テーマ:放射能汚染(397)
カテゴリ:放射脳
コープの組合員さんに誘って貰って、山口県の職員さんや国立保健医療科学院 寺田宙さんをお招きした勉強会へ行って来ました。
私はちょっと遅刻して入ったので、会の冒頭にあったであろう自己紹介等を聞けず、県の職員さんのお名前等は聞けなかったのですが、資料を入れる封筒には「山口県 生活衛生課」と書いてありました。 会は初っ端からサーベイメーター(↓こーいうのね) を 温泉の素や塩に当てて、「ほーらこんなに身近に放射線てあるんだよ大丈夫安心して下さい」ってアレでした。 安全野郎がよく使う手ですね。 その後は小一時間延々とこーだから安全ですあーだから安心ですのオンパレード。 「去年一年間はこんなに降りました!こんなに基準値超えました!でも今年はこんなに減りました!安心です!!」 降ってる最中に言え。超えてる最中に言え。 「震災前から野生キノコはこんなにベクレてます!だから椎茸とかベクれてても安心です!!」 『野生キノコの放射性セシウム濃度と濃度比(2000~2006)』として紹介されてたのは、 アブラシメジモドキ、アミタケ、カノシタ、シロヌメリイグチ、ハナイグチ、ホウキタケの6種類。 めったにお目にかからんよーなキノコの震災前ベクレを公表されても何の参考にもならない・・・。 「60年代の核実験に比べたら、福島原発の事故なんてこんなにちっちゃい!だから安心です!!」 いやいや、大量殺人兵器と発電所の爆発の規模比べたら、そりゃー発電所の爆発の方が小さいだろーよ。 でもねぇ、過去の大気圏内核実験は543回だそうですが、原発からはこの1年半以上(580日くらい?)、ダダ漏れ続けてるよね?? こんなちっちゃな島国の陸続きの場所でひたすらダダ漏れ続けてんだよ?? 比較対象おかしくない??? 「兵器に比べて殺傷能力こんなに小さい!安全です!!」で安心する人いる???? いちいち全部がこんなでもぅ、聞いてるだけですげー疲れた。 でも行ってみて収穫もあった。 6グループくらいに別れてグループトーク→発表という流れだったんだけど、参加者の大半は出された資料の内容をほとんどを知らなかったようで、すごくビックリしててこっちがビックリ!みたいな。 中でも特に反応が大きかったものを書き出し。 ・魚介類(特に海底に住む魚や淡水魚)、山菜類はベクレやすい ・(山の木の実や山菜を食べる)野生鳥獣肉は高濃度にベクレやすい ・広島県産の椎茸からも基準値超え(原木が東北産) http://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/86/sitake-genboku.html ↑野生鳥獣肉に関しては、摂取量が極めて少ないので問題ないと。 寺田氏「獣の肉なんて滅多に食べないでしょ?」→会場内に最近シシ肉食べた人居た→寺田氏「すみません(苦笑」→終了。 すみませんじゃなくてさ、そーいう場合はどーしたら良いのかとかさ。 「周りの方にも『今はあんまり食べない方が良いですよ』とお伝え下さい」とかさ。 そーいう一言が言えんもんかね?? この安全厨寄りの先生でさえも「干し椎茸の戻し汁はもったいないけど捨てた方が良いでしょう」と言ってるので、そーした方が良いですよ☆ 周りの方へも教えてあげてね♪ (蛇足) 雑談の中で、言うと必ずビックリされるのが「東日本から避難(移住)して来た人と知り合ってね(放射線の情報漁るようになったんだよ)」という話。 接点ナイと案外知らないものかもしれないけど、結構身近にたくさん居るよね? 避難して来た方たちと、元々住んでる人との接点がもっと増えると良いのかなぁとボンヤリ思ったりする。 (蛇足2) 私が勘違いしてた??基準値に関しては、もちっと調べてから書く。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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