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2016/08/20(土)09:50

リオ五輪で日本男子柔道を躍進させた井上康生監督は、何を変えたのか?

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日本柔道、無能・篠原前監督の「精神論押し付け」で崩壊から奇跡の復活!井上康生の神指導 ■リオ五輪で日本柔道男子は、全階級でメダル獲得。ロンドン五輪の4個から大躍進です。 そこで脚光を浴びているのが、監督の井上康生です。 前監督の評判があまりにも悪かったこともあります。井上監督は、それを反面教師にしたようです。 ■前監督は、シドニー五輪銀メダルの篠原信一です。重量級の雄として、活躍しました。 ところが指導者としてはあまり向いていなかったらしい。 記事では、精神論を押し付けて、選手を疲弊させたとあります。そういう話は他でも聞きますね。 ■篠原氏は、選手としては天才肌でした。五輪に出てくるような人は皆、天才なんでしょうけど、その中でも突出していたということでしょう。 天才肌の人は、やればできる人なので、あとはその気になるか、ならないかが重要です。そこで精神論が必要となるのでしょうね。 篠原氏としては、自分が必要だと思うものを指導者として提供しようとしたというわけです。 ■これって、柔道以外の分野でも心当たりあるところですね。 突出した成績を残す営業が、必ずしもいいマネージャーになるとは限りません。精神論しか言えないマネージャーなんて害悪でしかありませんからね。 逆に選手としてはダメでも指導者向きの人もいます。 要するに、プレーヤーとマネージャーに必要とされる能力は別物だということです。 ■ただ記事にあるように天才肌の人が指導者に向かないかというとそういうわけではありません。 井上康生だって、シドニー五輪金メダルです。たしか全試合1本勝ちでした。 競技は違いますが、プロ野球の落合博光なんて天才としか言いようがない選手ですが、監督としても一流です。 天才肌の人が、指導者としての能力を持ってないという理屈はありませんからね。 ■井上康生監督は、日本男子柔道の強化を論理的に追及したようです。 男子柔道、全階級でメダル。井上康生が見せた指導者としての才覚 (1)担当コーチ制を導入。選手の個性に合わせた指導に変えた。 (2)他の競技の技術を積極的に取り入れた。 (3)オーバーワークにならないように体調面を管理した。 (4)メンタル面の細かなケアにも心を砕いた。 論理的に考えれば当たり前の話なんですが、篠原氏が「おれはそんなこと考えなかった」なんて言っていることをみると、あたり前のことがされていなかったということなんですな… まあ、篠原氏はタレントとして成功しているので、発言もネタとしてのものかもしれないですが。 ■実に古典的な事例です。プレーヤーとマネージャーに必要な能力は違う。 ただ今回は篠原時代の反動で選手がのびのびやれたというきらいがあるかもしれませんね。 五輪に出るような高いレベルの選手には、精神論も必要でしょうから、あまり論理にばかり振り切れるのも禁物です。 そのあたりはバランスをとってください。現場はいつも割り切れませんからね。 【楽天ブックスならいつでも送料無料】「廃業寸前」が世界トップ企業になった奇跡の物語 [ 駒井俊雄 ] ■株式会社クリエート・バリュー ★【大阪】大阪商工会議所『廃業寸前だった小さな事業部はどのようにして世界トップ企業になったのか』(8月26日) ★【大阪】大阪府工業協会 第一線営業マン研修(新規開拓編・8月27日) ★営業を会社の強みにする「営業コンサルティング」 ★オンラインでランチェスター戦略を学ぶ。「ランチェスター戦略入門セミナー」

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