を使わずにイマジンに挑んで逆に叩きのめされてしまう。そこへ間一髪でデンライナーが到着して二人を救出するが・・・

 デンライナーに戻ったボロボロの良太郎に、自分たちを無視して戦おうとしたことを怒るモモタロス。だが、良太郎は硬い表情で言う。「一緒に戦うわけにはいかないと思った」思わぬ言葉に気色ばむモモタロスに良太郎は続ける。「一緒に戦わないって言った・・・願いを言えばモモタロスたちは僕から出て行けるよね?」「てめぇ・・・!?」周囲が唖然とする中、良太郎とモモタロスは一触即発で睨み合う・・・
 その頃、時の荒野を走るデンライナーの外にアルマジロイマジンが貼り付いて隙を窺っていた――――――


□□□□□□

 駅長が持ってきた大仰なアタッシュケースの中身。眩い光の中から現れる"分岐点"の謎とは・・・・・・と思いきや、出てきたのはやたら豪華でヘンテコな形ばかりのスプーンのセットでした。

 いやもう大山鳴動して鼠一匹というか・・・・・・続きが気にならざるを得ないヒキで1週間引っ張っておいて「実は全然本編とは関係ないネタでしたぁテヘ♪」って何だそれはぁ!?(笑)
 ま、ある意味電王らしいといえばらしいですが(爆)

 さて、今回明らかになった(というか恐らく視聴者ですら今の今まで気付いていなかったであろう)、電王の物語が行き着く帰結。それは即ち、"良太郎たちによって未来が守られる"="2007年の現在とイマジンの未来は繋がらない"="未来から来た存在であるイマジンは存在基盤を失って消える"ということ。それは良太郎側のモモタロスたち4人も例外ではありません。モモタロスたちはどうやらそれを承知の上で良太郎に協力してきたようですが、それは逆に言えば、"自らの消滅を覚悟した上で戦う"という意味では侑斗&デネブと同じ。そんな重大な事実を認識してしまった良太郎の行動と決断が今回のキモになるようです。
 思えばほんの些細な偶然によってモモタロスたち4人のイマジンと出会った良太郎。超個性的な彼らに色々振り回されはしたけれど、電王として様々な苦難を乗り越えつつ共に敵イマジンと戦ってきた仲間であり、自分が行う戦いの帰結としてそれを失うというのは良太郎にとっては耐えられないことでしょう。しかし、かといって戦いをやめれば他の人々がイマジンの破壊行為によって時間から消えてしまうわけで、かつてその様を2度(ピアノの男性と侑斗)も目にした良太郎にはそれもできない選択・・・・・・かつて侑斗が彼に言った「時の運行を守るのは人助けとは違う」という台詞にはこれほど重い意味が込められていたのですね。
 悩んだ末、良太郎は非力な自身を承知でモモタロスたちの力を借りずに戦おうとし、それが逆にモモタロスを怒らせて両者の間に隙間風を吹かせてしまうことに・・・とはいえ、例えモモタロスの力を借りずに戦いを続けたとしても結局は"未来が守られればイマジンは消える"という帰結に繋がることに変わりはないわけで、要は良太郎が如何にしてその運命を受け入れてそれでも敵イマジンとの戦いを全うする決断をするかに収斂するものと思われます。

 一方、これまで物語の大きな基点となってきた"桜井侑斗の失踪"ですが、ここにきてその事実自体に疑問が生じてきました。そのきっかけは、駅長の「桜井侑斗を"分岐点の鍵"とするのは疑問がある」という言葉と、かねてから桜井侑斗の失踪という事実の根拠に希薄さを感じていたらしいオーナーの言葉。"分岐点の鍵"であるためにカイの魔の手から逃げているはずの桜井が過去の自分にゼロノスとして戦いを促しているのは矛盾がある、しかし、もしそうでないとすれば何故彼は過去の時間を彷徨っているのか? いやそもそも、桜井は本当に良太郎の言うように"失踪"したのか? そしてさらに、過去の時間で桜井と電王=良太郎が揃って危機に瀕したとき、駆け付けたゼロノスが助けたのは桜井ではなく電王=良太郎だったという事実は何を意味するのか? これらの事実を総合すると、真の"分岐点の鍵"は桜井ではなく実は良太郎であり、何かのきっかけでそれを知り、同時にカイの暗躍を知った桜井は自分がいかにも"鍵"であるかのように振る舞って過去を彷徨い、カイの魔の手を引き付けているのではないか?という仮説を導き出すことができます。仮にそうであれば、カイはまんまとその陽動に引っかかって延々と"鍵"ではない人間を追い回してきた大マヌケということになりますね(笑)そして、良太郎が認識している"桜井侑斗の失踪"という事実は半分は事実ではなく、何らかの理由で良太郎の記憶から抜け落ちた真相が存在することになるのでしょう。
 ただこの場合、その良太郎が電王としてイマジンと戦うことになったのは桜井にとっては果たして可とすべきことだったのかという気がしてきます。

