2011/10/08(土)10:15
大阪府知事選挙について
来たる11月に、注目の大阪府知事選挙があります。
現在の橋下知事が、大阪市長選挙に出馬し、その
空席を誰が埋めるのか?
最終は「大阪維新の会」から、幹事長が出馬するとの
報道がありましたが、他に候補がいると思ってます。
現在は公表できない。
橋下知事出馬の時も、出馬はギリギリまで否定して
ましたが、公示間近での出馬宣言となりました。
妨害工作を避けるためです。
出馬に尽力したのは、元経済産業省の堺屋太一氏です。
わたしは、堺屋氏、アナウンサーの辛坊次郎氏、そして
経済産業省のルートで、元官僚の古賀氏。
その3人のうちの誰かが立候補するものと思ってます。
意外とコメンテーターの勝谷氏あたりも?(笑)
関西のテレビでは、橋下氏と尼崎を選挙区とする改革派の
元長野県知事の田中康夫氏が、番組で一緒にこれからの行政を
語ってますから、田中氏と橋下氏の応援団長的な勝谷氏も
ここで候補の一人ではないかと思います。
大阪府と大阪市の一体改革を公約とし、関西州の実現が
当面の目標の橋下氏。
この改革では、中小都市を30万人以上の中核市への合併
なしには成しえないものと思います。
このままの区割りで府と市が合併しても、効果は限定的であり、
かえって混乱を来たすだけでしょう。
廃藩置県以後140年余り経ちました。
高速道路、新幹線、情報などのインフラ整備は、鉄腕アトムの
世界に近づく勢いで進展しているにも関わらず47都道府県
という地方の括りは変わらないままです。
JR九州の初代社長の石井幸孝氏の勉強会で「現在の都道府県の
括りは、明治時代に蒸気機関車が牽引する列車で、県知事が
一日で廻れる範囲である」と聞きました。
確かに、その大きさぐらいですね。
北海道では支庁の括りになるんでしょうね。
例えば九州は、小さな「島」で解りやすいと思いますが、
福岡~鹿児島は新幹線で1時間少々、福岡~熊本は33分、
宮崎も飛行機で福岡から30分です。
高速道路も発達しており、現在の県の括りでは少々小さすぎ
ではないかと思いますね。
合併特例債という劇薬をエサに、平成の大合併をしましたが、
まだまだ中核市のレベルに達していない地方自治体が多い
現実もあります。
この中核都市になれば、県道整備など土木事務所を通さずに、
該当する市での事業として執行することができます。
事業の一体性やスピードアップが図れます。
「合併で行政サービスが低下する」とよく聞きます。
実際そのサービスが下がった事例を列挙して、その不足分を
いかに補うか?
具体例を自治体の首長が修正しているのでしょうか?
例えば、役所に行く用事ってどんなことでしょう?
住民票や印鑑証明の取得じゃないでしょうか?
こちらでは、公民館(コミュニティーセンター)で取得できます。
「いちいち役場まで行かなくっていいから便利だよね」
情報インフラが進んだ利点を生かしているわけです。
人口当たりの職員数が日本で一番少ないらしいのですが、
別に不満はないようです。
コミュニティーセンターを中心とした住民自治が進んでいます。
土曜、日曜も当然開いてますので、地域のお祭りや催しもので
センターはいつも人で溢れてます。
センターでは、閉館日(月曜日)以外には、ペットボトルや
空き缶などの不燃物集積場も併設してますので、これも
便利と感じます。
決して、職員数減=サービス低下ではない、すなわち少ない
人数で住民満足度をいかに向上させるのか?
会社のある宗像市は、かなりいい線を行っているようです。
住んでいる街は不燃物回収は月に一回で、役場にあった不燃物回収の
ボックスが撤去されたようです。
隣街なのに、この差はなんなんでしょうかね?
また中学生による、職業体験も宗像市が最初に始めた事業である
らしいです。
「住民目線」による、よりよいシステム作りを標準化できればと
思います。
話しは戻って。。。
区長公選制度になれば、大阪市の住民自治が進む可能性を
秘めてます。
橋下氏はアンタッチャブルな行政システムの改革に乗り出してます。
硬直化した日本の政治・行政システムの変革者となるのか?
それとも単なる壊し屋なのか?
国政に期待が持てない現状、大阪の変革を注視していきたいと
思います。
書きなぐりになっちまいましたが、このへんで。