久々の読書会と今の私
今日も生真面目日記です。 昨日の日記にも書きましたが、今日の晩は旭川三浦綾子読書会・三浦文学をじっくり読む会・「塩狩峠」(第1回)でした。箇所は最初の「鏡」から「母」までです。久々の読書会参加なのでちょっと緊張していましたが、始まると緊張するどころか喋るわ喋るわで、前もって読んだかいがありました。自分も含め、参加者からたくさんの感想が出されましたが、講師の先生からは、主人公・永野信夫にとって、父親・貞行と母親・菊は、信夫の今後の人生における鏡になっている、という解説がありました。明治初期、キリスト教禁教令が解かれたといっても、キリスト教に対する偏見は根強く、そのため菊がキリスト教信者であるという理由だけで菊は永野家から追い出され、親子離ればなれの生活を強いられます。信夫は祖母から「母は死んだ」と聞かされ、そう信じてきました。そんな中、また親子で暮らせることを願いつつ、父親として直接信夫に対し、また夫として陰で菊を支えてきた貞行と、直接の描写はありませんが、毎日信夫のために祈り続けたであろう菊、(後に菊は永野家に戻り、改めて母親として信夫に対することになります)この2人の信夫に対する真剣な姿勢が、後の信夫を形作っていくことになるのです。夫婦が子どもを人格的にも一人前に育てるということは、本当に大変な覚悟がいることだと改めて思わされました。まして貞行・菊夫妻にとっては、マイナスからの子育て再スタートとなるのですが、それでも信夫のために親として精一杯の愛情を注ぎました。50ページ程の内容について、こんなに盛り上がるとは思いませんでした。非常に有意義で楽しい時間でした。来月の第2回も楽しみです。ここでプチ宣伝。三浦綾子読書会は全国で開催しています。HPをブックマークにリンクさせましたので、興味のある方はぜひHPを覗いてみて下さい! 1日の「ラブ・ソナタ」を機に、思考回路が一気に変わりました。神様が私を導いてくれるのだから、変にあくせくせずについていけばいいんだとそう思えるようになりました。久々に神様を身近に感じることができ(専門的な言い方をすれば「聖霊様がともにいて下さることを感じることができ」)退職等でちょっと思い悩んでいたのが嘘のように楽になりました。神様は、私のために、道を用意してくださる、そう信じて、ゆっくり行こうと思います。応援してくれる主人にも本当に感謝です。