今朝、読売新聞の中のテレビ欄の
「手話 難しくなかった」という小見出しが目に付きました。
読んでみると、午後1時から放送中の連続ドラマの主演の子役さんのインタビュー。
興味があったので、今日見てみました。
児童養護施設で育った耳の聞こえない主人公・美波が里親に引き取られ、
小豆島で成長していく物語。
今日のお話は、来たる授業参観に向けてクラスみんなで何か発表しようということになり、
合唱をやることになったものの、聞こえない美波はもちろん歌えない。
たて笛ならできる!とやってみたけど、調子が外れていても気がつかない。
それなら指揮を・・・ということになったけど拍子が上手く取れなくて悪戦苦闘
というものでした。
気を遣ってもらうことは有難いよりも、むしろ自分は人とは違うのだということを
思い知らされているようで寂しい。
それでつい頑張りすぎてしまったり、相手の厚意を深読みして人間関係をこじらせてしまったり。
聞こえない人の悩みが丁寧に描かれていていいなぁと思いました。
美波役の子も、健聴者のママ役の方も丁寧で流れるように美しい手話です。
ところで、クラスメイトの一人、陽子が今時こんな子いるか~?
ってくらいのイライザ(キャンディキャンディ)キャラ。
美波が先生やクラスメイトに何かと気を遣ってもらってるのが気に入らないらしく、
あれこれ意地悪をしてきます。
そもそも合唱を提案したのも陽子で、聞こえない美波をカヤの外に置こうって算段よ
でも、美波が一生懸命練習して指揮が出来るようになると、
今度は美波ママが計画した手話講習会の日にちが変わったとみんなにウソついて、
誰も来させないようにしたり。
障害者に向かってドードーと「あんたがいると困るのよ!」と言えるというのがもうね、
劇中でも陰湿で巧妙なイジメが多い昨今、これだけあからさまだと逆に清清しい
中の人のプライベートに支障が出るのではと心配してしまうくらいに
徹っっっ底した嫌われキャラっぷりです。
NHK「陽炎の辻2」が終わってこれでドラマ漬けから解放かと思いきや、
また増えちゃいました。しかも昼ドラ・・・