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テーマ:試写会で観た映画の感想(678)
カテゴリ:洋画(か行)
原題: THE ILLUSIONIST 監督・脚本 : ニール・バーガー 原作 : スティーヴン・ミルハウザー 出演 : エドワード・ノートン 、 ポール・ジアマッティ 、 ジェシカ・ビール 、 ルーファス・シーウェル 試写会場 : よみうりホール 公式サイトはこちら。 <Story> 19世紀末ウィーン。 ハプスブルク帝国末期の芸術文化の都では、大掛かりな奇術=イリュージョンが一世を風靡していた。 中でも絶大な人気を誇っていたのは、アイゼンハイム(エドワード・ノートン)という名の幻影師。 ある日彼は舞台の上で、幼なじみのソフィ(ジェシカ・ビール)と再会する。 今では、皇太子の婚約者として注目を集める彼女は、その後ほどなく皇太子邸で謎の死を遂げてしまう。 謀殺の噂も沸き立つ一大スキャンダルのさ中、アイゼンハイムはソフィの幻影を蘇らせる前代未聞のイリュージョンを発表するのだが…。 幻影師アイゼンハイム - goo 映画 <感想> 試写会です・・・ とはいってもこれは当選したものではないんですが。お誘いいただきました。 とっても試写が少ないそうで、貴重なハガキだったそうです。。。 ありがとうございます!! 会場はとんでもない人の数で、かなり階段に人があふれていて、私たちも下の階でずっと待っていたような。。。 でも話も弾んで楽しかったです。 私もお礼(になったかどうか・・・)代わりのベリーベーグル&オニオンブレッドを焼いていって、 これを夕食代わりにしました。 ベーグルのことをたなぽんさんが詳しくお書きですのでよかったらご覧ください。 ということで映画です。 セットなんかは、同じ奇術ものということでどうしても『プレステージ』と比較してしまいます。 あちらは奇術のネタを最後に明かしているのに対し、これは一切明かさないで進んでいく。見ている側は煙に巻かれた感じです。 「そうなったからこうなんです」ということにしないといけないようですね。 物体が消えたり出てきたりというのはまだいいのですが、魂や死人が見えたりというところでは、どうにもならないのでそのままあらすじの流れに乗るしかないことに。 これにアイゼンハイムとソフィの恋が絡むわけですが、 既にアイゼンハイムのマジックの傾向がわかっているだけに、おおよその見当はつきやすくなってしまいます。。
物語を通じて冷静なアイゼンハイムは、どこまでがマジでどこまでがトリックなのかを見抜くのが難しいですが、 見ている側としてはラストの素早い展開が小気味よかったのではないでしょうか。 こんな人が周りにいてくれたらというような期待も持たせてくれます。 なので、ネタを見破ることがテーマではないんですね。あくまでも。 「絶対に救い出す」という執念は、この映画を観る上でのヒントです。 最後の展開、うわ~~っと思わせるところはなかなかでした。 ラストの警部の苦笑にも、アイゼンハイムとは敵同士のはずなのに、何故か彼を敵ながら天晴れと評価してしまっていることが伺えます。
今日の評価 : ★★★★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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