2008.04.13

疾走! 激闘! 光と闇  キバ第12話

 毎年恒例のオロナミンCと仮面ライダーのコラボCMが今年のキバでも登場しました。今年のは渡(瀬戸康史)が自分の目標を宣言する子供たちを励ますというコンセプトのようで、昨年の電王(良太郎)バージョンと同様に子供の視点で作られている印象があります。
『仮面ライダー剣』の頃から始まったらしいこのオロナミンCのCMですが、管理人が一番気に入っているのは響鬼(ヒビキ)バージョンですかね(^^ゞ

【第12話  初ライブ・黄金のスピード】

 激闘の末にイクサの痛撃を食らって川に転落したキバ。一方、這々の体でイクサから逃れて人間体に戻ったスパイダーファンガイアこと糸矢僚は、川岸に打ち上げられて気絶しているキバを見つける。恐る恐る木の棒で突いてみるが反応がないと知った糸矢は喜びに小躍りしつつ石を持ち上げてトドメを刺そうとするが、キバが身じろぎしたのに驚いて慌てて逃げ出す。
 何とか起き上がったキバだったが、そのまま川原に倒れ込んで変身解除。しかし、渡は左肘にケガを負ってしまっていた・・・

 22年前、イクサとなってイヤーウイッグファンガイアを倒した次狼に、ゆりがイクサとなった理由を問い質すが次狼は答えない。ゆりは『カフェ・マル・ダムール』で母が設計したイクサは自分の物だと嶋に食ってかかるが、嶋はイクサは人類の物であり、それがわからない限りイクサは任せられないと取り合わない。完全に怒ったゆりは"素晴らしき青空の会"を辞めてやると豪語して席を蹴る。そこへ次狼が来店、ゆりはイクサを返すよう詰め寄るが次狼は拒否。ゆりは貴方の顔なんか見たくもないと叫んで店を出て行ってしまう。

 現在。トレーニングジムで汗を流す嶋にキバを倒したと報告する名護。そんな許可を出した覚えはないと呟く嶋だが、名護は後はファンガイアをすべて殲滅するのみと言い、"青空の会"の更なる拡大が必要だと提案する。さらにはいずれ自分が組織の長となり、ゆくゆくは世界のあり方を管理していくためと自らの野望を悠然と豪語する。嶋は「これはまた、大きく出たもんだな・・・」と意味深に呟くばかり・・・

 "イケメンズ"のアジトの廃工場で演奏の練習に励む健吾、渡、静香。しかし、渡は左肘のケガのせいで上手くベースを弾くことができず、初ライブを目前にした健吾は苛立ってしまう。
 公園の芝生で一休みする健吾と渡。左肘の不調を隠している渡に、友達なんだから何でも遠慮せずに言えと励ます健吾。そこへ何やら上機嫌な名護が現れ、二人に飲料のペットボトルを差し入れる。渡が左肘をケガしているのに気付いた名護は、渡の肘のズレを入れ直して吊り布代わりに自分のマフラーを巻いてやる。しかし、傍らに置いてあるギターケースを見た名護は急に不満そうな顔になり、音楽など止めて世の中のために何ができるかを考えろと言い出す。健吾はペットボトルのお礼にとギターで自慢の一曲を披露するが、何が気に入らないのか怒った名護は健吾を張り倒して去って行ってしまう。
 そんな中、スパイダーファンガイアがまた人を襲った。駆け付けた名護はイクサに変身しようとするが、スパイダーファンガイアは急に命乞いをして糸矢の姿に戻ると、キバがまだ生きていることを告げる。驚いた名護は糸矢を殴り倒し、命が惜しければ自分の言うことを聞くよう強要する・・・

