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「ETV50 もう一度見たい教育テレビ 」より 「YOU 」 糸井サン、若っ! NHK教育テレビ、放送開始50年♪ ・・・というわけで、今週アタマより 「ETV50 もう一度見たい教育テレビ」で あの「若い広場」「YOU」厳選放送中♪ 番組始まりと終わりにチロッと登場のMCは 相変わらずまぶたが腫れぼったい鴻上尚史氏。 月曜日の「リメンバー佐世保」の30歳の矢沢永吉は 還暦になった今もそのスピリッツ&人気が 全く衰えてないという意味でスゴかったし、 火曜日放送のオフコースは大・大・大ファンだっただけにガン見! ぶっちゃけ「初恋の人=小田和正」と言っても過言でない筆者(恥っ!) やっぱこの頃から“高学歴のキーボーディスト”に弱かったんだよね~。 「坂本龍一&小田和正」、ひとまとめにすると絶対怒られるけど 相変わらず自分の中で断然ツートップ(ジジ専デ~ス)☆ ■ 水曜日からはあの糸井重里氏司会の「YOU」登場♪ で、8月5日(水)からは、 ほぼ日「コルクボード」(8月4日付)でも告知があったように、 あの糸井サン司会の“若者向け番組”「YOU」が登場♪ 「YOU」を知らない良い子はお母さんに聞いてください ・・・と突き放したいところを一応NHKサイトより抜粋すると 【「YOU」とは:】 『若い広場』に替わる若者向け番組。 司会にコピーライターの糸井重里を起用。 坂本龍一のテーマ曲、大友克洋のタイトル画と合わせて、 これまでのNHKにないポップな感覚が評判となった。 (放送期間:1982年4月10日~1987年4月4日) ちなみに再放送の内容は以下のとおり(NHKサイトより抜粋): -------------------------------------------------------- ■「ナメずシラケずツッパラず サラリーマンは不滅です」(1980年4月10日放送回) 放送日時:8月5日(水)午後8:00~8:45 【みどころ】 1982年4月から土曜日夜10時台に放送した若者向けトーク番組「YOU」。 その記念すべき第1回を放送する。 スタジオには、高校生・大学生に加え、 会社に入りたての新入社員やその先輩社員も交え、 サラリーマンにとって大切なことは何か (上司とのつきあい方、出世についてなど)を語り合った。 ゲストは当時現役のサラリーマン(銀行員)でもあった小椋佳さん。 ■「誰でもミュージシャン パートII YMOの音楽講座」(1983年6月11日放送回) 放送日時:8月6日(木)午後8:00~8:45 【みどころ】 「YOU」のタイトル音楽を担当していた 「坂本龍一さんの音楽講座パート2」として、YMOが「YOU」に初出演した。 YMOの音楽講座として、YMOが愛用するシンセサイザーの紹介と コンピューターを使った音づくりや作曲などを紹介。 そして、「日常の生活の中にはすばらしい音楽が隠れている」というYMOの3人と、 自分の好きな、音の出る「物」を持ち寄ったスタジオ参加の若者が、 番組の最後を大演奏会でしめくくる。 ■「RCふたたび」(1983年8月27日放送回) 放送日時:8月7日(金)午後8:00~8:45 【みどころ】 今年5月に亡くなった、忌野清志郎さん率いる RCサクセションが出演した「YOU」を再放送する。 1983年元日、「YOU特集 わんさか、わんさか ヒーローいっぱい!」に出演し、 当時視聴者から再放送の希望が多かった RCサクセションのスタジオライブと この年の8月の箱根でのライブコンサートの模様を中心に、 忌野清志郎さん・仲井戸麗市さんと 司会・糸井重里さんとのスタジオトークが楽しい。 -------------------------------------------------------- ■ 「YOU」を見ていたクソガキな私(回想) なぜか明石家さんま似の糸井サン(「NHKアーカイブカフェ」より) 当時田舎のマセガキだった私の午後10時台の暮らしは、 平日はNHK FMの「サウンドストリート」に齧り付き (佐野元春(月)坂本龍一(火)山下達郎(木)渋谷陽一(金)、 なぜか水曜日の甲斐よしひろはスルーしていた)、 週末土曜日の午後10時半からはNHK教育テレビの「YOU」を視聴 ・・・という受信料の元取りまくりな少女だった。 