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びー。@ Re:久しぶりぃ〜(09/01) おかえりなさいませ? なんか違うな。別荘…
みえこ55@ Re:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) お久しぶりです〜^o^ ブログにコメントを…
rose_chocolat@ Re[1]:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) kaoritalyさん コメントありがとうござい…
kaoritaly@ Re:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) ご無沙汰してます。 ベスト10の映画、…
rose_chocolat@ Re[1]:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) みえこ55さん こちらこそレス遅くなりす…
2006.08.16
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原作:アーシュラ・K.ル=グウィン(「ゲド戦記」)

原案:宮崎駿

監督・脚本:宮崎吾朗

声の出演: 岡田准一(アレン)、手嶌葵(テルー・新人)、
     田中裕子(クモ)、香川照之(ウサギ)、風吹ジュン(テナー)、
     菅原文太(ハイタカ(=ゲド))



スタジオジブリ公式サイト




<Story> 

竜が人間の住む世界に現れて共食いを始めるなど、
異変が起こりはじめた多島海世界“アースシー”。


大賢人・ハイタカ(ゲド)
(C)2006二馬力・GNDHDDT



異変の原因を探るべく旅に出た大賢人ゲドことハイタカは、
その途中で父王を刺して国を飛び出してきたエンラッドの王子・アレンと出会った。
2人はともに旅を続け、
ハイタカの昔なじみ・テナーの家へ身を寄せる。

しかしテナーと共に住んでいた少女・テルーは、
心に闇を持ち自暴自棄となるアレンを嫌悪するのだった…。



顔に火傷の跡がある少女・テルー
(C)2006二馬力・GNDHDDT




<感想>(ちょっとネタばれ)


とにかくこんなに前評判が悪い映画というのも、
また、珍しくもありますが、
原作を全部お読みになった方は、
特にそう感じるのでしょうか。


ちなみに私は、原作を一切読んでおりませんので、
その点を含めた上でお読みいただければと思います。













このお話は、「ゲド戦記」第3巻からの始まりということで、
やはり、いきなりアレンが父親を殺すというシーンが、
つながり的に、とてもわかりにくかったです。



「命を大切に」というテーマなのに、
なぜ父を殺さなければならないのか?
「影」に追われているから??

う~ん、わかりません。


見えない「影」に追われるアレン。
(C)2006二馬力・GNDHDDT



「世界の均衡が崩れつつある」
「人間の頭が、ヘンになっている」


といった状態を、現代社会となぞらえながら
脚本を作ったのであるとすれば、
監督の意図も見えてきます。



アレンを追う「影」は、
現代人の「心の闇」というように置き換えたりできます。



生は死を受け入れるからこそ成立するもの、というテーマは、
この映画の中では、単純な形では完結していると思いますが、
ここはやはり原作を読まないことには
始まらない気もします。



2時間くらいの商業ベースの映画に載せるには、
あまりにも原作は長く、深く、
偉大すぎるのでは??



結論をセリフにほとんど乗せちゃっていて、
パンフレットにも一言一句書いてあります。
しかしながら、あまりにも、
「~~ですよ」「○○ですね」と書きすぎちゃうと、
まるで教科書みたいになってしまう。
やっぱり、「映画の余韻」も欲しいよね~~




ハイタカの存在が、後半は薄かったのも、
もったいない。
続編があるのならばわかるのですけど。



もっとも、これが、吾朗監督の、
父に対しての想いを表した、ということなら、
とても辻褄が合うのですよ。
父親を超える、と言う意味で、
冒頭に、原作にはない、「国王殺し」を持ってきたとすれば。



まあ、このくらいにしておきましょう。
原作と映画の両方をご覧になった方の方が、
恐らくおっしゃることは的確なはずですので。



夏休みということで、
お子様連れの方も多かったのですけど、
この作品は、小学校低学年までのお子さんには、
少々退屈だったり、難解だったり、キビシかったと思います。
途中で席を立つ人のなんと多いこと。



うちの子供たちも、
どのように感想を述べていいのか、
ちょっとわからない、と申しておりました。



******************





今日の評価:★★☆

(第1回監督作品、ジブリの名を冠しているということ、
そして原作も偉大であること、
かなりなプレッシャーだったと思います。

その中で、商業ベースの映画としては、
無難なまとめ方だったのではないでしょうか。

これ以上のマニアックな見方はできませんので、
このくらいにしておきます。)






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Last updated  2008.05.19 18:43:48
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