 22年前、どこかの庭園でバイオリンを奏でていた音也の前に、珍しく拍手を送りながらゆりが現れる。何の気まぐれか音也をデートに誘ったゆりは、3kgの特大ハンバーグを食いまくったり、遊園地で絶叫マシーンに乗りまくったり、池で無茶苦茶に手漕ぎボートを漕いだかと思えば急に池に飛び込んだりと何だかやりたい放題。終始翻弄されっ放しの音也だったが、どこか様子のおかしいゆりに気付き、「今日のお前は好きじゃない」と告げて一人去っていく。
 その夜、次狼の前に現れた音也はゆりにイクサを渡すよう要求するが次狼は断る。思わず殴りかかる音也だったがあっさり拳を受け止められ、今度は雨の降る中土下座して頼み込む。そこへゆりも現れてイクサを渡してほしいと一緒に土下座する。何故そこまでイクサにこだわるのかと次狼に問われたゆりは、かつて自分の目の前で斃れた母の姿を思い起こし、イクサの力があればきっと母の手を握ることができると答える。次狼はそれは違うと呟くが、急にその場に倒れ込んでしまう。
 病院に運ばれて昏睡状態の次狼。そこへやってきた嶋は、次狼が倒れた原因がイクサにあることを告げる。まだ未完成であるイクサは装着者の身体に凄まじい負担を与える代物であり、嶋がゆりにイクサを任せなかったのもそのためだったらしい。意識を取り戻した次狼は、自分がイクサとして戦い、いずれ本当にイクサが完成すればその時は彼女に任せると告げ、それまで自分をサポートしてほしいと頼む。ゆりは次狼の手を取って思わず涙ぐむのだった・・・

 現在の『マル・ダムール』。渡が左肘のケガでベースを使えないと知った健吾は渡にボーカルを勧める。だが、人前に立つのが苦手な渡にボーカルができるのか? それにベースの代役は? と、そこへ健吾のベースを手に恵が現れ、自分が引き受けると宣言。華麗なベース捌きを披露する彼女の姿に一同唖然・・・
 かくてベースを任されることになった恵だったが、その前にまたも糸矢が現れ、スパイダーファンガイアとなって彼女を襲う! 気配を察知した渡はマシンキバーに乗って現場に急行、キバに変身するとバイクの体当たりでスパイダーファンガイアを弾き飛ばし、攻撃を畳みかける。が、そこへ唐突に名護が現れ、今度こそキバを倒すべくイクサに変身。一瞬動きの止まったキバの足下を掬いにかかるスパイダーファンガイアだったが、イクサは用済みとばかりにスパイダーファンガイアを銃撃で追い払い、執拗にキバを追う。イクサの攻撃を逃れて再びマシンキバーに跨るキバ、そのハンドルに巻き付けられていた名護のマフラーが風に吹かれて飛んでいく・・・
 イクサリオンに乗ったイクサと対峙したキバは新たなフエッスルで魔像ブロンを召喚、キャッスルドランから射出されたブロンは前後に分割してマシンキバーと合体、ウイリーしながらイクサを振り切って猛然と走り出した! 小競り合いを繰り広げながら疾走し、再び停止して対峙するキバとイクサ。両者は同時に発進して正面から激突、シートを蹴ってジャンプして空中でキックを交差させるが、イクサの方が力負けして吹き飛ばされてしまう。雨の降りしきる中、川の泥水に沈んだ名護は自分がキバに敗れたことが信じられず悔しさに号泣するのだった。

 そしてついに"イケメンズ"のライブ当日。健吾、静香、恵が演奏する中、ボーカルとしてステージに上がった渡だったが、大勢の観客を前にやはり緊張して声が出ない。しかし、最後は意を決して力強く歌い始め、会場のボルテージは一気に最高潮に達する――――――


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 今回は場面展開上の都合か流れなかったキバットバットIII世の蘊蓄。公式サイトに載ったその幻の蘊蓄は、ロックをネタにするならこれまた避けては通れないであろうアメリカを代表するロックンロールの帝王、エルヴィス・アーロン・プレスリーについて。彼の151回という最多ヒットシングル記録はギネスブックにも認定され、"世界で最も成功したソロアーティスト"と評されています。

 さて・・・いやぁ概ね予想通りというかものの見事なまでの名護さんの転落ぶりでしたねぇ(爆)