まぁ民放のFM局がなかった(当時) ・・・という可哀相なほどローカルな境遇がそうさせたとも言えるが、 あの頃“エアチェック”とかいう言葉、確かありましたよね~。 何でもOn Demand(オンディマンド)で視聴出来る現代、 ラジオやTV放送を楽しみに鎮座して待つ・・・みたいな風流、 平成っ子には分かるまい。 ・・・で、当時飛ぶ鳥を落とす勢いだった 司会の“コピーライター”糸井重里氏。 何か鼻の穴から豆鉄砲でも出てきそうなヴィジュアルが個性的で ローカルなコドモの私には かなり強烈なインパクトがあったのを覚えているけど、 この頃の糸井サンは「不思議大好き」「おいしい生活」、 沢田研二の「TOKIO」作詞でノリに乗っていて、 クイズ番組収録中にこっそりイヤホンで巨人戦を聴き、 愛車ポルシェの助手席にはその後妻となる女優サンをはべらせ(当時は不倫っす!) ・・・みたいないけ好かない男だったはず。 クソガキの私はそんなこと分からないから、 「何かこれ見といた方がいいんじゃないか?イケてそうだし」 ・・・みたいに視聴して、こんなサブカル女になりました♪ ■ 「YOU」はなぜ当時斬新だったのか? その後“魔性の女”となった荻野目ちゃん姉「荻野目慶子」は2代目司会者 (「NHKアーカイブカフェ」より) ・・・で、NHKサイト内に、 長年“若者番組を担当された”功労者の皆さんによる 「YOU座談会」というのがあるのですが、 コレ結構興味深いので時間があったらお読み下さい。 参加者はNHKのディレクター4名(71歳、61歳、58歳、43歳)デス。 ■「アーカイブカフェ座談会・YOU座談会(前)」 ■「アーカイブカフェ座談会・YOU座談会(後)」 何でもNHKの若者番組は、戦後の民主化運動の中(!)、 農村部に暮らす若者達を啓蒙する狙いで、 “農村の青年団”“勤労青年”的な若者を念頭において 制作されたのが始まりとのこと。 ・・・が、「若い世代」「若い広場」とやっていくうちに 何だか“若者”というターゲットが掴み難くなってきて、 視聴率もガタ落ち・・・って時に NHK上層部命令で大幅なテコ入れとして始まった番組が「YOU」とのこと。 今まで「これを伝えたい!」という ディレクターによる確固たる結論がある番組作りをしていたのを、 “スタジオドキュメント番組”としてその場の空気と スタジオ参加者(モチ素人)による話の流れを重視し、 小細工なしにそのまま見せる方法に変更。 よってスタジオの流れを仕切る司会者の選任は非常に重要で、 100人以上の候補から選ばれたのが糸井サンとのこと。 また「YOU」放送開始より どんどん視聴者からの投書が増えていったそうで、 この当たりがインタラクティブ(双方向)のハシリというか、 いまの「ほぼ日」への伏線・・・と無理矢理言えなくもない訳で。 ― NHKの番組に必ずあった“結論”を出さなかったのが 当時非常に斬新だった「YOU」。 「まとめはありません」「ただダラダラやっただけです」でいいじゃん ・・・というのは糸井サンの発想だったらしいけど、 まぁこの辺は最近の民放の悪いトコ・・・と言えなくもないかも。 こうして振り返ってみても、今私が 「トップランナー」が好きだったりするのも、 いわゆるYOU起源のNHK教育テレビの“若者番組臭”がするからかも。 関係ないけど先日、生「本上まなみ」サンを目撃しました(コドモ付)。 めっちゃキレイでした~~♪ 音楽は自由にする 坂本龍一 忌野清志郎 永遠のバンド・マン 2009年 08月号 [雑誌] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Aug 5, 2009 12:50:57 PM
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