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カテゴリ:徒然なるままに
書く事を決めていざ題名を何にしようかと考える。
とりあえず頭の中で、イメージを抽象化してみる。 とりあえず出てきたイメージをタイプしてみて、たまたま打ち間違いしたまま変換をしたら、うまーくこの話題にぴったりの表現になったので、今回はこの題名でいこうと決める。 「雑魚が虚業で巨魚を獲る。」 なんだか早口言葉のなり損ないのようでいて、それでいて趣深さが仄かに漂っている。 まあそれは由として、なんの話かと言うと今回は株についてである。 個人的に僕は株をやっている。 やっているというと、それを生業にしているような響きが伴うので正確に言うとちょっと齧っているということに訂正する。 まあそんなことはどうでもいいのであるが、僕が株を初めて購入してもう4年が経つ。 初めて買った株は「神戸製鋼」。当時、時価@¥50を6000株だった。 貧乏サラリーマンの備蓄でもなんとか買える低位株に絞って、自分なりの分析5%と直感95%で決めうちで買った思い出の株だ。 今日の株価を確認すると「@¥259」・・・・・・ 残念ながら小者の僕は2年半前、海外転勤に伴って売り飛ばしていた。その時の価格@¥72。 小者らしい取引である。しかし、実際に僅か1年足らずで10万以上もの利益が生まれたことは、それまで余剰資産は銀行にしか存在しえなかった僕に新鮮な驚きをもたらした。 ただ、だからといってそこから直に株にのめりこんでいったのかと言えばそうでもない。 海外生活の慌しさや、結婚の準備、新婚生活のスタートなどが色々と重なり 落ち着いて株をできる状態ではなかったからだ。 しかし1年半前に再び株を買う。 妻も帯同となり生活もそれなりに落ち着いたというのと、たまたま義父が株をやっていてその父が株のことを語るとき子供のように無邪気に、そして心底それを楽しんでいるように思えたからだ。 それは単なる儲け主義や株で一山当ててやろう的なギャンブル志向ではなく、ある種の純粋さだった。 僕は語られる内容以上にそこに在る空気を重んじる。 義父から発せられた株にまつわる話は少なくともポジティブでそこにはなんだか僕を温かくする要素があった。 あーこういう風に気軽に株をやっていこう。 はっきり言って緻密な分析や下調べはそこにない。義父の株に対する愛情にも似た温かさに僕は共感したのだ。 そのようにして僕は旧正月の長期休暇で日本に戻った折に、3つの銘柄を買った。 それから1年半。かいつまんでその3つの株のその後を記すと・・・・ A株(某新興市場上場の証券株)・・・・・・購入後すぐに某大手証券会社と合併にともなう爆裂上昇。その後一旦は低下し一進一退。しかし 先週末、東証1部上場が発表され更に爆裂上昇へ。 B株(大手総合電気メーカ)・・・・・・鳴かず飛ばず状態を経て、今年社長交代で初の外国人トップ就任。その後少し停滞気味。 C株(僕が勤める会社)・・・・・・ジリジリと上昇中。 ちなみにA株は義父の一押し銘柄であり、残りの2株は僕の直感である。 みっみっ見事に素人と玄人の差が・・・(笑) 3銘柄とも購入以来、一切動かしていない。 現時点で言えば、2勝1敗である。3銘柄合計の時価評価は購入価格比 約1.8倍。(※総投資額は非公開) 時には、小刻みに動かしたい衝動が起き上がるのだけれど、ここはやはり 「雑魚が虚業で巨魚を獲る。」 の精神で、気長に構えようと思う今日この頃である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.08.22 18:57:44
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