2016/05/07(土)23:15
セブン銀行 無敵のATM戦略
セブン銀行「無敵のATM戦略」はこうして生まれた
■ダイヤモンドオンラインの記事です。
ビジネスモデル論の大家である山田教授の記事です。連載第1回ということで楽しみな限りですね。
私が付け加えたりすることなどありませんので、上記リンクを読んでいただきたいです。
■が、一応書いときます。セブン銀行に関する記事です。
「無敵のATM戦略」と書かれていますが、よく練られた戦略です。
まず決済専用銀行というコンセプト。ATMの利用を前提に作られた銀行です。
24時間営業のコンビニ網に設置されたATMだから便利この上ない。出金だけではなく、お店やタクシー事業者などが売上金を入金する際に便利です。
外国の方が本国へ送金するのにも使えます。
■普通、銀行は融資で利益を上げますが、セブン銀行の場合は、ATM手数料のみです。
しょぼいので、他銀行は追随しません。それでも、売上1000億円超、純利益20%。しかもセブン側は、設置しているだけで、手数料が入るという魔法のようなビジネスです。
■他銀行がATMをむやみに増やせないのは、セキュリティの面もありますし、出金用に紙幣を入れておかなければならないから。そのケアをしていたらたいていのATMは赤字になってしまいます。
ところがセブンイレブン内にあるセブン銀行は、セブンイレブンの売上金や、地域の様々な事業者が売上金を入金していくので、資金需要に困りません。
利用者にとって便利。というだけではなく、運営側にとっても固定費がかからない美味しいビジネスだという仕組みです。
こうして考えると、コンビニ店舗網というインフラは、まだまだビジネスに絡めるのにうまみがあるのだろうなと思わせます。
頭に入れておきます。
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■株式会社クリエート・バリュー
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