1706818 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

Nice One!!

PR

Calendar

Category

Archives

Jun , 2019
May , 2019
Apr , 2019

Comments

みえこ55@ Re:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) お久しぶりです〜^o^ ブログにコメントを…
rose_chocolat@ Re[1]:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) kaoritalyさん コメントありがとうござい…
kaoritaly@ Re:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) ご無沙汰してます。 ベスト10の映画、…
rose_chocolat@ Re[1]:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) みえこ55さん こちらこそレス遅くなりす…
みえこ55@ Re:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) 遅くなりましたが,明けましておめでとう…
Apr 9, 2008
XML
カテゴリ:洋画(さ行)

原題: MEDUZOT/JELLYFISH

監督 : エトガー・ケレット 、 シーラ・ゲフェン

脚本 : シーラ・ゲフェン

出演 : サラ・アドラー 、 ニコル・ライドマン 、 ゲラ・サンドラー 、 ノア・クノラー 、 マネニータ・デ・ラトーレ


鑑賞劇場 : シネ・アミューズイースト/ウエスト


公式サイトはこちら。



<Story>


テルアビブ市内の結婚式場で働くバティア(サラ・アドラー)は、恋人と別れたばかり。
おまけに職場では失敗続きの上、アパートは水漏れ状態で、どうにもさえない日々を送っていた。
そんなある日、海辺で浮輪をつけた少女(ニコル・ライドマン)と出会う…。

アクシデントから新婚旅行先の変更を余儀なくされたケレン(ノア・クノラー)とマイケル(ゲラ・サンドラー)は、滞在先のホテルで険悪な状況に陥り…。

フィリピンから出稼ぎに来ているジョイ(マネニータ・デ・ラトーレ)は、気難しい初老の女性マルカ(ザハリラ・ハリファイ)の世話を頼まれるが…。


ジェリーフィッシュ - goo 映画
ジェリーフィッシュ - goo 映画





<感想>

イスラエルの人気作家エドガー・ケレットと、彼の私生活のパートナーでもある詩人・劇作家のシーら・ゲフェンの2人が監督。
『人のセックスを笑うな』が終わった後に時間合わせで慌てて駆け込みました。予告始まってましたけどどうにか間に合った。
これも今週までの公開、そしてサービスデーということもあり、場内はほぼ満員。
2007年カンヌ国際映画祭最優秀新人監督賞(カメラドール)効果でしょうか。



3つのストーリーのオムニバス。
それと、フランスでも製作ということで、このあたりは『パリ、ジュテーム』を意識した雰囲気です。
そして、海中で彷徨うシーンなんかは、『潜水服は蝶の夢を見る』なども連想してしまいました。
観念的な主題など、フランス映画の影響を色濃く受けていると言える。




バディアは海辺で後をついてきた少女を世話することに。




バティアが海で拾ってきた、一言も口を利かない少女は、透き通るように白い肌と大きな瞳でじっとバティアを見つめ、なぜか後をついてきて離れない。
そしてバティアも少女のことが気になって仕方がない。自分の子でもないのに保護すると言い出すあたり。
この少女に見つめられると、確かに可愛らしいのだが、
その奥に何とも言えない不安定感や現状逃避を見る。
そしてそれはバティアの心情の定まらなさにも通じている。


バティアがケータリングとして働く結婚式場でダンスパーティーをしたケレンとマイケル。
だがケレンが怪我をしたため、新婚旅行の行く先を近場に変えたはいいけど、
そのホテルでマイケルが出会ったマダムな詩人がもとで、せっかくの新婚旅行にも暗い影が・・・。
一生一度の女の晴れ舞台である結婚式と新婚旅行が台無しになって、やるせない想いを詩に書くケレン。
自らを瓶の中に封じ込められた船に例えて。。。
そして詩人とケレンの詩が入れ替わっても、そこには一貫した「孤独感」が流れている。




ケレンとマイケルはカリブ海に新婚旅行に行くはずが・・・!?





ケレンとマイケルの結婚式に客として招待されており、フィリピンからベビーシッターとしてイスラエルに出稼ぎに来ていたジョイ。
英語が通じず、ヘブライ語で語りかけてくるマルカとのコミュニケーションに難儀するが、
共に抱えている子どもへの想いは同じ。
こんなに近くにいるのに、またこんなに一生懸命思っているのに、どうしてわかってくれないのだろうと。


映画の中の至るところにメタファー(比喩)が出てきます。
ジェリーフィッシュ=くらげをイメージさせるもの、
母と子の想いが通じ合わない、わかってくれないことの連鎖。
それらは巧みにフィルムの中に織り込まれています。
誰もが寂しい、その繰り返しからどうやって抜け出すのか。それを何回もスクリーンに両監督は描いています。


また、忘れてはいけないのが、イスラエルの歴史もこの中には随所に織り込まれているということです。
「みんな誰かの第二世代なのよ」と言い放つバティア、しかしその言葉の中に、祖先から受け継がれた想いは確実に受け継がれている。
「ドイツ語は話せないの?」とジョイに訊くマルカ、ホロコーストを逃れてきた世代なのだろうか。
「ロシア語ならわかるんだけど」と新妻に言うマイケル。ロシア系のユダヤ人が血筋にいる可能性は高いです。
そうした、民族が抱える諸事情が日常としてイスラエルにはある。
縦糸と横糸をうまく織り合わせることに成功した映画と言えるのではないだろうか。





******************************




今日の評価 : ★★★★











Last updated  Apr 10, 2008 01:28:21 PM
コメント(12) | コメントを書く

Copyright (c) 1997-2019 Rakuten, Inc. All Rights Reserved.