カテゴリ:本業は作家です
■ウソです。
経営コンサルタントです。 多くはありませんが、何社かの企業さまと顧問契約をして、その報酬で生活しております。 独立して12年ほど経ちますが、よく続いているもんだと自分でも感心しますな。 ■でも本業は作家ですって言いたいですね。 なんでこんなことを言い出すのか。 昔からの夢だったってこともあります。 なにしろ私が小さい頃は、まだ作家(小説家)の地位が高かった。 夢のようなステイタスですよ。 今からは考えられないぐらい立派な職業だったはずです。 ■というミーハーな理由もあるんですけどね。 それはともかく、こんな記事を見かけました。 あなたは天職についていますか? 豊かな人生にするための天職の見つけ方5つ 何なんだろう。このサイト。まあいいんですけど、そこに天職の見つけ方的な記述があったわけです。 (1)その仕事が好きであること。 (2)その仕事が自分に適していて得意であること。 (3)収入や労働時間を度外視してもその仕事に情熱を傾けられること。 (4)その仕事を通じて世の中に貢献していることを実感し、そのことに喜びを感じられること。 このサイトの信ぴょう性はともかくとして、(3)を読んだ時に、やはり思うところがあるわけです。 「収入や労働時間を度外視してもその仕事に情熱を傾けられること」 ■昨年の10月、初めての著書を出しました。 【楽天ブックスならいつでも送料無料】「廃業寸前」が世界トップ企業になった奇跡の物語 [ 駒井俊雄 ] ↑これこれ。 ごく基本的な戦略立案の方法と営業に展開していくメソッドを紹介することを主眼にしたビジネス書です。 が、これは同時に、私が経験した「廃業寸前だった小さな事業部が、営業改革を成し遂げ、わずかな期間で世界トップ企業になったストーリー」です。 単なるビジネスメソッドの解説本ではなく、ストーリー仕立てになっており、小説だということもできます。 ■これを上梓した時、「よくこんなストーリーを書けましたね」とか、「小説家みたいですね」とか言われたものです。 いえいえ、小説家はこんなもんじゃないでしょう。謙遜ではなくそう思いますが。 ただこれを書いている期間。 確かに苦しかったですよ。文章を書く、ストーリーをひねりだすというのはしんどいものです。次の展開が出てこなくて、七転八倒しましたよ。 ただ同時に、楽しかった。 むちゃくちゃ楽しかった。 今まで感じたことがないほど充実していました。 まさに「収入や労働時間を度外視してもその仕事に情熱を傾けられ」た思いがありました。 ああ。残りの人生、これで食べていけたら、楽しいだろうなぁって思ったんです。 ■しかしねぇ。 今の時代、作家で食っていけるのだろうか。 自分にはそんな才能があるのだろうか。 とも当然、思うわけです。 ■私の知り合いに、作家さんがいます。 何冊も著書があり、評価も高い人です。 そんな人でも、収入が高いわけではないようです。もちろん詳しいことは知りませんが。 ただ雰囲気を見る限り、経営コンサルタントをやっている方が、収入はいいんだろうなと思います。 特に私のような者が、今の仕事を辞めて、天職だと信じる作家を目指すぜーーとか言えば、家人が卒倒しますわな。 ■しかし。 12年前、会社員を辞めて独立した時も「絶対無理」「失敗するよ」「おれなら辞めないね」などという周囲の声を押しのけたはず。 可能性がないなどとは、自分以外の誰にも言えないはずですよ。 そんな前向きで無謀な自分もいるわけです。 ■そういうわけで。 いつまで続くかわかりませんが、このブログで宣言します。 「本業は作家です」 といえるまで前に進みます。 もちろん経営コンサルタントの仕事は今まで通り続けます。 できれば、今の仕事と噛み合うような形で実現できるビジネスモデルを探します。 ■あと何年、残りの人生があるかわかりませんが、 最後ぐらい、好きなことをやるのも許されるでしょう^^ いや、今までもたいてい好きなことをしてきたものですけど、それはそれとして。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 25, 2016 07:26:51 PM
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