2004/12/15(水)11:49
既成概念を取り払う!
今読んでる課題本、和田裕美さんの「売れる営業に変わる本」に書いてありました。
「規制概念を捨てる!」
ご自身が新人営業マンの教育の時、この人にいくらトレーニングしても、
きっとものにならないだろう、勉強は苦手だろうから無理だろう、と勝手にその人の経歴で判断してしまって、
営業成績のさっぱり上がらない新人に半ばあきらめていたとところ、
「それは自分の思い込みに過ぎない」と気づかれ、指導方法をその人に合ったものに変えて、
見事成績が上がるようになったという実例が書いてありました。
自分も普段なにか物事を考えるとき、「規制概念」に結構とらわれている事が多いような気がする。
それは確実に裏付けがあるわけではなく、何となくこうだろうと思い込んでいるだけだったりする。
でもその概念にとらわれ過ぎると、問題を必要以上に複雑にしてしまったり、
視野や考え方を極端に狭めてしまったりしてしまいあまり良い結果に結びつかないかもしれない。
私は、自分と正反対の考え方の人には、ちょっとついて行けないけれど、
極端でなければ、自分と違う考え方や行動をする人はイヤではない。
逆に刺激を受ける事が多いし、「こうじゃなければいけない」と思った時点で、
息が詰まりそうで、窮屈な気になってしまうから。
なにかの記事にあったのだけれど、「日曜は営業しない温泉旅館」というのがあった。
経営者は、旅館の従業員だって、例えば週末は家族と楽しむとかが無いと、
モチベーションが下がってダメだし、辞めていく人がどんどん出てきて経営上もよくないと考えたと。
ご自身の両親がその旅館の経営者だったので、子供のころ日曜も遊んでもらえず、
随分さみしい思いをしたらしい。
一見、サービス業なのに日曜は休業というのは考えられないけれど、
そのかわり、日曜が休業でも今までと変わらない利益を出せるように徹底的に考え、工夫したと。
結局は、その理想が達成され、従業員も満足し、経営も安定したのだそうです。
何事もがんじがらめに考えないで、柔軟に考えたいなと思います。