 キバを倒したと思い込んでますます増長する名護。いずれは"青空の会"を拡充してファンガイアを殲滅し、さらには自ら組織の長となって世界のあり方を管理するとまで豪語するも、再起したキバにあっさり蹴っ飛ばされて泥水に沈む・・・(合掌)しかし、キバ打倒のためにスパイダーファンガイアまで利用するってどこのZECTの三島さんですか(苦笑)さらに健吾や渡の音楽への情熱を否定する言動まで・・・単に自分の正義感にしか興味が持てないカタブツなのか、それとも音楽に対して何か嫌な思い出でもあるのかはわかりませんが、自分の価値観を他人に押し付ける人は嫌われますぜぇ(笑)
 その名護に遠回しに後釜頂戴宣言されたにも関わらず、命令にない行動を取った彼を大して咎め立てもしない嶋。そもそも本当にキバを人間の脅威と考えているのかどうかすら怪しいようにも見え、この人も相変わらず底が読めませんね。
 そして、クライマックスのキバとイクサのバイク対決ではマシンキバーと合体する新装備ブロンブースター(魔像ブロン)が初登場。キャッスルドラン等と同様に元はファンガイア族が作り上げた自己の意志を持たないゴーレムで、バイクと合体することでその力を倍以上に引き出す能力を備えています。『クウガ』のゴウラム以来となるライダーマシン合体強化系アイテムですが、見るからに元バイクとのCG合成(+一部プロップ)なのはちと興醒めな感も・・・(苦笑)制作費節減策なのか、それともホンダにベース車に適当な車種がないからか? ちなみに、クウガのトライ/ビートゴウラムはヤマハV-MAXがベース車となっており、元のトライ/ビートチェイサーのベース車(GASGASバムペーラ)との車体構造の違いをゴウラムとの融合による変形という設定に丸め込んでいたのが印象に残っています。
 それにしても、キバット族が作ったという超常的マシンのはずのマシンキバーより、人間側のスーパーテクノロジーの結集であるイクサリオンがマシンとしての性能では勝ってるってのはどういうこと?(笑)

 今回は名護にキバ打倒のためのダシに使われるハメになったスパイダーファンガイアこと糸矢僚。川原で倒れているキバが動かないと見るや嬉々として石でトドメを刺そうとするも、起きた途端に慌てて逃げていく小者っぷりがまた・・・(笑)

 今回は左腕をケガしてしまい終始調子の出なかった渡。でもその割りにはキバに変身してからは至極普通に戦えてたなぁ(笑)名護が何も知らないとはいえ、そのケガを負わされた相手に手当てされるという皮肉めいた構図が印象的です。
 尊敬する名護と戦うことに複雑な思いを抱く渡ですが、いざとなれば戦うこと自体は躊躇わないようです。ただ、いい加減無批判に尊敬できる相手じゃなくなってきてる気はしますが(笑)イクサとの対決の時、マシンキバーのハンドルに巻き付けていた名護のマフラーが風に吹かれて飛んでいったのは今後の名護との決別への暗示か・・・
 そしてラスト、ついに訪れた初ライブで大勢の観客を前に黙り込んでしまった渡ですが、最後は意を決してノリノリで歌声を披露。第1話で"この世アレルギー"に怯えていた頃からすれば相当な進歩といえるでしょうか。

 一方、22年前の初代イクサはまだ未完成で、装着者に過大な負担を強いる危険な代物でした。アームズモンスターである次狼=ガルルですらぶっ倒れてしまうほどですが、名護の様子を見る限りでは現在のVer.10では克服されているのかな?
 何にせよ、そんな危険な初代イクサをゆりに任せるわけにはいかないという嶋の判断が今回の一件の真相のようで、次狼はいずれイクサが完成したらその時はゆりに託すと約束し、冷却化かと思われた二人の関係もひとまず元に戻りそうです。しかし、人間の病院に担ぎ込まれて精密検査等受けただろうによく人外の存在だとバレなかったなぁ(笑)
 ただ、当の次狼=ガルルにはファンガイア打倒と共にウルフェン族の復興というもう一つの目的があるようで、ゆりに助力を求めるのも彼にとってはそのための布石の一つに過ぎないのかもしれません。
 そして次回、早くも音也イクサが実現!? 唯一次狼の正体を知る音也は彼の思惑を知ってどう動くのか・・・





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Last updated  2008.04.14 20:45:58
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