2008/05/19(月)18:42
『自虐の詩』 (2007) / 日本
監督 : 堤幸彦
原作 : 業田良家
出演 : 中谷美紀 、 阿部寛 、 遠藤憲一 、 カルーセル麻紀 、 西田敏行
公式サイトはこちら。
<Story>
ひなびたアパートに住むイサオ(阿部寛)と幸江(中谷美紀)。
イサオは無口な乱暴者で、仕事もせずに酒とギャンブルに明け暮れる。
内縁の妻の幸江がラーメン屋で働き生計を立てていた。
少しでも気に入らないものが並ぶとちゃぶ台をひっくり返すイサオだが、幸江は彼を心から愛していた。
幸江は幼い頃、母が家出し、父が銀行強盗で捕まったという過去があり、自分は不幸の星の下に生まれたのだと思い込んでいた。
しかし、幸江が妊娠している事が分かり…。
自虐の詩(じぎゃくのうた) - goo 映画
<感想>
ここのところ楽天さん放置してます^^;
映画も観たのがたまってるんですけどどうにも書く気がしなくって。
徐々に元気なときに書くね。
日曜は全員が用事で出払っていたので、2本観てきちゃいました。
1本目がこれ。
第20回東京国際映画祭でも出品されていた作品でしたよ。
評判がよいので観に行ってみることにしました。
初めのほうは何となくえげつない感じの映像が続いちゃって、
どーしてこれが映画祭!?
なんて思いながら観てました。
でも、幸江と熊本さんの友情のところあたりから、釘付けになっちゃって。
きっと幸江は、幸せを探し続けていたんだよね。
それがきっと自分にもあるって。
あきらめなかったんだと思う。
(C)2007「自虐の詩」フィルムパートナーズ
ちゃぶ台返しで話題の本作ですけど、ひっくり返すシーンがスローな訳。
なもんで、そのご飯のおいしそうなこと。。。。。
もったいない。
箸でつまもうと思えばつまめるくらいスローでした(笑
ちゃぶ台をめぐる攻防も見ものです。
ひたすらに、ダメ男のイサオを追い続けちゃっている幸江を見ていて、
もうその辺でやめればいいじゃん・・・ って思ってたけど、
きっと、幸江を救い出してくれたイサオへの感謝っていうか、愛なんだろうね。
無下にされても食いついていくけなげな幸江。
それほどまでに好きな人に逢えたんなら、それだけでも幸せじゃん。
(C)2007「自虐の詩」フィルムパートナーズ
中谷美紀さんはこの映画ではほとんどスッピンでした。
でも肌が綺麗なのよ。
スクリーンのアップに耐えられるスッピンなんだから(笑
演技もやっぱり、飾らないで体当たりでした。
阿部ちゃんのマトリックスもカッコよかったですね。
タッパがあるから、チンピラ姿も様になってます。
そして何といっても、アジャ・コングが素敵だったかな。
彼女もまた、幸せ探しをあきらめなかった。
みんな幸せになりたいのよ。
生まれてきたからには、そうじゃないともったいない。
あきらめたら終わりだから。
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今日の評価 : ★★★★☆
(飾らないで、あるがままに自分をかなぐり捨てて生きているって、
どんくさいかもしれないけど、一途でステキだって思えるかも。)