『ウェディング・ベルを鳴らせ!』 (2007) / セルビア・フランス
原題: ZAVET/PROMISE ME THIS/PROMETS-MOI監督・脚本 : エミール・クストリッツァ 出演 : ウロシュ・ミロヴァノヴィッチ 、 マリヤ・ペトロニイェヴィッチ 、 アレクサンダル・ベルチェック 、 ミキ・マノイロヴィッチ 、 ストリボル・クストリッツア 鑑賞劇場 : シネマライズ公式サイトはこちら。<Story>小さな村で祖父のジヴォイン(アレクサンダル・ベルチェック)と2人暮らしの少年ツァーネ(ウロシュ・ミロヴァノヴィッチ)は、ある日、祖父から3つの約束を果たしに町へ行くように言われ、牛のツヴェトカを連れて旅立つ。その約束とは、ツヴェトカを売った金で聖ニコラスのイコンとお土産を買い、そして花嫁を連れ帰ることだった。初めての都会は何もかもが珍しく、戸惑うことばかり。そんな中、美少女ヤスナ(マリヤ・ペトロニイェヴィッチ)に一目惚れしたツァーネだったが、マフィアの一味に行く手を阻まれてしまう。ウェディング・ベルを鳴らせ! - goo 映画<感想>GWに突入しました(→ ってかもう後半だが)。 今年はGWにシネコンで公開される新作系はほとんど試写で鑑賞済みなのと、子どもたちもそれぞれの予定があったりで、めまいがしそうなGWのシネコンにはそんなに行かなくて済みそうです。 ですのでこの時期はミニシアター系中心に鑑賞になりそう。 普段なかなか行けないので。 レビューもかなり溜まってるんですがゆっくり書きます。そしてこれはほぼノーインフォメーションでの鑑賞。ただ「花嫁を探しに行くコメディ」ということくらいでチョイスしてます。面白そう・・・くらいのノリでした。なのでこれがセルビアの映画ということも全く知らず。 観ながら、「一体これはどこの映画? ロシア? たまにはそれもありか」と思っていましたが次第に話がセルビアらしいことに気がつく。あまりにものどかすぎる風景なのに、やたら騒々しいので、「これはハズしたか??」と初めは思いましたが、段々その笑いのノリに引き込まれている自分がいました。とにかくものすごいパワフルの一言に尽きますね。 日本ほどいろんなものがあるわけではない。 だけど底力だけはあるし、モノがないなら知恵を使えばいい。 そんな人間の野性的な部分って今の日本にはないからかえって新鮮に感じます。 で、結構この映画、下ネタ系もかなり多く(笑)、しかもあっけらかんとしてるw ある意味牧歌的・・・?ツァーネの方がヤスナよりも実年齢は4歳年下、見た目も童顔なので、彼を恋愛対象として見れるのかが気にはなったけど。。。 それにしても17歳で嫁を連れて来いっていうのも苛酷な話ですねwマフィアのボス役のミキ・マノイロヴィッチは、『やわらかい手』に出てたミキでした。あの映画ではすっごくセクシーでしたが、こっちでは成金マフィアそのもの。 何か間抜けな感じでしたがそれもこのコメディには合ってましたね。そして上の写真にもいるんですが、兄弟役の2人がもう面白い。絶対そこ死んでるでしょ! ってところでもピンピンしてるのは笑えますね。クストリッツァ作品はなかなか鑑賞機会がなくて、これがお初です。 この作品は全体的に面白くはありましたが、テンポが激しすぎて落ち着かない感じも・・・といったところです。*********************************今日の評価 : ★★☆