1759768 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

Nice One!!

PR

Calendar

Category

Archives

2019.11
2019.10

Comments

びー。@ Re:久しぶりぃ〜(09/01) おかえりなさいませ? なんか違うな。別荘…
みえこ55@ Re:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) お久しぶりです〜^o^ ブログにコメントを…
rose_chocolat@ Re[1]:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) kaoritalyさん コメントありがとうござい…
kaoritaly@ Re:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) ご無沙汰してます。 ベスト10の映画、…
rose_chocolat@ Re[1]:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) みえこ55さん こちらこそレス遅くなりす…
2008.09.10
XML
カテゴリ:洋画(あ行)

原題: INTO THE WILD

監督・脚本 : ショーン・ペン

原作 : ジョン・クラカワー

出演 : エミール・ハーシュ 、 ハル・ホルブルック 、 キャサリン・キーナー 、 ウィリアム・ハート 、 ヴィンス・ヴォーン


鑑賞劇場 : 109シネマズ川崎


公式サイトはこちら。




<Story>


1990年夏、アトランタの大学を優秀な成績で卒業した22歳のクリス(エミール・ハーシュ)は、将来へ期待を寄せる家族も貯金も投げ打って、中古のダットサンで旅に出る。
やがてその愛車さえも乗り捨て、アリゾナからカリフォルニア、サウスダコタへとたった一人で移動を続け、途中、忘れ難い出会いと別れを繰り返して行く。
文明に毒されることなく自由に生きようと決意した彼が最終的に目指したのは遙か北、アラスカの荒野だった。


イントゥ・ザ・ワイルド - goo 映画
イントゥ・ザ・ワイルド - goo 映画





<感想>

やっと水曜に映画に行けてます。
ここのところ水曜に用事が入ることが多く、また暑さで大変疲れ気味でしたので、少々水曜は遠慮しておりましたが、この日は張り切って? 出発。
試写会も応募したのですが当たらず。。。 人間の深淵を取り扱っているような雰囲気でしたので気になっていました。ですので早めに鑑賞することに。



元は実話ということでですので、2つに大きく分けての感想にします。
まず、ドキュメントとしてのクリス像について。
たぶん彼は恐ろしく純粋であったし、頭脳明晰でもあった。若さゆえの純粋さが、彼の心をゆがめていくあらゆるものを排除していったのだろう。
行く先々で彼は人々に好かれ、必要とされ、彼との絆をつなぎたいと申し出る人に囲まれることになる。それはきっと彼の育ちのよさや、壊れた家庭から学んだ彼なりの「人としてなすべきこと」の基準がそうさせているのだろう。

彼の行動を見てて思うのは、「若さゆえ」な場面があまりにも多いこと。
恵まれている環境をかなぐり捨て、自分を取り巻く全てのものと訣別してまでしたかった「最後の冒険」とは一体何だったんだろう。
自分を取り巻くものからは救われないからそれを捨て去って俗世から離れる、という図式を、シッダールタと重ねてしまった。
シッダールタは悟りを開けたからよかったけど、話は古代とは違う。現状でクリスがこの旅に臨むにあたって準備できたことって果たしてどのくらいだったのだろうか。彼は、荒野で生きていくにあたって、知識はどれだけあったのだろうか。
こうしたい、だからこうする。その志は立派だが、そのためにはしかるべき準備が必要だし人の助けだって要る。
独りになったとき彼が頼ったもの、狩猟に使う銃や銃弾、命をつなぐ米。それらはみな文明が作り出したものである。頼っている間は、本当に文明を隔絶したとは言えない。頼っているからこそ、自然に関する知識を徹底的に身につけようとは思わなかったのではないだろうか。
お金を喜捨し、人から離れていって本当に誰も自分を助けてくれなくなった時、彼が悟ったのは「本当の幸せとはそれを誰かと分かち合った時に訪れる」こと。
観ている側としてはもちろん彼にそうなってほしかったし、早く気づいて欲しかった。





イントゥ・ザ・ワイルド
(c) MMVII by RIVER ROAD ENTERTAINMENT, LLC and PARAMOUNT VANTAGE, A Division of PARAMOUNT PICTURES CORPORATION. All Rights Reserved.






そして映画としての感想。
クリスがこのような行動に出た根拠としての彼の人生については、チャプターに分けて細かく説明されており、いきなり観た人が戸惑うことはない。両親とのこと、妹とのこと、荒野で生きようと決心するまでのこと、家を出てからのこと。
若者だったらこのような境遇に置かれたら、クリスまでとは行かないけど、多少はその後の人生に影響を及ぼすのだろうと観客に想像させている。
そして最後に彼が感じた絶望と悟りについても、ラストシーンの青空などにもうまく使われていると感じた。
エミール・ハーシュのダイエットは実に18kgにも及んだそうで、文字通り「身を挺して」臨んだ役ということがよくわかる。

第80回アカデミー助演男優賞ノミネートの、ハル・ホルブルックが素晴らしい。
自分もまた、何かから逃げているだけだということをクリスから教えられ、今まで無理だと感じていたことにも向き合っていけそうな男性像。年を重ねても素敵だと思える、輝ける俳優さんでした。





********************************





今日の評価 : ★★★






















Last updated  2009.03.12 06:31:32
コメント(14) | コメントを書く

Copyright (c) 1997-2019 Rakuten, Inc. All Rights Reserved.