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テーマ:フルート(672)
カテゴリ:プロフィールと笛の小話
クリスタルフルートワークショップを通じて、様々な出会いと体験をし、いろんな思いが頭をめぐっています。今日はすこし難しいテーマになるかもしれませんが、よろしければおつきあいください。 6/6のみなまきTRYSTANDから約1か月。弥生台TRYBOXで2回のイベントを実施し、多くの方が、聞こえてくる音を頼りに訪問されました。これはもう本当にうれしいことです。 そして、行きついた先で演奏しているのがクリスタルフルートとなれば、誰もが目を丸くしたに違いありません。これまでお話しした方すべて、この楽器を初めて見たと口を揃えます。 私自身、40年以上フルートを吹いてきましたが、フルーティストであることにこだわりを持ちながら、実は釈然としないものを長い間抱えていました。音楽の価値にずうっともやもやしていたのです。 それが、今回試験的に始めたワークショップで、クリスタルフルートを実演し、足を止める方々に楽器の説明をしてゆく中で、徐々に霧が晴れてくるのを感じていました。 クリスタルフルートは、すごく雑に言ってしまえば、融通が利きません。半音の演奏が半開きである以上、調号(♯♭)が増えるほど演奏が難しくなります。転調する曲は難易度が増します。 逆に言うと、レギュラーフルートは何でもできます。きちんと練習を積めば、24の長調短調すべて演奏可能です。その自在さが、意外に邪魔をしていたのかもしれないと。 さらには、音量の差もあります。レギュラーフルートにはゴールドやプラチナの楽器もありますが、これらの楽器は信じられないほどの大音量があります。あるいは抵抗感を全く感じない、どこまでも音が飛んで行ってしまうような感覚の楽器もあります。 しかしクリスタルフルートは、とにかく繊細で素朴なやさしい音色。音量は期待できません。いや、フルート自体が総じてやさしい音色のはずなのに、爆音で何を期待するのだろうと。金管のようなことはできないのに。 やさしい音色の原点と、地道に音楽を創り上げる指使いを、クリスタルフルートに見たような気がします。魅力を人に語っているうちに、自分に戻ってきました。 だから、わたしはこれからも、このクリスタルフルートの魅力を伝え続けたいと思います。レギュラーフルートでは出せない、素朴な音色を、これからも追い続け、熱く伝えてゆきます。 週明けから、新たな曲を収録して公開してゆきます。お聞きいただければ幸いです。
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最終更新日
2021.07.10 23:04:09
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