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カテゴリ:昆虫
調査不足で申し訳ないです。 今回は、単に「わからない」というだけの話です。 菌糸プロックを崩して、それぞれの幼虫に合わせた瓶に詰め直していくんですが、 夏場はなかなか難しいですね。 我が家では大夢を使っています。 菌糸ブロックは浦和のドルクスなんかでは常温で置いてありますが、 越谷のビートルライフサポートプラスなんかだと、冷蔵して置いてあります。 正確に言うと、ドルクスとビートルライフサポートの菌糸は異なります。 ただ、菌糸管理用に冷蔵庫を用意する場所もお金もありません。 秋口からだと、大抵ブロックを四つほどまとめて買って それを遂次詰め直していくという感じです。 一番遅い菌糸ブロックだと、2カ月程度は購入から経って 詰め直す感じです。 それでも、まるで問題がありません。 ところが、夏場になるとそんなにもちません。 購入から1か月経って詰めてみると、まるで菌糸が回りません。 瓶が全体として白くならないんですね。 菌糸の元気がない感じ。 ここで疑問が二つ。 一つ目は、菌糸が元気なのは温度か。 どうも、高い温度は菌糸にダメージがある気がします。 二つ目は、結構根本的なんですが、 菌糸が有効であるというのはどういう事か、と言う事です。 私の理解では、菌糸がセルロース鎖を分断してくれるので、 幼虫たちが、おいしく頂けると。 で、プロックを崩すと、表面には白い皮膜になっています。 理由は分らないのですが、これは捨てるとされています。 で、表面に近い方は、わりと中にも白いものがうっすら回っています。 ただ、中央に近づくとオガの茶色が勝っていく気がします。 詰め直しのために、この菌糸プロックを崩してかき混ぜます。 混ぜると主に茶色になっていくのですが、 一週間程度で、新しい瓶も白く菌糸が回っていきます。 で、出来上がりだと。 失敗と言うのは、この際に時間が経っても菌糸が回らず、 結果的に、茶色い生オガのままだと言う事です。 そのまま放置すると、菌糸が回らず、カビが優勢になって終わりです。 成功した時には、菌糸が回ってしまうので、 数か月経っても、綺麗な菌糸が回ったままで、 後からカビが生えるということはありません。 この辺りは、菌糸とその他の雑菌の勝負なのでしょう。 そこで疑問なのですが、 このうまく白い部分が回らなかったものは、 それでも生オガではないのですから、 それなりにセルロース鎖は切れているのではないか。 試しに、カビか回る前に幼虫を入れてみると、 それなりに食べているようですし、 何故かカビが生えることもありません。 オオクワの産卵セットで、 一度はカビが生えてしまった朽木でも、 その後、消えていくのが時々観察されます。 一説に、♀が産卵にともって出す物質によるといいますが、 同様の現象かもしれません。 ネットで調べてみても、人に聞いてもなかなか分からず、 では、どう実験すればいいのかもわからず、 分らないなぁ~と思っています。 オオクワ飼育において、菌糸瓶が有効であるのは間違いない所でしょうが、 どうしてなのかな~というのが、よく分かりません。 どなたかご存知の方がいらっしゃったら、 ご教示頂ければと思います。 漫然とした疑問で恐縮です。
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最終更新日
2021.09.01 09:10:05
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