 何だか終始一人ツッコミ漫才みたいな言動が印象的な今回の敵イマジンはアルマジロイマジン。スーツ自体は『仮面ライダー剣』のボアアンデッド&バッファローアンデッドの改造流用だそうで。イメージの元である『ザ・アルマジロズ・ソング』って何だ?と思って調べてみたらボリビアの童話『The Armadillo's Song』だとか。どこからそんなマイナーなネタを発掘してきたんだスタッフ・・・(笑)ちなみにこの童話、歌を唄いたいと願ったアルマジロが自らの命を犠牲にしてその甲羅を使った楽器となり素晴らしい音楽を奏でるという内容だそうで、何だか電王の物語と通じる部分があるような気も・・・
 一方、カイに付き従っていたのはこれまた以前のレオイマジンを塗り替えただけのアルビノレオイマジン・・・レオソルジャーまでまた出てくるのか? ただし声優は前回とは違うようですが・・・






Last updated  2007.12.04 21:51:51
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2007.11.25
 小倉から帰ってきた直後にリアルタイムでチェックした今週の電王。ところで、前回から新しくなったOP曲は『♪いいじゃん、いいじゃん、スゴいじゃん』のサビが各4人分あるんですね。今回はウラタロスVer.でしたが、『♪いいね、いいね、スゴいね』は彼らしいと言えば彼らしいんだけどちょっと違和感が・・・次回はキンタロスかな? やっぱり関西弁だろうか(笑)

【第42話  想い出アップデート】

 オクトイマジンに襲われて倒れた侑斗は、デンライナーに担ぎ込まれてハンモックに寝かされていた。敵イマジンの目的が侑斗を連れてくるということは、まだ侑斗を覚えている人間が契約者ということになる。自分が侑斗に憑依したときに出会った女性と12時に待ち合わせの約束をしたことを明かしたデネブだが、悪いことしたなぁと頭を抱える。ウラタロスやキンタロスは少しでも侑斗を覚えている人を増やそうとしたデネブに同情するも、侑斗は怒り爆発。「戦いの度に忘れられるのなら何度だって覚えてもらえばいい」と言うデネブの言葉にも侑斗は反論する。「おまえはわかってない! 俺は決めたんだ! 関係ねえ奴を巻き込むな!」フラフラの身体で暴れる侑斗はナオミの注射で昏倒させられる・・・

 3時を過ぎてやっと約束の公園にやってきたデネブと良太郎。翔子はまだ侑斗を待っていたが、流石に自分が出るのはマズいと思ったデネブは良太郎を通じてウラタロスに手助けを頼む。ウラタロスが憑依した良太郎は侑斗の友人として翔子に近付くが、翔子は侑斗から借りたコートを自分で返したいからと言って帰ってしまう。彼女がすっかり侑斗に一目惚れしているのを見抜いたウラタロスは同時に、彼女が寝転んでいた場所に砂の跡があるのを見て彼女が敵イマジンの契約者だと気付く。
 翔子の願いは多分、一目惚れした王子様に会いたいということ。だが、それはあくまでデネブが憑依した侑斗。だが、侑斗はイマジンの契約者を見張るため、敢えてデネブの憑依を受けて翔子に近付くことにする。「どっちでも関係ない。カードを使えば忘れる」冷静に言い放つ侑斗・・・

