「だってお金がないっていうんだもの」・・・で、その心は?
パパの用事のお付き合いで、車で遠出をした。用事が終わるまでの4,5時間、私たちはショッピングモールをうろうろ。くりーむは買い物大好きだ。お金のやり取りをするのが楽しいらしい。スキーの用品がセールになっていて、ついつい衝動買いをしてしまった私。グローブやら寒さ対策のマスクやらで気がつけば13000円近くに。しかーし!財布の中は12500円。足りない!で、くりーむにお金を借りようと思い、回りを見渡すと、くりーむは一人でゲートの外のベンチに座って待っている。私のむなしい叫びは届かず、足りない分だけカードで支払った。そろそろパパを迎えに行く時間なので、車に乗り込んだ。「次はどこに行くの?」とくりーむ。「今日ねいっぱいお買い物してお金がないから、もうおうちに帰るんだよ!」「お金ないの?」「うん、すっからかんだよ。」突然くりーむがさめざめと泣き出した。予想外の行動。「どうしたの、くりーむ!」「だって、ママがお金がぜんぜんないって言うから・・・ひっくひっく。」かわいい!私のお財布を心配して泣いてくれるの?「大丈夫だよ、おうちに帰ればお金はちゃんとあるよ。銀行にだってあるし。」「でも、今日はデパートにも行きたかったんだよ・・・ひっくひっく。」やっぱりね。ママのお財布を心配しているんじゃなかったのね。くりーむ、もう一軒デパートをはしごするつもりだったらしい。でもママにはお金がないらしいし、デパートに行けないなんて、大ショック、ってことらしい。帰り道、「次は右だよ!」デパートへ誘導しようと試みていたがことごとく失敗し泣き崩れるくりーむであった。