今日「風よあらしよ」読み終わる。
【中古】 風よあらしよ /村山由佳(著者) 【中古】afb
大杉栄と伊藤野枝の評伝小説といえば、40年位も前に読んだ
「美は乱調にあり」を思い出す。
【中古】美は乱調にあり
村山さんは初めて読むが、ネコメンタリーの優しげな風貌しか知らずに読んだのではじめは少し意外な感じだった。
瀬戸内さんの方はもうずいぶん前のことなので全体の印象は覚えていても、こまかいことはおぼろになってしまった。
風よあらしよの直前に読んだのが、いま話題の「人新世の資本論」だった。
人新世の「資本論」 (集英社新書) [ 斎藤 幸平 ]
タイムリーだと思った。
斎藤幸平の言う「コモン」は野枝の言う故郷にあった「組合」のことではないか。
野枝は若いあいだはそれが嫌で、都会に飛び出したが、のちにこれを国じゅうに再現したいと考えるに至った、とある。
コモンはアナキズムと繋がったのかも。