デレクトラックス
29日に大阪心斎橋クラブクアトロにデレクトラックスを見に行った。クアトロは初めてだった。なかなかよさそうなライブハウスだ。ステージ前はすでに多くの人が陣取っていたので音のバランスが一番いいと思われる後方のミキサーテーブルの前辺りから見ることにした。ステージから少しずつ段になっているので視界も悪くない。19時過ぎにメンバーが登場。おもむろに音を出す。最初の音でしびれた。それにしても音がいい。ライブでこんなに音がいいのは滅多にない。クアトロはいいライブハウスだと実感した。もちろんミュージシャン達の音がいいもある。ギターの音色は最高だ。エフェクトされていない生の音。リバーブさえ掛けていないようだ。何曲か演奏した後、椅子に座っての演奏。ここでまた演奏スタイルが変わる。デュアンオールマンを思わせるエレクトリックなスライドからロバートジョンソン等の様なアコースティックな弾き方だ。期待していたエレクトリックなスライドより、僕はここでの演奏に一番しびれた。誤解される表現かもしれないけど、どんな曲調でもリズムはファンキーだ。後半またSGに持ち替え、エレクトリックなスライドを聞かせる。アンコールを2回ほど演奏したあと、ライブは幕を閉じた。最後のアンコールはどうやら打ち合わせなしの「Key To the highway」ほんまのジャムっぽい感じがまたよかった。色々なライブを見終わった後、いつもギターをもっと練習してがんばろうとか思うんだけど、今回は違った。何と言えばいいのか。選ばれし者だけが出来る演奏。生まれつきの才能が聞かせる次元の違う音。そんなことを感じた。しばらくギターを弾きたくないかもしれない。オールマンブラザーズでの演奏です。