2015/12/23(水)23:26
下町ボブスレーの戦い
「下町ロケット」以上の苦難!
“下町ボブスレー”五輪への遠い道
■「下町ロケット」ならぬ「下町ボブスレー」です。
記事を読んでいると、こちらの方がドラマになりそうです。
なぜなら、下町ボブスレーは、大田区にある中小企業の共同作業です。
製造業集積として衰退しつつある地域に危機感を覚えたある企業が、もう一度横の連携を強化するために始めたのが、ボブスレー日本代表にソリを提供するというプロジェクトだったようです。
■だからまず地域の衰退と復興というテーマがあります。同時に、ものづくり日本の危機。中小企業の困難と挑戦というテーマもあります。
恐らく横の連携といっても一筋縄ではいかなはずです。それぞれの企業に思惑があるし、企業内の従業員同士も違う思惑があります。それがまとまるというのはしんどいはずです。たぶん今でも一枚岩ではないのではないか。
■次に、相手先との関係があります。
記事は控えめに書いていますが、日本のボブスレー協会とうまくいっていないらしい。どこかで溝ができたのでしょうね。
どちらにどんな問題があったのかは分かりません。が、マイナー競技の世界で、協力体制がないというのも困ったことです。
だから海外のメーカーと戦う前に、仲間内や顧客と戦わなければならいようです。
■このように現実の物語は、より多くの困難に晒されています。
これを克服していくのは、ドラマよりも劇的な展開が必要になります。
その感動的なストーリーを関係者が共有することができるように祈ります。