テーマ:お勧めの本(7214)
カテゴリ:メディア+音楽
本屋の文庫本コーナーをうろついていたら、強烈な棚を発見。 中島らも 中村うさぎ ナンシー関 恐るべし、角川文庫の「な行」。 最近あまり見かけなくなったうさぎ姐さん、 ググってみたら、こんな所でやっぱりイヂっていた。 三原じゅん子姐さんもそうだったが、 ちょっと消え気味40代女性タレントの受け皿が 「美容整形」の広告塔っちゅ~ポジションらしい。 ■ <VIVA!マイクロマガジン社> 久々に出た!中央線沿線サブカル本 日本の特別地域 特別編集 東京都 杉並区 【1365円】 ・・・で、この日見つけたヒットが マイクロマガジン社の「日本の特別地域・東京都杉並区」。 中央線沿線サブカルタウンに関する書籍は時々見かけるが、 恐らくその最新版がこの本(2008年7月30日発売)。 目次を読むだけで漂うサブカル臭。 こういう本、好き♪(でも今のトコ、立ち読み止まり) そして私は思った。 ・・・もうこの街を離れられない、と。 -------------------------------------------------------------- ■ 地域批評シリーズ初のB5サイズ! (2008年7月30日発売) 足立、葛飾、板橋と続いてきた『地域批評シリーズ』。 今回はちょっと雰囲気を変えて「特別編集」版として、書籍サイズをB5版まで拡大して東京23区西端の杉並区を大きく取り上げました。 人口は約52万4000人(2008年3月現在)、中野区、渋谷区、練馬区、世田谷区、武蔵野市、三鷹市に囲まれ、23区中第8位の面積を有し、ほぼ平坦な土地により勾配の少ない住みやすい印象の区だ。 だが、杉並区の街のイメージは聞く人によって様々な意見に分かれる事が多い。 ある人は「静かな住宅街」、ある人は「文化人が住んでいる」、ある人は「勉強ができる」 つまり、「高級住宅街」的なイメージで見ている人もいる。 ある人は「酔っ払いの巣窟」、ある人は「怪しい人がたくさん住んでいる」、ある人は「ビンボー臭い」まあ「貧困地域」ではないにしても、「変な場所。住みたくない」くらいのイメージで杉並区を語る人間もいる・・なかなか珍しい地域だ。 杉並区は、その場所場所、時間帯などによって、その印象を大きく変える街である。 いいきってしまえば、中央線4駅でもそれぞれ傾向はバラバラ、中央線沿線と京王井の頭線、西武新宿線、丸の内線沿線ではもっとバラバラ。 「杉並区全体」としての統一感は、実はまったくないのである。 ■ 杉並区の真実の姿は、ここにある! 統一感がないのに、隣り合って住んでいたり、通勤通学には同じ駅、同じ電車を使っているという、大多重モザイク地域なのである。 このため、杉並区民は自分の住む街と、通勤通学先や自分の肌にあった繁華街などの目的地という点と点を結び、区内近接地域に対する関心が非常に薄い。場合によっては、「浜田山は最高だが、他の杉並区は最悪」とか「面白いのは高円寺だけ」などと思っていたりするのである。 内部からの感覚としては、確かにこうした傾向があるのだが、他所からみるとわかりづらい。なんとも複雑なのだ。 今回も取材と各種統計データなどを利用して、複雑な要素を内包する杉並区の真実を探っていく。色々なレッテルや傾向を検証し、「やっぱりイメージどおりだった」であったり、「案外違っているかもね」などといってみるのである。 この本一冊で、杉並区のすべてを語りつくせるわけでは決してない。 だが、理解の出発点にはなってくれるはずだ。 本書を読み終えたとき、杉並区の多重性を理解してもらえれば幸いである。 そして、杉並区の中だけではなく、「○○町に住んでみたい」「○○駅に住みたい」などと思ってもらえれば喜びに耐えない。 【目次】 ● 杉並区全図 ● 杉並区は駅で人種も生き方も違う! 高円寺 音楽とフーテンの街?若い奴らはここに終結 阿佐ヶ谷 役者・芸人・文化系?区役所もある杉並の中心・・他 ● 高円寺バイオレンス純情 若いやつがひときわ多い!杉並唯一のヤング地域高円寺 暴行事件の発生率は杉並区内でもダントツの多さ・・他 ● 阿佐ヶ谷混沌ブルース 売れてても売れなくても役者は阿佐ヶ谷に集う 南は並木道・西は屋台街 町並みはけっこう多彩!・・他 ● 荻窪団地買出し哀歌 杉並区の中核ターミナル荻窪 団地民のつどう「ふれあいの街おぎくぼ」・・他 ● 西荻窪東西南北戦線に異常あり 駅を出てどの方向に向かうか?それが問題だ・・・ 老舗フランス料理店とラブホテル・・他 ● アニメと商店街と練馬大根~西武新宿線 駅前からしてガンダム すぐ近くに畑 事実上練馬扱いの西武新宿線沿線・・他 ● 渋谷吉祥寺勢力の植民地~京王井の頭線 永福町が高級住宅地ってマジ?区民は意外に知らない金持ち地帯 飛び地八幡山の謎を追う・・他 ● 飛び地天国~東京メトロ丸ノ内線 青梅街道 嗚呼青梅街道 方南町につどう人々 杉並区とは相容れない人種のるつぼ・・他 ● 杉並区民の行動範囲は狭い 中央線を外れるともう遠い世界になっちゃう? 一度住んだらヤメられない その中毒性こそが杉並区の本質だ!・・他 ● 巷の悪評スポット ● 投稿ブッタ斬り 【マイクロマガジン社HPより引用】 -------------------------------------------------------------- ■ <地域批評シリーズ> 次はどこが出る? 日本の特別地域・東京都○○区 このマイクロマガジン社の「地域批評シリーズ」、 第1弾の「足立区」に始まり、「葛飾区」、「板橋区」、「豊島区」、 そして9月末発売予定の「新宿区」・・・と なかなかディープなラインナップ。 目次と釣り書きを読むだけでも楽しいので、 気になる人は下記リンク(文字の部分)をLet'sクリック♪ 基本、シリーズはA5版(1260円)であるが、 なぜか「杉並区」はB5版(1365円)の拡大版。 編集者の杉並区に対する思い入れが伝わってくるというもの (・・・と、勝手に解釈)。 日本特別地域1 東京都 足立区 (2007年9月10日発売) 日本の特別地域2 東京都 葛飾区 (2008年3月10日発売) 日本の特別地域3 東京都 板橋区 (2008年4月4日発売) 日本の特別地域4 副都心編 豊島区 (2008年8月30日発売) 日本の特別地域5 副都心編 新宿区 (2008年9月30日発売予定) 気になるのは、“次にどこが来るか?”であるが、 “副都心編”として「豊島区」→「新宿区」と南下中であることを考えれば、 次は「渋谷区」と読むのが妥当であろう。 これまでディープで垢抜けない区(失礼!)を敢えて選択することで サブカル臭を保っていた「地域批評シリーズ」。 「渋谷区」を取り上げることで、 何となく“キレイな方向”にシフトしてしまったりしたら残念。 ・・・で、「渋谷区」に行ったなら、 下北沢書きたさに、「世田谷区」にも行くんだろうか。 イヂりにくいだろうに、金持ちタウン。 そして「目黒区」はどうなんだ!? 以上、これからの動向に目が離せない、 マイクロマガジン社「地域批評シリーズ」なのである。 あ、東京脱出もアリかもな・・・。 大阪の鶴橋とか、イヂって欲しいぞ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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