 夜、波止場をうろつくオクトイマジンにカイが指示を出していた。契約がめんどくさいとかゼロノスを倒す方が楽だとかボヤくオクトイマジンには「契約は無効にならない。おまえはずっと契約者に縛り付けられる」と耳を貸さず、過去へ飛んで自分が教えてやった場所を壊しまくればそれでいいと促すカイ。それによってこの時間を自分たちの時間に繋げるために・・・

 翌日、デネブが憑依した侑斗は動物園で翔子と待ち合わせ。侑斗にコートを返した翔子は、そのまま彼を動物園デートに誘う。その様子を陰から見守る良太郎・・・最初はどうすればいいかわからず戸惑っては侑斗に叱咤されるデネブだったが、翔子の明るさにやがて打ち解け、二人で動物にエサをやったりウサギを抱いたりと楽しい一時を過ごす・・・
 侑斗とキャッチボールしながら、翔子は自分が身に付けているサナギを象ったブレスレットについて語る。かつて重い病気で入院していた彼女は、ある時病院の庭で蝶に羽化しないサナギを見つけた。蝶になれるとは限らない、でも蝶になろうとしているサナギに翔子は自分自身を重ね合わせる。「今日が終わったらそれで最後かもしれない、それでも今日を頑張ってる。蝶にならなくても頑張ってる! 多分、今日が終わって明日がなくても昨日は残るからかも・・・今日頑張れば昨日はいい日になるし。いい昨日ってつまり思い出だし。蝶よりも蝶になろうとしているサナギがいいっていうか、そうやって頑張ってるうちに明日って今日になってるのかなぁって」
 翔子の言葉に居たたまれなくなったデネブはわざと遠くにボールを投げてその隙にその場から逃げ出してしまう。毎日を大切に一生懸命生き、侑斗のこともあんなに好きになっている翔子、だが、侑斗がゼロノスカードを使えばすべて忘れてしまうだろう・・・侑斗から離れて頭を抱えるデネブに侑斗は言う。「忘れられる方だけ考えるなよ。忘れる方だって辛いんだ」

 その頃、侑斗を狙って現れたオクトイマジンの前に電王ロッドフォームが立ち塞がっていた。「デートの邪魔する前に僕に釣られてみる?」「断る」激闘を繰り広げる両者。しかし、電王はオクトイマジンの触手の破片で操られた無人のトラックに翻弄されまくり、最後はマンホールに逃げ込むハメに・・・「もう、僕こういうキャラじゃないんだから・・・」その隙にオクトイマジンは逃走。
 デネブが憑依していない状態で改めて翔子と向き合う侑斗。思わずくしゃみした彼女にマフラーをかけてやった侑斗は「ごめん、俺は忘れないから」とだけ呟く。と、そこへオクトイマジンが現れ、契約完了を宣言して翔子の過去へと飛んでしまった。チケットの日付は2006年11月15日。それは入院中の彼女が病院の庭でサナギを見つけた日だった。侑斗は翔子が見上げる前でゼロノス・ゼロフォームに変身。デネブもデネビックランチャーに変形して過去へと向かう・・・
 過去の時間。車椅子に乗って庭を散歩していた翔子の身体から実体化したオクトイマジンは、庭の一角に桜井の姿を見つけて狙いを定めるが、駆け付けたゼロノスが立ち塞がる。その間に桜井はまた立ち去っていく・・・
 車椅子の翔子が見つめる中、戦いを繰り広げるゼロノスとオクトイマジン。だが、オクトイマジンは触手でゼロノスのゼロガッシャーを操るなどやはり手強い。そこへ電王ライナーフォームが駆け付けて加勢し、怒濤の剣撃でオクトイマジンを追い詰める。そして、最後はゼロノスのバスターノヴァと電王の"電車斬り"が同時に炸裂してオクトイマジンを撃破! が、飛び散った触手の切れ端が時の線路に憑依してしまい、線路が蛇のようにのたうちながら暴走を始めてしまった。
 時の荒野を暴走する線路を追うデンライナーとゼロライナー。だが、暴走する線路は両者を翻弄しながら無限に増殖と分岐を繰り返し、最後には寄り集まって鉄のギガンデス・ハデスへと変貌してしまう。そこへ駆け付けたのは列車形態となったキングライナー! キングライナーはデンライナーとゼロライナーを収容・連結すると全火力を開放し、無数に分裂したギガンデス態を瞬く間に蹂躙したのだった。

 現代では、翔子はやはり侑斗の記憶をすべて失っていた。戻ってきた侑斗たちにも気付くことなく去っていく彼女に侑斗は無言で背を向ける。「俺がバカだった・・・自分の勝手で記憶を持たせて、結局あの子にも、侑斗にも・・・」「デネブ、俺は決めたんだ。だからおまえも・・・」悔やむデネブに声をかける侑斗。そんな彼を良太郎は『Milk Dipper』へと連れて行く。
 店では例の侑斗用レシピノートを手に尾崎・三浦コンビと談笑する愛理の姿が。愛理は自分がこのノートを作っていたことすら忘れているが、おぼろげながらもそれを完成させなければいけないと思っていた。玄関の外からその様子を見つめる侑斗に良太郎は言う。「オーナーが『人の記憶は強く脆い』って言ってたけど、僕は強いと思う・・・姉さんは思い出すよ」侑斗は何も言わず立ち去っていく・・・

 デンライナーに戻った良太郎を待っていたのはオーナーとターミナルの駅長だった。オーナー経由で"分岐点"について良太郎から問い合わせを受けた駅長は、何やら大袈裟なアタッシュケースを持参していた。「君も非常に興味深いと思いますよ~」一同が集まって覗き込む中、駅長はケースの鍵を開ける。すると、その中から眩い光が――――――


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 少しでも侑斗を覚えている人を増やしたいというデネブの一心から始まった今回のお話。結局、翔子も赤いゼロノスカードによって侑斗の記憶を食われてしまい、結果だけ見れば侑斗にとっては救いのない結末でした。クライマックスで過去の翔子がゼロノスの戦いを見つめていたのが何かの伏線になるのかと思いきや全然そんなこともなく、立ち尽くす侑斗の後ろですべてを忘れ去った彼女が楽しそうにはしゃぐ姿は何とも切ない・・・
 しかし、重い病気を乗り越え、「明日がなくとも今日を頑張って昨日をいいものにしていこう」という信念で明るく生きている翔子の姿は、他者に記憶されないが故に他者との繋がりから一歩引き続けている侑斗にとって未来への一つの示唆になるのかもしれません。

 改めて他者の中の自分の存在の記憶と向き合うことになった侑斗とデネブにスポットが当たる中、今回何だか割を食わされてた感があるウラタロス。デネブにはカメタロスとか呼ばれ、お得意の女性への接近も侑斗にベタ惚れな翔子には通じずプライドを少々傷付けられ、ならば二人の恋路を邪魔するタコ野郎を蹴っ飛ばそうとするも、相手が操る無人のトラックに翻弄されて最後はマンホールに逃げ込んで「僕こういうキャラじゃないんだから」とボヤくハメに・・・まぁ確かに以前ならこの手の三枚目はモモタロスの役割だった気はしますね(爆)

 触手の欠片で無機物を操るというオクトイマジンの能力が思わぬ形で生きた今回のクライマックス。ゼロノスのゼロガッシャーまで操ったばかりか、倒されたときに飛び散った触手が時の線路に取り付いて暴走し鉄のギガンデス・ハデスに変貌したのには驚かされましたが、それを問答無用の大火力で蹂躙するキングライナーはちょっと反則過ぎだな(笑)しかし結局、前回マシンデンバードが炎上ドボンしたのは伏線でも何でもなかったのね(爆)
 そして、例のターミナルの駅長がアタッシュケースに入れて持ってきた"分岐点"の真実とは・・・?


 次回、物語の鍵と思われた"桜井侑斗=分岐点の鍵"、いやそもそも桜井侑斗の失踪という事実自体に疑問符が? そして、カイが暴露する新たな事実によって何やら良太郎とモモタロスたちに隙間風の予感が・・・






Last updated  2007.11.28 21:43:14
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